JPH0329681Y2 - - Google Patents

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JPH0329681Y2
JPH0329681Y2 JP1983192425U JP19242583U JPH0329681Y2 JP H0329681 Y2 JPH0329681 Y2 JP H0329681Y2 JP 1983192425 U JP1983192425 U JP 1983192425U JP 19242583 U JP19242583 U JP 19242583U JP H0329681 Y2 JPH0329681 Y2 JP H0329681Y2
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JP
Japan
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wear
sensor
mounting hole
amount
structural member
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JP1983192425U
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JPS6098011U (ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、構造部材の摩耗量測定装置に関
し、シリンダライナ等の構造部材の表面にピスト
ン等の摺動部材が摺動して、構造部材の表面が摩
擦により摩耗するものにおいて、該摩耗量を構造
部材を分解することなく使用を継続しながら連続
的に測定できるようにしたものである。
従来技術 従来、この種の構造部材においては、保守整備
のため、定期的に分解し、摩擦面の摩耗状態を専
用の計測器で測定しているが、下記に例挙する欠
点があつた。
a 計測に際して、運転を停止し、分解する必要
があり、稼動率が低下すると共に、手数がかか
る。
b 専用の計測器が必要であり、該計測器の管理
が必要となる。
c 計測のために、時間がかかる。
d 定期的な点検であるため、急激に生じる異常
摩耗を検出できない。
e 定期測定のため、連続的な摩耗量の測定がで
きない。
考案の目的 この考案は、上記欠点を解消せんとするもので
摩擦部分を有する構造部材において、摩擦部分の
摩耗量を非接触で、即ち、摩耗面に露出すること
なく、かつ、運転停止及び分解する必要がなく、
運転状態のままで連続的な測定を可能とし、よつ
て、急激な摩耗も検出できると共に測定に時間が
要せず、しかも、エンジンにおいてはシリンダラ
イナのみならずピストンリングの破損も同時に測
定できるようにしたものである。
考案の構成及び作用 この考案は、上記目的を達成するものであり、 磁性体よりなる構造部材に、その内面側の摩擦
面より僅かな間隔をおいて外面側よりセンサ取付
穴を形成し、該センサ取付穴内にマグネツトと磁
気抵抗素子よりなる摩耗センサーを取り付け、該
センサ取付穴の内端面と構造部材の摩擦面との間
の肉厚に応じて変化する上記摩耗センサーの磁気
抵抗素子の抵抗値より上記構造部材の摩擦面にお
ける摩耗量を計測する計測器を備えていることを
特徴とする構造部材の摩耗量測定装置を提供する
ものである。
実施例 以下、この考案を図面に示すデイーゼルエンジ
ンのシリンダライナの摩耗量測定装置について詳
細に説明する。
図中、1はシリンダライナ、2はピストン、3
はピストンリング、4はシリンダライナに埋設し
た摩耗センサーである。
上記シリンダライナ1は鉄等の磁性体で形成し
ており、ピストンリング3が摺接する内面側の摩
擦面Sから3〜5mmの一定間隔Lをあけて、シリ
ンダライナ1の外面側よりセンサ取付穴5を凹設
している。該センサ取付穴5は摩擦面側の内方は
小径部5aとし外方は大径部5bの段状とし、該
大径部5bには雌ネジ5cを刻設している。尚、
該センサ取付穴5はスラスト方向で最も摩耗する
部分に設けている。また数箇所に設け、各箇所の
摩耗を測定しても良い。
摩耗センサー4は、温度補償回路を付加した磁
気抵抗素子6とマグネツト7と上記磁気抵抗素子
6とマグネツト7を内蔵する為の一方が密閉で他
端が開放した中空部を有し、またシリンダライナ
1に取付ける為の中央部外周にフランジ部6bを
突設した非磁性体のケース4a、及び一方を磁気
抵抗素子6に接続されたコード10より構成され
ている。
内部構造は、ケース4aの中空部の密閉側より
磁気抵抗素子6、マグネツト7の順に密着配置さ
れている。中空部のその他の部分は充てん材4b
により密閉している。該摩耗センサー4は上記セ
ンサ取付穴5に挿入し、フランジ部6bを大径部
5bに嵌合した後、センサ取付ナツト8を雌ネジ
5cに螺嵌することにより、摩耗センサー4をシ
リンダライナ1内に埋設している。その際、摩耗
センサー4の先端部(磁気抵抗素子6側)とセン
サ取付穴5の内端面5dとの間には感度を良好と
するため、0.1〜2.0mmの空隙9をあけている。
上記摩耗センサー4のコード10をアンプ11
に接続し、該アンプ11をシンクロスコープ等の
計測器12に接続することにより、センサー4の
出力を計測し、摩耗量を電気的に測定している。
また、上記ピストンリング3もシリンダライナ
1と同様に鉄系の磁性体で形成しており、ピスト
ンリング3の破損も同時に測定出来るようにして
いる。
上記構造よりなる測定装置において、センサ取
付穴5の内端面5dと摩擦面Sとの間の肉厚に応
じて抵抗値が変化し、初期の時点では抵抗値が最
大であり、摩擦面Sの摩耗により肉厚が減少する
と抵抗値が減少する。即ち、第1図中、摩耗され
た摩擦面Sからセンサ取付穴内端面5dまでを
L′とすると、摩耗量は、=L−L′となり、該
摩耗量は抵抗値の減少となつて測れる。
抵抗値が減少すると摩耗センサー4の出力は低
下し、該出力の変化により計測器12で摩耗量
が測定できる。
上記測定により、第3図に示す如く、センサー
の出力は初期より摩耗量に応じて低下してい
き、第4図に示す如く、摩耗量が上昇していく。
摩耗が正常であれば、図中実線で示す如く、緩や
かなカーブとなり、急激な摩耗が生じると急なカ
ーブとなる。上記摩耗量の連続的な測定により、
摩耗量が一定値に達するとシリンダライナ1の交
換時期を知らせることができ、かつ、異常な摩耗
も検出できる。
尚、ピストン2をアルミ等の非磁性体で形成し
ている場合は、上記センサー4の出力はピストン
2の作動に影響をうけないが、鉄等の磁性体で形
成している場合は、第1図に示す如くピストン2
が下限位置の時にセンサー4の出力を計測すれば
よく、ピストン2により影響をうけない。
第5図の様にピストンリング3が正常の時は、
ピストンリング3自体の張り力により、シリンダ
ライナ1の摩耗面Sと密着しているので、摩耗セ
ンサ4と対向する位置にピストンリング3が移動
すると、センサ4の出力は上昇し、間欠的な出力
となる(第6図)。ピストンリング3が破損した
時は、上記張り力がなくなり、摩耗面Sとの密着
性が失われ、上記正常時の出力上昇部分が不規則
になり、よつてピストンリング3の破損を検出で
きる。
この考案は、上記実施例に限定されず、マグネ
ツトに代えて、他の永久磁石あるいは電磁石を用
いても良いことは言うまでもない。
効 果 以上の説明より明らかなように、この考案に係
わる装置によれば、摩擦部分を有する構造部材に
おいて、摩擦面より一定間隔をおいて摩耗センサ
ーを埋設し、摩耗による上記間隔の変化を電気的
に連続して測定していることにより、測定のため
に運転を停止し、分解する必要はなく、かつ、摩
擦面に露出させていないため、言い替えるなら
ば、摩擦面に測定装置を対向させるための空隙を
設けないため、空隙を設けた場合に生じる圧損、
腐食等の問題点はない。また、連続監視が可能と
なり、急激な異常摩耗を早期に発見することもで
きる。さらに、エンジンにおいては、シリンダラ
イナの摩耗と同時にピストンリングの破損を検出
できる等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す垂直断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
シリンダライナの摩耗量を検出する摩耗センサー
の出力と運転時間の関係を示す線図、第4図は運
転時間とシリンダライナの摩耗量の関係を示す線
図、第5図は摩耗センサーとピストンリングの関
係を示す概略図、第6図は摩耗センサーの出力と
ピストン位置の関係を示す線図である。 1……シリンダライナ、2……ピストン、3…
…ピストンリング、4……摩耗センサー、5……
センサ取付穴、6……磁気抵抗素子、7……マグ
ネツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体よりなる構造部材に、その内面側の摩擦
    面より僅かな間隔をおいて外面側よりセンサ取付
    穴を形成し、該センサ取付穴内にマグネツトと磁
    気抵抗素子よりなる摩耗センサーを取り付け、該
    センサ取付穴の内端面と構造部材の摩擦面との間
    の肉厚に応じて変化する上記摩耗センサーの磁気
    抵抗素子の抵抗値より上記構造部材の摩擦面にお
    ける摩耗量を計測する計測器を備えていることを
    特徴とする構造部材の摩耗量測定装置。
JP19242583U 1983-12-13 1983-12-13 構造部材の摩耗量測定装置 Granted JPS6098011U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19242583U JPS6098011U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 構造部材の摩耗量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19242583U JPS6098011U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 構造部材の摩耗量測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6098011U JPS6098011U (ja) 1985-07-04
JPH0329681Y2 true JPH0329681Y2 (ja) 1991-06-25

Family

ID=30414115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19242583U Granted JPS6098011U (ja) 1983-12-13 1983-12-13 構造部材の摩耗量測定装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005138979A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Bridgestone Corp コンベアベルトの摩耗度合測定方法およびコンベアベルト摩耗度合測定装置。

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122460A (ja) * 1974-08-19 1976-02-23 Naito Densei Kogyo Co Ltd Jikimakuatsukei
JPS5651562A (en) * 1979-09-29 1981-05-09 Nisshin Steel Co Ltd Dipping roll for continuous hot dipping apparatus

Patent Citations (2)

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JPS5651562A (en) * 1979-09-29 1981-05-09 Nisshin Steel Co Ltd Dipping roll for continuous hot dipping apparatus

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JPS6098011U (ja) 1985-07-04

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