JP2009300160A - 膜厚計測装置および膜厚計測方法 - Google Patents

膜厚計測装置および膜厚計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】静電容量型センサの健全性を容易に確認することができ、エンジンが稼働している状態においても静電容量型センサの健全性を確認することができる。
【解決手段】シリンダライナのピストンリング摺動面と面一に設けられた1もしくは複数の電極とピストンリングとの間隙の静電容量を検出することによって前記間隙に形成された潤滑油の油膜の膜厚を計測する膜厚計測装置であって、前記電極に定電流を供給することによって前記静電容量に対して充電を行い、当該充電に伴う充電電圧の変化に基づいて静電容量を検出し、当該静電容量を示す検出信号を出力する静電容量検出部と、前記静電容量検出部が出力する前記検出信号に基づいた前記静電容量と、所定の閾値とを比較し、当該膜厚計測装置に異常が起きているか否か判断する判断部とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、膜厚計測装置および膜厚計測方法に関する。
従来、エンジンシリンダ内部の油膜の膜厚を計測する装置の1つとして、油膜が形成されているピストンリングとシリンダとの間隙の静電容量を計測し、計測した静電容量に基づいて膜厚を算出する膜厚計測装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載の膜厚計測装置の健全性を確認するには、膜厚計測装置を備えたエンジンが稼働していない状態において、静電容量計測器を用いて、膜厚測定装置が備える静電容量型センサの健全性(断線、異物の付着、センサの凹みなど)を確認していた。
特開2007−107947号公報
しかしながら、静電容量計測器を用いて計測を行い、過去のデータと照らし合わせて静電容量型センサの健全性を確認するには時間がかかるという問題があった。また、エンジンが船舶に搭載されている場合、航海中に静電容量型センサの健全性を確認することができないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、静電容量型センサの健全性を容易に確認することができ、エンジンが稼働している状態においても静電容量型センサの健全性を確認することができる膜厚計測装置および膜厚計測方法を提供することを目的とする。
本発明は、シリンダライナのピストンリング摺動面と面一に設けられた1もしくは複数の電極とピストンリングとの間隙の静電容量を検出することによって前記間隙に形成された潤滑油の油膜の膜厚を計測する膜厚計測装置であって、前記電極に定電流を供給することによって前記静電容量に対して充電を行い、当該充電に伴う充電電圧の変化に基づいて静電容量を検出し、当該静電容量を示す検出信号を出力する静電容量検出部と、前記静電容量検出部が出力する前記検出信号に基づいた前記静電容量と、所定の閾値とを比較し、当該膜厚計測装置に異常が起きているか否か判断する判断部と、を備えたことを特徴とする膜厚計測装置である。
また、本発明は、ピストンリング摺動面に対するピストンリングの位置を示すクランク回転角を検出するクランク回転角検出部を備え、前記判断部は、前記静電容量と前記閾値とを比較する際に、前記電極と前記ピストンリングとが対向している状態で検出された前記静電容量と、前記電極と前記ピストンリングとが対向していない状態で検出された前記静電容量とで異なる閾値を用いることを特徴とする膜厚計測装置である。
また、本発明は、シリンダライナのピストンリング摺動面と面一に設けられた1もしくは複数の電極とピストンリングとの間隙の静電容量を検出することによって前記間隙に形成された潤滑油の油膜の膜厚を計測する膜厚計測方法であって、前記電極に定電流を供給することによって前記静電容量に対して充電を行い、当該充電に伴う充電電圧の変化に基づいて静電容量を検出し、当該静電容量を示す検出信号を出力する静電容量検出ステップと、前記静電容量検出ステップで出力する前記検出信号に基づいた前記静電容量と、所定の閾値とを比較し、当該膜厚計測装置に異常が起きているか否か判断する判断ステップと、を有することを特徴とする膜厚計測方法である。
また、本発明は、ピストンリング摺動面に対するピストンリングの位置を示すクランク回転角を検出するクランク回転角検出ステップを有し、前記判断ステップでは、前記静電容量と前記閾値とを比較する際に、前記電極と前記ピストンリングとが対向している状態で検出された前記静電容量と、前記電極と前記ピストンリングとが対向していない状態で検出された前記静電容量とで異なる閾値を用いることを特徴とする膜厚計測方法である。
本発明によれば、静電容量型センサの健全性を容易に確認することができ、エンジンが稼働している状態においても静電容量型センサの健全性を確認することができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。図1は本実施形態における膜厚計測装置の機能構成を示した構成図である。図示する例では、膜厚計測装置は、静電容量センサ1と、信号変換部2(C/V変換器)と、信号処理部3と、エンコーダ4と、記憶部5とを備える。
本実施形態における膜厚計測装置は、従来知られているとおり、シリンダライナ6の内壁面(ピストンリング摺動面)に設けられた静電容量センサ1と、ピストン7に設けられたピストンリング8との間の静電容量を検出し、検出した静電容量に基づいて静電容量センサ1と、ピストンリング8との間隙に形成されている潤滑油の油膜の厚さを計測するものである。
静電容量センサ1とピストンリング8とが対向したとき、静電容量センサ1とピストンリング8との間隙に形成された油膜を誘電体とした計測コンデンサが構成されることになる。したがって、この静電容量センサ1とピストンリング8との間の静電容量を検出することで油膜の膜厚を求めることができる。
静電容量センサ1は、静電容量センサ1とピストンリング8との間の静電容量を検出する。信号変換部2はC/V変換器であり、静電容量センサ1が検出した静電容量を電圧(出力電圧値)に変換する。エンコーダ4(クランク回転角検出部)は、エンジンが備えるクランク(図示せず)の角度を検出する。
クランク角度に応じてピストンリング8の位置が一意に決まるため、エンコーダ4が検出したクランク角度に基づいてピストンリング8の位置を算出することができる。信号処理部3は、エンコーダ4が検出したクランクの角度に基づいて、静電容量センサ1とピストンリング8との位置関係を算出し、静電容量センサ1が静電容量を検出した時点でのピストンリング8と静電容量センサ1との位置関係を判断する。
また、信号処理部3は、信号変換部2が変換した出力電圧値と、補正用電圧値より容量換算用電圧値を算出する。続いて、信号処理部3は、容量換算用電圧値に基づいて、静電容量センサ1とピストンリング8との間の静電容量を算出する。続いて、信号処理部3は、算出した静電容量に基づいて、油膜の膜厚を算出する。
また、信号処理部3は、算出した静電容量の値と、静電容量センサ1が静電容量を検出した時点でのピストンリング8と静電容量センサ1との位置関係(ピストンリング8が静電容量センサ1を通過したタイミングであるか否か)とを関連づけて記憶部5に記憶させる。
また、信号処理部3は、静電容量センサ1の健全性を判断する。判断方法については後述する。
次に、図2を参照して、クランク角度と静電容量の差について説明する。図2は、本実施形態における静電容量センサ1とピストンリング8との間の静電容量と、エンジンのクランク角度との関係を示した図である。静電容量の差は、信号処理部3が算出した静電容量と、ピストンリングが静電容量センサ1を通過していない状態での静電容量との差である。
図示する例では、所定のクランク角度において静電容量の差が大きくなっている。静電容量の差が大きくなる場合は、ピストンリング8と静電容量センサ1とが対向している場合である。このように、静電容量の差とクランク角度との関係は一義的に決まっている。したがって、ピストンリング8と静電容量センサ1とが対向するときのクランク角度を予め求めておくことで、クランク角度に基づいてピストンリング8と静電容量センサ1との位置関係を判断することができる。
次に、静電容量センサ1に異常が起きた場合における静電容量について説明する。図3は、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない状態において、初期値との静電容量の差と、時間との関係を示した図である。
静電容量センサ1に何も障害が起きていない場合に、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない状態にて測定した静電容量を非通過時の初期値とし、非通過時の初期値と信号処理部3が算出した静電容量との差を、初期値との静電容量の差としている。具体的には、エンジンが船舶に搭載されている場合、陸上試験や出航前に静電容量計測器を用いて、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない状態において、ピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量を計測し、計測した値を非通過時の初期値とする。また、記憶部5はこの非通過時の初期値を記憶する。
図示する例では、シリンダ内に水やガスなどの異物が混入した際に初期値との静電容量の差が大きくなっている。これは、異物が混入することで、ピストンリング8と静電容量センサ1との間での静電容量が大きくなるためである。また、静電容量センサ1に接続しているケーブルが断線した際に初期値との静電容量の差が小さくなっている。これは、ケーブルが断線することで、ピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量を測定することができなくなるためである。
よって、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない状態において、初期値との静電容量の差が、予め設定している非通過時の下限閾値と非通過時の上限閾値の範囲を超えたか否か判断することで、静電容量センサ1の健全性を判断することができる。なお、本実施形態では、記憶部5は非通過時の下限閾値と非通過時の上限閾値を予め記憶している。
図4は、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している状態における、初期値との静電容量の平均値の差と、時間との関係を示した図である。
静電容量センサ1に何も障害が起きていない場合に、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している状態にて測定した静電容量を通過時の初期値とし、通過時の初期値と、信号処理部3が算出した静電容量の積算値の平均値との差を、初期値との静電容量の平均値の差としている。具体的には、エンジンが船舶に搭載されている場合、陸上試験や出航前に静電容量計測器を用いて、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している状態において、ピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量を計測し、計測した値を通過時の初期値とする。また、記憶部5はこの通過時の初期値を記憶する。
また、信号処理部3が算出した静電容量の積算値の平均値としては、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過した際の静電容量を複数取得し、取得した静電容量の平均値とする。また、ピストン7が複数のピストンリング8を備えている場合、ピストンリング8毎に静電容量の平均値を算出してもよく、すべてのピストンリング8について静電容量の平均値を算出してもよい。
図示する例では、静電容量センサ1やピストンリング8に異物が付着した際に初期値との静電容量の平均値の差が大きくなっている。これは、静電容量センサ1やピストンリング8に異物が付着すると、ピストンリング8と静電容量センサ1との間での静電容量が大きくなるためである。また、静電容量センサ1が凹んだ際に初期値との静電容量の平均値の差が小さくなっている。これは、静電容量センサ1が凹んだことで、ピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量が小さくなるためである。
よって、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している状態において、初期値との静電容量の平均値の差が、予め設定している通過時の下限閾値と通過時の上限閾値の範囲を超えたか否か判断することで、静電容量センサ1の健全性を判断することができる。なお、本実施形態では、記憶部5は通過時の下限閾値と通過時の上限閾値を予め記憶している。
次に、本実施形態における静電容量センサ1の健全性を判断する手順について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態における静電容量センサ1の健全性を判断する手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)信号処理部3は、自身が算出した静電容量の値と、静電容量センサ1が静電容量を検出した時点でのピストンリング8と静電容量センサ1との位置関係とを関連づけた情報を記憶部5から取得する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)静電容量センサ1の障害判断について、信号処理部3はピストンリング8が静電容量センサ1を通過した際の情報に基づいて行うか否か判断する。ピストンリング8が静電容量センサ1を通過した際の情報に基づいて行うと判断した場合、ステップS111に進み、それ以外はステップS103に進む。
(ステップS103)信号処理部3は、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない状態において、静電容量センサ1に何も障害が起きていない場合に測定したピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量である非通過時の初期値を記憶部5より読み出す。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)信号処理部3は、ステップS101で読み出したデータのうち、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過していない際の静電容量を選択し、選択した静電容量から、ステップS103で読み出した非通過時の初期値を減算し、初期値との静電容量の差を算出する。続いて、信号処理部3は、初期値との静電容量の差が、記憶部5が記憶する非通過時の下限閾値より小さいか否か判断する。小さいと判断した場合ステップS105に進み、それ以外はステップS107に進む。
(ステップS105)信号処理部3は、静電容量センサ1に接続しているケーブルが断線していると判断する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)信号処理部3は、断線箇所の確認要求メッセージを表示部(図示せず)に表示させる。その後、処理を終了する。
(ステップS107)信号処理部3は、ステップS104で算出した初期値との静電容量の差が、記憶部5が記憶する非通過時の上限閾値より大きいか否か判断する。大きいと判断した場合ステップS108に進み、それ以外はステップS110に進む。
(ステップS108)信号処理部3は、水漏れやガス漏れなどにより、シリンダ内に異物が混入したと判断する。その後、ステップS109に進む。
(ステップS109)信号処理部3は、水漏れ、ガス漏れの確認要求メッセージを表示部(図示せず)に表示させる。その後、処理を終了する。
(ステップS110)信号処理部3は、静電容量センサ1は正常に動作していると判断する。その後、処理を終了する。
(ステップS111)信号処理部3は、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している状態において、静電容量センサ1に何も障害が起きていない場合に測定したピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量である通過時の初期値を記憶部5より読み出す。その後、ステップS112に進む。
(ステップS112)信号処理部3は、ステップS101で読み出したデータのうち、ピストンリング8が静電容量センサ1を通過している際の静電容量を複数選択し、選択した静電容量の積算値の平均値を算出する。その後、ステップS113に進む。
(ステップS113)信号処理部3は、ステップS112で算出した静電容量の積算値の平均値から、ステップS111で読み出した通過時の初期値を減算し、初期値との静電容量の平均値の差を算出する。続いて、信号処理部3は、初期値との静電容量の平均値の差が、記憶部5が記憶する通過時の下限閾値より小さいか否か判断する。小さいと判断した場合ステップS114に進み、それ以外はステップS116に進む。
(ステップS114)信号処理部3は、静電容量センサ1が凹んでいると判断する。その後、ステップS115に進む。
(ステップS115)信号処理部3は、センサの凹み確認要求メッセージを表示部(図示せず)に表示させる。その後、処理を終了する。
(ステップS116)信号処理部3は、ステップS113で算出した初期値との静電容量の差が、記憶部5が記憶する通過時の上限閾値より大きいか否か判断する。大きいと判断した場合ステップS117に進み、それ以外はステップS119に進む。
(ステップS117)信号処理部3は、静電容量センサ1の表面に異物が付着していると判断する。その後、ステップS118に進む。
(ステップS118)信号処理部3は、センサ表面の異物付着の確認要求メッセージを表示部(図示せず)に表示させる。その後、処理を終了する。
(ステップS119)信号処理部3は、静電容量センサ1は正常に動作していると判断する。その後、処理を終了する。
上述したとおり、異常が起きていない状態でのピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量と、エンジンが稼働中の状態でのピストンリング8と静電容量センサ1との間の静電容量に基づいて、静電容量センサ1の健全性を判断することができる。これにより、静電容量センサの健全性を容易に確認することができ、エンジンが稼働している状態においても静電容量センサの健全性を確認することができる。
また、障害が起きていることを検知した場合においては、静電容量センサ1の異常内容も表示されるため、静電容量センサ1の健全性の確認作業が容易となり、確認に必要な時間も短縮することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、本実施形態では、膜厚計測装置をエンジンに適用した例について説明したが、エンジンに限らず、軸受けなどの摩耗状態を監視することを目的とした装置に適用することも可能である。
本発明の一実施形態における膜厚計測装置の機能構成を示した構成図である。 本実施形態における静電容量センサとピストンリングとの間の静電容量と、エンジンのクランク角度との関係を示した図である。 本実施形態における初期値との静電容量の差と、時間との関係を示した図である。 本実施形態における初期値との静電容量の平均値の差と、時間との関係を示した図である。 本実施形態における静電容量センサの健全性を判断する手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1・・・静電容量センサ、2・・・信号変換部、3・・・信号処理部、4・・・エンコーダ、5・・・記憶部、6・・・シリンダライナ、7・・・ピストン、8・・・ピストンリング

Claims (4)

  1. シリンダライナのピストンリング摺動面と面一に設けられた1もしくは複数の電極とピストンリングとの間隙の静電容量を検出することによって前記間隙に形成された潤滑油の油膜の膜厚を計測する膜厚計測装置であって、
    前記電極に定電流を供給することによって前記静電容量に対して充電を行い、当該充電に伴う充電電圧の変化に基づいて静電容量を検出し、当該静電容量を示す検出信号を出力する静電容量検出部と、
    前記静電容量検出部が出力する前記検出信号に基づいた前記静電容量と、所定の閾値とを比較し、当該膜厚計測装置に異常が起きているか否か判断する判断部と、
    を備えたことを特徴とする膜厚計測装置。
  2. ピストンリング摺動面に対するピストンリングの位置を示すクランク回転角を検出するクランク回転角検出部を備え、
    前記判断部は、前記静電容量と前記閾値とを比較する際に、前記電極と前記ピストンリングとが対向している状態で検出された前記静電容量と、前記電極と前記ピストンリングとが対向していない状態で検出された前記静電容量とで異なる閾値を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の膜厚計測装置。
  3. シリンダライナのピストンリング摺動面と面一に設けられた1もしくは複数の電極とピストンリングとの間隙の静電容量を検出することによって前記間隙に形成された潤滑油の油膜の膜厚を計測する膜厚計測方法であって、
    前記電極に定電流を供給することによって前記静電容量に対して充電を行い、当該充電に伴う充電電圧の変化に基づいて静電容量を検出し、当該静電容量を示す検出信号を出力する静電容量検出ステップと、
    前記静電容量検出ステップで出力する前記検出信号に基づいた前記静電容量と、所定の閾値とを比較し、当該膜厚計測装置に異常が起きているか否か判断する判断ステップと、
    を有することを特徴とする膜厚計測方法。
  4. ピストンリング摺動面に対するピストンリングの位置を示すクランク回転角を検出するクランク回転角検出ステップを有し、
    前記判断ステップでは、前記静電容量と前記閾値とを比較する際に、前記電極と前記ピストンリングとが対向している状態で検出された前記静電容量と、前記電極と前記ピストンリングとが対向していない状態で検出された前記静電容量とで異なる閾値を用いる
    ことを特徴とする請求項3に記載の膜厚計測方法。
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