JPS595060A - フエノ−ル樹脂積層板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子機器、電気機器、コンピューター機器等に
用いられるフェノール樹脂積層板に関する本ので、その
目的とするところは樹脂液としての安定性及び電気性能
と耐アルカリ性に優れた積層板を得ることにある。

従来、フェノール樹脂積層板にはフェノールやクレゾー
ルを夫々にアルカリ触媒でホルムアルデヒドと反応して
得られるフェノール樹脂が用いらレテいるがフェノール
とホルムアルデヒドとアルカリ触媒とからなるフェノー
ル樹脂を積層板用基材に含浸、乾燥したグリプレグを所
要枚数積層し加熱加圧成形してたる積層板は樹脂液の貯
蔵安定性には優れるが電気性能と耐アルカリ性に劣る欠
点があり、又クレゾールとホルムアルデヒトトアルカリ
触媒とからなるクレゾール樹脂を積層板用基材に含浸、
乾燥したグリプレグを所要枚数積層し加熱加圧成形して
なる積層板は耐アルカリ性には優れるが樹脂液の貯蔵安
定性に欠け、白濁化。

分離しやすい欠点があった。

本発明は上記欠点を解決する本ので、積層板用基材に熱
硬化性樹脂液を含浸、乾燥したプリプレグを所要枚数積
層し、加熱加圧成形してなる積層板において熱硬化性樹
脂液にフェノールとクレゾールとホルムアルデヒド類と
をアルカリ土類金属応させて得られる変性フェノール樹
脂液を用いたフェノール樹脂積層板であるため樹脂液と
しての安定性及び電気性能と耐アルカリ性に優れた積層
板を得ることができたものである。

以下本発明の詳細な説明する。本発明に用いる積層板用
基材としては、ガラス、アスベスト等の無機繊維やポリ
エステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、アクリ
ル等の有機合成縁ｍや木綿等の天然繊維からなる織布、
不織布、マット或は紙又はこれらの組合せ基材等である
。熱硬化性樹脂液トシてはフェノールとクレゾールとホ
ルムアルデヒド、バラホルムアルデヒド等のホルムアル
デヒド類とをアンモニア、アミン等のアルカリ触媒で反
応させて得られる変性フェノール樹脂液である。フェノ
ール及びクレゾールには植物油変性フェノール、植物油
変性クレゾール、リグニン変性フェノール、リグニン変
性フレジー〜、デフ／リン変性フェノール、ナフタリン
変性クレゾール、石油樹脂変性フェノール、石油樹脂変
性クレゾール、キシレンｆ性フェノール、キシレン変性
クレゾール等をも包含するものであり特に限定するもの
ではないが好ましくは桐油父性フェノールと桐油変性ク
レゾールを用いることが樹脂貯蔵安定性、電気性能、１
ｔｉｉｔアルカリ性がより向上するため′ｆＩＩＬまし
いことである。又アルカリ触媒としては特に限定するも
のではないが望ましくはアンモニア水とトリエチルアミ
ンの混合触媒を用いることが好ましく更にトリエチルア
ミン１容量部に対し５重量％（以下単に％と起す）アン
モニア水８〜７容量部を用いることが好ましい。即ちア
ンモニア水が８賽量部未満で＃′ｉ硬化速度が遅くなり
、７容量部をこえると樹脂が高分子化し積層板用基材へ
の含浸性が低下する傾向にあるからである。なおプリプ
レグ積層体の片面或は上、下面に網端等を載置してから
加熱加圧成形することにより銅張積層板を得ることがで
きるものである。

以下本発明を実施例にもとすいて説明する。

実施例１ フェノール０．６モルとクレゾール０．６モル　ニ対し
ホルムアルデヒド１．６モルを況％ホルマリンで加工て
から２５ｇ６アンモニア水とトリエチルアミンの等容量
混合触媒でアルカリ性にしてから７０°Ｃで６０分間反
）、６させて変性フェノール樹脂を得。

該Ｒ性ｙエノール樹脂をメチルアルコールで樹脂量５０
１１１に：Ｆｌｌｉ整した樹脂液を厚さ０．ＩＭのクラ
フト紙ＫｋＷ１％乾燥してプリプレグを得、該プリプレ
グ８枚を重ねた積層体を成形グレート間に挾んで成形圧
力１００１ｅ／ｒＪ、成形温度１６０’Ｃで６０分間積
層′　　成形してフェノール樹脂積層板を得た。

実施例２ 桐油変性フェノール０．５モルと桐油変性クレゾール０
．５モルに対シホルムアルデヒト１．５モルヲＶ％ホル
マリンで加えてから２５ＬＮアンモニア水とトリエチル
アミンの等容量混合触媒でアルカリ性にしてから８０°
Ｃで６０分間反応させた変性フェノール樹脂を用いた以
外Ｆｉ東施例１と同様に処理してフェノール樹脂積層板
を得た。

従来例１ 樹脂１に５０％の７エノール樹脂を厚さ６．１ｙａのク
フ７ト紙に含浸、乾燥してプリプレグを得、該プ（６） リグレグ８枚を重ねた積層体を成形グｖ−）間に挾んで
成形圧力１００−１成形温度１６０℃で６０分間積層成
形してフェノール樹脂＠層板を得た。

従来例２ 樹脂量５０％のクレゾール樹脂を用い九以外は従来例と
同様に処理してフェノール樹脂積層板を得た。

実施例１及び２と従来例１及び２の樹脂液の安定性及び
積層板の電気性能と耐アルカリ性＃ｉ第１表に明白なよ
うに本発明の樹脂液安定性及び積層板の性能はよく本発
明の優れていることを確認した。

第　　　１　　　表 （６） 辛１．　２６”ｃに保管し白濁１分離する迄の日数で示
す。

＊　２．　　Ｊ　Ｉ　Ｓ　、　Ｃ、６４８１による。

＊８．６％水酸化す）　ＩＪウム溶液中に別時間浸漬後
の外観判定による。

特許出願人 松下電工株式会社 代坦人弁珈士　竹元敏丸 （ほか２名） （７） ３１９−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）積層板用基材に熱硬化性樹脂液を含浸、乾燥した
   グリプレグを所要枚数積層し、加熱加圧成形してなる積
   層板において、熱硬化性樹脂液に７エノールとクレゾー
   ルとホルムアルデヒド類とをアルカリ触媒で反応させて
   得られる変性フェノール樹脂液を用いたことを特徴とす
   るフェノール樹脂積層板。
2. （２）　フェノールが植物油変性フェノールで且つクレ
   ゾールが植物油変性クレゾールであることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の７工ノール樹脂積層板。