JPS5948717B2 - レ−ザ溶接方法 - Google Patents

レ−ザ溶接方法

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JPS5948717B2
JPS5948717B2 JP52140766A JP14076677A JPS5948717B2 JP S5948717 B2 JPS5948717 B2 JP S5948717B2 JP 52140766 A JP52140766 A JP 52140766A JP 14076677 A JP14076677 A JP 14076677A JP S5948717 B2 JPS5948717 B2 JP S5948717B2
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JP
Japan
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cylinder
welding
lens
laser beam
disk
Prior art date
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Expired
Application number
JP52140766A
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English (en)
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JPS5474251A (en
Inventor
建二 牛見
稔 根本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、たとえば電子管部品等の微少な筒状部材の
レーザ溶接方法に関する。
一例を電子管のカソードについて説明すると、第1図に
示すようにこのカソード1は、円板状のディスク2とこ
れよりも肉厚が薄い円筒状のシリンダ3で構成され、一
般的にこれらを溶接する場合電気抵抗溶接が用いられて
いる。
この電気抵抗溶接では図示しないがシリンダ3の内側に
棒状電極を入れ、この電極とディスク2の上面のもう一
方の電極とで圧接挟持してこれらの電極間に電流を流し
溶接する。
ところでこの溶接にレーザ光を利用する場合は2通りの
溶接方法が考えられる。その一つは第2図に示すように
レーザ光4を集光レンズ5で、ディスク2の上面外周部
に集光し、シリンダ3に溶接する方法であり、他の一つ
は第3図に示すようにレーザ光4をディスク2とシリン
ダ3の合わせ部に側方から集光レンズ5で集光し両部材
を溶接する方法である。
しかし、これらの溶接方法にはそれぞれ次のよ。
うな欠点がある。まず電気抵抗溶接では、たとえばシリ
ンダ3の内径が2型層以下の場合、シリンダ3の内側に
入る電極の消耗が激し<溶接条件によつては、1個の溶
接に棒状電極が1本近く必要となつて自動溶接をする場
合の障害になる。
また、溶接部からスプラッシュが発生して溶接部材の品
質、品位を低下させる。・ また、レーザ溶接について
は第2図に示す溶接方法ではディスク2にへこみが発生
する。
特に部材間の板厚関係からたとえばシリンダ3の板厚が
0.1型用以下の場合にはディスク2の滲込みをその板
厚内におさえることが非常に因難で、ほとんど、の場合
、この板厚方向に全部が溶融してしまい、必然的にシリ
ンダ3の内面にスプラッシュが発生付着して品質品位の
低下をきたす。また第3図に示す溶接方法ではシリンダ
3に穴があきやすい。たとえばディスク2の板厚を0.
15型用としシリンダJ3の板厚を0.04型用とする
シリンダ3の一部に穴があくなど解決因難な問題が発生
する。この発明は上述の問題を解決するためになされた
ものでレーザ光を複数個所に分けて集光させる光軸を含
まない複数のレンズ片からなる分割レンズによつて集光
点の手前で互いに交差させて筒状部材の内側に照射する
ことによつて筒状部材の溶接が容易にできるようにした
ものである。
以下、図面を参照し、この発明を一実施例に基づいて説
明する。
ブラウン管カソードに適用した場合について説明すると
第4図および第5図に示すようにカソード1は円筒状で
その一端にこの円筒部と同心の孔を有する底板の形成さ
れたシリンダ3とこのシリンダ3と比べて肉厚が厚く、
外径寸法がほぼ同じの円板状をなし上記シリンダ3の底
板の形成された一端を外側から塞ぐデイスク2とを有し
ている。
このシリンダ3とデイスク2をレーザ光4で溶接するた
めにシリンダ3の底板を形成しない他端側にシリンダ3
の中心線と一致させて分割レンズ6が設けられる。この
分割レンズ6は8個の扇形の同大かつ同質レンズ片7を
放射状に整列させて接合したものでレーザ光4はこれら
のレンズ片7にとつて8分割されると共にこれらのレン
ズ片7の集光点が上記シリンダ3の底板面溶接部に一致
する位置に配置される。このレンズ片7は通常の円形の
凸面レンズを切断して作つたもので、その凸面レンズの
光軸を含まないで、その光軸を通る放射線上に頂点を有
しこの放射線によつて2等分される45゜の頂角を有す
る扇形状に形成される。
そしてこの扇形の頂点と点で示した紙面に垂直な光軸8
との距離は上記シリンダ3の中心とその底板面溶接部と
の距離に.ほぼ等しく作られる。また、このレンズ片7
はそのレンズ片7によつて分割された分割レーザ光4a
が上記シリンダ3の底板面溶接部を照射するとき、シリ
ンダ3の側壁によつて妨げられないように作られる。す
なわち細長いシリンダ3に対しては長い焦点距離を有す
るレンズ片7が用いられる。上述のごと<構成され配置
された分割レンズ6の中心部を通して図示せぬ発振器か
ら放出されたレーザ光4を照射するとこのレーザ光4は
、8個.の同大同質のレンズ片7によつて8等分され、
名分割レーザ光4aはそれぞれの光軸8上に集光される
この集光に際してこれらの分割レーザ光4aはそれぞれ
のレンズ片7の光軸8がそのレンズ片7外にあるためそ
れぞれの集光点の手前で互い−に交差する。このように
上記分割レーザ光4aを交差させるとレーザ光がシリン
ダ3の側壁によつて妨げられにく<なるので高密度に集
束した高いエネルギを溶接部に供給しやすくなり、高エ
ネルギのレーザ光で筒状部材を内側から複数個所同時に
溶接することができる。一例として外径1.7mm、肉
厚0.02mm、高さ3mmのシリンダ3と外径1.7
mm、板厚0.15mmのデイスク2とを8点同時に溶
接するレーザ光のエネルギは合計約0.4シューである
がこの大きさのエネルギを十分に供給することができて
8点を同時に一度に溶接することができる。上述のごと
くこの発明の溶接方法を用いるとレーザ光4は分割され
交差して溶接部に集光されるので多くのエネルギを溶接
部に集中することが可能になり筒状部材を内側から多点
の同時溶接することができる。
また、この溶接法によれば薄肉のシリンダ3側から厚肉
のデイスク2に向つて溶接が行なわれるのでスプラツシ
ユの発生を防止することができる。同様にしてシリンダ
3に穴があくのを防止すると共にデイスク部の外側表面
にへこみが生ぜず品質が大幅に向上する。また抵坑溶接
の場合のような溶接電極を用いないのでその管理を特に
必要とせず製造の自動化を実施することが容易になつて
生産能率を向上することができる。この発明の溶接方法
は上述の実施例に限られるものではなく一般の筒状部材
の内側からレーザ光を照射して加工する各種レーザ加工
にも容易に適用できたとえば実施例では円筒状部材と円
板状部材との溶接について記載したが筒状部材に別の筒
状部材をかぶせてその側面同志を筒状部材の内側からレ
ーザ光を照射し溶接することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子管のカソードの断面図、第2図および第3
図は従来のレーザ溶接方法を示す説明図、第4図および
第5図はこの発明の一実施例を示し、第4図は断面図、
第5図はそのV− V矢印方向に見た平面図である。 1 ・・・・・・カソード、2 ・・・・・・デイスク
、3・・・・・・シリンダ、4 ・・・・・ルーザ光、
4a・・・・・・分割レーザ光、6・・・・・・分割レ
ンズ、7・・・・・・レンズ片、8・・・・・ルンズ片
光軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発振器からレーザ光を放出させ光軸を含まない複数
    個のレンズ片からなる分割レンズにより上記レーザ光を
    少なくとも2個所以上に分けて上記各光軸上に集光させ
    るとともに集光点の手前で交差させかつ筒状部材内側端
    面上に上記集光点を位置させて照射溶接することを特徴
    とするレーザ溶接方法。
JP52140766A 1977-11-25 1977-11-25 レ−ザ溶接方法 Expired JPS5948717B2 (ja)

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JP52140766A JPS5948717B2 (ja) 1977-11-25 1977-11-25 レ−ザ溶接方法

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JPS5474251A JPS5474251A (en) 1979-06-14
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JP5899513B2 (ja) * 2012-01-12 2016-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 基板製造方法、および改質層形成装置

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JPS5474251A (en) 1979-06-14

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