JPS5948053B2 - 硬化性樹脂の製造方法 - Google Patents

硬化性樹脂の製造方法

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JPS5948053B2
JPS5948053B2 JP52128353A JP12835377A JPS5948053B2 JP S5948053 B2 JPS5948053 B2 JP S5948053B2 JP 52128353 A JP52128353 A JP 52128353A JP 12835377 A JP12835377 A JP 12835377A JP S5948053 B2 JPS5948053 B2 JP S5948053B2
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JP
Japan
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meth
acrylate
acid
melamine
resins
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JP52128353A
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JPS5461293A (en
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和夫 崎山
勝 鴛海
充生 鍬田
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Sakata Inx Corp
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Sakata Shokai Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性エネルギー線特に電子線、紫外線の照射に
際し、空気中の酸素による重合阻害を受けることなく、
優れた硬化性を示す特に被覆用ペヒクル、接着剤として
有用な高級脂肪酸エステルにより変性された(メタ)ア
クリル化メラミン樹脂の製造方法に関する。
近年活性エネルギー線の照射による光重合を利用した硬
化乾燥システムが検討されこの分野の研究開発が盛んに
行なわれている。
しかし、重合硬化に際してラジカル重合を利用した場合
には、重合性樹脂が酸素による重合阻害を受けて硬化物
表面が硬化せず、表面に粘着性が残るという欠点がある
この酸素による重合阻害を防止するために、重合性樹脂
に酸素と反応性を有するアリルエーテル基、不飽和脂肪
酸基などの官能基を導入する化学的方法も知られている
が、常温又は加熱硬化のごとく硬化に長時間を要する場
合には効果的であつても、活性エネルギー線を利用し秒
単位で硬化させるような場合にはあまり有効とは言えな
い。
一方、酸素による重合阻害の少ない重合性プレポリマー
としてヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレートと
ヘキサメトキシメチルメラミンあるいはヘキサメチロー
ルメラミンとの反応による(メタ)アクリル化メラミン
樹脂(特開昭49−9539号公報、Macromol
ecles4(5)631(1971))や(メタ)ア
クリル化メラミン樹脂の一部をメタノールなどのアルコ
ール及びグリシジル(メタ)アクリレートなどでエーテ
ル化したもの(特公昭47−39238号公報)が知ら
れている。ところがこれらの(メタ)アクリル化メラミ
ン樹脂は低粘度でありまた可変できる粘度範囲が狭いた
め、用途が限定されるばかりでなく、硬化性能に関して
も酸素除去下では良好な硬化性を示すものの、酸素存在
下では著しく硬化性が悪くなるという欠点を有している
。また得られた硬化塗膜は硬く、可とう性に欠けるとい
う欠点を有している。この様な可とう性に欠ける(メタ
)アクリル化メラミン樹脂に、可とう性を有する重合性
アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などを加えた組
成物も知られている(特公昭51−19844号公報、
特開昭49−17890号公報)が、これらは混合物で
あるため可とう性は付与できても、これらの添加樹脂が
(メタ)アクリル化メラミン樹脂より更に硬化性が劣り
、酸素による重合阻害を大きく受けるため、硬化物表面
は未硬化で粘着性が残るという大きな欠点を有している
またこの事は電子線より低エネルギーな紫外線を用いた
場合はなおさら顕著に現われる。
このようなことから本発明者らはこれらの諸欠点を改良
すべく鋭意検討した結果、囚アルフキシメチル化メラミ
ン、Q3)少なくとも1個のヒドロキシル基を有するα
,β一エチレン性不飽和化合物およびC)少なくとも1
個のヒドロキシル基を有する高級脂肪酸エステルを反応
せしめることにより得られる硬化性樹脂が優れた性能を
有する事を見いだし、本発明を完成するに至つた。本発
明により得られる硬化性樹脂は高級脂肪酸エステル基を
有し、活性エネルギー線の照射による硬化の際、酸素に
よる重合阻害を受けず、公知の(メタ)アクリル化メラ
ミン樹脂より硬化成分として寄与するα,β一エチレン
性不飽和基濃度が低いにもかかわらず硬化速度が非常に
速く、またヒドロキシル基を有する多数個のα,β一エ
チレン性不飽和基を有する化合物を用いる事で硬化成分
として寄与するα,β一エチレン性不飽和基の濃度を更
に高めることができるため、活性エネルギー線の照射に
よる硬化の際、酸素による重合阻害がなく、硬化速度が
非常に速いという優れた硬化性能を有している。
また得られた硬化塗膜は可とう性、光沢に富み、硬度が
用途に応じて変えられ、耐候性、耐薬品性、耐衝撃性な
どの物理的、化学的特性も優れている。
また本発明により得られる硬化性樹脂は低粘度から高粘
度のものまで幅広く可変できるため、幅広い用途に適用
でき、更には各種重合性油脂、樹脂類あるいは非重合性
油脂、樹脂類との相溶性に優れているため塗膜性能を用
途に応じて適宜変えうるという利点も有している。更に
は、本発明の硬化性樹脂は極性溶剤はもちろんのこと、
他の重合性樹脂にはない無極性溶剤に対しても相溶性が
優れているという特徴を有している。
本発明に用いるアルコキシメチル化メラミン囚はメチロ
ール化メラミンのメチロール基の一部または全部がエー
テル化されているものであり、これはメラミンとホルム
アルデヒドを塩基性下に反応させて得られるメチロール
化メラミンを、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコ
ール、ヘキシルアルコールの如き脂肪族アルコールある
いはベンジルアルコールの如き芳香族アルコールと酸性
下に反応せしめるか、或いはメラミン、ホルムアルデヒ
ドおよびアルコールを同時に反応せしめる等の方法によ
つて得られる。
このようなアルコキシメチル化メラミンの具体例として
は、トリメチロールメラミントリメチルエーテル、テト
ラメチロールメラミントリメチルエーテル、ペンタメチ
ロールメラミントリメチルエーテル、ヘキサメチロール
メラミントリメチルエーテル、テトラメチロールメラミ
ンテトラメチノレエーテノレ、ペンタメチローノレメラ
ミンテトラメチルエーテル、ヘキサメチロールメラミン
テトラメチルエーテル、ペンタメチロールメラミンペン
タメチルエーテル、ヘキサメチロールメラミンペンタメ
チルエーテル、ヘキサメチロールメラミンヘキサメチル
エーテル等のメトキシメチルメラミン及びこれらに対応
するエトキシメチルメラミン、ブトキシメチルメラミン
などのアルコキシメチルメラミン、更には同一メラミン
核にメトキシメチル基、エトキシメチル基、ブトキシメ
チル基などの異種のアルコキシメチル基を有するもので
あつてもよい。
またこれらはメチレン結合、ジメチレンエーテル結合等
によつて多量体化したものであつてもよい。これらは必
ずしも単一化合物である必要はなく、2種以上の混合物
であつてもよい。
またアミノ樹脂たとえば尿素、グアナミン、アセトグア
ナミン、ベンゾグアナミンなどのメチロール化物または
アルコキシメチル化物との混合物、共縮合物であつても
よい。かかるアルコキシメチル化メラミンは通常メラミ
ン核当り、アルコキシメチル基を少なくとも3個以上、
好ましくは4〜6個有するものが使用され、特に好まし
いものとしてヘキサキズメトキシメチルメラミンが使用
される。
また少なくとも1個のヒドロキシル基を有するα,β一
エチレン性不飽和化合物(自)としては、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸などのα,β一エチレン性不
飽和酸と多価アルコールとのエステル化物、ヒドロ¥シ
ル基、カルボキシル基などの活性水素原子を有するα,
β一エチレン性不飽和化合物たとえばヒドロキシル基を
有する(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、イ
タコン酸、メチロール基を有する(メタ)アクリルアミ
ドとエポキシ化合物との反応による少なくとも1個のヒ
ドロキシル基を有する反応生成物、およびメチロール基
を有する(メタ)アクリルアミド等である。
ここで多価アルコールとしてはたとえば工チッグリコー
ル、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールなどの二価のアルコール
、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトールなど及びこれらのエー
テル化縮合物、更にはビスフエノール類、水素化ビスフ
エノール類、ハロゲン化ビスフエノール類などがあげら
れる。
また前記多価アルコールとアルキレンオキサイドとの反
応によるポリエーテルポリオール、多価アルコールと多
塩基酸との反応によるポリエステルポリオールなども多
価アルコール成分として用いられる。このような多価ア
ルコールとα,β一エチレン性不飽和化合物とのエステ
ル化物である少なくとも1個のヒドロキシル基を有する
α,β一エチレン性不飽和化合物の具体例としてはエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、−、ジエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ブタンジオールモノ
(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールモノ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)ア
クリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、グ
リセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタ
ンモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタンジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ(
メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ
)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート及
びこれらに対応するイタコネートなどが挙げられる。
また前記エポキシ化合物としてはたとえばグリシジル(
メタ)アクリレートのようなエポキシ基を有する(メタ
)アクリレートあるいはエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、エピクロルヒドリン、メチルエピクロル
ヒドリン、脂肪酸のグリシジルエステル類、更にはポリ
グリコール型、グリセリントリエーテル型、ビスフエノ
ール型、レゾルシン型、ノボラツク型、脂環型、エポキ
シ化油脂、エポキシ化脂肪酸などの各種エポキシ樹脂が
あげられる。
尚、エポキシ化合物がグリシジル(メタ)アクリレート
などの場合には、活性水素原子を有する化合物は必ずし
もα,β一エチレン性不飽和化合物である必要はない。
メチロール基を有する(メタ)アクリルアミドとしては
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(ヒドロ
キシメチノ(ハ)−メチレンビス(メタ)アクリルアミ
ド等である。
これら(B)成分としての化合物は単独であつても2種
以上の混合物としても用いることができる。
かかる少なくとも1個のヒドロキシル基を有するα,β
一エチレン性不飽和化合物(8)は分子中にヒドロキシ
ル基を1〜3個、好ましくは1〜2個有するものがよく
、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールモノ(メタ)アクリレートおよびN−
メチロール(メタ)アクリルアミドが特に好ましい化合
物として挙げることができる。また少くとも1個のヒド
ロキシル基を有する高級脂肪酸エステル(C)は、油脂
と多価アルコールとのアルコリンス反応生成物または高
級脂肪酸と多価アルコールとの部分エステル化反応生成
物および高級脂肪酸もしくは活性水素原子を有する高級
脂肪酸エステルとエポキシ化合物との付加反応生成物で
ある。
油脂としては、例えば桐油、アマニ油、エノ油、大豆油
、脱水ヒマシ油などの乾性油、ヒマシ油、綿実油、ゴマ
油、トウモロコシ油、ナタネ油、サフラワー油、トール
油などの半乾性油、オリーブ油、ツバキ油などの不乾性
油あるいはアン油、カカオ脂、イワシ油、イカ油、鯨油
などの植物油脂、動物油脂等があげられる。
高級脂肪酸としては、前記油力旨に含まれる脂肪酸であ
り、例えばエレオステアリン酸、リノール酸、リノレン
酸、リシノレイン酸、オレイン酸、エライジン酸などの
不飽和脂肪酸、ステアリン酸、.パルミチン酸、ミリス
チン酸、ラウリン酸、力フリル酸などの飽和脂肪酸、更
には不飽和高級脂肪酸から誘導されるダイマー酸、トリ
マー酸などがあげられる。
更にはロジンに含まれるアビエチン酸などの樹脂酸も用
いうる。
また、多価アルコールとしてはエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレング ーリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどの2価のアルコール、
グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールまたはこ
れら Iのエーテル化縮合物などである。
エポキシ化合物としては前記の各種エポキシ化合物があ
げられる。
またヒマシ油、リシノレイン酸、ジオキシステアリン酸
などのヒドロキシル基を有する油脂、脂 L肪酸も用い
うる。
これらは、単独もしくは混合物として用いられる。
これらの高級脂肪酸エステルは分子中にヒドロキシル基
を1個〜5個、好ましくは、1個〜3個 5有するもの
がよく、乾性油、半乾性油または不飽和高級脂肪酸と多
価アルコールとのアルコリンス反応生成物またはエステ
ル化反応生成物更には高級脂肪酸もしくは活性水素原子
を有する高級脂肪酸エステルとエポキシ化合物との付加
反応生成物 4がよく、ヒマシ油も好ましい。
また、ヒドロキシル基を有する高級脂肪酸エステルの一
部を多価アルコール、ポリエーテルポリオール、ポリエ
ステルポリオールなどのポリオールで置き換えてもよい
なお、本発明に用いるヒドロキシル基を有する高級脂肪
酸エステルは常法により得られるものである。
油脂と多価アルコールとのアルコリンス反応による場合
「硬化性樹脂とその加工」高分子学会編地人書館196
4年刊395頁〜398頁にも記載のごとく、油脂と多
価アルコールとを無融媒あるいは鉛、亜鉛、カルシウム
、リチウム、ナトリウムなどの酸化物、水酸化物などを
触媒として用い、不活性ガスを吹込みつ゜つ、約200
℃〜280℃の温度で約3時間〜7時間反応お巾Ifよ
い。また、アルコリンス反応は平衡反応であり、反応生
成物の組成は樹脂加工139(1957)にも記載のご
とく、各種グリセラードと未反応物との混合物で、その
組成は油脂と多価アルコールとの反応モル比および多価
アルコールの種類により大きく変ることも知られている
。また、高級脂肪酸と多価アルコールとのエステル化反
応による場合、硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、蓚酸、p−
トルエンスルホン酸、塩化亜鉛などのエステル化触媒を
用い、ベンゼン、トルエンなどを生成水の留出溶媒とし
て用いもしくは用いずして加熱反応させればよい。
この際必要により、トリフエニルホスフアイトなどの着
色防止剤を用いてもよい。反応は約70℃〜250℃の
温度で、約2時間〜24時間、エステル化反応による生
成水を留出させればよい。
本発明において、アルコキシメチル化メラミン囚、少な
くとも1個のヒドロキシル基を有するα,β一エチレン
性不飽和化合物刊および少なくとも1個のヒドロキシル
基を有する高級脂肪酸エステル(C)の反応割合として
は、通常成分囚1干ルに対して成分旧)中のヒドロキシ
ル基が平均1.0〜5.5モル当量好ましくは平均2.
0〜5.0モル当量成分゜中のヒドロキシル基が平均0
.5〜 5.0モル当量好ましくは平均1.0〜4.0
モル当量となるような範囲が選ばれる。
またその反応に当つて、前記各成分は任意の順序あるい
は同時に反応させることができるが、囚成分とc)成分
をまず反応させ、次いで旧)成分を反応させる方法が好
ましい。
反応は通常酸触媒の存在下に、30〜180℃好ましく
は50〜150℃の温度範囲で、常圧もしくは減圧下で
行われ、(B)成分との反応の際は熱重合防止剤が好ま
しく用いられる。
またこの反応に際して熱重合防止剤を含有する後述の重
合性ビニルモノマーのうちヒドロキシル基をもたない重
合性ビニルモノマーを反応溶媒として用いてもよい。
酸触媒としては硫酸、硝酸、塩酸、リン酸などの無機酸
、ギ酸、蓚酸、p−トルエンスルホン酸などの有機酸が
あげられる。
また熱重合防止剤としてはハイドロキノン、2−メチル
ハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ターシヤリーブチ
ルピロカテコールなどがあげられ、その使用量は少なく
とも1個のヒドロキシル基を有するα,β一エチレン性
不飽和化合物に対して通常50PIU〜3000Pμ程
度である。
得られた硬化性樹脂中には未反応の各反応原料を一部含
んでいてもよく、更にはトルエンジイソシアネートの如
きイソシアネート基を有する化合物で一部ウレタン化さ
れたものであつてもよい。なお、本発明により得られる
硬化性樹脂は、メチロール化メラミンを原料とし、これ
に前記(8)成分、0成分を反応させることによつても
製造し得るが、本発明による方法の場合が工業的、経済
的にもより有利である。かくして、本発明の方法により
製造された硬化性樹脂はそれ単独あるいは更に必要に応
じて重合性ビニルモノマー、増感剤、顔料もしくは染料
などの着色剤、重合性又は非重合性の油脂もしくは樹脂
類、その他の添加剤等を配合することにより、特に被覆
用ベヒクル、接着剤等として有利に用いることができる
加えうる重合性ビニルモノマーとしては、α,β一エチ
レン性不飽和基を有する化合物、例えばスチレン、ビニ
ルトルエン、ジビニルベンゼン、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(
メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)
アクリルアミド、メチレンビス(メタ)アクリルアミド
、グリシジル(メタ)アタリレート、n−ブチル(メタ
)アクリレート、エチレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、プロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、2,2−ビス{4−(メ
タ)アクリロキシエトキシフエニル}プロパン、2,2
−ビス{4−(メタ)アクリロキシジエトキシフエニル
}プロパン、2,2−ビス{4−(メタ)アクリロキシ
プロピロキシフエニル}プロパンなどがあげられ、これ
らは用途により適宜選択でき、単独あるいは混合物とし
て用いる。
これら重合性ビニルモノマーの使用量は生成した硬化性
樹脂の用途により異なるため;一概に言えないがO〜5
0重量%の範囲内で用いる。増感剤としては既に知られ
ているいずれの増感剤も用いうるが、それらにはベンゾ
イン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
ブチルエーテル、のごときベンゾイン系、ベンゾフエノ
ン、P,メービス(ジメチルアミノ)ベンゾフエノン、
P,p′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフエノンのご
ときベンゾフエノン系、ベンジルのごときケトン系、ア
ントラキノン、2−Tert−ブチルアントラキノンの
ごときアントラキノン系、アクリジン、フエナジンのご
とき複素環化合物、ジアゾニウム塩、ハロゲン化炭化水
素、アセトフエノン誘導体、硫黄化合物、ポリ環状キノ
ン類、染料一レドツクス系あるいは有機過酸化物などが
あげられ、これらは単独あるいは混合物として用いても
よく、更には有機アミン類のごとき連鎖移動剤などが添
加されてもよい。
これら増感剤は高エネルギーの電子線などで硬化させる
場合は必ずしも必要としないが、より低エネルギーな紫
外線などで硬化させる場合は硬化性樹脂及び重合性ビニ
ルモノマーに対して通常1〜15重量%の範囲内で用い
られる。着色剤としては各種の無機有機顔料及び染料が
用いうる。
これらの無機、有機顔料としては酸化チタン、亜鉛華、
リトポンなどの白色顔料、沈降性硫酸バリウム、沈降性
炭酸カルシウム、アルミナホワイトなどの体質顔料、黄
鉛、C.l.PigmentYellOwl,3,l2
,l3などの黄色顔料、C4.PiginentRed
22,48,53,57及び60などの赤色顔料、C.
I.PigmentBluel5などの青色顔料、カー
ボンブラツクなどの黒色顔料など各種のものがあげられ
、これらは通常0〜30重量%の範囲内で用いられる。
加えうる重合性油脂、樹脂類としては不飽和結合を有す
る化合物、例えば桐油、アマニ油、大豆油などの乾性油
あるいは半乾性油及びこれらの重合物、合成乾性油、不
飽和ポリエステル樹脂、エポキシ(メタ)アクリレート
、ポリエステル(メタ)アクリレート、不飽和ウレタン
樹脂、不飽和アクリル樹脂、不飽和ポリブタジエン樹脂
など多数あげられる。
非重合性油脂、樹脂類としては例えばアルキド樹脂、変
性アルキド樹脂、フエノール樹脂、ロジン変性フエノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、
ポリブタジエン樹脂、石油樹脂、ギルソナイトなど多数
あげられる。これらの油脂、樹脂類は、重合性油脂、樹
脂類の場合、組成物中約50重量%以下、好ましくは約
30重量%以下の範囲内で使用でき、非重合性油脂、樹
脂類の場合は性能を損わない程度約10重量%以丁の範
囲内で使用できる。またジオクチルフタレート、ジオク
チルセバテートなどの各種可重剤、シリコーンなどの消
泡剤、.レペリング改良剤、界面活性剤、皮張り防止剤
、ナフテン酸コバルトなどの乾燥剤、増粘剤あるいは裏
移り防止剤、ワツクス類、更には各種溶剤も使用できる
もちろん上記各配合物は使用に際しての必須成 一分で
はなく、それぞれの用途、目的に応じて適宜その種類、
使用量等が決められる。
本発明により得られる硬化性樹脂は前記配合物を加える
かもしくは加えることなく紙、金属、プラスチツク、ガ
ラス、陶器、繊維、木材、石材などの素材に適用でき、
印刷インキ、塗料など被覆用ベヒクル、接着剤として有
用である。
かかる硬化性樹脂及び硬化性組成物は常温もしくは加熱
により硬化せられ、活性エネルギー線による場合、α線
、β線、γ線、中性子線、X線などの電離性放射線が用
いられ、紫外線あるいは電子線が好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明がこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、粘度はカードナーボルト式気泡粘度計による測定
値を示す。実施例 1 (1)アマニ油145g、グリセリン31gおよび水酸
化カルシウム0.35gを攪拌器、温度計、冷却コンデ
ンサーおよび窒素ガス吹込み装置を備えたフラスコに仕
込み、窒素ガスを吹込みつつ220℃まで昇温した。
同温度で3時間半・保持したのち冷却し、淡黄色透明な
アルコリンス反応生成物を得た。(2)白色固形のスミ
マールM−100(ヘキサキズメトキシメチルメラミン
;住友化学社商品勾3909および上記(1)において
合成したアルコリンス反応生成物1769を攪拌器、温
度計および減圧装置と冷却されたトラツプとを連結し2
た冷却コンデンサー付きのフラスコに仕込み、85%リ
ン酸3.5ゴを加えて110℃〜130℃にて反応させ
ながら約45nHgの減圧下でメタノールを留出させた
留出量が30gとなつたとき常圧に戻し、冷却した。次
いで2−メチルハイドロキノン0.69、エチレングリ
コールモノアクリレート580f1および85%リン酸
2.5ゴを加え、80℃〜95℃で反応させ約45nH
gの減圧下でメタノールを留出させた。
総留出量が185gとなつたとき常圧に戻し、冷却した
。反応生成物は淡黄色透明な粘度Wの液体であつた。実
施例 2 (1)アマニ油355f1,グリセリン37.5g、ペ
ンタエリスリトール27.7gおよび酸化鉛0.99を
実施例1の(1)と同じ装置を備えたフラスコに仕込み
、窒素ガスを吹込みつつ230℃まで昇温し、同温度で
約4時間保持したのち冷却し、淡黄色透明なアルコリン
ス反応生成物を得た。
(2)予め、45℃〜50℃に加温し、溶解させておい
たスミマールM−1003909、上記(1)において
合成したアルコリンス反応生成物4129、2−メチル
ハイドロキノン0.5gおよびエチレングリコールモノ
アクリレート4649を実施例1の(2)と同じ装置を
備えたフラスコに仕込み、850k)リン酸6.0dを
加え85℃〜95℃にて反応させながら約50mmHg
の減圧下にメタノールを留出させた。留出量が1879
となつたとき常圧に戻し冷却した。反応生成物は淡黄色
透明な粘度Z4の液体であつた。実施例 3(1)アマ
ニ油4389、グリセリン92f!および酸化鉛1,0
9を用い、実施例1の(1)と同じ操作を行つて淡黄色
透明なアルコリンス反応生成物を得た。
(2)実施例2の(1)において合成したアルコリンス
反応生成物5289、2−メチルハイドロキノン0.3
9およびエチレングリコールモノアクリレート348g
を用いる以外は実施例1の(2)と同様な操作を行い、
メタノール留出量が1899となつたとき常圧に戻し冷
却した。
反応生成物は淡黄色透明なZ2の液体であつた。実施例
4 (1)実施例1の(1)において、大豆油11689、
グリセリン629および水酸化カルシウム2.09を用
いる以外は同様な操作を行い、淡黄色透明なアルコリン
ス反応生成物を得た。
(2)予め、45℃〜50℃に加温し、溶解させておい
たスミマールM−100390f1および上記(1)に
おいて合成したアルコリンス反応生成物12269を実
施例1の(2)と同じ装置を備えたフラスコに仕込み、
98%硫酸4.5TL1を加えて125℃〜140℃に
て反応させながら常圧でメタノールを留出した。
留出量が62.59となつたとき40℃まで冷却した。
その後2−メチルハイドロキノン0.59およびプロピ
レングリコールモノアクリレート5209を仕込み、8
5%リン酸4.0m1を加えて80℃〜95℃で反応さ
せ、約45wiHgの減圧下でメタノールを留出させた
。留出量が189gとなつたとき常圧に戻し冷却した。
反応生成物は淡黄色透明な粘度Z3の液体であつた。実
施例 5 (1)実施例1の(1)において、桐油5889、グリ
セリン629および酸化鉛2.09を用いる以外は同様
な操作を行い、淡黄褐色透明なアルコリンス反応生成物
を得た。
(2)次に、ペンタメチロールメラミンペンタメチルエ
ーテル3459および上記(1)において得たアルコリ
ンス反応生成物6429を実施例1の(2)と同じ装置
を備えたフラスコに仕込み、85%リン酸5.0dを加
えて110℃〜130℃で反応させながら約50mmH
gの減圧下でメタノールを留出させた。
留出量が529となつたとき40℃まで冷却した。その
後、2−メチルハイドロキノン0.59、エチレングリ
コールモノアクリレート348f1を仕込み、85%リ
ン酸2.5dを加えて80℃〜95℃で反応させながら
約40mmHgの減圧下でメタノールを留出させた。留
出量が1509となつたとき常圧に戻し、冷却した。反
応生成物は淡黄褐色透明な粘度Z6の液体であつた。実
施例 6 スミマールM−100390f!、ヒマシ油917f!
、2−メチルハイドロキノン0.49およびエチレング
リコールモノアクリレート4069を実施例1の(2)
と同じ装置を備えたフラスコに仕込み、85%リン酸4
.0w11およびp−トルエンスルホン酸2.09を加
えて80℃〜95℃で反応させながら約50mmHgの
減圧下でメタノールを留出させた。
留出量が1869となつたとき常圧に戻し、冷却した。
反応生成物は淡黄色透明な粘度Z5の液体であつた。実
施例 7 白色固形のスミマールM−100390gおよび実施例
1の(1)と同様にして合成したアルコリンス反応生成
物5289を実施例1の(2)と同様にして反応させた
次にこの反応生成物に2−メチルハイドロキノン0.3
9、N−メチロールアクリルアミド1019、エチレン
グリコールモノアクリレート2329および85%リン
酸2.5dを加えて80℃〜95℃で反応させながら約
45mmHgの減圧下でメタノールを留出させた。留出
量が1869となつたとき常圧に戻し、冷却した。反応
生成物は淡黄色透明な粘度Z4の液体であつた。実施例
8(1)ペンタエリスリトール1369、リノール酸
701g、p−トルエンスルホン酸40gおよび生成水
の共沸留出溶媒としてのベンゼン3009を攪拌器、温
度計および冷却コンデンサー付きの水分離器を備えたフ
ラスコに仕込み、85℃〜120℃で反応させた。
生成水が44ゴになつたとき反応液を冷却した。反応生
成物に飽和食塩水、精製水、30%重曹水で順次洗浄、
分液し、この操作を合計6回行い、50℃〜70℃で約
10nHgの減圧下で水およびベンゼンを除去して淡黄
色透明な液体である高級脂肪酸部分エステル化物を得た
。(2)スミマールM−100390g、上記(1)に
おいて合成した高級脂肪酸部分エステル化物7589、
2−メチルハイドロキノン0.4gおよびエチレングリ
コールモノアクリレート5229を実施例1の(2)と
同じ装置を備えたフラスコに仕込み、85%リン酸5.
5“を加えて80℃〜95℃で反応させながら約50n
Hgの減圧下でメタノールを留出させた。
留出量が1859となつたとき常圧に戻し、冷却した。
反応生成物は淡黄色透明な粘度Z2の液体であつた。実
施例 9(1)エポキシ当量170のポリグリコール型
のエポキシ樹脂(長瀬産業株式会社商品名:デナコール
820)187g、アクリル酸79.2gおよび2−メ
チルハイドロキノン0.10gを攪拌器、温度計及び還
流コンデンサー付きのフラスコに仕込み、トリエチルア
ミン0.8gを添加して100℃〜110℃で反応させ
、酸価が3.4(KOfll!9/ 9)となつたとき
冷却して、エポキシアクリレートを得た。
(2)スミマールM−1003909および実施例1の
(1)と同様にして合成したアルコリンス反応生成物3
52f1を実施例1の(2)と同じ装置を備えたフラス
コに仕込み、110℃〜125℃で反応させながら約5
0nHgの減圧下でメタノールを留出させた。
留出量が629となつたとき常圧に戻し、冷却した。次
いで2−メチルハイドロキノン0.59、上記田におい
て合成したエポキシアクリレート1339、プロピレン
グリコールモノアクリレート3901を仕込み、p−ト
ルエンスルホン酸1.0gを添加し、80℃〜95℃で
反応させながら約50nHgの減圧下でメタノールを留
出させた。
総留出量が1749となつたとき常圧に戻し冷却した。
反応生成物は淡黄色透明の粘度Z3の液体であつた。実
施例 10 (1)エポキシ当量184〜194のビスフエノールA
型のエポキシ樹脂(住友化学工業社製商品名スミエポキ
シELA−128)1899、オレイン酸281gを攪
拌器、温度計、冷却コンデンサーを備えたフラスコに仕
込み触媒として、トリエチルアミン1.89を加え、1
00℃まで昇温した。
100℃〜120℃に保ち、酸価が3.6( KOH〜
/ g )となつたとき冷却して、高級脂肪酸のエポキ
シエステルを得た。
(2)スミマールM−100390f1、上記(1)に
おいて合成した高級脂肪酸のエポキシエステル2351
を実施例1の(2)と同じ装置を備えたフラスコに仕込
み85%リン酸4.0ゴを加えて、90℃〜100℃で
反応させながら、約50”1LHgの減圧下でメタノー
ルを留出させた。
留出量が289となつたとき常圧に戻し、冷却した。そ
の後、2−メチルハイドロキノン0.69、エチレング
リコールモノアクリレート4069およびエチレングリ
コールモノメタクリレート195gを仕込み、85%リ
ン酸2.5miを加えて80℃〜95℃で反応させなが
ら約50−Hgの減圧下でメタノールを留出させた。留
出量が186θとなつたとき常圧に戻し、冷却した。反
応生成物は淡黄色透明な粘度Z5の液体であつた。参考
例 1 白色固形のスミマールM−100390f1)2−メチ
ルハイドロキノン0.59およびエチレングリコールモ
ノアクリレート464gを実施例1の(2)と同じ装置
を備えたフラスコに仕込み、p−トルエンスルホン酸3
.0θを加えて80℃〜95℃で反応させながら約45
nHgの減圧下でメタノールを留出させた。
留出量が115gとなつたとき常圧に戻し冷却した。反
応生成物はメタノール留出量からの計算でメラミン核に
約3.6個のアクリル基を有するアクリル化メラミン樹
脂であり、無色透明の粘度Qの液体であつた。参考例
2 エポキシ当量184〜194のビスフエノールA型のエ
ポキシ樹脂(住友化学工業社製、商品名スミエポキシE
LA−128)2479、2−メチルハイドロキノン0
.29およびアクリル酸949を攪拌器、温度計、冷却
コンデンサーを備えたフラスコに仕込み、触媒としてト
リエチルアミン1.79を加えて110℃まで昇温した
110℃〜115℃に保ち酸価が3.2(KOHTIl
9/9)となつたとき45℃まで冷却した。
このものは非常に粘度が高いため2−メチルハイドロキ
ノン0.1f1とトリメチロールプロパントリアクリレ
ート1469とからなる重合性ビニルモノマーで希釈し
、淡黄色透明な粘度Z6の液体を得た。参考例 3 スミエポキシELA−1282479、2−メチルハイ
ドロキノン0.19、アクリル酸58.59、リノール
酸136.59およびトリエチルアミン2.09を用い
て参考例2と同様に反応を行い、酸価が4.2(KOH
η/9)となつたとき、40℃まで冷却した。
このものを2−メチルハイドロキノン0.29、トリメ
チロールプロパントリアクリレート2359とからなる
重合性ビニルモノマーで希釈し淡黄色透明な粘度Z3の
液体を得た。このものは参考例2の脂肪酸変性物である
。以下に上記各例で得た樹脂の使用例を示す。
使用例 1実施例1〜10および参考例1〜3で得た硬
化性樹脂それぞれ909にベンゾインメチルエーテル1
09をそれぞれ加え、紫外線硬化型樹脂組成物を調整し
た。
バ―コーターを用いアルミ箔上に約8ミクロンの厚さに
塗布し、主波長が365nmの紫外線照射装置を用い照
射面強度550W/イの条件で空気中で照射し、硬化性
能を調べた。なお硬化性能は塗膜表面の粘着がなくなる
までの照射時間で示し指触により判定した。
その結果を第1表に示す。また本発明により得られた硬
化性樹脂はいずれも可とう性に優れていたが、参考例に
より得た硬化性樹脂はいずれも可とう性に欠けるもので
あつた。
使用例 2 実施例1〜9で得た硬化性樹脂のそれぞれ859にトリ
メチロールプロパントリアクリレート15gをそれぞれ
加え、電子線硬化型樹脂組成物を調整した。
バーコータ一を用い軟鋼板上に約20ミクロンの厚さに
塗布し、空気中で電子線を照射したところ、15Mra
dの電子線でいずれも硬化した。硬化塗膜は可とう性に
富むものであり、接着性も良好であつた。使用例 3 実施例3〜5および参考例1〜3で得た硬化性樹脂のそ
れぞれ93gにベンゾインメチルエーテル7.0f!を
それぞれ加え、紫外線硬化型オーバープリントワニスを
調整した。
一方、ロジン変性フエノール樹脂459、油長58%の
アルキド樹脂159、鉱物油10f!、フタロシアニン
ブルー顔料259およびドライヤーワツクスなどの補助
剤59からなる酸化重合乾燥型印刷インキをポリエチレ
ンフイルム上に印刷し、その直後、先に調整しておいた
紫外線硬化型オーバープリントワニスを約10ミクロン
の厚さにオーバーコートし、使用例1と同じ条件で紫外
線を照射した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)アルコキシメチル化メラミン、(B)少なく
    とも1個のヒドロキシル基を有するα,β−エチレン性
    不飽和化合物および(C)少なくとも1個のヒドロキシ
    ル基を有する高級脂肪酸エステルを反応させることを特
    徴とする硬化性樹脂の製造方法。 2 酸触媒を用いることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の硬化性樹脂の製造方法。 3 熱重合防止剤を用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の硬化性樹脂の製造方法。
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FR7830227A FR2407225A1 (fr) 1977-10-25 1978-10-24 Compositions de revetement a base de melamine alcoxymethylee, d'un compose a insaturation ethylenique et d'un polyol, pouvant etre cuites notamment par des rayonnements ultraviolets
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