JPS5948005B2 - 電気泳動分離用デキストラン誘導体ゲル - Google Patents

電気泳動分離用デキストラン誘導体ゲル

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JPS5948005B2
JPS5948005B2 JP51148334A JP14833476A JPS5948005B2 JP S5948005 B2 JPS5948005 B2 JP S5948005B2 JP 51148334 A JP51148334 A JP 51148334A JP 14833476 A JP14833476 A JP 14833476A JP S5948005 B2 JPS5948005 B2 JP S5948005B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F251/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polysaccharides or derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0021Dextran, i.e. (alpha-1,4)-D-glucan; Derivatives thereof, e.g. Sephadex, i.e. crosslinked dextran

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気誘導分離法において使用するためのデキ
ストラン誘導体ゲルに関する。
デキストラン誘導体ゲルをベースとしそして例えばゲル
クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィーお
よび有機相中でのクロマトグラフィーにおける使用か意
図されている分離用媒体は当技術分野では既知である。
これら媒体は粒子形態で使用されている。文献によれば
膜(スラブ型)およびロッドの形態での電気泳動的方法
におけるデキストラン誘導体ゲルの使用をも記載してい
るが、しかしそのようなスラブおよびロッドはその極め
て劣つた機械的性質の故に実際上効率よく使用すること
ができない。前記の既知のゲル製品は、デキストランを
強アルカリ性環境中でジアルキル化剤物質で交叉結合さ
せ、その後でアルカリおよび望ましくない反応生成物を
洗去することによつて製造されている。例えばこの媒体
に荷電した基を導入することによるそれ以上の誘導は通
常は別の段階で行なわれる。しかしながら場合によりそ
のような誘導は交叉結合操作の前に行なうこともできる
。この交叉結合方法はスラブおよびロッドの製造の場合
には洗浄操作が長く且つ厄介なために特に実施困難であ
る。電気泳動に使用するためにガラスカセット中にプレ
ートを直接注造成形する場合には、ゲルからのアルカリ
の溶出およびゲル中への電気泳動用パツフアーの拡散は
効率よく行なわせるためには1〜3ケ月を要する。敏感
なそして複雑な物質例えば酵素および他の蛋白の分離に
適当ならしめるデキストラン誘導体ゲルの性質は文献に
記載されている。
それらがデキストラナーゼ(デキストリン分解酵素)に
より容易に分解することができそしてそれによつて封入
された物質を遊離させるという事実の故に、デキストラ
ン誘導体ゲルの使用を電気泳動技術まで拡大することは
長い間待望されてきた。この技術は調整用電気泳動での
使用に特に価値がある。全く予期せざることに、従来の
デキストラン誘導体ゲルの利点をすべて保持ししかもそ
の不利点を欠如しているゲルを、ビニル性基含有テキス
トラン誘導体の遊離ラジカルホモ重合によるかまたは低
分子量モノビニル化合物とのそのようなデキストラン誘
導体の遊離ラジカル共重合により製造しうることがここ
に発見された。このようにして生物学的物質に対する不
活性が保持される。その機械的性質は有意に改善され、
例えばこのゲルは注造成形して電気泳動分離操作して使
用するに適当な容易に取扱えるスラブを生成させること
ができる。特定の目的に対する特註的性質を有するゲル
はビニル置換基および共単量体を適当に選択することに
よつて得られる。例えば、デキストラナーゼにより分解
することのできるゲルを生成させることが可能である。
本発明のゲルによつて次の利点もまた提供される。
すなわち、電気泳動パツフア一を直接ゲル中・に注ぐこ
とができ、それによつて既知のゲルに伴なう洗浄の問題
を軽減させる。本発明のゲルによつて提供される特別の
利点は、ゲル製造の間に荷電した基または他の官能基を
直接導入可能であ.るという事実である。例えば、所望
される場合には、荷電基を有する共単量体の使用によつ
て荷電した基を単一合成段階で導入することができる。
他の官能基も同様の方法で導入することができる。この
ようにして導入できる官能基を有する単量体の例として
は、ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリル酸
およびグリシジルメタクリレートがあげられる。本発明
によるデキストラン誘導体ゲルは、それが式゛p フ (式中、Aは−CH2−または−0−であり、そしてR
は水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、弗素、
塩素または臭素原子、またはシアノ基である)のビニル
性基を含有するデキストラン誘導体の遊離ラジカルホモ
重合またはそのようなデキストランのビニル性誘導体と
低分子量モノビニル化合物との遊離ラジカル共重合によ
り得られる重合体を包含することを特徴としている。
Aがエーテル架橋(−0−)を表わしている場合にはそ
れはデキストラン分子中のヒドロキシル基に所属してい
た酸素原子により形成されてもよいし、またはそれはデ
キストラン分子のヒドロキシル基中の酸素原子にカツプ
リングされた分子結合に隣接していてもよい。換言すれ
ば、式(1)および()を有する基は直接かまたは分子
結合例えば場合により1個またはそれ以上のヒドロキシ
ル基を含有する脂肪族架橋を介してデキストラン分子中
のヒドロキシル基の酸素原子に結合されうる。本発明の
好ましい態様によれば、出発物質たるデキストラン誘導
体中のビニル基の置換度は式(1)の置換基の場合には
デキストラン誘導体11当り0.3〜1.5ミリモル好
ましくは0.5〜1.2ミリモルであり、そして式()
の置換基の場合にはデキストラン誘導体19当り0.0
5〜1ミリモルである。容易に認められるように、この
デキストラン誘導体はまた荷電したかまたは荷電してい
ない基を有する他の置換基例えば好ましくは2〜5個の
炭素原子を含有するヒドロキシアルキル例えばヒドロキ
シエチル、2−ヒドロキシプロピルまたは2,3−ジヒ
ドロキシプロピル、エポキシアルキル例えばエポキシプ
ロピル、または好ましくは1〜5個の炭素原子を含有す
るアルキル例えばメチルまたはエチル、またはアラルキ
ル例えばベンジルカルボキシアルキル、カルボキシアル
キル例えばカルボキシメチル、スルホアルキル例えばス
ルホエチルまたはスルホプロピル、アミノアルキル好ま
しくはジアルキルアミノアルキル例えばジエチルアミノ
エチル、および第四級アンモニウム基例えばトリエチル
アンモニウムエチルまたはジエチルヒドロキシプロピル
アンモニウムメチルをも含有することができる。このデ
キストラン誘導体の平均分子量は実質的には何等の制限
なしに変化させることができるが、しカル適当な平均分
子量(Mw)は3,000〜10,000,000例え
ば70,000〜 5,000,000の間にあるもの
である。
有利にはビニル性基を含有するデキストラン誘導体の量
は、反応成分の総重量基準で計算して20〜100重量
%である。
このゲルがエンドデキストラナーゼで分解されうる場合
には前記デキストラン誘導体の量は好ましくは75〜9
5重量%である。出発物質として役立つビニル基含有デ
キストラン誘導体は次のようにして製造することができ
る。
アリル性( Allylic)デキストランエーテルデ
キストランまたはデキストラン誘導体の強アルカリ性水
性溶液を例えばアリルプロミド、アリルグリシジルエー
テル、メタアリルクロリドまたはジクロロプロベンで処
理することによつて製造することができる。アクリル性
デキストラン誘導体(エステルまたはアミド)は例えば
メタクリル酸クロリドまたはアクリル酸クロリドをデキ
ストランまたはデキストラン誘導体(例えばアミド誘導
体を得るためには3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル
デキストラン)の水性溶液に注意して加えることによつ
て製造できる。
この水性溶液には例えばピリジンまたはトリエチルアミ
ンをも含有させうる。ビニルエーテル性およびビニルケ
トン性誘導体は例えばそれぞれ2−ブロモエチルビニル
エーテルおよびクロロメチルビニルケトンを使用してア
リルエーテルと同様の方法で製造することができる。
ビニル性基を含有するデキストラン誘導体の例としては
アリルデキストラン、デキストランメタクリレート、デ
キストランアクリレート、3−アリルオキシ=2−ヒド
ロキシプロピルデキストラン、メタアリルデキストラン
、クロロアリルデキストラン、3−(アクリルアミド)
−2−ヒドロキシプロピルデキストランおよびデキスト
ランビニルエーテルがあげられる。
本発明による出発デキストラン誘導体中に存在させるこ
とのできるビニル性基の例としては、ビニル、1−メチ
ルビニル、1−(トリフルオロメチル)ビニル、1−フ
ルオロビニル、1−クロロビニル、1−ブロモビニル、
シアノビニル、アリル、2−フルオロアリル、2−クロ
ロアリル、2−ブロモアリル、2−(トリフルオロメチ
ル)−アリル、2−シアノアリル、メタアリル、アクリ
ル、メタクリル、3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプ
ロピルおよび3−(アクリルアミド)−2−ヒドロキシ
プロピルがあげられる。
原則としてモノビニル化合物はビニル性基好ましくはC
H2= CR−(式中Rは前記の意味を有する)基を含
有する任意の既知の低分子量化合物を包含しうるが、し
かし各々特定の場合にはデキストラン誘導体中のビニル
性基と共重合性であるビニル性基が選ばれる。
適当には、このモノビニル化合物は最大20個好ましく
は最高10個までの炭素原子を含有している。本発明に
よるゲルの製造用の出発物質として使用するに適当な低
分子量モノビニル化合物の例はアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルアセテート
、アクリロニトリル、アクリル酸、N,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート
およびジアセトンアクリルアミドである。
デキストランのビニル性誘導体のホモ重合および前記誘
導体と低分子量モノビニル化合物との共重合は遊離ラジ
カル重合に適当な条件下に遂行される。好ましくはこの
反応は水性溶液中で遂行される。例えばパーサルフェー
ド、パーオキサイドまたはアゾイソブチロニトリルが開
始剤として使J用される。これら開始剤のあるものはま
た例えばラジカル形成を促進するアミノ化合物と組合わ
せることができる。そのような促進剤の例としては、3
=ジメチルアミノプロピオニトリルおよびテトラメチル
−1,2−ジアミノエタンおよび亜硫酸} ナトリウム
をあげることができる。更に、H2O2−Fe2fおよ
ばSO32−一 ClO3−のタイプのレドツクス系を
使用することができる。重合は既知の技術によるプロツ
ク重合または分散重合の形式でありうる。
所望によりプロツク重フ合法により得られたプロツクま
たはプレートを粒子形態に微細分割することができる。
本発明のゲルはすべて水および他の通常の非分解性溶媒
に不溶でありそして構造的にはこれは三次元網状構造を
包含している。
その構造によつてこのゲルは種々の限定された程度に前
記溶媒中で膨潤可能である。ここに本発明を多数の実施
例を参照してより詳細に記載する。
例1 18.09のデキストランメタクリレート(Mw=2,
000,0001置換度170μモルメタクリロイル基
/gデキストラン誘導体)および1.709のメタクリ
ルアミドを160m1の蒸留水に溶解させた。
透明な溶液が得られた後、17m1のバツフア一濃縮物
〔これはトリス(ヒドロキシルメチル)アミノメタンに
関しては0.8M1そして酢酸に関しては0.4Mであ
り、PH=8.0である〕を加えた。次いで0.32f
1のカリウムパーオキソジサルフエートを加えた。この
溶液を真空下に抜気しその後で40μ10)N,N,N
′,N′−テトラメチルエチレンジアミンを加えた。次
いでこの溶液を直ちに2.5×74×82mmの大きさ
のガラスカセツト中に注いだ。重合は16時間継続せし
めた。透明なそして機械的に強いゲルスラブが得られた
がこれは更に水を加えた場合ほんのわずかの体積増加を
示した。ゲルの試料片は室温で1時間以内にデキストラ
ナーゼで溶解さわた(酢酸バツフア一PH5.5中のゲ
ル0.25m1に対して50μ9のペニシリウムフニク
ロスムからの酸エンドデキストラナーゼ501t9)。
このゲルスラブ上で人血清の電気泳動を行なつた場合す
ぐれた分離が得られた。デキストランメタクリレート出
発物質は次のようにして製造された。
2,049,000の平均分子量を有するデキストラン
(Mw=2,049,000sMn=185,000、
Mw/Mn=11.05)2009を1800m1の蒸
留水に溶解させそしてこの溶液を攪拌機を付した51の
三頚丸底フラスコに移した。
次いで480m1のピリジンおよび0.159のヒドロ
キノンを加えた。次いで308m1のメタクリル酸クロ
リドを1時間滴加した。このメタクリル酸クロリド添加
の間このフラスコを冷却して20℃の温度を保持させた
。更に4時間溶液の攪拌を行なつている間合成を継続さ
せた。99χエタノールでデキストランメタタリレート
を沈殿させた。
沈殿を1.51の蒸留水に溶解させ、その後でデキスト
ランメタクリレートをエタノールで再沈殿させた。この
沈殿法を8回くりかえした。最終沈殿を21の蒸留水に
溶解させ、この溶液を淵過しそして凍結乾燥させた。例
2 メタクリルアミドの代りにアクリルアミドを使用して例
1をくりかえした。
更に水を加えた場合わずかな体積上昇のみを示す機械的
に安定で且つ透明なゲルスラブが得られた。
このゲルの試料片は室温で1時間以下でデキストラナー
ゼにより液解した(条件に関しては例1参照)。このス
ラブ上で人血清を電気泳動にかけた場合良好な分離が得
られた。例3 メタクリルアミドの代りにヒドロキシエチルアクリレー
トを使用して例1をくりかえした。
機械的に安定なそして透明なゲルスラブが得られた。そ
れぞれのスラブの体積は更に水を加えた場合大きく増加
した。このゲルの試料片は約2時間で例1に記載の条件
下にデキストラナーゼにより溶解した(白色沈殿が形成
した)。人血清をこのゲルスラブ上での電気泳動に付し
た場合良好な分離が得られた。このゲルを1週間2M水
酸化カリウム溶液に曝露したがこの溶液によつて何ら影
響されないことがわかつた。
例4 例1をくりかえしたが、しかしこの場合メタクリルアミ
ドは添加されなかつた。
硬質の透明ゲルが得られた。
更に水を加えた場合認めうる体積変化はなかつた。ゲル
が示すその他の性質は例2に与えられたものと同一であ
つた。例5例1に記載したと同様の方法でデキストラン
アクリレート(例1に記載のデキストランメタクリレー
トと同一分子量および同一置換度)をアクリルアミドと
重合させた。
機械的に非常に安定なそして更に水を加えた場合にその
体積が中等度だけ増加するゲルが得られた。
ゲルのその他の性質は例2に示されているものと同一で
ある。出発物質はデキストランアクリレートであり、こ
れはメタクリル酸クロリドの代りにアクリル酸クロリド
を使用する以外は例1のデキストランメタクリレートと
同一の方法で製造された。
例6 例1に開示されているものと同一の方法で溶液を調製し
たがただしガラスカセツト中に成形する代りにこの溶液
を強く撹拌しつつ2%のセルロースブチレートを含有す
るエチレンクロリド400ゴ中に分散させた(ビーズ重
合)。
約4時間後撹拌を中止しそして約100Itmサイズの
球形ゲル粒子を濾別し、そしてアセトン次いで水で洗つ
た。得られたゲル粒子をガラスカラムに充填し、その後
で種々の蛋白をこのカラムに通してゲル濾過させた。こ
のゲルの蛋白除去限界は周知の方法によつて約150,
000と測定された 濃厚ゲル粒子懸濁液中で人血清を
電気泳動に付した場合に良好な分離が得られた。例7 メタクリルアミドの代りにジメチルアミノエチルメタア
クリレートを使用して例6をくりかえした。
約100μmの直径を有する球形粒子を包含する荷電ゲ
ルが得られた。
この生成物は電気浸透( ElectrOendOsm
Osis)が採用される電気泳動技術に使用することが
できる。例8 例1に開示されていると同一の方法でアリルデキストラ
ン(Mw二3,250,000)置換度1.2ミリモル
アリル基/gデキストラン誘導体)をアクリルアミドと
重合させた。
良好な機械的性質を有するわずかに不透明な硬質ゲルが
得られた。
更に水を加えた場合、それ以上の体積増加はなかつた。
このゲルはデキストラナーゼ(例1に記載の条件)で分
解されそして電気泳動によつて人血清の通常の分離を与
えた。アリルデキストラン出発物質は次の方法で製造さ
れた。平均分子量( Mw)3,248,000(Mw
/ Mn= 27.75)を有するデキストラン400
θを3,000ゴの蒸留水を含有する51の三頚丸底フ
ラスコに仕込んだ。
透明な溶液が得られた後、500ゴの蒸留水に溶解した
120f1の水酸化ナトリウムおよび49のナトリウム
ボロハイドライドを加えた。最後に0.41のヒドロキ
ノンおよび20G9のアリルプロミドを加えた。この溶
液を強く撹拌しつつこの反応を4時間60℃で継続させ
た。100f1の濃酢酸を加えることによつてこの反応
を中止させた。
反応混合物を冷却させた後アリルデキストランを99%
エタノールで沈殿させた。例1にデキストランメタクリ
レートに関して述べたと同一の方法でそれ以後の処理を
行なつた。例9 例8をくりかえしたがただしアクリルアミドの代りに3
:2の重量比のメタクリルアミド−アクリルアミド混合
物が使用された。
透明なそして機械的に安定なゲルが得られ、その体積は
更に水を加えた場合ごくわずかだけ増加した。
このゲルはデキストラナーゼによつて溶解させることが
できそしてこれは電気泳動において容易に人血清を分離
した。例10 例8をくりかえしたがただしアクリルアミドの代りにビ
ニルアセテートが使用された。
ゴム様の性質を有する透明な弾性ゲルが得られた。
このゲルは更に水を加えた場合その体積が大きく増加し
た。このゲルはデキストラナーゼで溶解させることがで
きた。(条件は例1に記載したと同じ)。例11 例8をくりかえしたがただしアクリルアミドの代りにア
クリロニトリルが使用された。
ゴム様の性質およびわすかに黄色を有する透明な弾性体
ゲルが得られた。
このゲルは更に水を加えた場合その体積がわずかに増加
した。例12 アリルデキストランおよびアクリルアミドを例8に開示
されていると同様の方法で重合させたがただし2重量%
のアリルデキストランおよび6重量%アクリルアミドが
溶液中で使用された。
極めて良好な機械的性質を示すわずかに不透明のゲル5
が得られた。このゲルは更に水を加えた場合その体積
がわすかに増加しそしてこわはデキストラナーゼによつ
て溶解されなかつた。人血清の電気泳動は良好な分離を
与えた。例13 ク 例8をくりかえしたがただし使用されたアリルデキ
ストランはM−w= 70,000)置換度1.3ミリ
モル/Iデキストラン誘導体を有していた。
良好な機械的性質を有しそして更に水を加えた場合その
体積をわずかに増大する透明なゲルが得られた。
ゲルのその他の性質は例8に与えられているものと同一
であつた。例14 例13をくりかえしたがただしアリルデキストランの代
りに3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルデキス
トラン(Mw=70,000,置換度0.7ミリモル/
9デキストラン誘導体)が使用された。
得られたゲルは例13のゲルと同一の性質を有していた
3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロピルデキストラ
ン出発物質は例8のアリルデキストランと同様の方法で
製造されたがしかしその場合アリルプロンドを等重量の
アリルグリシジルエーテルで置換しそしてデキストラン
を70,000の平均分子量を有するデキストランで置
換した。
例15 例9をくりかえしたがただしこの場合使用されるデキス
トラン誘導体は3−アリルオキシ−2−ヒドロキシプロ
ピルデキストラン(Mw−3,250,000,置換度
0.7ミリモル/9デキストラン誘導体であつた。
得られたゲルの性質は例9で得られたゲルの性質に相当
した。
出発物質として使用された3−アリルオキシ2−ヒドロ
キシプロピルデキストランは例14に使用されているデ
キストラン誘導体に相当する方法で製造されたがしかし
その場合デキストランは例8で使用されたものと同一の
平均分子量を有していた。
例16 “例9をくりかえしたがただしこの場合デキストラン誘
導体は2−クロロアリルデキストラン(Mw二3,25
0,000、置換度0.56ミリモル/lデキストラン
誘導体の形を有していた。
得られたゲルの性質は例9で得られたゲルの性質に相当
していたがただしこの場合このゲルは電気泳動において
一層良好な分離を与えた。出発物質として使用された2
−クロロアリルデキストランは例8のアリルデキストラ
ンと同様の方法で製造された。
しかしこの場合、アリルプロミドは等モル数の2,3−
ジクロロプロパンで置換された。例17 例9をくりかえしたがただしこの場合使用されたデキス
トラン誘導体はメタアリルデキストラン(Mw= 3,
250,000、置換度0.6ミリモル/1pデキスト
ラン誘導体)であつた。
得られたゲルの性質は例16のゲルに関して得られたも
のに相当した。出発物質として使用されたデキストラン
誘導体は例8で使用されたアリルデキストランと同様の
方法で製造されたがただしこの場合アリルプロミドは等
モル数のメタアリルクロリドで置換された。
例18 16yのアリルデキストラン(Mw二3,250,00
0,置換度1.2ミリモル/yデキストラン誘導体)お
よび41のアクリルアミドをトリス(ヒドロキシメチル
)アミノメタンに関して0.5モル濃度そして酢酸に関
して0.04モル濃度のバツフア一( PH8.O)8
0d中に溶解させた。
次いで0.5Sのカリウムバーオキシジサルフエートを
加えた。重合は16時間継続せしめた。透明な硬質のそ
して機械的に安定なゲルが得られ、これは約80%の水
を含有していた。
例19例9で調製された溶液および例18で調製された
溶液から孔度勾配ゲルを製造した。
各溶液を孔度勾配ミキサーのそれぞれの容器に注ぎそし
てその混合物を下からガラスカセツト中にポンプで送り
込み、ガラスカセツトの底に向つて漸増するデキストラ
ン誘導体濃度が得られるようにした。重合は16時間継
続させた。透明なそして機械的に安定な勾配ゲルが得ら
れた人血清をこのゲル上で4時間の電気泳動に付した場
合非常に良好な分離が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )または ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(式中Aは−
    CH_2−または−O−であり、そしてRは水素原子、
    メチル基、トリフルオロメチル基、弗素、塩素または臭
    素原子、またはシアノ基である)のビニル性基を含有す
    るデキストラン誘導体の遊離ラジカルホモ重合またはそ
    のようなデキストランのビニル性誘導体と低分子量モノ
    ビニル化合物との遊離ラジカル共重合により得られる重
    合体を包含することを特徴とする、電気泳動分離法で使
    用するためのデキストラン誘導体ゲル。 2 出発物質たるデキストラン誘導体中のビニル性基の
    置換度が式( I )の置換基の場合にはデキストラン誘
    導体1g当り0.3〜1.5ミリモル好ましくは0.5
    〜1.2ミリモルそして式(II)の置換基の場合にはデ
    キストラン誘導体1g当り0.05〜1ミリモルである
    ことを特徴とする、前記第1項記載のデキストラン誘導
    体ゲル。 3 ビニル性基を含有するデキストラン誘導体の量が反
    応成分全重量基準で20〜100重量%好ましくは75
    〜95重量%であることを特徴とする、前記第1項また
    は第2項記載のデキストラン誘導体ゲル。
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