JPS5947985B2 - 板金部材の防振処理方法 - Google Patents

板金部材の防振処理方法

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JPS5947985B2
JPS5947985B2 JP3477780A JP3477780A JPS5947985B2 JP S5947985 B2 JPS5947985 B2 JP S5947985B2 JP 3477780 A JP3477780 A JP 3477780A JP 3477780 A JP3477780 A JP 3477780A JP S5947985 B2 JPS5947985 B2 JP S5947985B2
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JP
Japan
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vibration
sheet
sheet metal
bituminous
heat
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Expired
Application number
JP3477780A
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English (en)
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JPS56133158A (en
Inventor
工 加賀谷
靖雄 南里
淳平 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Publication date
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  • Springs (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両等の板金部材の防振処理方法に関する。
更に詳細には美装性と防振性の秀れた板金部材の防振処
理方法に関する。従来から瀝青系防振シート(以下防振
シートという)は公知であシ、車両、特には自動車の床
面、ダツシユパネル等の板金部材上に載置され、加熱に
より熱融着せしめて防振効果を求めていた。
その組成はストレートアスファルトあるいはフロンアス
ファルトに、天然及び合成ゴムあるいは合成樹脂類を加
えバインダー成分とし、熱溶融したバインダー成分にア
スベストで代表される繊維質充てん剤及び滑石粉、珪藻
土等の粉質充てん剤を加えて混練し、シート状に圧延さ
れ、所望の形状に裁断して供給されている。これらの防
振シートは安価で、且つ作業が簡便であるため、自動車
の板金部材を中心に20年来使用されて来ているもので
あるが、主成分が瀝青質であるため美観の点では秀れて
いるとは言えなかつた。
一般に自動車の床面に熱融着された防振シート上にはカ
ーペット等が半固定的に敷かれるため、美装性は必要と
しない。しかしながら、例えばトランクルームにおいて
はユーザーが防振シート上に置かれたマット類を取わ出
す機会が多く、従つてトランクルーム内は美装性を必要
とし、防振シート表面をも含めて上塗り塗料が塗布され
る。
ところが、防振シートと上塗シ塗膜との熱膨張率及び冷
却に伴う収縮率が異るため、上塗わ塗膜にクラックが生
じる。特に端部において多く発生するため、ますます美
観を損いその改良が望まれている。かかる現況に鑑み本
発明者らが鋭意検討した結果、意外にも特定形状の凹凸
部面を有する防振シートをその凹凸部面を表面にして板
金部材に載置したのち、該防振シートに熱を加えて放冷
したのち、あるいは加えずして該凹凸部面に塗料を塗布
し、しかるのち熱を加えると防振シートの熱融着と塗膜
の硬化が同時に進行し、クラック等の不具合のまつたく
ない美装性と防振性に秀れた防振処理を施し得ることを
見い出したものであわ、本願発明の目的とするところは
、美装性と防振性に秀れた防振処理方法を提供すること
にある。
しかして本願発明の要旨とするところは、車両の床など
の板金部材に熱軟化融着せしめて用いる瀝青系防振シー
トの表面の全面にわたつて、多数の凹凸部を設けてなり
、且つ(;)たがいに連通した該凹部の平面図全面積が
該瀝青系防振シートの平面図全面積の約10〜90%を
占め、(4)独立した該凸部1個当りの平面図面積が約
0.7〜1807!IJIであシ、Qil)該凹部の深
さが該瀝青系防振シートの凸部を含む部分の厚みの約1
0%以上である該瀝青系防振シートをその凹凸部面が表
面になる如く板金部材に載置し、該瀝青系防振シートに
熱を加えて放冷したのち、あるいは加えずして該凹凸部
面に塗料を塗布し、しかるのち熱を加えて瀝青系防振シ
ートの熱融着と塗膜の硬化とを同時に行わしめる板金部
材の防振処理方法に存する。
本発明において用い得る防振シートは、板金部材に単に
載置され加熱により熱軟化融着せしめるものである。
これらの板金部材にいつたん熱融着せしめた防振シート
、あるいは熱融着せしめる前の防振シート上に美装のた
め熱硬化型の上塗り塗料を塗布し熱を加えた場合、加熱
炉から取り出された硬化上塗ジ塗膜を有する熱軟化状態
の防振シートが冷却していく段階で収縮を起し、硬化上
塗b塗膜にクラツクが生じる。これらの美観を損うクラ
ツクは、焼付けの繰シ返し頻度が多い程、又上塗b膜厚
が厚い程発生し(易いことが知られている。
本発明においてはこれらの条件下においてもクラツクを
生ぜず、なおかつ秀れた防振性を顕現し得る有効にして
極めて簡便な防振処理方法を提供するものである。本発
明においては、防振シートの表面の全面に(わたつて多
数の凹凸部が設けられてお)、凹部はたがいに連通し、
多数の凸部が独立して存在している。
本発明における独立した個々の凸部分の形状は、その平
面図形状が円形、だ円形、正方形あるいは 4長方形で
あるを問わないが、好ましくは円形、だ円形である。
本発明においては該凸部の1個当bの平面図面積は約0
.7〜180iであることを必須要件とするもので、好
ましくは40〜100v1である。平面図面積が0.7
d以下の場合、クラツク防止効果はなく逆に微クラツク
が発生し易い傾向にあり、1807!IJ以上の場合は
、凸部上面にクラツクが生じ好ましくない。又、凸部の
断面図形状は、たとえば半円形、台形、方形、その他任
意の形状であることが出来る。又、本発明においては、
たがいに連通した該凹部の平面図全面積が該防振シート
の平面図全面積の約10〜90%であることを必須とす
るもので、好ましくは30〜70%である。
約10%以下の場合凸部分同志が熱軟化融着時に融着し
、凹部分が実質的に消滅しフラツトに近い面となv、ク
ラツクが発生する。又、該凹部の平面図全面積が90%
以上の場合、該凹部分の底面部にクラツクが発生し好ま
しくない。更に本発明においては、該凹部の深さが該防
振シートの凸部を含む部分の厚みの約10%以上である
ことを必須要件とするもので、好ましくは30〜70%
である。
約10%以下の場合、熱軟化融着時に凹部が実質的に消
滅し、フラツトに近い面とな)、クラツクが発生する。
本発明においては防振シートの片面の全面にわたつて多
数の凹凸部を設けるもので、該防振シートを板金部材に
載置するに際し、板金部材には該防振シートの平面側を
接して載せ、上塗り塗料は該防振シートの凹凸部面に塗
布することを必須とするもので、逆の場合何らクラツク
防止効果を顕現し得ないものである。
凹凸部面を表面とする前記条件が満されておれば、板金
部材と直接接する防振シート面はフラツトであつても、
凹凸を有していても何ら制限はない。板金部材に載置さ
れた防振シートに塗料を塗布する場合、該防振シートは
板金部材に一旦熱融着され放冷した状態であつても良く
、あるいはそのままの状態であつても良い。
防振シートの凹凸部面に塗布された塗料は、焼付炉にお
いて熱軟化融着状態の防振シート上に硬化塗膜を形成す
るものであるが、焼付炉から出た冷却段階においてまつ
たくクラツクを生ぜず、防振シートの熱融着と塗膜の硬
化を極めて有効に、同時に成さしめるものである。本発
明に用い得る塗料は任意であつて良く、何ら制限はない
アミノアルキド樹脂、ウレタン化アルキド樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂あるいはラツ
カ一系の塗料等であつて良く、その膜厚は乾燥膜厚で2
0〜50μ程度が好ましい。加熱に要する温度は防振シ
ートに塗布される塗料の焼付条件に従えば良いが、約1
00〜180℃である。
約100℃以下では板金部材に対する防振シートの熱融
着が十分でなく、また180℃以上では溶融状態に近い
状態にまで軟化し、凹凸形状が消滅したジ、防振シート
自身がタレ切れたD、ズレなどの不具合が生じるため好
ましくない。本発明の防振シートの材質それ自体には、
とくべつな制約はなく、瀝青系、ゴム系などの公知の任
意の材質を選択利用できる。このような材質の具体例と
しては、例えばストレートアスフアルト、プロンアスフ
アルトの如きバインダー材;例えば、合成ゴム、石油樹
脂、オレフイン系樹脂の如き変性材;例えば石綿、鉱滓
綿、有機繊維、古紙の粉砕物の如き繊維状充てん材;例
えばタルク、硅藻土、炭酸カルシウム、産業廃棄物(焼
却灰)などの如き粉体充てん材等を例示することができ
る。本発明の防振シートは、上記例示の如きバインダー
材、変性材、繊維状充てん材、粉体充てん材等の防振材
用材料を適宜に選択組み合わせて、加熱混練、押出しし
、例えばカレンダーロールの如きシーテング手段でシー
ト状に成形したのち、所望凹凸形状を付与できるエンボ
スロールでエンボス加工することにより、容易に作製す
ることができる。以下、比較例と共に、実施例によシ本
発明について更に詳しく説明する。
*水比較例ストレートアスフア
ルト(60〜80)24重量部、プロンアスフアルト(
5〜10)65重量部を加熱溶融し、十分に混合する。
混合アスフアルト中にスチレン−ブタジエンゴムのラテ
ツクス8重量部と石油樹脂3重量部を徐々に加え引き続
き十分に加熱混合し、バインダーを得る。該バインダー
100重量部にアスベスト7T−5(カナダ レークア
スベスト社製)30重量部、滑石粉40重量部を加え保
温混練機にて一定巾で回転する無端ベルト上に押し出す
。送風、散水等の手段で冷却しながらカレンダーロール
にて2Tft!IL厚のシート状に圧延し、防振シート
を得た。実施例 比較例と同一の組成物を十分に混練し、混練物をカレン
ダーロールにより2m厚に圧延直後エンボスロールにて
加工し、防振シートに施された互いに連通した凹部分の
深さが0.8wtm、面積45%のエンボス入V).防
振シートを得た。
得られた防振シートに施された凸部分の形状は、直径1
0Tmの独立した円筒状の平面図面積が78.5mJI
である凸部分がタテ、ヨコに2wn間隔で並列している
。比較例で得た防振シートと実施例で得た防振シートを
用い表−1の左欄に示した条件で試験板を作成したのち
、自動車用上塗ジ塗料を約40u塗布し、約15分間室
温でセツテイングしたのち約150℃の温度で30分間
の焼付を行つた。放冷後の上塗ジ硬化塗膜の外観は表−
1の右欄に示した通りであつた。この様に本発明になる
防振処理方法は極めてすぐれたものであることが判明し
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車両の床などの板金部材に熱軟化融着せしめて用い
    る瀝青系防振シートの表面の全面にわたつて、多数の凹
    凸部を設けてなり、且つ(i)たがいに連通した該凹部
    の平面図全面積が該 瀝青系防振シートの平面図全面積
    の約10〜90%を占め、(ii)独立した該凸部1個
    当りの平面図面積が約0.7〜180mm^2であり、
    (iii)該凹部の深さが、該瀝青系防振シートの凸部
    を含む部分の厚みの約10%以上、である該瀝青系防振
    シートを該凹凸部面が表面になる如く板金部材に載置し
    、該瀝青系防振シートに熱を加えて放冷したのち、ある
    いは加えずして、該凹凸部面に塗料を塗布し、しかるの
    ち熱を加えて瀝青系防振シートの熱融着と塗膜の硬化と
    を同時に行わしめることを特徴とする板金部材の防振処
    理方法。
JP3477780A 1980-03-21 1980-03-21 板金部材の防振処理方法 Expired JPS5947985B2 (ja)

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JPS56133158A JPS56133158A (en) 1981-10-19
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6167296A (ja) * 1984-09-03 1986-04-07 ジーメンス・アクチエンゲゼルシヤフト 差込み可能な電気的素子グループを受容するためのフレーム
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JPH0544787B2 (ja) * 1985-05-14 1993-07-07 Murata Manufacturing Co
JPH0544786B2 (ja) * 1985-05-14 1993-07-07 Murata Manufacturing Co

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