JPS594779Y2 - 塗膜付与装置 - Google Patents

塗膜付与装置

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JPS594779Y2
JPS594779Y2 JP2015379U JP2015379U JPS594779Y2 JP S594779 Y2 JPS594779 Y2 JP S594779Y2 JP 2015379 U JP2015379 U JP 2015379U JP 2015379 U JP2015379 U JP 2015379U JP S594779 Y2 JPS594779 Y2 JP S594779Y2
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coating film
coating
film
gravure cylinder
impression roller
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JP2015379U
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JPS55119180U (ja
Inventor
信之 萩原
Original Assignee
東京磁気印刷株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、グラビアシリンダーを用いた塗膜付与装置に
関するものであり、特に磁気記録体を製造するに使用し
うるような塗膜付与装置に関するものである。
磁気記録体を製造する場合に、塗膜材料としての磁気塗
料をフィルム面に均一に付与する方法の1つとしてグラ
ビアシリンダーを用いるグラビア方式が採用されている
グラビア方式が特に磁気テープの製造に汎用されている
理由は、フィルムにある程度の厚さむらがあっても、実
用的に電気磁気特性上支障のない均一な塗布厚の磁性膜
を形成することが出来るからである。
この種の従来のグラビア方式の原理について次に説明す
る。
添付図面の第1図は従来のグラビア方式を実施するグラ
ビア塗布機の概略側面図であり、第2図は第1図のグラ
ビア塗布機の概略正面図である。
第1図において1はグラビアシリンダーと一般に真ちゅ
うあるいは銅合金で作成され、その円周面に斜めに(一
般にシリンダーの回転軸01に対して30〜60°の角
度をなすようにして)断面はは゛三角形の凹溝6が連続
して設けられている。
そして一般にこのグラビアシリンダーの全周面硬質クロ
ームメッキがほどこされ、さらに鏡面に研磨されている
この凹溝の寸法は塗布厚、塗料の粘度などにより適宜選
択される。
3はフィルムで磁気テープの製造においては厚さ3〜5
0μ程度のポリエステルフィルムか゛用いられる。
用途によってはアセテートフィルム、pvcフィルムあ
るいは紙などが′用いられる。
2はインプレッションローラーで表面は一般にネオプレ
ンゴムで被覆されている。
硬度はテ゛ユロメーター硬度で55〜90が目的別に選
択される。
4はドクターブレードと称されるもので厚さ0.3〜Q
、7mm程度の弾性鋼板、あるいはプラスチック板など
が用いられる。
これは、塗布時グラビアシリンダー1に付着された余分
の塗料(インキ)をかきおとす目的の為に設けられるも
ので、軸13にて固定され矢印12の方向に押し付けら
れており、使用時は、矢印14.15(第2図参照)の
方向に交互に摺動している。
5はインキパンで、7はインキパン5に貯蔵された塗料
である。
次にこのようなグラビア塗布機にて塗料をフィルムにコ
ートする場合の動作について簡単に説明する。
第1図および第2図に於いてグラビアシリンダー1は回
転軸01を中心として矢印16の方向に一定の回転数で
回転する。
フィルム3はこのグラビアシリンダー1とインプレッシ
ョンローラー2(02を軸として矢印17方向に回転)
とにはさまれて矢印18の方向に定速度で移動する。
このときインプレッションローラー2は矢印11の方向
(回転軸01と回転軸02とを結んだ線の方向)に一定
の圧力がかけられている。
いまグラビアシリンダー1が矢印16の於向に定速回転
すると、インキパン5内の塗料7はグラビアシリンダー
1の凹溝6に入ってすくい上げられてゆく。
ドクターブレード4により余分の塗料8はかきとられて
、参照番号9に示すようにほぼ凹溝の中だけにのこるよ
うになる。
インプレッションローラー2とグラビアシリンダー1の
互いに対向するところで、凹溝6中の塗料はフィルム3
上に転移される。
この転移された塗料は参照番号21で示すように断面鋸
歯状になっているが、塗布機に固定された平滑化装置2
0により、参照番号10で示すごとく表面平坦となる。
このような従来のグラビア塗布機でフィルム3に塗布し
た直後の塗膜21のフィルム3の巾方向の塗膜断面形状
は、第3図で示すように形成される。
即ち塗膜面エツジ22’、23’が塗膜中央部に比較し
てやや盛上る。
さらに、第2図に示すように、グラビアシリンダー1の
回転軸01に対して矢印16のような方向に回転をする
グラビアシリンダー1の円周面の凹溝6の傾斜方向か′
第2図に示すような場合には、塗膜面エツジ22’、2
3’の盛上り程度は、第3図に示すように23′の方が
22′より大となる。
凹溝6の傾斜方向が第2図に示したのと逆になっている
場合には塗膜の盛上りは22′の方が23′より大とな
る。
フィルム3上に第1図のように形成された塗膜21は、
未乾燥の状態で、直ちに平滑化装置20によりスムージ
ングされてならされるが、この際、塗膜面エツジ22’
、 23’も若干ならされて小さくなる。
しきし、塗膜フィルム3′が乾燥されて第4図に示すよ
うにロール状に巻取られた時、第3図に示す塗膜面エツ
ジ22’、 23’が第4図に示す盛上り22”、23
”を作る。
これに依り、第4図に示すロールの巻きを戻す時、原反
テープの22”、23”部が局部的に異常変形(クルミ
)シ、細いテープ状にスリットした時、22”、23”
部が細いテープにして数本分取得出来ない欠陥が生じて
いた。
特に、第2図に示すフィルム3の厚みがうすい場合、ま
たフィルム3に転移される塗膜21が厚い程、この傾向
が強く、歩留り低下の原因になっていた。
このような歩留り低下の原因となる塗膜面エツジに生ず
る盛上り22′、23;を、塗膜転移後すぐにミニドク
ター等を用いてかき落してしまうことが考えられるが、
これでは充分な効果が得られない。
また、ロールとして巻取る前に原反テープの両耳部を切
り落して、盛上り部22’、23’を切除してしまうこ
とも考えられるが、これでは原反中が短くなってしまう
ため次工程に支障をきたして好ましくない 本考案の目的は、このような従来技術の問題点にかんが
みて、塗膜面エツジに盛上り部を生じないようにした塗
膜付与装置を提供することである。
上述したような従来技術の問題点を解決するために、ま
ず、第3図に示す塗膜面エツジの盛上り22’、 23
’の生ずる原因について考察する。
第1図に示すようにグラビアシリンダー1とインプレッ
ションローラー2のニップ時には、凹溝6に、インプレ
ッションローラー2の表面を被覆したゴムが、わずかな
がらくい込む為凹溝から押し出された塗料の溜24が出
来る。
この為、第2図に示すインプレッションローラー2の両
エツジ22.23から、溜った塗料24の一部が塗料の
流れ24’、 24“となって流れ出し、第3図に示す
ように、転移直後は、フィルム3上に、塗膜中央部に比
較してやや盛上’) 22’、23’を持った塗膜が形
成される。
従って、盛上り22’、23’の因子としては、第1図
に示すインプレッションローラー2の印圧11が大きく
左右すると考えられ、この印圧11を小さくすれば盛上
り22’、23’の生ずるのを防止できると考えられる
が、正常な均一な転移を得るにはあまり印圧11を下げ
ることはできない。
そこで、盛上り部22’、23’の生ずる上述したよう
な原因を詳細に検討してみると、インプレッションロー
ラー2の両エツジ22、23がグラビアシリンダー1の
凹溝6の有効塗膜中29(第2図参照)内にあることに
起因していることがわかる。
従って、塗膜面エツジに盛上り部22’、23’を生じ
ないようにするためには、第2図に示すグラビアシリン
ダー1の円周面に設けられた連続した凹溝の有効塗膜中
をインプレッションローラー2の巾よりわずかにせまく
すればよい。
しかし、単にこのようにしたのでは次のような問題が生
じてしまう。
すなわち、第5図は、第1図および第2図に例示した従
来の塗膜付与装置において単にグラビアシリンダー1の
凹溝の有効塗膜中をインプレッションローラー2の巾よ
りわずかにせまくしたもので、フィルム3に塗膜した直
後の状態を示している。
第5図において、25はフィルム3の巾を、26はフィ
ルム3の長さ方向を、27は塗膜を、28は塗膜の未転
移部を示している。
また、第5図のA−A線に沿って見た断面図を第6図に
示している。
第5図、第6図に示すようなパターンの塗膜転移では、
特に、多層塗布の場合、その後のスムージングしても均
一な面が得られず、外観が悪く、電気磁気特性上も支障
を起す。
このような未転移部を有するような塗膜パターンとなっ
てしまうのは、次の理由によるものと考えられる。
すなわち、有効塗膜中(第2図において参照番号29で
示す)がインプレッションローラー2の巾よりせまい場
合、インプレッションローラー2をグラビアシリンダー
1に圧着した時にインプレッションローラー2のtJj
ゴムのグラビアシリンダー1の溝6にくい込む量がイン
プレッションローラー2の両エツジ部付近では極端に少
なくなり、その上、グラビアシリンダー1の凹溝が円周
面に斜めに傾斜しているため、圧着部に溜る塗料(第1
図において参照番号24で示す)の量がインプレッショ
ンの巾方向で不均一になり、転移直後の塗膜面は、グラ
ビアシリンダー1の凹溝の凸部に相当する部分が抜けた
ような転移面となってしまう。
このような理由にかんがみ、本考案者は、グラビアシリ
ンダーの凹溝を円周面に斜めに傾斜して設けるのでなく
、グラビアシリンダーの回転軸に直交する方向に凹溝を
均一に設けるならば、凹溝の断面形状が有効塗膜中にわ
たって均一になるので、有効塗膜中をインプレッション
ローラーの巾よりわずかにせまくしても、圧着部に溜ま
る塗料の量もインプレッションローラーの巾方向で均一
になり、均一な塗膜面が得られるのではないかと考え、
種々実験した結果、第7図において参照番号21′で示
すように、フィルム両端部に塗膜の盛上りも生ぜずまた
未転移部も生じない転移塗膜が得られることが確認され
、また、この転移塗膜をその後にスムージングすること
によって均一な良好な塗膜面とすることができることも
確認された。
第8図は、上述したような本考案の原理に従って構成し
た塗膜付与装置の一実施例を概略的に示す第2図と同様
の図である(但し、第8図では塗料を貯蔵したインキパ
ンは省略されている)。
第8図において、1′はグラビアシリンダーで、このグ
ラビアシリンダー1′には、その回転軸01と直交する
方向において連続した凹溝6′か゛間隔を置いて円周面
に形成されている。
凹溝6′の有効塗膜中29′は、インプレッションロー
ラー2′の巾30よりわずかにせまくされている。
このような本考案の塗膜付与装置によれば、塗膜側エツ
ジ部に盛上り部を生ずることもないし、転移上の欠陥も
なんら生じず、良好な塗膜フィルムを歩留り良く製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図は従来のグラビア塗布機の概略側面図
、第2図は第1図のグラビア塗布機の概略正面図、第3
図は第1図および第2図の塗布機によって得られる塗膜
断面を例示する図、第4図は第3図に示すような塗膜断
面を有するような塗膜フィルムをロール状とした場合を
暗示する図、第5図から第7図は本考案の原理を説明す
るための図、第8図は本考案の一実施例としての塗膜付
与装置を暗示する第2図と同様の図である。 1′・・・・・・グラビアシリンダー、2′・・・・・
・インプレッションローラー、3・・・・・・フィルム
、4・・・・・・ドクターブレード、5・・・・・・イ
ンキパン、6′・・・・・・凹溝、7・・・・・・塗料
、01・・・・・・回転軸、29′・・・・・・有効塗
膜中、30・・・・・・インプレッションローラーの巾

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. グラビアシリンダーおよび被塗膜フィルムを該グラビア
    シリンダーに圧接させるインプレッションローラーを用
    いた塗膜付与装置において、前記グラビアシリンダーの
    円周面に間隔を置いて設けられる凹溝はそのグラビアシ
    リンダーの回転軸に対して直交する方向において連続し
    ており、且つその有効塗膜中は前記インプレッションロ
    ーラーの巾よりわずかにせまくしたことを特徴とする塗
    膜付与装置。
JP2015379U 1979-02-19 1979-02-19 塗膜付与装置 Expired JPS594779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015379U JPS594779Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 塗膜付与装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015379U JPS594779Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 塗膜付与装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55119180U JPS55119180U (ja) 1980-08-23
JPS594779Y2 true JPS594779Y2 (ja) 1984-02-13

Family

ID=28850585

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JP2015379U Expired JPS594779Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 塗膜付与装置

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JPS55119180U (ja) 1980-08-23

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