JPS5946503B2 - イソチオ尿素誘導体 - Google Patents

イソチオ尿素誘導体

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JPS5946503B2
JPS5946503B2 JP14522476A JP14522476A JPS5946503B2 JP S5946503 B2 JPS5946503 B2 JP S5946503B2 JP 14522476 A JP14522476 A JP 14522476A JP 14522476 A JP14522476 A JP 14522476A JP S5946503 B2 JPS5946503 B2 JP S5946503B2
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JP14522476A
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孝司 松井
淳三 飛塚
浩三 小山田
正己 小川
義雄 山崎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般式 05R20 11111(1) R10CN=C−NHCNH−R3 〔式中、R、は低級アルキニル基を示し、R、は低級ア
ルキル基、低級アルケニル基または低級アルキニル基を
示し、R3は低級アルキル基、シクロヘキシル基または
基oxn(式中、Xはハロゲン原子または低級アルキル
基を示し、nは1乃至3の整数を示す。
)を示す。〕で表わされる新規なイソチオ尿素誘導体に
関する。前記一般式(I)の化合物は、次に示すような
互変異性として存在することができる。
(式中、R7、R2およびR3は前述したものと同意義
を示す。
)前記一般式(I)の定義において低級アルキル基とは
炭素数1乃至3個を有する直鎖状または分枝鎖状のアル
キル基、例えばメチル、エチル、n−プロピルまたはイ
ソプロピルを示し、低級アルケニル基とは炭素数3また
は4個を有する直鎖状または分枝鎖状のアルケニル基、
例えばアリル12−ブテニル、 1−メチルー2−プロ
ペニルまたは3−ブテニルを示し、低級アルキニル基と
は炭素数3または4個を有する直鎖状または分枝鎖状の
アルキニル基、例えば2−プロビニル、 1−メチルー
2−プロビニル、 2−ブチニルまたは3−ブチニルを
示す。
また,R,が式→(=》111を有する基である場合、
それは例えば0−、m−もしくはp−クロロフエニル
p−プロモフエニル,2,4−ジクロロフエニル、2,
4,6−トリクロロフエニル、o−,m−もしくはp−
トリル、4−エチルフエニルまたは2−n−プロピルフ
エニルのようなハロゲン原子または炭素数1乃至3個を
有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を置換分とし
て1乃至3個有するフエニル基である。この発明の新規
イソチオ尿素誘導体としては例えば次のものがあげられ
る。(1) 1−p−トリルカルバモイル−3−(2−
プロピニルオキシカルボニル)−2−メチルイソチオウ
レア(2) 1−p−クロロフエニルカルバモイル一3
一(2−プロピニルオキシカルボニル)−2−メチルイ
ソチオウレア(3) 1−(2,4−ジクロロフエニル
カルバモイノ(へ)−3−(2−プロピニルオキシカル
ボニル)−2−メチルイソチオウレア(4) 1−(2
,4,6−トリクロロフエニルカルバモイル)−3−(
2−プロピニルオキシカルボニル)−2−メチルイソチ
オウレア(5) 1−シクロヘキシルカルバモイル−3
−(2ープロピニルオキシカルボニノリ一2−メチルイ
ソチオウレア(6) 1−イソプロピルカルバモイル−
3−(2ープロピニルオキシカルボニル)−2−メチル
イソチオウレア(7) 1−p−クロロフエニルカルバ
モイル一3一(2−プロピニルオキシカルボニノ(ハ)
−2−アリルイソチオウレア(8) 1−p−トリルカ
ルバモイル−3−(2−プロピニルオキシカルボニル)
−2−アリルイソチオウレア(9) 1−イソプロピル
カルバモイル一3−(2一プロピニルオキシカルボニル
)−2−アリルイソチオウレアQIl−p−ロルカルバ
モイル一3−(2−プロピニルオキシカルボニノリ一2
−(2−プロビニル)イソチオウレアσD11−イソプ
ロピルカルバモイル−3−(2−プロビニルオキシカル
ボニル)−2−(2−プロピニル)イソチオウレア(1
2) 1−p−プロモフエニルカルバモイル一3−(2
−プロピニルオキシカルボニル)−2−メチルイソチオ
ウレアこの発明による新規化合物(1)は、下記式に示
す方法により製造することができる。
(式中,Rl,R2およびR3は前述したものと同意義
を有し、Xはハロゲン原子,スルホン酸残基、リン酸残
基を示す。
)この発明の新規なイソチオ尿素誘導体(1)の製法を
実施例を示して更に詳細に説明する。
実施例 1 1−p−トリルカルバモイル−3−(2−プロピニルオ
キシカルボニル)−2−メチルイソチオウレアチオアロ
フアン酸プロピニル1,589,ヨードメタン1.69
、炭酸カリウム1.49をアセトン20d中に混和し,
室温で約10時間撹拌した。
不溶分を淵別し、p−トリルイソシアネート1.339
を加えて室温で6時間放置した後、溶媒を減圧下で留去
し,残留物をベンゼンより再結晶すると融点137〜1
40℃を有する白色結晶の目的化合物1.89が得られ
た。収率59%。実施例 21−イソプロピルカルバモ
イル−3−(2−プロビニルオキシカルボニル)−2−
アリルイソチオウレア実施例1においてヨードメタンの
換りにアリルブロマイド1.259を、p−トリルイソ
シアネートの換りにイソプロピルイソシアネート0.9
f!を夫々用いて実施例1と同様に処理すると融点77
〜79℃を有する無色結晶の目的化合物1.9gが得ら
れた。
収率6668%o実施例 3 1−イソプロピルカルバモイル−3−(2−プロピニル
オキシカルボニル)−2−(2−プロピニル)イソチオ
ウレア実施例2においてアリルブロマイドの換りに2−
プロピニルプロマイド1.39を用いる他は実施例1と
同様に処理すると融点94〜97℃を有する白色針状晶
の目的化合物1.739が得られた。
収率61%。上記実施例1乃至3の方法に準じて次の化
合物が製造された。
この発明の新規なイソチオ尿素誘導体(1)は、農薬、
特に植物生長調節剤として有用である。
本発明者等は、ジベレリンの作用を増強する目的で種々
の化合物を合成し検討した結果,前記一般式(1)を有
する化合物をジベレリンと併用すると,意外にもジベレ
リンの活性が著しく増大されることを見出した。即ち,
前記一般式(1)を有する化合物の1種または2種以上
をジベレリンと併用することにより、高価なジベレリン
の使用量を低減せしめることができるばかりでなく、ジ
ベレリン単用に比較して植物の生長、開花、発芽、単為
結実等の促進または調節作用が増強される。特に生長促
進効果が著しく,農業上極めて有用である。前記一般式
(1)において、優れた共力効果を示す化合物は,R,
が2−プロピニル基であり、R2がメチル基であり,R
3がイソプロピル基、p−トリル基またはp−クロロフ
エニル基の場合である。
本発明の化合物を農園芸用薬剤として使用する場合には
、これを直接に適用するか、担体および必要に応じて他
の補助剤と混合して農薬製剤として通常用いられる製剤
形態、たとえば、粉剤、粗粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、
水溶液剤等に調製して使用する。
適当な固体担体としては,クレー、タルク、粘土、カオ
リン、ベントナイト、白土類,炭酸カルシウム,珪藻土
、無水ケイ酸、合成ケイ酸カルシウム等の無機物質があ
げられる。
また適当な液体担体としては,リグロイン、ケロシン,
鉱油等の脂肪族炭化水素;ベンゼン,トルエン、キシレ
ンメチルナフタリン等の芳香族炭化水素;クロロホルム
,ジクロルエタン等の塩素化炭化水素:メタノール,イ
ソプロパノール,n−ブタノール等のアルコール類;ア
セトン,メチルエチルケトン,シクロヘキサノン等のケ
トン類;エタノールアミン、ジメチルホルムアミド等の
アミン誘導体等があげられる。さらに本発明の化合物を
有効成分とする農園芸用薬剤には,製剤の性状を改善し
,あるいは生長効果を高める目的で、非イオン性および
イオン性の種々の界面活性剤や,アルギン酸ソーダ,カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース,ポリビ
ニルアルコール等の高分子化合物や他の補助剤を併用す
ることもできる。
本発明の化合物をジベレリンと併用する場合には,ジベ
レリン1部に対し前記一般式(1)を有する化合物の1
種または2種以上を0.1ないし100部配合すること
が好ましく、特に好適には0.5ないし20部であるが
,これによつて本発明は限定されるものではない。
次に本発明の化合物とジベレリン配合植物生長調節剤の
製剤例を示す。
文中単に部とあるのは全て重量部を意味する。製剤例
1 粉剤 ジベレリン1部、1−イソプロビルカルバモイル−3−
(2−プロビニルオキシカルボニル)−2−(2−プロ
ピニノ(ハ)イソチオウレア(化合物番号11)5部、
タルク47部,クレー47部を混合機中で均一に混合し
、ハンマーミルで粉砕して粉剤を得る。
製剤例 2 水和剤 ジベレリン5部,1−p−トリルカルバモイル−3−(
2−プロピニルオキシカルボニノリ一2一メチルイソチ
オウレア(化合物番号1)20部、クレー54部,硅藻
土10部、ホワイトカーポン5部,リグニンスルホン酸
ナトリウム3部,ニユーコール1106(日本乳化剤社
商品名)2部およびポリビニルアルコール1部を混合機
中で均一に混合し,ハンマーミルで3回粉砕して水和剤
を得る。
本発明の化合物とジベレリンとの配合剤は,水で希釈し
て、植物全体または特定器官(例えば花,果実等)に散
布するか,播種前の種子または生育中の植物の特定器官
を浸漬するか,もしくは植物の生育前または生育中の土
壌に潅注する等の方法.あるいは粉末をそのまま播種前
の種子に粉衣するか、生育中の植物に散粉するか、もし
くは播種前または生育中の土壌に混和する等の方法によ
り施用される。
施用量は対象植物、目的とする効果,施用方法等によつ
て大きく異なるが,例えば生長促進効果を目的として植
物体に散布する場合は、上記製剤を有効成分濃度として
10〜1000ppm好ましくは20〜250ppmを
植物体が充分に濡れる程度に用いることが適当である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は低級アルキニル基を示し、R_2は低
    級アルキル基、低級アルケニル基または低級アルキニル
    基を示し、R_3は低級アルキル基、シクロヘキシル基
    または基▲数式、化学式、表等があります▼(式中、X
    はハロゲン原子または低級アルキル基を示し、nは1乃
    至3の整数を示す。 )を示す。〕で表わされる化合物。
JP14522476A 1976-12-03 1976-12-03 イソチオ尿素誘導体 Expired JPS5946503B2 (ja)

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JPS5369167A JPS5369167A (en) 1978-06-20
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