JPS5946502B2 - 新規抗生物質ポリミキシンt↓1 - Google Patents

新規抗生物質ポリミキシンt↓1

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JPS5946502B2
JPS5946502B2 JP52010972A JP1097277A JPS5946502B2 JP S5946502 B2 JPS5946502 B2 JP S5946502B2 JP 52010972 A JP52010972 A JP 52010972A JP 1097277 A JP1097277 A JP 1097277A JP S5946502 B2 JPS5946502 B2 JP S5946502B2
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JP
Japan
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polymyxin
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acid
days
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JP52010972A
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純一 東海林
三賀雄 真山
真三 松浦
義治 脇阪
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Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規抗生物質ポリミキシンT4およびその製造
法に関する。
本発明におけるポリミキシンT、はその理化学的性状お
よび生物学的性状からポリミキシン系抗。
生物質と認められ、後に記載するようにそのアミノ酸組
成および構成脂肪酸から新規ポリミキシン系抗生物質で
あることが明らかである物質である。ポリミキシンT、
はグラム陰性菌及びグラム陽性菌に対して抗菌作用を有
する医薬および動物薬。として有用な物質である。次に
ポリミキシンT、の理化学的性状を示す。
ただし、以下に示す物理恒数はポリミキシンT_1五塩
酸塩二水和物についてのものである。イ、無色粉末 口、融点220〜230℃(分解) ハ、溶解性 水およびメタノールに易溶 アセトン、酢酸エチル、クロロホルムおよびエーテルに
難溶または不溶二、元素分析 C58H102N16O、2.5HCl・ 2H2Oと
して計算値(、:C、48.58;H、7.81;N、
15.63;Cl212.36実測値(至):C、48
.62;H、7.81; N、15.73; Cl31
2.70ホ、旋光度 〔α〕25゜0− 84.5±2.4゜(C,O.52
3、水)Dへ 紫外線吸収スペクトル H,Ol% λ Nm(E )253(1.5),259(1.5)
,Maxlcm264(1.2)ト.赤外線吸収スペク
トル KBr ν (E−13400,3245,3045,max2
950,1647,1532,1466,1238,1
170,920,7000 チ.ペーパークロマトグラフイ一 Rf=約0.63(東洋濾紙慮51;ブタノール/酢酸
/水(4:1:2))リ.薄層クロマトグラフイ一 Rf=約0.12(タルク製プレコートシリエゲル 6
0F;アセトン/水/酢酸/ 2N−水酸化アンモニウ
ム(15:5:1:2))ヌ.アミノ酸組成 L−トレオニン 1;L−ロイシン 2 ;D−フエニ
ルアラニン 1; L − 2.4−ジアミノ酪酸 6
ル.脂肪酸組成 アンテイソノナン酸 ヲ.構造式 上記の理化学的性状を有するポリミキシンT,は先に記
載したように、公知のポリミキシン系抗生物質、すなわ
ち、ポリミキシンAl,A2,M,K,Bl,B2,C
,Pl,P2,Dl,D2,El(コリスチンA),E
2(コリスチンB),S1およびサーキユリンA,Bと
アミノ酸組成において異なる。
詳細は下記のようである。次にポリミキシンT1の生物
学的活性を示す。
ポリミキシンT1のエシエリヒア・コリに対するED5
Oは1.0ワ/K′×2(マウス、腹腔内投与)である
。ポリミキシンT1は上記の様にグラム陰性菌及びグラ
ム陽性菌に優れた作用を示し、その毒性はLD,Oで表
わすと約10〜50mg/K′(マウス、腹腔内投与)
の範囲であり、医薬、動物薬または消毒殺菌剤として使
用できる。
本化合物を医薬または動物薬として投与する場合は、錠
剤、カプセル剤、粉剤などとして経口投与することもで
きるし、注射剤、塗布剤、坐剤などとして非経口投与す
ることも可能である。なお、ポリミキシンT1は使用の
目的に応じて各種の酸付加塩とすることができる。例え
ば、塩酸塩、硫酸塩、シユウ酸塩、コハク酸塩を常法に
より製造することができる。ポリミキシンT,の産生菌
として、バチルス(BacilIus)属に属する菌株
が用いられ、例えば、本発明者が分離した菌株バチルス
・ポリミキサE−12(BacilluspOlymy
xaE−12)は次の菌学的性状を有するポリミキシン
T1産生菌である。1.形態的性質 (栄養寒天培地、28℃,1〜2日培養)(1)菌型 大きさ0.7〜0.8×2。
0〜5.0μのグラム染色陽性の桿菌でまるい菌端を有
し、単独または塊状に生ずる。
(2)胞子および胞子のう 胞子は大きさ1.0〜1.2×1.5〜2.0で楕円形
、容易に染色される。
菌の中央部またはや\末端部に生じる。胞子のうは明確
なふくらみを有する。2.各培地上の特徴 (1)栄養寒天平板培地(28℃,1〜2日培養)直径
1〜3mmの円形集落を形成する。
凸状の隆起があり、全縁で表面はなめらかな光沢がある
。ゴム状ないし粘質で半透明から不透明に変る。(2)
栄養寒天斜面培地(28℃,1〜2日培養)中程度、線
状の生育を呈し、菌苔は灰白色、表面は一日目では光沢
があるが2日目よりにぶくなる。
組成は粘性ないしゴム状で半不透明である。可溶性色素
および菌体内色素は認められない。(3)栄養液体培地
(28℃、1〜5日培養)一様に中程度の生育をする。
リング形成も菌膜の形成も認められない。
3.生理的性質 (1)酵素の要求性(28℃、1〜2日培養)GPYB
寒天穿刺培轟の0−Fテストでは通性嫌気性で、グルコ
ースから酸およびガスを形成する。
※※ (2)生育温度(Gly−M寒天培地 、1日培養)最
適温度は32〜37℃間にある。
45℃ では生育しない。
(3)クエン酸の利用(28℃、1〜2日培養)コーザ
一合成培地で生育せず。
(4)澱粉の加水分解(28℃、1〜3日培養)陽性(
5)ゲラチンの液化(25℃、1〜20日培養)ゆつく
りと液化する。
(6)カゼインの加水分解(28℃、1〜5日培養)陽
性(7) リトマス・ミルク(28℃、1〜6日培養)
酸を生じ凝固する。
(8)硝酸塩の還元(28℃、1〜3日培養)陽性(9
)アセチルメチルカルビノールの生成(28℃、2日培
養)陽性 AO)硫化水素の生成(28℃、1〜6日培養、淵紙法
、栄養プロス)弱陽性al)ウレアーゼ活性(28℃、
1〜3日培養)弱陽性(代)カタラーゼ活性(28℃、
1日培養の細胞)陽性σ3)オキシダーゼ活性(28℃
、1日培養の細胞)陽性a几 炭水化物の利用(28℃
、3〜11日培養)D−グルコース、D−マンノース、
D−フルクトース、マルトース、シユクロース、サリシ
ンから酸を形成する。
トレハロースおよびラフイノースからかすかな酸形成が
認められる。L〜アラビノース、D−キシロース、D−
リボース、L−ラムノース、D−ガラクトース、ラタト
ース、デキストリン、でんぷん、グリコーゲン、イヌリ
ン、グリセロール、イノシトール、アドニトール、マン
ニトール、ソルビトール、α−メチルグリコシドから酸
の形成は認められない。(自)塩化ナトリウム培地での
生育(28℃、2〜6日培養)7%塩化ナトリウム培地
では生育せず。
※ 培地組成:グルコース1.0%、ペプトン0.5%
、酵母工キズ0.2%、牛肉工キズ0.3%、寒天0.
4%(重量/容積)PH,6.6※※培地組成:グリセ
ロール0.5%、ペプトン0.25%、牛肉工キズ0.
25%、酵母工キズ0.25%、バクトソイトーン(デ
イフコ社製)0.25%、塩化ナトリウム0.3%、寒
天1.25%(重量/容積)PH6.8O上記の菌学的
諸性状より本菌株はバチルス・ポリミキサ(Bacil
IuspOrymyxa)に属すると認められる(バー
ジーズ マニユアル オブ デターミネイテイブ バク
テリオロジ一 第8版(ウイリアムズ アンド ウイル
キンス社出版、1975年)およびア ガイド ツウ
ザ アイデン テイフイケーシヨン オブ ザ ジエネ
ラオブ バクテリア第2版(ウイリアムズ アンドウイ
ルキンス社出版 1967年))を参照)。
従つて本菌株をバチルス・ポリミキサE−12(Bac
llluspOlymyxaE−12)と命名し、工業
技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第3894号
として寄託している。本発明においては、上記菌株およ
び天然、人工の変異株は勿論、バチルス属に属するポリ
ミキシンT1産生菌のすべてが使用しうる。
次に本発明のポリミキシンT1の製造方法を記す。
ポリミキシンT1産生菌は各種栄養物質を含む培地で好
気的条件下で培養される。
培養条件および培地の組成は一般に抗生物質の産生に用
いられるものと同様でよい。すなわち、培地は原則とし
て炭素源、窒素源、無機塩などを含む。必要に応じてビ
タミン類、先駆物質を含んでもよい。炭素源としてはグ
ルコース、マルトース、澱粉、デキストリン、グリセロ
ール、マントニール、有機酸、糖蜜、馬鈴薯などまたは
これらの混合物が例示され、窒素源としては、例えば、
ペプトン、大豆粉、コーンスチープリカ一、麦芽抽出物
、アミノ糖、米糠、表皮、尿素、アンモニウム塩などま
たはこれらの混合物が用いられる。培地は液体培地が好
ましく、大量生産を行なう場合は通気深部培養が望まし
い。
培地の…は約5.5〜8.5が好ましく、培養温度は2
0〜40℃に調節するのがよい。必要に応じて培養前ま
たは培養中に適宜消泡剤を添加してもよい。培養物より
培養終了後にポリミキシンT1を採取する方法は、通常
の発酵生産物を採取する方法に準じて行えばよい。
例えば、各種有機溶媒による抽出法、各種活性吸着剤に
よるクロマトグラフイ一などを適宜組合せてポリミキシ
ンT1を得ることができる。かくして得られたポリミキ
シンT1は先に記載したように必要に応じて塩に変換し
て使用に供しうる。
次に本発明の目的化合物ポリミキシンT1の製造例を示
すが、この製造例はなんら本発明を限定するものではな
い。
製造例 T培地:グルコース1.0%、ペプトン0.5%、肉工
キズ0,5%、塩化ナトリウム0.1%、第一燐酸カリ
ウム0.05%、硫酸マグネシウム・7水和物0.05
(fl)、硫酸マンガン0.001%、硫酸第二鉄0.
001%、PH7.OOBB培地:可溶性澱粉2.0(
F6、ソートーン3.0%、硫酸マグネシウム・7水和
物0.2%、炭酸カルシウム1.0%、PH7.OO5
OOd容の坂ロフラスコ中に上記組成を有するT培地1
20meを加え、バチルス・ポリミキサE−12を接種
し、28℃で1日振盪培養を行う。
この培養液3meを種菌として500me容の坂ロフラ
スコ中の上記組成を有するBB培地120T1eに植菌
し、28℃で1日振盪培養する。かくして得られた培養
液約6.51を塩酸でPH2.5に調整し、ハイフロス
ーパーセル1209を加え、70℃で10分間加熱後、
済過する。
F液にシユウ酸72f1を加え水酸化ナトリウムでPH
7.Oとすると、シユウ酸カルシウムの無色沈澱を生ず
る。これを戸去し、F液を弱酸性陽イオン吸着樹脂(ア
ンバーライトRC−50、ナトリウム型)のカラムに通
す。カラムを水洗後、吸着した抗生物質を0.5N塩酸
で溶出する。大腸菌の平板検定法で抗菌作用を示す画分
を集め、水酸化ナトリウムでPHll.O〜11.5に
調整後、ブタノールで抽出する。抽出液を水洗し、塩酸
でPH4.Oとした後、濃縮する。得られた残渣をメタ
ノールに溶かし、アセトンを加えると、粉末1.1f!
を得る。この粉末を水12dに溶かし、3N一水酸化ナ
トリウムでPHを11以上にするとゲル状沈澱を得る。
これに水40rr1eを加え、攪拌後遠心分離する。ゲ
ル状沈澱を水で3〜4回洗つた後、希塩酸に溶かし、凍
結乾燥する。残渣をメタノールに溶かし、アセトンを加
えると、粉末940ηを得る。これを再び水に溶かし、
上記の沈澱法を数回繰返して精製すると、抗生物質の塩
酸塩780〜を無色粉末として得る。なお、これは、脂
肪酸組成を異にする微量成分を含有している。上記の塩
酸塩100即を東洋沢紙還51(60×60CTfL)
2枚に付し、ブタノール一酢酸一水(4:1:2)で展
開する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構造式を有する新規抗生物質ポリミキシンT_
    1_0▲数式、化学式、表等があります▼ 注:FA=アンテイソノナン酸 Dab=2,4−ジアミノ酪酸 Thr=トレオニン Phe=フエニルアラニン Leu=ロイシン 2 バチルス属に属するポリミキシンT_1産生菌を培
    地に培養し、得られる培養物よりポリミキシンT_1を
    採取することを特徴とする新規抗生物質ポリミキシンT
    _1の製造法。
JP52010972A 1977-02-02 1977-02-02 新規抗生物質ポリミキシンt↓1 Expired JPS5946502B2 (ja)

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JPS5395991A JPS5395991A (en) 1978-08-22
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SK287315B6 (sk) 2006-06-02 2010-06-07 Biotika, A. S. Spôsob izolácie polymyxínu B z vyfermentovanej pôdy
SK287293B6 (sk) 2006-06-15 2010-05-07 Biotika, A. S. Spôsob fermentácie polymyxínu B pomocou produkčného mikroorganizmu Bacillus polymyxa

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