JPS5945938B2 - 工具摩耗の測定方法 - Google Patents

工具摩耗の測定方法

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JPS5945938B2
JPS5945938B2 JP50030856A JP3085675A JPS5945938B2 JP S5945938 B2 JPS5945938 B2 JP S5945938B2 JP 50030856 A JP50030856 A JP 50030856A JP 3085675 A JP3085675 A JP 3085675A JP S5945938 B2 JPS5945938 B2 JP S5945938B2
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JP
Japan
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light
wear
tool
worn surface
worn
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Expired
Application number
JP50030856A
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English (en)
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JPS51105884A (en
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良司 村田
信重 沢井
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明、ス光反射を利用して切削工具の摩耗を検出、測
定する方法に関するものである。
切削工具の摩耗面に光をあて、その反射光によつて工具
摩耗を検出する方法はすでに知られている。
しかるに、工具摩耗面番ち第1図かられかるように摩擦
方向にほぼ平らであるが、切削方向と直交する切刃方向
には著しいという特性を有し、そのため摩耗面1は著し
い方向性乱反射特性をもち、T平面内においては鏡面反
射であるが、s平面内では乱反射となる。
そこで、工具摩耗を光反射によつて測る場合、反射光を
集光角の小さい光学系で受光すると、たとえ工具摩耗巾
が一定であつても、摩耗面1の微細な凹凸による方向性
乱反射によつて、得られる信号は第2図aに示すような
波形となり、例洸ばテレビカメラのビデイオ信号をフィ
ルタ等に通すという常識的な信号処理技術で摩耗巾を得
ることができない。
さらに、上記s平面内における乱反射について考察する
と、第3図に示すように、s平面内において摩耗面AB
がP方向から平行光によつて照明されているとき、集光
角は非常に小さいが有効面積が大きいセンサを、正反射
方向(Q方向)に対して2θだけ傾斜したR方向に置き
、これによつてR方向への反射光の全体を受光したとす
ると、その全受光量は摩耗面ABにおいてθだけ傾いた
部分の割合に比例する。
しかし、s平面内における摩耗面ABには多数の凹凸に
よつて種々の方向を向いた切片があり、P方向からの光
束はQ方向だけでなく、かなり広範囲に散らされ偏 こ
のため、R方向への反射光量/p方向からの光量)によ
つて与えられる反射利得はかなり小さくなる。また、R
方向にITVカメラをおいて^j間をスイーブする場合
は、AB間においてθだけ傾いている切片だけが順次輝
くことになるので、第2図aのようなビデイオ信号とな
る。つまり、摩耗面の測定方向からみた反射率は場所に
よつて変化があり、ばらつきがある。但し、摩耗面を散
乱光で照明した場合は、入射光の方向が種々であるから
、R方向で受光しても、摩耗面全体がほぼ一様に輝き、
例えば摩耗巾が略一定の場合にへ第2図bのビデイオ信
号を得ることが可能である。
このことは、方向性乱反射するにも拘らず、その影響を
受けないことを意味している。なお、切刃方向に対して
摩耗巾が部分的に変化する場合には、第2図bの出力が
それに対応して変化するため、摩耗巾の切刃方向の変化
をも測定することが可能になる。しかし、この方法は工
具摩耗の測定に用いることが不可能である。それは、散
乱光照明の場合、摩耗面からの反射だけではなく、摩耗
面近くにある逃げ面2(摩耗面とT平面内の傾角にして
大約6逃位の傾きを有することが多(・。)からの反射
光が強勢に混入するためである。摩耗面の大きさは切削
方向の摩耗幅にして高々0.1〜0.61rtmである
のに比べ、逃げ面2の大きさは極めて大きく、また摩耗
面に比べて逃げ面の反射率が大きいので、上記方法では
S/′N比が極端に劣化して実用できないのである。以
上に訃いて第2図及び第3図により説明したように、方
向性乱反射特性に対処する手段を持たない通常のテレビ
カメラ利用の方法では、工具摩耗特有の問題を対処する
ことが困難であり、従つてテレビカメラの利用により工
具摩耗を測定することには問題がある。本発明は、この
ような工具摩耗に特有の問題点を考慮し、光源からのほ
ぼコリメートした光束で工具摩耗面の極く近傍だけを照
明することにより逃げ面からの雑音を避けるようにした
点に特徴を有するものである。
また、第1図VC.}けるT平面内に訃いて工具摩耗を
光反射によつて測定する場合、強力な外光のすくい面3
での反射、逃げ面2での反射による外乱を排除しなけれ
ばならない。
しかも、第1図のS平面内に}いては、前述のように工
具摩耗面1が著しい乱反射特性を有するため、反射光は
かなり広く拡散する。これを集光角の小さい光学系で受
光すると、反射光の極く一部しか受入れられないから、
利得が非常に小さくなる。本発明は、このような問題点
をも解消するため、工具摩耗面からの反射光をレンズで
集光し、これを上記摩耗面に卦ける摩耗巾の方向に細い
間隔を有するスリツトを通して自己走査形イメージセン
サに受光させ、それによつてスリツトの開口をS平面内
においてできるだけ広くとつて乱反射光をも能率的に受
入八その結果、摩耗面に卦けるビデイオ出力信号が第2
図aのようになることなく、同図bのようになつて、方
向性乱反射にも拘らず摩耗巾に対応した出力を得ること
ができ、その変化から切刃方向の摩耗巾の変化をも測定
することができる。
図面を参照して本発明の測定方法をさらに詳細に説明す
ると、第4図に示すように、測定すべき工具10に対し
ては、摩耗面11の近傍だけに光源13からのほぼコリ
メートした光をハーフミラー14を介して照射し、その
摩耗面11に訃ける反射光は、レンズ15で集束し、ス
リツト16を通して自己走査形イメージセンサ17によ
り受光する。
上記スリツト16は、摩耗面11に卦ける摩耗巾の方向
に一定の細い間隔を有し、横方向には適宜長さに伸びた
もので、通過光量を摩耗巾に比例した光量に変換する機
能を備えている。そして、このスリツト16を通過した
光は自己走査形イメージセンサ17VC受光されること
になる。自己走査形イメージセンサ17は、多数の光電
池が摩耗巾の方向と直角の力向に配列さ八それにソ1に
シフトレジスタを設けて、パルス発生器18からのスタ
ートパルスでシフトレジスタを順次励振させることによ
り、配列した光電池から順次出力させるもので、上記各
光電池の出力によつてその位置に対応する摩耗面の摩耗
巾に相当する出力を得ることができ、したがつて自己走
査形イメージセンサ17によつて得られるビデイオ信号
として、第2図bに示すような摩耗面各部の摩耗面に比
例した出力を得ることができる。以上は工具が静止して
いる場合であるが、工具が回転している場合にも実施で
きる。
この場合には摩耗面12が光軸と垂直となる短時間のみ
自己走査形イメージセンサの受光面に各部の摩耗量に比
例した光が入射する。したがつ自己走査形イメージセン
サの掃引速度を工具回転速度に対して十分大きく選定し
て、適当な同期装置を用いて工具回転と同期してスター
トパルス発生器18を駆動すれば、自已走査形イメージ
センサの出力は摩耗量に比例したビデイオ信号となる。
あるいへ掃引速度を回転速度と同期させ、イメージセン
サの1絵素当りn回転の低速掃引を行つてもよい。ここ
で、上記レンズ5及びスリツト6の機能について詳しく
説明する。一般にスリツトの働きは第5図aのように平
行光入力に対し全量通過となるので、一応対象童径と出
力は右側グラフに示すように比例形である。
また、同図bにように実像面に卦いたスリツトは、一定
範囲の対象瞳径h1で出力が飽和する特性になる。さら
に、実像面より後においたスリツトでへ同図cのような
特性になるものと考えられる。いずれにしても、入力光
は近軸光を対象にして}り、傾いて入射する外光(雑音
)は遮断される。しかし、上記スリツト6はそれだけの
理由で配置したものではない。第1図におけるT平面内
に}いて、実際の工具摩耗を光反射によつて測定する場
合、第6図に示すように、強力な外乱光Ll,L2のす
くい面10aでの反射及び逃げ面10bでの反射による
外乱を排除しなければならない。しかも、工具10は測
定系に対して常に静止しているとは限らず、工具が第6
図において上下方向に移動する場合もあり、この場合に
は測定系の光軸が摩耗面上にあるときの自己走査形セン
サのビデイオ出力に基づいての量を測定することになる
。このようなことを考えると、工具近辺に外乱を避ける
手段を設けることは不適当である。このため、本発明に
おいてへまず、照射系(光源13及びハーフミラー14
)によつて摩耗面11の極く近傍にのみコリメート照明
を行い、極力逃げ面10bからの反射を防ぐと共に、光
学系(レンズ15及びスリツト16)に}いてT方向の
スリツトの開口をできるだけ小さくとつて、摩耗の測定
には支障がないが、外乱光の混入は排除できるようにし
ている。一方、第1図のS平面内に}いては、前述のよ
うに工具摩耗面が著しい乱反射特囲を有するため、反射
光はかなり広く拡散する。
これを集光角の小さい光学系で受光すると、反射光の極
く一部しか受入れられないから、利得が非常に小さくな
る。そこで、本発明ではスリツト16の開口をS平面内
においてできるだけ広くとつて、乱反射光をも能率的に
受入れている。この結果、摩耗面におけるビデイオ出力
信号が第2図aのようになることはなく、同図bのよう
になるので、簡単な信号処理によつて摩耗幅を定めるこ
とができるのである。以上に詳述したように、本発明に
卦いては測定系における各要素がそれぞれ測定上必要な
特有の機能を備えたものとして構成さベ工具摩耗という
特殊な対象物測定の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は工具摩耗面の反射特性についての説明図、第2
図A,bは摩耗面に対応したビデイオ信号の波形図、第
3図は第1図のS平面内における工具摩耗面の反射特性
についての説明図、第4図は本発明の方法を実験する装
置の構成図、第5図a−Vbはレンズとスリツトの機能
に関する説明図、第6図は本発明の作用についての説明
図である。 10・・・工鳳 11・・・摩耗面、13・・・光源、
15・・・レンズ、16・・・スリツト、17・・徒査
形イメージセンサ、18・・・パルス発生器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 工具の摩耗面の近傍だけに光源からのほぼコリメー
    トした光をあて、その反射光をレンズで集束し、これを
    、上記摩耗面における摩耗巾の方向に一定の細い間隔を
    有して通過光量を摩耗巾に比例した光量に変換する機能
    を備えたスリットを通して、光電池を摩耗巾の方向と直
    角の方向に配列させた自己走査形イメージセンサに受光
    させ、上記自己走査形イメージセンサにおいて得られる
    ビデイオ信号により摩耗面の各部の摩耗巾に比例した出
    力を得ることを特徴とする工具摩耗の測定方法。
JP50030856A 1975-03-14 1975-03-14 工具摩耗の測定方法 Expired JPS5945938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50030856A JPS5945938B2 (ja) 1975-03-14 1975-03-14 工具摩耗の測定方法

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JP50030856A JPS5945938B2 (ja) 1975-03-14 1975-03-14 工具摩耗の測定方法

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JPS51105884A JPS51105884A (en) 1976-09-20
JPS5945938B2 true JPS5945938B2 (ja) 1984-11-09

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ID=12315344

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977658A (ja) * 1972-11-27 1974-07-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4977658A (ja) * 1972-11-27 1974-07-26

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