JPS5945879A - 植物組織の気相培養法およびその装置 - Google Patents

植物組織の気相培養法およびその装置

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JPS5945879A
JPS5945879A JP57156277A JP15627782A JPS5945879A JP S5945879 A JPS5945879 A JP S5945879A JP 57156277 A JP57156277 A JP 57156277A JP 15627782 A JP15627782 A JP 15627782A JP S5945879 A JPS5945879 A JP S5945879A
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JP
Japan
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culture
perforated plate
tissue
vegetable tissue
liquid
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JP57156277A
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English (en)
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JPS604713B2 (ja
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Keiichi Ushiyama
敬一 牛山
Hirohiko Oda
織田 裕比古
Yoshinori Miyamoto
宮本 芳則
Yoshie Ishida
石田 義枝
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Nitto Denko Corp
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物組織を気相中で大量生産しうる気相培養法
およびその装置に関する。さらに詳しくは1本発明はあ
らかじめ滅菌した培養槽の内部気相中に配置した多孔板
に植物組織全シードとして接種する工程とそしてあら刀
)しめ滅菌し所定の培養温度に調整した培養液を該多孔
板上の植物組織に所定期間供給する工程とを包含する植
物組織の気相培養法およびその装置に関する。
植物細胞または組織の従来の大量培養は、ジャーフチ−
メンタ−などのタンクを用い醗酵法に準じる液体培養に
より行われている。液体培養においては攪拌羽根や空気
による培養液の混合攪拌か不可欠である。攪拌は、エネ
ルギーを大量に消費するうえに、植物細胞を破壊したり
損傷する。特に1分化した植物組織系にこのような被害
が生じやすい。そのため、植物組織の天童培養は未だ達
成されていない。
本発明は、植物は本来静的生物であるとの事実?もとに
植物組織を気相中に静置しこれに培養液を供給すること
により組織を損傷することなく培養しうるとの本発明者
の新しい知見にもとづいて完成された。その目的とする
ところは、培養組織に物理的!R傷を与えることなく植
物組織特に分化組織ケ効率的に大量培養する方法とその
@置を提供することにある。本発明の他の目的は9機械
的攪拌や通気攪拌を用いないため組織の損傷がない。
植物組織の気相培養法およびその装置全提供することに
ある。本発明のさらに他の目的は1機械的攪拌やjl!
l気攪拌が不要なため消費エネルギーが少くてすむ植物
組織の気相培養法およびその装!全提供することにある
。本発明のさらに他の目的は。
培養液の使用量が著しく少い植物組織の気相培養法およ
びその装置を提供することにある。
以下に本発明を詳述する。
本発明の培養法は、あらかじめ滅菌した培養装置内に目
的の植物組織・例えば植物カルスやこれから誘導された
組織、全シードとして接種する工程と、そしてあらかじ
め滅菌し所定の培養温度に調整した培養液を上記シード
組織に連続的もしくは断続的に散布、噴霧もしくは滴下
などの手段で所定期間供給する工程と全包含する。
使用する培養装置は、第1図および第2図に示すように
、培養槽lでなる。この槽lは1例えば外部に加熱滅菌
および温度調節手段11全備える。
槽1の上方部には植物組織投入用の植込口100および
通気口101が設けられ、下方部には培養液収容部12
が設けられている。この収容部12の上方気相中には少
くとも一段の多孔板13が配設されている。第1図は単
一の多孔板の場合を示し、第2図は多段の多孔板の場合
を示している。多孔:板13は、目的の植物組織全保持
するものであり。
ステンレス製金網などの網状構造物金倉む。孔の大きさ
は扱う植物組織の種類などに依存して適宜選択される。
各多孔板13上の植物組織】4の上方11C/スル15
が開口している。このノズル15は、これと上記培養液
収容部12とを接続する送液管16i介して鎖環ポンプ
17により、収容部12の培養液を植物組織14に供給
するものである。多孔仮一段当りのノズル15の設置数
は、多孔板13上の植物組織14に必要最小量の培養液
が均等に供給されうるよう任意に設定されうる。
ノズル15からの培養液の供給は、連続的もしくは断続
的に行われる。ノズル15による培養液の供給形態は、
噴霧、散布もしくは滴下であるがこれに限定されない。
第2図に示すような・多孔板13が多段に設けられた培
養槽1においては、それら多孔板13はそれぞれその一
端130が槽壁に枢着されている。
そして、投入シードが最下段の多孔板から順次上段の多
孔板に接種さkとように、最下段の多孔板を除く全ての
多孔板はシード投入前にその各他端131が持ち上げら
れ傾斜した状態で適当な係止手段により仮止めされる。
多孔板にシードが接種され次第、その隣上の多孔板が上
記仮止めを解かれ所定位置に配置される。そして、そこ
にシードが接種される。
以下に気相培養の実施例を示す。
実施例1 オ9ネ=7’)ン(通称朝鮮ニンジン)の根から誘導し
たカルスをシードとして用いた。カルスは寒天を含む固
形のMS培地(ムラシゲ−スクーグ培地)上で通常の培
養条件下で培養された。
培養液として、カイネチン0.lppmとインドール酪
酸2PPf”f”含むMS培地を用いた。この培養液2
ノ全前記単−多孔板の培養槽1(容量5))に入れて滅
菌した。これに上記シード組織の所定量全植込口100
から多孔板13上に接種した。接種量は、1回目が82
g 、2回目が99gそして3回目が121g(いづれ
も湿重量)であった。植込口100 Q密閉して後、ポ
ンプ17を駆動させ培養液収容部12の培養液を送液管
16i介してノズル15からシード組織に連続的に噴霧
供給した。
供給量は毎分100m1であった。供給培養液のうち必
要量が植物組織14に吸収され、残余は多孔板13から
培養液収容部12へ流下した。流下した培養液は再びポ
ンプ17により送液管16を通ってノズル15がら植物
組織に供給された。培養液はこのようなサイクルを繰り
返して循環した。植物組織は、このようにして25℃に
て4週間培養された。
比較例として液体培養が採用された。
液体培養槽としては上記本発明装置と同−形状同一容喰
のジャーファーメンタ−に攪拌羽根として60+mg径
のディスクタービン2枚tとりつけたものを用いた。上
記培養液と同一の培養液を同量用いた。通気は毎分1/
2ベツドボリユームの空気量にて行った。
結果を表1に示す。表1は9本発明の気相培養の生産性
が比較例の液体培養に比較し著しく優れていることtホ
している。
実施例2 ワサビの根から誘導したカルス會シードとして用いた。
容量2ノの培養装置に培養液lノを用いたこと、シード
の接種量が11句目に38g、2回目に46gそして3
回目に62g(いづれも湿重量)であったこと、シード
組織への培養液の供給鼠が毎分50 m、/であったこ
と、ノズルからの培養液の供給が散布によりなされたこ
と、そして培養が22℃の温度のもとて3週間行われた
ことを除いて他はすべて実施例1と同様に行われた。そ
の結果を表2に示す。表2から明らかなように1本発明
の気相培養の生産性は比較例の液体培養に比較して著し
く優れている。
表  1 気相1. 82  4 483 32.5 0.96(
不発1男’2.   99    4   592  
38.4  1.083、121 4 63540.3
1.17液体1. 83  4 276 19.0 0
.49(比較例’2.  102    4   33
5  20.8  0.573、119 4 3862
5.10.fi6表2 気相 1  38   3  162  9.93(不
発1男)2   46     3    185  
11.53液体1  34   3  98  5.6
2(比較例)2   47     3    124
   6.343 64  3 146 7.75 実施例3 クチナシの芽先から誘導したカルス全円い、実施例2と
同様な条件下で培養した。そのときの組織の生長曲線を
第3図に示す。本発明の気相培養が比較例の液体培養に
比較してその生産性において優れていることが第3図か
ら認められる。
実施例4 サルトリイバラの芽先から誘導したカルスを用い実施例
2と同様な条件下で培養した。そのときの培養組織の生
長曲線を第4図に示す。この図から1本発明の気相培養
が比較例の液体培養に比較してその生産性において優れ
ていることかわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例の単一式培養装置を示
す正面断面図、第2図は別の実施例の多段式培養装置’
に示す正面断面図、第3図および第4図はそれぞれ本発
明の培養法による植物組織の生長曲線である。 1・・・培養槽、11−・加熱滅菌および温度調節手段
、12−・培養液収容部、13・・・多孔板、14・・
・植物組織、15・・・ノズル、16・・・送液・@、
17・−・循環ポンプ、100・・・植込0.101・
・・通気口。 以上 代理人 弁理士 山 本 秀 策 第1図 第2図 第゛3 図 一一一液斗倍を 第4図 −液←1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ill  あらかじめ滅菌した培養槽の内部の気
    相中に配置した多孔板に植物#A織全全シードして接種
    する工程と、そして )2)  あらかじめ滅菌し所定の培養温度に調整した
    培養gを該多孔板上の植物組織に所定期P!I共給する
    工程と・ を包含する植物組織の気相培養法。 2、滅菌および温度調節手段全備えた培養槽でなり、該
    培養槽は。 ill  その内部下方に位置する培養液収容部と。 (21該培養液収容部の上方に配設されil物組織會保
    持する少くとも一段の多孔板と。 (3)該各条孔板上の植物組織の上方で開口するノズル
    と。 (4)該ノズルを該培養液収容部に接続する送液管と。 (5)該送液管に接続され該培養液収容部の培養液を該
    送液管を介して該ノズルから該多孔板上の植物組織に供
    給するための循環ポンプと。 を有する植物組織の気相培養装置。
JP57156277A 1982-09-08 1982-09-08 植物組織の気相培養法およびその装置 Expired JPS604713B2 (ja)

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WO2000068357A1 (en) * 1999-05-06 2000-11-16 Universite Laval Scalable bioreactor culture process and system for the maturation of conifer somatic embryos

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