JPS5945577B2 - 粒状材料荷卸し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 港湾の荷卸し装置と結合的にスクリューコンベアが使用
される事が多く、これらのスクリューコンベアはクレー
ン上に載置されるようにし、あるいは別個の荷卸し装置
として設計される。

前者の型の装置は特願昭４８−２２５８４号において述
べられているのに対して、後者の型の装置の例は特願昭
５１−３９１２９号において記述されている。

従来技術の装置はほぼ垂直方向に載置されたコンベアセ
クションを有し、この垂直コンベアセクションはスクリ
ューコンベアの形状であって、その下端に、ある種の型
の送り手段（たとえば特許第７８２９６２号による送り
手段）を備え、またたとえば船倉から粒状バラ製品を上
方に搬送し、そこでこの製品を転送ハウジングを介して
水平コンベアセクションの中に排出する。

この転送ハウジングの中において製品が傾斜面に沿って
、下方水準に配置された水平コンベアセクションの入口
まで、下方に滑る。

前記２つのコンベアセクションは相互に枢着され、共通
面の中を揺動自在である。

従って、垂直コンベアセクションが水平コンベアセクシ
ョンの入口水準より比較的高い水準から製品を排出でき
るように、転送ハウジングを比較的大型にする必要があ
った。

このようなコンベアセクション間の比較的大きな水準差
は、保守作業の観点から不適当なベロウその他の再膨張
性装置を用いる事なく水平コンベアセクションと垂直コ
ンベアセクションの間の相互可動性を確保する為に必要
であった。

これら従来技術においては、コンベアセクションは共に
共通面に配置されているので、これらセクションの所望
の角度運動を可能にするには、それらの相関連動に際し
て衝突しないようにする為、材料に対して一定長さの滑
り面を挿入する事が必要であった。

大きな角度差の場合、特にゆるやかに運動する粒状バラ
製品については、従来技術装置において確実な材料転送
を行うのに大きな困難を伴なった。

その上、従来技術装置は高価であり、材料を余分な距離
、垂直に搬送“する必要があり、その結果、余分のエネ
ルギーの消費を伴う。

更に、従来装置においては、水の浸入ならびに材料の流
出に対する密封に関して、はとんど乗り越え難い問題を
生じた。

従って、本発明の一面においては、粒状材料を荷卸しす
る改良装置において、相互に一定角度を成す２個のコン
ベアセクションを含み、転送ハウジンク製品を供給する
コンベアセクションの出口が、転送ハウジングから製品
を除去するコンベアセクションの入口の上方に、従来必
要であったほど高く位置する必要がないように、前記２
つのコンベアセクションを転送ハウジングを介して相互
連結した装置が提供される。

本発明の他の面においては、一方のコンベアセクション
が実質的に垂直に配置され、他方のコンベアセクション
が実質的に水平に配置され、これら２本の相互に回転自
在に載置されたコンベアセクションの間において粒状材
料の簡単な、また操作の確実な転送を実施する装置が提
供される。

本発明の主要な面によれば、２個のコンベアセクション
を有し、これらコンベアセクションは相互に一定角度を
成し、また回転自在に相互連接された支承手段の上に配
置され、またこれらコンベアセクションのうち少なくと
も製品供給用コンベアセクションはスクリューコンベア
であり、またこレラのコンベアセクションは、製品供給
用コンベアセクションの出口と製品除去用コンベアセク
ションの入口との間において転送ハウジングを介して密
封手段によって相互連結されるようにした粒状材料荷卸
し装置において、本発明によれば前記２個のコンベアは
それらの回転運動に際して、相互に横方向にずれた２千
行面で揺動するように、それらの支承手段の上において
相互に横方向に片寄らされ、公知のように相互回転自在
部分から成る密封手段の回転軸線と支承手段のピボット
軸は共通幾何学軸線上に配置され、また前記密封手段の
仕切り面は前記幾何学的軸線に対して直交し、また相互
に横方向に片寄ったコンベアセクションの中間に配置さ
れるようにした粒状材料荷卸し装置が提供される。

このようにして、２個のコンベアセクションは、相互に
離れた平行面の中にそれぞれ配置され、これらコンベア
セクションの一部が重さなり合ってイル。

この場合、これらコンベアセクション間の角度を増減す
る運動の回転軸線は、上向き搬送に際して、除去コンベ
アセクションの少し上に位置している。

相互可動部分間の仕切り面はコンベアセクションの運動
面に対して平行な面にあり、コンベアセクションの中間
に位置して、密封面はコンベアセクションの回転軸線上
に中心をもつ点対称とするのが好ましい。

コンバインハーベスタに載置されて補集容器から穀粒を
出し、これをコンベアハーベスタのそばに置かれ、また
は駆動されている輸送貨車に転送するコンベアセクショ
ンに関して、ニルボウまたは転送ハウジングを介して２
本のコンベアセクションを相互に連結する事は公知であ
る。

英国特許第１，１６８，０５５号において記載されてい
るごとき従来装置において、前記のニルボウまたは転送
ハウジングの一方の脚は２個の筒状部分から成り、これ
ら部分の一方を他方の後に軸方向に配置し、相互に回転
自在とする事によって、一方のコンベアセクションは他
方のコンベアセクションの軸線に対して傾斜した面の中
を揺動可能となされている。

しかしながらこのような連結装置は本発明が解決しよう
としている問題を解決するのには役立たない。

本発明は、製品にきわめて短い横方向運動を行なわせる
効果を達成する事を可能にし、しかもこれは大きな回転
角度範囲においても不変であるので、材料の流れの中に
”ホトルネツク”が形成されるおそれがない。

もし密封が回転対称とされるなら、密封機素が簡単にな
り、完全な防水性と防塵性が得られると言う追加的利点
がある。

これに伴なって大幅な費用節約となる。

特願昭４８−２２５８４号と特願昭５１−３９１２９号
に記載の型の船舶荷卸し装置において、垂直コンベアセ
クションから水平コンベアセクションへの転送における
製品の所要余分垂直搬送距離は、本発明を使用する事に
より最小限に保持されうる。

この型の船舶荷卸し装置においては、本発明を使用する
事により、垂直コンベアセクションの必要出力の平均約
５係を節約する事が可能である。

これは特に、この荷卸し装置を石炭、砂、粗リン酸塩、
セメントなどのバラ製品を多量に荷卸しする為に使用す
る場合において大きな節約である。

以下本発明を図面に示す実施例によって詳細に説明する
。

第１図Ａ、Ｂと第２図には、コンベアセクション１０を
示し、このコンベアはケーシング１１と、その内部に回
転自在に載置されたスクリュー１２を備えている。

スクリューは、スクリュー羽根１４を備えた軸１３を有
し、この羽根は、コンベアセクション１０の出口端の排
出口または出口１５のほぼ中央で終っている。

排出口１５を通しての粒状バラ製品の排出を助長するた
め、スクリュー軸１３は他のスクリュー羽根１６を備え
ている。

このスクリュー羽根は、排出口１５のほぼ中央において
スクリュー羽根１４に遭遇し、このスクリュー羽根１４
に対して逆送り方向を持っている。

コンベアセクションの上部において、軸１３はコンベア
ケーシングの中を延びて、モータ（図示されず）に連接
されている。

排出開口１５は円錐形漏斗１７を介してスクリュー内部
と接続し、この円錐形漏斗はその外側末端に、２個の、
相互に間隔を置いた、外向フランジ１８を備え、これら
フランジ１８の間には環状・ の外向きグループ１９が
形成されている。

供給コンベア１０は、製品を排出口１５から、除去コン
ベア２０まで送る。

第１図Ａ、Ｈの実施例において、この除去コンベアはト
ラフベルトコンベアの形を有し、従ってトラフ２１を持
ち、このトラフの内部にスクリュー２２が回転自在に載
置されている。

このスクリュー２２の軸２３もモータ（図示されず）に
接続されている。

排出口１５は導入口２４に接続し、この導入口２４は、
短い転送ハウジング２５．２６を介して、コンベア２０
の内部に接続されている。

転送ハウジングは内向フランジ２７を備え、このフラン
ジ２７は前記漏斗１７上のグループ１９に係合している
ので、漏斗１Ｔと転送ハウジング２５．２６の中間にラ
ビリンス密封が得られる。

転送ハウジングは下部２５と上部２６から成り、上部２
６はフランジ組立体２８によって、下部２５に連接され
ている。

その結果、フランジ２７を備えた転送ハウジングは、そ
のフランジをグループ１９の中に係合させて、排出漏斗
１７の周囲に組立てられることができる。

上部２６は他のフランジ２９を備え、このフランジは前
記フランジ２７に対して平行であってシールを成し、前
記フランジ１８と２７によって構成されるラビリンスシ
ールの中への水の浸入を防止する。

フランジ１８と２７およびグループ１９は排出口１５の
中心に関して回転対称であり、フランジ２９は、排出口
１５の中心を中心とする半円弧状に延びている。

その結果、コンベア１０，２０の間の角度は、両コンベ
ア間の転送密封を損うことなく変動させることができる
。

このようなコンベアセクション間の新規な回転対称密封
接続手段は、これらコンベアセクションがもはや共通面
での相互枢着または相互回転運動を成すように配置され
ていないが故に可能となる。

すなわち、第１図Ａにおいて鎖線ａは共通の幾何学軸線
を示しており、各コンベアセクション１０．２０は、前
記幾何学軸線ａに直交する異なる平面す、ｃにおいて回
転するように配置されている。

また、２つの密封手段が相互に対し回転する平面、すな
わち密封手段の仕切り面が鎖線ｄにより示されてい条。

第３図は本発明の他の実施例を示している。

この場合、コンベアセクション１０と３０が相互に連接
されている。

コンベアセクション１０は、第１図と第２図の対応コン
ベアと同様の構造であり、これに対してコンベアセクシ
ョン３０は前記のコンベアセクション２０とほぼ同一だ
が、滑り軸受３１がグループ１９の中に配置され、内向
フランジ２７のへりと係合するようにしてラビリンスシ
ール（要素１８，１９．２７）が改良されている事のみ
が異なる。

％４図は、例えば特願昭５１−３９１２９号に示された
型の荷卸し装置と共に使用されうるごとき本発明の実施
例を示す。

第４図と第５図に示す実施例において、垂直位置から一
定角度αの範囲内において回転可能の供給コンベア１０
が使用されている。

このコンベア１０はトラフコンベア２０に枢着されてい
て、このトラフコンベア２０は第１図と第２図のコンベ
ア２０とほぼ同様の構造である。

第４図と第５図の実施例において、このコンベア２０は
、その水平位置から角度βの範囲内において傾斜される
ことができる。

供給コンベア１０と除去コンベア２０の間の連接は第１
図および第２図の場合と同様に実施されるので、更に詳
細に述べる必要はない。

第１図および第２図の実施例と、第４図および第５図の
実施例との相違点は、回転対称シール手段１８，１９，
２７が荷重を全く引受ける必要のないように、２つのコ
ンベアが、荷重の大部分を引受ける継手システムによっ
ても相互に連接されていることである。

このため、トラフコンベア２０はアングルアーム３２を
備え、このアーム３２はフォーク３３に終っている。

このフオームはアーム３４の一端を保持し、このアーム
３４は供給コンベア１０に剛性的に連接されている。

フォーク３３とアーム３４は軸３５によって相互に回動
自在に連接されている。

この軸３５は、コンベア１０と２０の回転を可能にする
ため、回転対称シール手段１８ 、１９゜２７の対称軸
線と同軸的に配置されている。

第４図においては、供給コンベア１０用のモータ３６も
示されている。

第６図乃至第８図には、例えば特願昭５１−３９１２９
号に記載されている荷卸し装置と共に使用可能の実施例
が示されている。

この場合、コンベア１０と２０は別の支承構造に載置さ
れている。

この支承構造はジブ３７を有し、このジブは一端にフォ
ーク３８を有し、これによってジブはクレーンフレーム
（図示されず）の上に回転自在に載置されている。

フォーク３８は軸３９によってクレーンフレームに枢着
されている。

ジブ３７はボックスビームの形を成し、このジブは供給
コンベア１０と対向するその端部に、斜上向きフォーク
４１を備えている。

このフォーク４１は軸４２を介して、ボックスビームの
形のアーム４３に枢着されている。

このアーム４３は供給コンベア１０の支承構造または支
承手段として役立ち、供給コンベア１０はクランプ４４
によってアーム４３の上に固着されている。

その上、ジブ３７とアーム４３はジヤツキ組立体４５に
よって相互に連接され、このジヤツキによって、２つの
アーム３７と４３の間の角度を調節することができる。

更に、水平面に対するアームまたはジブ３７の角度位置
は、ジブ３７の上に載置された滑車４７と共働するウィ
ンチケーブル４６によって調節することができる。

この場合、ケーブル４６は、クレーンフレーム（図示さ
れず）上のウィンチに連接されている。

第６図乃至第８図による実施例において使用されている
回転対称シール手段ならびに小さな転送ハウジングは、
第１図および第２図の場合と実質的に同一構造であるか
ら、詳細には説明されない。

第６図には、ベルト伝動装置４９によってコンベア２０
を駆動するモータ４８が示されている。

コンベア２０はその排出端において、更に他のコンベア
またはジュート５０に連接され、この連接はコンベア１
０と２０の連接と全く同様に実施される。

従って、コンベア２０と５０の間の転送部の回転対称シ
ール手段は、クレーンフレーム（図示されず）の中にジ
ブ３７を載置するためのピボット軸３９と同軸的に配置
される。

その結果、コンベア２０とコンベアまたはシュート５０
の間にも、粉塵防止型の、信頼性の高い連接が保証され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本発明の第１実施例による垂直コンベアセク
ションと水平コンベアセクションの間の伝送ハウジング
の断面図、第１図Ｂは第１図ＡのＢ部の拡大図、第２図
は第１Ａ図の■−■線に沿って取られた垂直コンベアセ
クションとその上に載置された転送ハウジングの一部の
断面図、第３図は本発明の第２実施例の第１Ａ図と類似
の断面図、第４図は本発明による装置の第３実施例を示
す側面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に沿って配られた
断面図、第６図は本発明装置の他の実施例の側面図、第
７図は第６図の装置の平面図、また第８図は第６図の■
−■線に沿った断面図である。 １０・・・・・・製品供給コンベアセクション、２０・
・・・・・製品除去コンベアセクション、２５ 、２６
・・・・・・転送ハウジング、１８・・・・・・外向き
フランジ、１９・・・・・・グループ、２７・・・・・
・内向きフランジ、３７゜４３・・・・・・コンベアセ
クション支承アーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回動可能に相互連接された支承手段３７，４３上に
   載置され、粒状材料を扱うための、互いに角度を成して
   位置された２つのコンベアセクション１０．２０を有し
   、２つのコンベアセクション１０．２０のうち少くとも
   粒状材料を搬入するコンベアセクション１０はスクリュ
   ーコンベアであり、この粒状材料を搬入するコンベアセ
   クション１０の排出開口１５と、粒状材料を搬出するコ
   ンベアセクション２０の入口開口２４との間に設けられ
   た転送ハウジング２５．２６を介して両コンベアセクシ
   ョン１０．２０は密封手段１８ 、１９゜２７により相
   互連接しており、２つのコンベアセクション１０．２０
   は、前記支承手段３７ 、４３の回動の際に２つの相互
   に横方向へずれた平行な平面内において揺動するように
   支承手段３７，４３上で相互に横方向へ片寄らされ、相
   互に回動する部材を備えている密封手段１Ｂ、１９，２
   ７の回転軸線と前記支承手段３７，４３のピボット軸４
   ２は共通の幾何学軸線上に配置され、密封手段１８．１
   ９．２７の仕切り面は前記幾何学軸線に対して直角で、
   相互に横方向へ片寄らされたコンベアセクション１０
   、２０間に設けられ、粒状材料を搬入するスクリューコ
   ンベアセクション１０は、低い水準から高い水準へ粒状
   材料をほぼ上方へ搬送するために配置され、粒状材料を
   搬出するコンベアセクション２０は、一つの位置から、
   この位置から水平方向に片寄らされた他の位置へほぼ水
   平に搬送するために配置されており、回転対称の密封手
   段１８，１９．２７の回転軸は粒状材料を搬出するコン
   ベア２０の上方に配置され、密封手段１８，１９，２γ
   は回転対称のラビリンスシールとされていることを特徴
   とする粒状材料荷卸し装置。 ２ 粒状材料を搬出するコンベアセクション２０の入口
   開口２４は、粒状材料を搬入するスクリューコンベアセ
   クション１０の搬出開口１５の周りにおいて排出開口１
   ５の周りに突設された一対のフランジ１８．１８により
   外方に突出するように形成されたグループ１９に係合す
   る、転向ハウジング２５．２６の内方へ突設されたフラ
   ンジ２７に囲まれており、前記フランジ２７および前記
   グルループ１９は同一面内に位置し、回転可能な密封手
   段１８，１９．２７を構成することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の粒状材料荷卸し装置。 ３ 密封手段１８，１９，２７は滑り軸受３１を備えて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の粒状材料荷卸し装置。