JPS5944204B2 - 成形用型枠 - Google Patents

成形用型枠

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JPS5944204B2
JPS5944204B2 JP7740477A JP7740477A JPS5944204B2 JP S5944204 B2 JPS5944204 B2 JP S5944204B2 JP 7740477 A JP7740477 A JP 7740477A JP 7740477 A JP7740477 A JP 7740477A JP S5944204 B2 JPS5944204 B2 JP S5944204B2
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JP
Japan
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formwork
coating
mold
present
paint
Prior art date
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Expired
Application number
JP7740477A
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English (en)
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JPS5411923A (en
Inventor
明利 吉田
正道 小櫃
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
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Publication of JPS5411923A publication Critical patent/JPS5411923A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無機質材料の成形に用いられる型枠に係わる
更に詳しくは、セメント、石膏等無機質材料を注型し硬
化成形後、成形品との離型剤及び型枠に接していた成形
品表面と上塗ク塗膜との接着性を良好ならしめる型枠に
関する。
従来より、セメント、石膏等の成形品の製造には施工技
術の省力化を意図し、特に、工場において型枠を用いて
成形・硬化させることによる生産方法が採用されている
型枠による多量生産方式によるときは生産能率及び成形
品の品質を向上させるために、オルガノシリコン、パラ
フィン、石鹸、ポリウレタン樹脂塗料等の離型剤を塗布
した型枠が通常用いられているが、近時、この方法で得
られた成形品表面に更に各種塗料、塗材、リシン材等の
上塗クが施されることが多く、その際、成形品表面に附
着している離型剤に基因して、上塗クの塗料、塗材、リ
シン材等の接着不良が生起し、塗装はできても、成形品
表面に強固に接着した上塗ク塗膜を形成させることが困
難であつた。本発明者らは、コンクリート等に接する基
材表面にシリカゾルをバインダーとする塗料を塗布乾’
燥してなる型枠を用いて、コンクリートを注型硬化後離
型すると、離型性が極めて良好であるのみならず、その
コンクリートの離型面に各種上塗ヤ塗料を更に塗布して
形成させた塗膜がコンクリートの成型品と高い接着強度
を有することを見出した。本発明の目的は、注型された
無機質材料の硬化成形品が容易に離型され、かつ、上塗
ク塗料との接着強度が高い離型表面を与える無機質材料
成形用型枠を提供することにある。
本発明の型枠は、その基材表面にシリカゾル、アルミナ
ゾル、アルカリ金属珪酸塩溶液又はbん酸アルミニウム
溶液をバインダーとする塗料を塗布し乾燥させてなるも
のである。本発明の型枠によつて成形される無機質材料
は、セメント、石膏等水硬性のものであり、例えば、未
硬化のセメントスラリー、セメントモルタル、コンクリ
ート、マグネシア又はマグネシウム塩スラリー、石膏ス
ラリー、石膏ブラスター、ドロマイト等が挙げられる。
得られる成形品としては形状には特に制限はなく、例え
ば、石膏板、フラワーポット等が挙げられる。本発明の
型枠に用いられる型枠基材としては、特に制限はなく、
従来から用いられているもの、例えば、鉄板、アルミニ
ウム板、木板、木材合板、プラスチック板等が挙げられ
る。本発明に用いられる塗料のバインダーであるシリカ
ゾルとしては、表面にシラノール基を有し平均粒径が約
3〜200mμであるコロイド状シリカが水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールtジェチレンゴリコ
ール、グリセリン、メチルエチルケトン、アセトン、ジ
メチルホルムアミド等親水性有機溶媒又は水とこれら親
水性有機溶媒との混合媒体中に安定に分散されたもので
あシ、例えば、好ましいものとしてはSiO,濃度約5
〜50重量弊程度の酸注又はアルカリ性の水性シリカゾ
ル、メタノールシリカゾル、水−メタノールシリカゾル
、水一エチレングリコールシリカゾル等が挙げられる。
本発明に用いられる塗料のバインダーであるアルミナゾ
ルとしては、少量の酸根例えば、Cf,NOs一有キ酸
根等によ勺安定化されたコロイド状アルミナが、上記シ
リカゾル用に列挙された水、親水性有機溶媒又はそれら
の混合媒体中にAteO3濃度として約0.5〜30重
量?程度安定に含まれるものであり、例えば,好ましい
ものとしては水性アルミナゾル、メタノールアルミナゾ
ル、水一メタノールアルミナゾル多価アルコールアルミ
ナゾル等が挙げられる。本発明に用いられる塗料のバイ
ンダーであるアルカリ金属珪酸塩溶液としては、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム等アルカリ金属の珪酸塩がS
iO2として約5〜50重量70程度上記シリカゾル用
に列挙された水、親水性有機溶媒又はこれらの混合媒体
中に溶解した溶液であシ、SiO2/R,O(但し、R
はLi,K又はNa原子を表わす。)のモル比が1〜6
程度の真溶液状のものから、更にモル比が約6〜10程
度のゾルと溶液の中間的状態のゾル溶液が挙げられる。
本発明に用いられる塗刺のバイン.ダ一であるリン酸ア
ルミニウム溶液としては、第一、第二又は第三bん酸ア
ルミニウムの水溶液等が挙げられる。本発明に用いられ
る塗料は、これら上記せるシリカゾル、アルミナゾル、
アルカリ金属珪酸塩溶液又はリン酸アルミニウム溶液を
バインダーとし、要すればこれに更に任意の成分を添加
することによう得られるものである。添加成分の例とし
ては、ポリピニルアルコール、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性フエノ
ール樹脂、ポリ酢酸ビニルの水性エマルジヨン、アクリ
ル系樹脂の水性エマルジヨン等の造膜性助剤、ぬれ向上
剤、撥水剤、消泡剤、界面活性剤、各種骨材、充てん剤
等が挙げられる。塗制中のバインダー濃度は充分な効果
が得られる濃度でよい。本発明に用いられる塗料におい
て、上記バインダーは、結合剤及び型枠基材に対する接
着剤として作用し、この塗料を型枠基材上に塗布するこ
とにより形成された塗膜は、硬化成形すべき無機質材料
と型枠基材との接触を断絶させるものである。
而して、型枠基材上に形成された塗膜は、硬化・形成す
べき無機質材料と接触し、無機質材料中に含まれるアル
カリ土類金属成分がこの塗膜の硬化を急速に促進し、塗
膜は収縮現象を生起するに至)、塗膜は型枠基材から剥
離され易くなる。塗膜と硬化した無機質材料とは高い接
着強度が維持されているから、離型の際には、塗膜は硬
化成形品表面に付着された状態で型枠基材から剥離され
る。本発明の型枠は、前記型枠基材の表面、特に、硬化
成形すべき無機質材料と接触する面に、前記本発明に用
いられる塗料を塗布し乾燥させることにより得られる。
塗布する方法としては、スプレー塗b法、刷毛塗力法、
ロール塗力法、フロー塗法、浸漬法等型枠の形状に応じ
操作が容易である任意の方法でよい。塗布によ)型枠基
材上の形成された塗膜は乾燥によう硬化するが、完全に
乾燥する前でも、本発明の型枠として使用し得る。本発
明の型枠を用いて成形された硬化無機質材刺は、脱型後
、型枠と接触していたその表面上に、型枠基材から剥離
された塗膜が付着しているが、この塗膜と硬化無機質材
刺との接着強度は高く、更にこの塗膜の上に土塗シ塗料
を塗布し上塗う塗膜を形成させると上塗シ塗膜の接着強
度も高いのみならず、上塗)の際の塗装むら、はじき、
ピンホール等が生起しないので、従来から用いられてい
る無機系、有機系の各種の上塗ジを施すことができる。
本発明の型枠は極めて容易に調製され、無機質材料の硬
化成形品を工場において多量生産するのに極めて有用で
ある。以下、実施例及び比較例を挙げて更に詳しく説明
するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるもので
はない。
実施例及び比較例 (イ)塗料の調製 下記4種類のバインダーB1〜B4 Bl・・・ SiO,3O%含有率の水性シリカゾルB
!・・・ At,O,含有率4短水性アルミナゾルと充
填剤及び助剤を、撹拌機付3tのステンレス製容器中に
、第1表に示す配合量投入し、室温で30分間撹拌する
ことによ)本発明の型枠を調製するための塗制P1〜P
4を調製した。
(ロ)型枠の調製 材質が異る下記5種類M]〜MTELの基枠の表面に(
イ)で調製した塗料P]〜P4及び別途調製した下記離
型剤R,及びR1を塗布し6種類の型枠S]〜SOを調
製した。
塗布条件は第2表に示す。
←)成形及び離型試験 (ロ)で調製した型枠S,〜S6を用い、これ等に第3
表に示す未硬化無機材刺を注入し、第3表に示す養生条
件で養生することによシ石膏又はセメントを含む各種無
機材料を成形し、次いでこの組立式の形枠をはずす(分
解する)ことによジ、成形品を脱型し、その際の離型の
容易さを型枠の板と無機材料成型品のとれ易さを比較試
験した。
結果を第3表に示す。いずれも良好であつた。(ニ)上
塗り塗装及び塗膜性能試験 (ハ)で得た成形品の表面に第4表に示す各種上5り塗
材を塗布し、塗装性及び塗膜の性能を試験た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 型枠基材の表面にシリカゾル、アルミナゾル、アル
    カリ金属珪酸塩溶液又はりん酸アルミニウム溶液をバイ
    ンダーとする塗料を塗布し乾燥させてなる無機質材料成
    形用型枠。
JP7740477A 1977-06-29 1977-06-29 成形用型枠 Expired JPS5944204B2 (ja)

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JP7740477A JPS5944204B2 (ja) 1977-06-29 1977-06-29 成形用型枠

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JP7740477A JPS5944204B2 (ja) 1977-06-29 1977-06-29 成形用型枠

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JPS5411923A JPS5411923A (en) 1979-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0563203U (ja) * 1992-07-08 1993-08-24 太陽鍛工株式会社 耕耘爪の取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5874583A (ja) * 1981-10-26 1983-05-06 日本ペイント株式会社 無機質化粧板の形成方法
JPH0138317Y2 (ja) * 1984-12-12 1989-11-16
JPS6341104A (ja) * 1986-08-08 1988-02-22 本多 富泰 コンクリ−ト型枠及びその製造方法
JP2016008405A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 清水建設株式会社 コンクリート成形用型枠およびその製造方法

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