JPS594413Y2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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JPS594413Y2
JPS594413Y2 JP1977060621U JP6062177U JPS594413Y2 JP S594413 Y2 JPS594413 Y2 JP S594413Y2 JP 1977060621 U JP1977060621 U JP 1977060621U JP 6062177 U JP6062177 U JP 6062177U JP S594413 Y2 JPS594413 Y2 JP S594413Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
welding
end plate
current
bellows
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977060621U
Other languages
English (en)
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JPS53154360U (ja
Inventor
孝光 佐野
裕 樫本
Original Assignee
株式会社明電舎
株式会社ゼムバツク
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Publication date
Application filed by 株式会社明電舎, 株式会社ゼムバツク filed Critical 株式会社明電舎
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、真空しゃ断器の改良に係り、さらにいえば固
定側端板及び可動側端板に対するシールド、シールド支
持絶縁筒の支持金具並びにベローズの溶接構造を改良し
た真空しゃ断器に関する。
従来技術 第1図は、従来一般の超高圧用真空しゃ断器の全体を示
している。
これについて概説すると、固定側端板1、可動側端板2
、絶縁筒3で構成された真空容器の中で、端板1を気密
に貫通した固定り一ド棒4の電極5と、端板2を貫通し
ベローズ14で気密保持をした可動リード棒6の電極7
とが、可動リード棒6の操作により接触され又は離間さ
れるようになっている。
前記の電極5と7は、主シールド8で包囲されている。
固定側並びに可動端板1と2に、外シールド11.11
’が取り付けられている。
内シールド10.10’と中間シールド12.12’は
、シールド支持絶縁筒9゜9′に取付けられている。
シールド支持絶縁筒9,9′は、支持金具16.16’
を介して固定側及び可動側端板1,2に取付けられてい
る。
固定リード棒4には、軸シールド13が取付けられてい
る。
可動リード棒6と可動側端板2とは、ベローズ14によ
り気密に接続されている。
ベローズ14は、ベローズシールド15にて包囲されて
いる。
真空しゃ断器が超高圧用になると、開開操作速度が大と
なる。
このため真空しゃ断器を構成する各部に作用する機械的
衝撃が過大となるので、それらの機械的強度を大に設計
、製作する必要がある。
そこで端板1,2は厚肉板として形成されている。
ところで、固定側並びに可動側端板1,2へ取り付けた
外シールド11.11’や支持金具16.16’及びベ
ローズ14等の非通電部材は、溶接で固着されている。
しかし、各々端板に比して極めて薄肉のものなので、そ
の溶接に次のような問題があった。
即ち、第2図Aにおいてに、外シールド11′及びシー
ルド支持絶縁筒9′の支持金具16′並びにベローズ1
4は、その固着側端部を可動側端板2の所定位置へ当接
し、各々イ50、ハ点を溶接固着した例を示す。
この溶接構造の場合、外シールド11′、支持金具16
′、ベローズ14は、単に固定側及び可動側端板1,2
の真空側面に当接配置されるため、夫々の位置決めに治
具を要し、作業性が悪い。
又、外シールド11′の肉厚は0.1〜1.5mm程度
、ベローズ14の肉厚は0.1〜0.2mm程度と薄い
のに比し、端板1.2は数倍、数10倍も厚肉でその熱
容量が大きいので、熱容量差によって溶接が困難であり
、全円周を均等に溶接できず、このため機械的強度に弱
点を生じた。
第2図Bは、可動側端板2の所定位置に溝a。
b、Cを形成し、各溝a 、 l) 、cに支持金具1
6′、外シールド11′、ベローズ14をそれぞれ嵌合
し、イ。
ロバ点を溶接した例を示す。
この溶接構造の場合、溝a 、 l)、cとそれへ嵌合
した被溶接物11′。
16’、14とが寸法的に不一致だと嵌合作業が困難で
あり、全円周の溶接がむずかしく、均等に溶接ができな
く機械的強度に弱点を生じた。
第2図Cは、可動側端板2に設けた溝a、l)、cに台
17′を夫々嵌合してロー付けし、台17′に形成した
薄肉の耳部17a′に支持金具16′、外シールド11
′、ベローズ14をそれぞれ溶接固着した例を示す。
この場合、熱容量差が少ないので溶接は良好で機械的強
度に弱点は生じないが、台17′を要し、そのロー付作
業も必要であるから、手間がかかりコストアップの要因
となり、重量も大となるので得策といえなかった。
次に、実公昭46−30505号公報の第6図に記載さ
れた溶接構造は、端板の板面における外周縁沿いの位置
に凹溝を穿設し、もって端板外層縁に板面に垂直で薄肉
の耳部を形成し、該端板をはめた金属円筒の端を前記耳
部と揃えて溶接した構成である。
従って、溶接時の熱容量差を解消するという目的は一応
達成される。
しかし、端板の全周にわたって耳部の厚さを均一に加工
形成することはむずかしい。
ましてベローズのように0.1〜0.2mmの厚さに対
応する極薄の耳部を均一に形成することは至難である。
そして、仮に、そのように薄い耳部を均一に形成し得た
としても、これに溶接固着して十分な強度を発現させる
ことに期待はもてず、真空漏れの原因となるおそれがあ
る。
また、被溶接物の厚さに対し、その都度耳部の厚さを設
計し加工形成することもなかなか面倒で、手数のかかる
ことである。
さらに決定的な欠点は、耳部が端板の外周縁に沿って、
かつ、板面に対し垂直の向きにのみ形成される構成だか
ら、端板の外周部でなく、板中央寄りの任意位置に、か
つ、板面に対し垂直に当接し固着するベローズやシール
ド、支持金具の如き非通電部材の溶接にそのまま応用、
適用することはできないということである。
考案の目的 そこでこの考案の目的は、端板の板中央寄り任意位置に
板面に対し垂直に当接し固着されるシールド、ベローズ
等の非通電部材の溶接に適応する構成であり、しかも耳
部の加工形成は被溶接物の厚さの如何にかかわらず画一
的に行なうことができ、かつ、その加工形成の技術は容
易であり、しかも熱容量差のない溶接が可能であり、そ
のうえ真空漏れのおそれのない程十分なる強度の発現を
期待できるように改良した溶接構造でベローズ、シール
ド、支持金具等をそれぞれ溶接固着してなる真空しゃ断
器を提供することにある。
考案の構成と作用効果 上記目的を遠戚するために、この考案の真空しゃ断器は
、シールド、ベローズ、支持金具の如き非通電部材の固
着側端部に、L字状に折り曲げて端板の板面と平行状の
結合部を設け、他方、端板における非通電部材の固着位
置板面に、断面が半径方向に傾斜した矩形状の凹溝を穿
設することによってその一側に断面鋭角状の耳部を形成
し、該耳部に沿って端板の板面上に前記非通電部材の結
合部を当接させ、耳部と結合部とを揃えて溶接固着した
構成とされている。
つまり、凹溝及び耳部は、総形バイトを傾けて使用する
ことによって、画一的に極めて簡単に均一に加工形成す
ることができる。
かくして、耳部は、端板の板面と同じ向きに形成される
から、端面に対して垂直に当接固着する非通電部材の溶
接に適応する。
しかも、断面鋭角状で、つまり厚みが一方向に漸次増大
する三角形状なので、シールド、ベローズの如く極薄で
、しかもその厚みが異なる被溶接物を溶接する場合でも
、耳部における最適の厚み部位を利用して溶接可能であ
る。
従って、熱容量差を解消した良好な溶接ができる。
つまり、被溶接物の厚みに左右されない融通性、容易性
がある。
その上、耳部は、断面鋭角状で厚さが漸次増大するので
、そのいずれの部位に被溶接部を溶接したかにかかわら
ず、十分大なる強度の発現を期待でき、真空漏れの原因
となるおそれはないのである。
次に、第3図以下に示す実施例を説明する。
第1実施例 まず第3図Aにおいて、固定側又は可動側端板1又2の
真空側板面に、両側2辺が半径方向(図中左右方向)に
角度θ1だけ傾斜した平行四辺形状の凹湯21を穿設し
、もって図中右側の縁部を断面鋭角状(角度θ1の三角
形状)で、かつ、板面と平行な向きの耳部21 aが形
成されている。
他方、非通電部材としての支持金具16(又は16′)
の固着側端部には、L字状に折り曲げて端板1の板面と
平行状の結合部16 aが形成されている。
そして、支持金具16は、その結合部16 aを前記耳
部21 aのところに当接させ、かつ、両者の縁辺を揃
えて溶接固着されている。
つまり、端板1の板面に対し垂直に取り付けるべき支持
金具16は、そのL字状に折り曲げた結合部16aを上
記板面と平行な向きの耳部21 aに沿って当接するこ
とにより、支障なく溶接固着することができる。
しかも支持金具16が薄肉板であることは、断面鋭角状
の耳部21 aにおける略同等厚さ部分を利用して溶接
することにより、熱容量差の問題のない良好な溶接がで
きる。
そして、耳部21 aにおいて、前記の如くして溶接し
た位置より根元側(第3図A中右側)の肉厚は漸次最大
しているから、真空漏れの原因となるおそれのない十分
な強度を発現させることができる。
なお、上記平行四辺形状の凹溝21を穿設する要領は、
第4図Aに示すとおり、所定の刃幅lの総形バイト23
を、角度θ、だけ傾けて切削加工することにより、単純
な切削技術として容易に凹溝21を穿設し、耳部21
aを画一的に形成することができる。
第2の実施例 第3図Bにおいては、端板1(又は2)の真空側面に、
両側2辺が半径方向(図中左右方向)に角度θ2だけ傾
斜した矩形状の凹溝22を穿設し、もって図中右側の縁
部が断面鋭角状で、かつ、板面と平行な向きの耳部22
aに形成されている。
そして、該耳部22 aのところに支持金具16のL字
状に折り曲げた結合部16 aを当接させ、両者を揃え
て溶接固着されている。
従って、上記実施例と同様の作用効果が奏される。
凹溝22を穿設する要領は、第4図に示すとおり、刃幅
lの総形バイト24を角度θ2だけ傾けて切削加工する
ことにより、単純な切削技術として画一的に耳部22
aを形成することができる。
その他の実施例 上記支持金具16と同様に非通電部材に属する外シール
ド11(又は11′)あるいはベローズ14の場合にも
、各々の固着側端部にL字状に折り曲げた結合部を形成
し、他方、端板には半径方向に傾斜した凹溝21又は2
2を穿設することによりその一側縁に耳部21 a又は
22 aを形成して、上記第1、第2の実施例と全く同
様に溶接固着することができ、同様の作用効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来一般の超高電圧用真空しゃ断器を示す断面
図、第2図A−Cは従来の非通電部材溶接構造を示す部
分図である。 第3図A−Bは本考案に係る非通電部材溶接構造を示す
部分図、第4図A、Bは凹溝の加工法を示す部分図であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁筒3とこれの軸方向両端に設けられた端板1.2と
    を有する真空容器を備え、該真空容器の両端板1,2を
    各々気密に貫通する一対のリード棒4.6を備えると共
    に各リード棒4,6の内端部に各々電極5,7を備え、
    少なくとも前記リード棒4゜6を囲繞する如く前記端板
    1,2の板面に立設して非通電部材11,14.16を
    溶接固着してなる真空しゃ断器において、前記非通電部
    材11,14.16の固着側端部にL字状に折り曲げて
    形成した結合部16aを設け、前記端板1,2の板面に
    半径方向に傾斜した凹溝21,22を穿設して断面鋭角
    状の耳部21a、22aを設け、該耳部21a、22a
    上に前記非通電部材11,14.16の結合部16aを
    位置させると共に耳部先端と結合部とを溶接固着して構
    成したことを特徴とする真空しゃ断器。
JP1977060621U 1977-05-11 1977-05-11 真空しや断器 Expired JPS594413Y2 (ja)

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JPS53154360U JPS53154360U (ja) 1978-12-05
JPS594413Y2 true JPS594413Y2 (ja) 1984-02-08

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ID=28961285

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6395642B2 (ja) * 2015-02-27 2018-09-26 三菱電機株式会社 真空バルブ

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JPS53154360U (ja) 1978-12-05

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