JP6395642B2 - 真空バルブ - Google Patents

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Description

この発明は、真空の優れたアーク拡散性能と絶縁性能を活用して回路を開閉及び断路する真空バルブに関するものである。
真空中の絶縁性能は、電極の表面荒れや異物付着などの弱点部によって低下することが知られている。真空バルブの製造工程では、真空バルブに高電圧を印加し故意に絶縁破壊させることで、絶縁破壊のエネルギーにより弱点部を取り除く工程(電圧コンディショニング)が設けられている。しかしながら電流を開閉する接点部に関しては、電流開閉に伴う接点溶融や機械的衝撃により、電圧コンディショニング後に新たに弱点部が生じる可能性がある。
特許文献1に示す真空バルブでは、接点の周辺を電界緩和シールドで覆い、接点に生じる電界を緩和することにより、真空バルブの絶縁耐力を向上させている。また特許文献2に示す真空バルブでは、電界緩和シールドと接点はセラミックを介して電気的に絶縁されている。
特開昭54−162179号公報 US 8,445,804 B2
特許文献1に示す真空バルブによって事故電流の遮断を行う場合、遮断電流が接点から電界緩和シールドに意図せず転流してしまい、遮断失敗となる可能性がある。また特許文献2に示す真空バルブは、電界緩和シールドの電位と接点の電位が大きく異なるため、接点の電界が緩和されず十分な絶縁耐力を得ることができないという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、事故電流遮断性能と絶縁性能を両立した真空バルブを提供することを目的とする。
この発明に係る真空バルブは、絶縁筒の両端を密封して構成した真空容器と、この真空容器内に導体を介して固定された固定側接点および固定側接点に対向して配置された駆動可能な可動側接点と、固定側接点および可動側接点をそれぞれ囲むように配置された1対の電界緩和シールドを備えた真空バルブにおいて、少なくとも固定側接点と固定側の電界緩和シールドが絶縁スペーサを介して接続されると共に、絶縁スペーサの体積抵抗率と誘電率の少なくとも一方の値は、接点に電圧が印加された時に、電界緩和シールドの存在による接点電界が、電界緩和シールドがない場合に比べて強調されない(高くならない)値まで電界緩和シールドの電位が固定側接点の電位に追従して上昇するように調整したものである。
この発明は、接点と電界緩和シールドの間は絶縁スペーサを介して接続する構成のため、遮断電流が接点から電界緩和シールドに移動した場合であっても、遮断電流が電界緩和シールドを流れることはなく、接点側に復帰し遮断を成功することができる。また絶縁スペーサは低インピーダンスであるために、接点と電界緩和シールドの電位が等しくなり、接点電界を緩和することが可能である。上記のような特徴を有するこの発明によれば、事故電流遮断性能と絶縁性能を両立した真空バルブを提供することが可能である。
この発明の実施の形態1に係る真空バルブを示す断面図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、本来想定される集中アークの発生位置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、起こりうる集中アークの転流を示す断面図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、浮遊電位の値を決定するインピーダンスを示す断面図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、浮遊電位の値を決定する等価回路を示す模式図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、絶縁スペーサの体積抵抗率が接点電界に与える影響を計算した結果を示す図である。 この発明の実施の形態1の真空バルブにおいて、絶縁スペーサの比誘電率が接点電界に与える影響を計算した結果を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る真空バルブを示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係る真空バルブを示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係る真空バルブを示す断面図である。 この発明の実施の形態5に係る真空バルブを示す断面図である。 この発明の実施の形態6に係る真空バルブを示す断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る真空バルブを図1から図7に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に関わる真空バルブの断面図である。固定側接点1は固定側コイル2及び固定側ロッド3を介して固定側フランジ4に接続される。固定側接点1に対向して配置された可動側接点5は可動側コイル6、可動側ロッド7及びベローズ8を介して可動側フランジ9に接合される。固定側接点1および可動側接点5は、真空中の絶縁性能と遮断性能を考慮して銅・銀・クロム・タングステン等から成る純金属もしくは合金で構成される。
固定側コイル2及び可動側コイル6は銅などの金属で構成するか、または固定側接点1および可動側接点5に対して溝加工や切断加工を施すことによりコイルの機能を持たせたものでもよい。固定側ロッド3および可動側ロッド7は銅等の導電性に優れた金属で構成される。ベローズ8はステンレスやインコネルなど機械強度に優れた薄板を蛇腹状に成形したもので、可とう性を有するため、可動側接点5、可動側コイル6及び可動側ロッド7は紙面左右方向に変位することが可能であり、これにより電流の投入及び遮断を行う。
固定側フランジ4と可動側フランジ9は、固定側絶縁筒10、アークシールド11及び可動側絶縁筒12を介して接合されており、絶縁筒の両端が密封された1つの円筒容器を形成する。固定側フランジ4及び可動側フランジ9及びアークシールド11はステンレス・銅等の金属、固定側絶縁筒10及び可動側絶縁筒12はアルミナセラミック、ガラスセラミックなどの残留ガスが少なく耐熱性に優れた誘電体で構成される。十分な絶縁性能を確保するために、円筒容器内は少なくとも1Pa以下の真空度に保たれている必要がある。
固定側接点1の周囲には、固定側電界緩和シールド13が配置され、絶縁スペーサ14を介して固定側フランジ4に固定される。同様に可動側接点5の周囲には可動側電界緩和シールド15が配置され、可動側フランジ9に接続される。これら一対の電界緩和シールド13、15の対向部分は、それぞれ固定側接点1および可動側接点5を包囲するような配置となっている。固定側電界緩和シールド13および可動側電界緩和シールド15はステンレスや銅などの金属で形成され、絶縁スペーサ14は誘電体で形成される。絶縁スペーサ14はリング状に形成され、固定側フランジ4と固定側電界緩和シールド13との間にロウ付けなどの接合方法で密着されている。この絶縁スペーサ14は、遮断動作中に固定側接点1と可動側接点5の間で発生するアークが、固定側電界緩和シールド13に移動することで起きる遮断失敗を防止する役割を果たす。
上記役割を、図2〜図3を用いて詳細に説明する。図2は本来期待する遮断動作中のアーク発生位置を示したものである。遮断動作開始後に固定側接点1と可動側接点5が乖離し、乖離点から集中アーク16が発生する。通電経路は固定側ロッド3、固定側コイル2、固定側接点1、集中アーク16、可動側接点5、可動側コイル6、可動側ロッド7となる。遮断電流が固定側コイル2および可動側コイル6を流れることにより、集中アーク16に対して磁界が印加される。この磁界の作用により、集中アーク16が駆動または拡散されるため、接点間距離の増加とともに接点に生じる電流密度が低下し遮断を成功することができる。
一方で、接点乖離後の集中アーク16が、固定側接点1と可動側接点5の間から、図3に示すように固定側電界緩和シールド13へ移動することが起こりえる。絶縁スペーサ14が存在せず、固定側電界緩和シールド13と固定側フランジ4が導通している場合、遮断電流は固定側コイル2を迂回して固定側電界緩和シールド13を流れ続け、集中アーク16に作用する磁場の強度が著しく低下するため、遮断に失敗する可能性がある。この発明のように絶縁スペーサ14を設けると、遮断電流は固定側電界緩和シールド13を流れ続けることができず、集中アーク16を固定側接点1側に復帰させる効果が得られるため、遮断失敗を防止することができる。
ここで絶縁スペーサ14として、通常真空バルブに広く用いられるアルミナセラミックなど高インピーダンス(体積抵抗率1013Ωm以上、比誘電率10以下)の誘電体を用いた場合、固定側電界緩和シールド13による固定側接点1の電界緩和効果が十分に得られないという問題が発生する。
図1に示す実施の形態1においては、アークシールド11と固定側電界緩和シールド13の電位が浮遊している。浮遊電位を決定する等価回路を図4に示すが、固定側接点1(及び固定側コイル2及び固定側ロッド3)と固定側電界緩和シールド13の間に、真空の静電容量C及び絶縁スペーサ14の静電容量Cs及び抵抗Rsが存在する。固定側電界緩和シールド13には対地静電容量Cとアークシールド11に対する容量Cが存在する。同様にアークシールド11には対地静電容量Cと可動側電界緩和シールド15に対する静電容量Cが存在する。
ここで各インピーダンスの大きさは真空バルブの構造により決まるが、C・C・C・C・Cの値は概ね等しいため、簡単のため全て同値とすると等価回路は図5の右側のように簡略化される。図5において、絶縁スペーサ14のインピーダンスCs及びRsが固定側接点1と固定側電界緩和シールド13間の静電容量Cのインピーダンスと比べて十分高い場合、印加電圧の63%がC、即ち固定側接点1と固定側電界緩和シールド13の間に印加されることになり、固定側接点1の電界が強調されてしまう。前記の電界強調を避けるためには、絶縁スペーサ14のインピーダンスCs及びRsを低く設定する必要がある。
図6は、絶縁スペーサ14の体積抵抗率が固定側接点1上の電界に与える影響を電界計算により計算した結果である。図6には参考のため、固定側電界緩和シールド13及び絶縁スペーサ14を設けない場合における固定側接点1上の電界を併記している。図6より分かるように、絶縁スペーサ14の体積抵抗率を10Ωm以下に設定することにより、電界緩和の効果を期待通り得ることが可能である。
同様に絶縁スペーサ14の比誘電率が固定側接点1上の電界に与える影響を計算した結果が図7である。絶縁スペーサ14の比誘電率を20以上に設定することにより電界緩和の効果を得ることができる。上記のような低インピーダンスを満たす絶縁スペーサ14の材質は、アルミナセラミックに対して添加物を加えたものでもよいし、シリコンやジルコニアを主成分としたセラミックでもよい。一方で、樹脂・ポリマーは内部の残留ガスが真空度を低下させる懸念があり適していない。
以上述べた通り、固定側接点1の周囲に固定側電界緩和シールド13を設け、固定側接点1と固定側電界緩和シールド13の間を導電体(固定側コイル2、固定側ロッド3、固定側フランジ4)と絶縁スペーサ14を介して接続すると共に、絶縁スペーサ14の体積抵抗率と比誘電率の少なくとも一方の値は、接点に電圧が印加された時に、固定側電界緩和シールド13の存在による接点電界が、電界緩和シールド13がない場合に比べて強調されない(高くならない)値まで電界緩和シールド13の電位が固定側接点1の電位に追従して上昇するように調整する。
絶縁スペーサ14の体積抵抗率と比誘電率の値について、具体的に述べると、体積抵抗率の場合は10Ωm以下に、比誘電率の場合は20以上にする。このように絶縁スペーサ14のインピーダンスは、体積抵抗率10Ωm以下、比誘電率20以上のいずれか一方を少なくとも満たすようにする。
この構成により、遮断電流が一時的に固定側電界緩和シールド13へ移動したとしても、絶縁スペーサ14の配置により固定側電界緩和シールド13を流れ続けることができず固定側接点1上に復帰するため、遮断に成功する。また絶縁スペーサ14は低インピーダンスのため固定側接点1と固定側電界緩和シールド13は同電位に保たれ、接点電界の緩和効果も得ることができ、事故電流遮断性能と絶縁性能を両立した真空バルブを提供することが可能である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る真空バルブを図8に基づいて詳細に説明する。
図8は、この発明の実施の形態2に関わる真空バルブの断面図である。実施の形態2は、実施の形態1における絶縁スペーサ14を、真空封止部14aと低インピーダンス部14bに分離したことを特徴とする。その他の構成は実施の形態1の図1と同じに付き、同じまたは相当する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
真空封止部14aはリング状の絶縁部材であり固定側フランジ4と固定側電界緩和シールド13との間にロウ付けなどの接合方法で密着される。一方で低インピーダンス部14bは真空封止部14aに対して、真空バルブの外側(大気・ガス側)に取り付けられるもので、固定側フランジ4と固定側電界緩和シールド13の両方に密着するものであれば形状は問わない。図8ではリング状のものを覆いかぶせたものを図示している。
絶縁スペーサ14の真空封止部14aは、真空容器内に露出しているため、アルミナセラミックなどの残留ガスの少ない絶縁体で形成し、絶縁スペーサ14の低インピーダンス部14bは抵抗率10Ωm以下及び比誘電率20以上のいずれか一方を少なくとも満たす誘電体で構成される。
実施の形態2では、低インピーダンス部14bは真空容器外にあり真空内に露出していないため、低インピーダンス部14bの材質として樹脂やポリマーなど残留ガスの恐れがあるものを用いることができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る真空バルブを図9に基づいて詳細に説明する。
図9は、この発明の実施の形態3に関わる真空バルブの断面図である。実施の形態3は、固定側に加えて、可動側フランジ9と可動側電界緩和シールド15の間にも絶縁スペーサ14を設けたことを特徴とする。その他の構成は実施の形態1の図1と同じに付き、同じまたは相当する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
集中アーク16は図2に示すように固定側電界緩和シールド13の近傍で発生する。そのため通常は固定側にのみ絶縁スペーサ14を設ければ十分である。しかしながらスパイラル型のコイルで集中アークを回転駆動させながら遮断する場合などは、長ギャップまで集中アークが持続するため、可動側電界緩和シールド15に転流する可能性がある。可動側についても固定側と同じ絶縁スペーサ14を設けることで、電流遮断性能を安定化することが可能である。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る真空バルブを図10に基づいて詳細に説明する。
図10は、この発明の実施の形態4に関わる真空バルブの断面図である。実施の形態4の真空バルブは、この発明の実施の形態2と実施の形態3の真空バルブを組み合わせたもので、固定側の絶縁スペーサ14と可動側の絶縁スペーサ14の両方を、真空封止部14aと低インピーダンス部14bの組み合わせで実現したものである。その他の構成は実施の形態1、2、3の図1、8、9と同じに付き、同じまたは相当する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
このような構成とすることで、電流遮断性能を一層安定化することが可能である。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る真空バルブを図11に基づいて詳細に説明する。
図11は、この発明の実施の形態5に関わる真空バルブの断面図である。実施の形態5の真空バルブは、絶縁スペーサ14を真空バルブの外周部ではなく真空バルブ内に配置したことを特徴とする。即ち、図11に示すように、絶縁スペーサ14は固定側ロッド3と固定側電界緩和シールド13の間に設ける。
このように構成することで、固定側電界緩和シールド13の長さが短くなるため、製作が容易になる他、固定側電界緩和シールド13が固定側絶縁筒10の電界を強調する作用を低減することができる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6に係る真空バルブを図12に基づいて詳細に説明する。
図12は、この発明の実施の形態6に関わる真空バルブの断面図である。実施の形態6の真空バルブは、絶縁スペーサ14を真空バルブの外周部ではなく真空バルブ内に配置した実施の形態5の発明を、可動側に適用したものである。即ち、図12に示すように、固定側の絶縁スペーサ14は実施の形態5の図11と同じにし、可動側の絶縁スペーサ14は可動側電界緩和シールド15の中間に配置したものである。
このように構成することで、固定側電界緩和シールド13の長さが短くなるため、製作が容易になる他、電流遮断性能を一層安定化することが可能である。
以上、この発明の実施の形態を記述したが、この発明は実施の形態に限定されるものではなく、種々の設計変更を行うことが可能であり、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:固定側接点、 2:固定側コイル、 3:固定側ロッド、 4:固定側フランジ、
5:可動側接点、 6:可動側コイル、 7:可動側ロッド、 8:ベローズ、
9:可動側フランジ、 10:固定側絶縁筒、 11:アークシールド、
12:可動側絶縁筒、 13:固定側電界緩和シールド、 14:絶縁スペーサ、
14a:真空封止部、 14b:低インピーダンス部、
15:可動側電界緩和シールド、 16:集中アーク

Claims (6)

  1. 絶縁筒の両端を密封して構成した真空容器と、この真空容器内に導体を介して固定された固定側接点および前記固定側接点に対向して配置された駆動可能な可動側接点と、前記固定側接点および前記可動側接点をそれぞれ囲むように配置された1対の電界緩和シールドを備えた真空バルブにおいて、少なくとも前記固定側接点と前記固定側の電界緩和シールドが絶縁スペーサを介して接続されると共に、前記絶縁スペーサの体積抵抗率と誘電率の少なくとも一方の値は、接点に電圧が印加された時に、前記電界緩和シールドの存在による接点電界が、電界緩和シールドがない場合に比べて強調されない(高くならない)値まで前記電界緩和シールドの電位が前記固定側接点の電位に追従して上昇するように調整したことを特徴とする真空バルブ。
  2. 前記絶縁スペーサの体積抵抗率を10 Ωm以下とした請求項1に記載の真空バルブ。
  3. 前記絶縁スペーサの比誘電率を20以上とした請求項1または請求項2に記載の真空バルブ。
  4. 前記絶縁スペーサは、シリコンまたはジルコニアを主成分としたセラミック材で構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の真空バルブ。
  5. 前記絶縁スペーサは、前記真空容器内に露出する真空封止部と前記真空容器外に露出した低インピーダンス部の組み合わせで構成され、前記低インピーダンス部のみが体積抵抗率10 Ωm以下及び誘電率20以上のいずれか一方を少なくとも満たすことを特徴と
    した請求項1に記載の真空バルブ。
  6. 前記絶縁スペーサは、前記真空容器内に配置され外部に露出しないことを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の真空バルブ。
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