JPS5943159B2 - アミノ酸エステルの光学分割方法 - Google Patents

アミノ酸エステルの光学分割方法

Info

Publication number
JPS5943159B2
JPS5943159B2 JP6748382A JP6748382A JPS5943159B2 JP S5943159 B2 JPS5943159 B2 JP S5943159B2 JP 6748382 A JP6748382 A JP 6748382A JP 6748382 A JP6748382 A JP 6748382A JP S5943159 B2 JPS5943159 B2 JP S5943159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
acid
ester
optical resolution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6748382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57189694A (en
Inventor
義員 磯和
宗樹 大森
馨 森
哲也 市川
悠次 野中
啓一 木原
清孝 小山
平次郎 佐藤
滋哲 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sagami Chemical Research Institute
Tosoh Corp
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sagami Chemical Research Institute, Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Sagami Chemical Research Institute
Priority to JP6748382A priority Critical patent/JPS5943159B2/ja
Publication of JPS57189694A publication Critical patent/JPS57189694A/ja
Publication of JPS5943159B2 publication Critical patent/JPS5943159B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アミノ酸エステルの光学分割方法に関するも
のであり、更に詳しくは蛋白分解酵素を用いるジペプチ
ドエステル誘導体の生成反応と酸ニヨルその分解反応を
含むアミノ酸エステルの光学分割方法に関するものであ
る。 パパインやキモトリプシンの様な蛋白分解酵素が蛋白分
解(ペプチド結合の切断)の逆反応であるペプチド結合
の生成反応に関与し得ることば古(から知られている。 例えばBergman ラはパパインを用いてアニリド
の合成を行なっている。 またFrutonはアミノ基をベノゾイル基等で保護し
たロイジノ等のモノアミノカルボッ酸とカルボキシル基
をアミドまたはアニリドとして保護したロイン/やグリ
シノを、パパインやキモトリプシンを用いてペプチド結
合させ得ることを明らかにしている( Advanes
in P rotein Chem 1stryt第
5巻、33頁(1949) 、 Academic P
ressInc−tNew York、N¥−)。 最近では本発明者のりチ磯和らがアミノ基をベノジルオ
キシ力ルボニル基で保護したアミノ酸とカルボキシル基
をエステル化したアミノ酸とをパパイ/、プロリシノ、
スブチリシノBPN’等の酵素を用いてペプチド合成反
応を行なったことが報告されている(日本化学会第35
秋期大会予稿集、482頁及び486頁(1976)1
日本化学会)。 これらの方法では生成物を採取するため、反応生成物が
水溶性基を失って水に不溶となり析出すること(これは
ペプチド合成反応を進行させるためにも必要でちる)を
利用する。 従って生成物になお水溶液を保存する様な基が残る場合
1例えば出発物質としてアスパラギン酸の様にβ位に更
にカルボキシル基がある場合には、この観点からもその
様な基を保護基によって保護するのが好ましいと考えら
れていた。 本発明者らはこの様な系について深(考究した結果、ア
スパラギン酸やグルタミノ酸の様なモノアミノジカルボ
ン酸のアミノ基を保護した(N末端保護)ものを出発物
質として用いるとジペプチド自体は析出しないが、相手
側の出発物質、即ちカルボキシル基をエステル化したア
ミノ酸(アミノカルボ/酸エステル)として特定のもの
のDL一体を選ぶと生成するジペプチドとアミノカルボ
/酸エステルとの付加化合物が析出すること及びこの付
加化合物を酸で分解することにより、アミノカルボッ酸
エステルの光学活性体カー得られることを見出して本発
明を完成した。 即ち本発明は、一般式 %式% 一置換モノアミノカルボッ酸(式中R1は脂肪族オキシ
カルボニル基、核置換基を有することのあるべ/ジルオ
キシカルボニル基、ベノゾイル基。 芳香族スルフォニル基、又は芳香族スルフィニル基であ
り、nは1又は2である)と一般式H2N−0H−C−
R,で表わされるアミノカルボ2 /酸エステル(式中R2はメチル基、イソプロピル基、
イソブチル基、イソアミル基又はべ/ジル基であり、R
3は低級アルコキシ基、べ/ジルオ※逆キシ基又はベノ
ズヒドリルオキシ基である)のDL一体とを水性媒体中
、蛋白分解酵素の存在下で反応させ、更に生成したジペ
プチドエステルと一般式 H2N−CH−C−R3で表わされるアミノカルボ1 2 /酸エステル(式中R2及びR3は前記同様である)と
の、一般式 で表わされる付加化合物(式中R1,R2tRs及びn
は前記同様である)を形成させてこれを分離し1分離さ
れたこの付加化合物に酸を加えて分解して、D−型又は
n−型に富む一般式 H2N−CH−C−R,で表わされるアミノカルボン1 2 酸エステル(式中R2及びR3は前記同様である)を回
収することを特徴とするアミノ酸エステルの学分割方法
を提供するものである。 本発明で一方の出発物質として用いるN−置換モノアミ
ノジカルボノ酸はnが1のときアスパラギン酸の、nが
2のときグルタミノ酸のN−置換。 誘導体である。 R1はアミノ基の保護基であって1本発明の方法におい
てアミノ基を保護するものである。 従って本発明の方法の反応の間安定であることが必要で
あるが、後にアミノ基から離脱させる必要かあ・る場合
には、生成物の骨格に影響を与えることなしに離脱でき
るものであることも必要である。 また本発明の化合物は水性媒体から析出させて分離する
ので、その析出を妨害する様な基1例えばスルホ7基の
様な水溶性を太き(増大させる基を持つものであっては
ならない。 R3の具体列としては1例えば第3級ブチルオキシカル
ボニル基((C)(3) 3C()−CO−)、第3級
アミルオキシカルボニル基 ((CH3)2C(C2,H,)−()−Co−) の
様な脂肪族オキシカルボニル 基(φーCH2ー0−CO−)もしくはp−メトキシベ
ノンルオキシカルボニル基 (p−CH30−釘(R2−0−CO−)、3,5−ジ
メトキシペ/ジルオキシカルボニル基 (3.5−(CH30)2−φ刊H2−OH℃−)、2
,4。 6−ドリメトキシベノジルオキシカルボニル基(2,4
t6 (Clf(30)3−φーCH2ー0−CO−)
等のその核置換誘導体基,ベノゾイル基caーco→;
pートルエ/スルホニル基(p−CH3−φ−so2→
等)芳香族スルホニル基;又は。 −ニトロスルフィニル基(o−NO□−φ−so−)等
の芳香族スルフィニル基などである。 本発明の方法で用いるN一置置換モノアミレジカルボ/
酸L一体又はDL一体の様に、少なくとも実質的な量の
L一体を含むものであり,これは相当するモノアミノジ
カルボン酸に慣用の方法でアミノ基の保護基R1 を導
入することにより容易に得ろことができる。 本発明の他方の出発物質であるアミノカルボン酸エステ
ルのDL一体としては側鎖に疎水性の基を持つアミノ酸
のエステルのDL一体を用いるものであり、R2がメチ
ル基のときはアラ二ノの。 イソアミル基のときはバリ/の、イソブチル基のときは
ロイン/の、イソアミル基のときはインロイシンの、ベ
ノシル基のときはフェニルアラニ/のエステルである。 またR3はアルコール残基であって、メトキシ基(CH
30−)、エトキシ基(C2H,O−)、プロポキシ基
(C3H7)−ブトキシ基(C4H90−) などの低
級アルコキシ基;ベンジルオキシ基;又はぺ/ズヒドリ
ルオキシ基である。 本発明の方法の前段の反応である付加化合物形成反応で
用いる蛋白分解酵素としては活性中心に金属イオ/を有
する酵素即ち金属プロテアーゼが最も好ましい。 その列としては微生物起源のもの。例えば、放線菌起源
の中性プロテアーゼ、プロリシ/、サーモライシン、コ
ラゲナーゼ、グロタルスアトロックスプロテアーゼ等を
あげることができる。 粗製の酵素例えばサモアーゼなども使用できる。 その際、夾雑オるエステラーゼ等の作用を避けるため、
ポテトイノヒビターなどの阻害剤を併用してもよい。 パパインなどのチオールプロテアーゼ又はトリプシンな
どのセリ/プロテアーゼも使用不能ではないが、エステ
ラーゼ作用を伴なうので、エステルの加水分解が起きな
い様注意して反応を行なう必要がある。 本発明の方法の前段の付加化合物形成反応は水性媒体中
、好ましくは水溶液中、使用する蛋白分解酵素が酵素活
性を示すpH条件のもとで反応させるものである。 本発明のペプチドとアミノカル昶/酸エステルとの付加
化合物形成反応もpH依存性があり、結局、本発明の方
法はpH約4ないし約゛9.最も好ましくはpH約5な
いし約8で行なうのが望ましい。 従って、出発原料であるN−置換モノアミノジ力ルボ/
酸及びアミノカルボ/酸エステルは遊離型でも塩でもよ
いが、この両成分を水性媒体中に溶解したとき、このp
、E(条件に調整する必要がある。 pH調節剤としては塩酸、硫酸、酢酸の様な慣用の無機
酸又は有機酸及び水酸化ナトリウム。 水酸化カリウムの様な水酸化アルカリ、炭酸ナトリウム
、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウ
ムの様なアルカリ炭酸塩、アンモニア、トリメチルアミ
/、トリエチルアミン、エタノールアミ/の様な有機又
は無機のアミン等の慣用の無機又は有機の塩基を用いる
ことができる。 本発明の方法の前段の反応では放出される水素イオ/の
量と水酸イオ/の量は当量関係にあるので、反応による
pH変動はあまりない。 しかし勿論その変動を抑えるため、適当な緩衝剤を使用
してもよい。 工業的にはpH検出機構と連動するpH調節機構を設け
て制御するのが便利である。 水性媒体としては通常水溶液を使用する。 その際、水に可溶の有機溶剤を併用してもよい。 本発明の方法の前段の反応は温度10℃ないし90℃、
酵素活性を維持する観点から好ましくは20℃ないし5
0℃で行なうものである。 反応は通常約30分ないし24時間程度で完結するが。 この反応時間はなんら限定的でない。 本発明の方法の両出発物質の使用濃度には格別の限定は
ないが、本発明の方法が本質的に生成物を析出させるこ
とに依存するものであるので、この濃度は比較的高い方
が望ましい。 しかし生成物の付加化合物は水に対する溶解度が小さい
ので(N−べ/ジルオキシカルボニルーL−7スパルテ
ルーL−フェニルアラニ/メチルエステルとL−フェニ
ルアラニ/メチルエステルとの付加化合物の場合、20
℃での溶解度0.39/100 g水程)、かなり小さ
い濃度でも実施が可能である。 具体的には約0.001Mないし7M程度、好ましくは
O,1Mないし4Mである。 この両成分の使用比率も限定的でない。 しかし本発明の方法が結局はN−置換−L−モノアミノ
ジカルボ/酸酸分分子L−及びD−アミノカルボッ酸エ
ステル計2分子とを結合させることにあるので、この両
原料は化学量論上1:2のモル比で。 実際上は100:]ないし1:100.好ましくは5:
1ないし】:5.最も好ましくは2二1ないLI:3の
モル比で用いるものである。 本発明り両原料は必ずしもその全量が、水性媒体中に溶
解していることを要せず、一部懸濁状態のものがあって
もよい。 反応の進行によって両原料の濃度が減少し、その溶は込
みが起こるからである。 ただしこの場合、pHの変動が起こる恐れが大きいので
反応の進行に応じてpH調節の必要があることが多い。 本発明の方法で使用する酵素の量もまた限定的でない。 使用濃度が高ければ前段の反応が短時間で完了するが、
濃度が低いとそれだけ反応時間が長くなる。 しかし一般的には両出発物質(基質)1ミリモルに対し
て2ないし400ダ(5X]0−5ないし]X]0−2
1モル)程度、好ましくは5ないし100ダ(IXIO
−悄いし3X]O−3ミリモル)程度である。 本発明の方法の前段の反応でペプチド生成反応はL一体
についてのみ起こり、D一体はこの反応に関与しない。 一方、付加化合物形成のためのアミノカルボッ酸エステ
ルはL−型であるとD−型であると?問わない。 従って原料のアミノカルボ侶沖ノ酸エステルのDL一体
のうちペプチド結合生成によってそのL一体が消費され
、ジー(プチドエステルとの付加化合物形成には、より
D−型に富むアミノカルボッ酸エステルが関与すれこと
となる。 本発明の方法の反応は基質濃度が高いとほとんど定量的
に進行するので、L−型のN−置換モノアミノジ力ルボ
/酸1モル量に対して2モル量のDL−型アミノカルボ
/酸エステルを使用したときは、LL−型のジペプチド
エステルとほとんどDンー型のアミノカルボ/酸エステ
ルとの付加化合物を与える。 こうして得られる付加化合物は後述する実施列から明ら
かな様に、一般式 で表わすことができる。 そして式中単位はLL−型であり。 1 R3−C−CH−NH2一単位はD−型又はD−型に富
2 むものである。 本発明の方法は、こうして中間生成物として得られる付
加化合物を反応系から分離したのち、酸で分解し、遊離
したD−型又はD−型に富む一般式 H2N−CH−C−R3で表わされるアミノカルボ/2 酸エステルを回収するものである。 反応系からの付加化合物の分離は沢過等の慣用の手段で
容易に行なうことができる。 付加化合物の分解のために用いる酸としては一般に有機
酸のアミン塩を分解して遊離の有機酸とするために慣用
される酸1例えば塩酸などを用いることができる。 その使用量は通常化学量論量以上であり、慣用量を用い
ることができる。 その他の分解条件も慣用の条件でよい。 分解後のアミノ酸エステルの回収も慣用の方法に従って
よい。 例えば、付加化合物を酸の水溶液で分解して、有機溶媒
で抽出すればジベプテドエステルカ抽出除去されアミノ
酸エステルは、用いた酸の塩の形で水溶液中に残る。 この水溶液は必要に応じてアルカリを添加したのち、晶
析等の慣用の方法でアミノ酸エステルを遊離の形で、又
は塩の形で回収することができる。 こうしてアミノ酸エステルを回収することによってアミ
ノ酸エステルのDL一体から光学活性なアミノ酸エステ
ルを得ることができる。 なお、光学活性アミノ酸エステルを単離する必要がない
場合は、水溶液その他の溶液の状態で回収してもよいこ
とは当然である。 本発明の方法によればアミノ酸エステルの光学分割と同
時に有用なジペプチドエステルを製造することができる
。 以下1本発明を実施列により更に詳細に説明する。 実施例 I N−ベア ジルオキシカルボニル−L−アスパラギ/酸
534〜(2ミリモル)及びDL−フェニルアラニ/メ
チルエステル塩酸塩863ダ(4ミリモル)を内容量約
30rfLlのフラスコにとり、水7rnlで溶解し、
アンモニア水(7重量係) 11pH6,2に調整した
。 この溶液にサーモライシ1509を加えて、38ないし
40℃で1夜間振とうした。 析出した沈殿を沢集し、充分に水を切ってから乾燥し、
1045rn9の結晶を得た(融点104ないL]08
℃、N−ベノジルオキシ力ルボニルーL−アスパラギ/
酸を基準とする。 N−ベノジルオキシ力ルポニルーアスパルチルーフェニ
ルアラニノメチルエステルとフェニルアラニンメチルエ
ステルのに1付加化合物としての収率86.1%)。 これを酢酸エチル−n−ヘキサ/混合溶媒から再結晶し
て下記物性及び元素分析値を示す物質を得た: 融点 127〜135℃ 〔α〕2も−6,4(C=1tメタノール)元素分析 この物質は赤外吸収スペクトル図において3260(1
771−1にN−)I伸縮に、 3000〜3200c
In’にC−H伸縮に、 1740cm ’I/Cx
ステ)Iyノc=0に、1720crIL−1につVり
/のC=OK、1600r1にアミド第1吸収に、16
30cm1にカルボキシノートに、1540G=1にア
ミド第■吸収に。 】430及び1450cm ”KC−H変角に、139
【1にカルボキシv−)に、1220〜1290儀−
1にC−0−C伸縮及びアミド第1I吸収に。 】050σ=1にフェニル面内変角に、740及び69
5の−1にモノ置換ベノゼ/環面外変角に、それぞれ由
来する吸収を与えた。 また同じ化合物の核磁気共鳴スペクトルの特徴はδ:
2.75 ppm、3.02 ppm、 3.61 p
pm、 3.7ppm、 4・4〜4・8ppm、5
・05 ppm、5・82 ppm。 及び7.3 ppmにあり、これらはそれぞれ下記の様
に帰属させることができる; 従ってこの物質はN−ベノジルオキシ力ルボニルーし一
アスパルチルーし一フェニルアラニ/メチルエステルと
D−フェニルアラニノメテルエステルとの】:1付加化
合物であった。 この物質800In9を40rfLtの塩酸(1N)に
溶解し、メチン/シタロリド30rILAで3回抽出し
。 メチン/ジクロリド層を水洗し、無水硫酸マグネシウム
で脱水し、更にメチVノジクロリドを蒸発によって除去
したのち、固形分を酢酸エテル−n−ヘキサノ混合溶液
から再結晶した。 得られた結晶は450mfIで、その物性及び元素分析
の結果は。 融点;124〜−】32℃ 〔α)’I5 −15.3 (C=1.メタノール)で
あり、このものはN−ペノジルオキシ力ルボニルーL−
7スバルチルーL−フェニルアラニノメチルエステルで
アッタ。 また上記メチツノジクロリドで抽出した抽出残の水層に
炭酸水素ナトリウムを加えてp H8,7とし、メチツ
ノジクロリドで3回抽出した。 抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、塩化水素ガス
を約10分間吹き込んでからメチツノジクロリドを濃縮
し、エチルチーチルを加えて再結晶した。 D−フェニルアラニノメチルエステル塩酸塩290〜を
得た。 融点;149〜151℃ 実施列 2 N−べ/ジルオキシカルボニルーDL−7スパラギノ酸
1069〜(4ミリモル)及びDL−フェニルアラニノ
メチルエステル塩酸塩863〜(4ミリモル)を内容量
約30rnlのフラスコにとり、水2rnlを加えて溶
解し、アンモニア水(7重量係でpH6に調整した。 この溶液にサーモライシy501n&を加えて38ない
し40℃で2時間振とうした。 析出沈殿を沢集し、水20−で洗浄後乾燥してN−べ/
ジルオキシカルボニルーし一アン スパルチルーL−フ
ェニルアラニノメチルエステルとD−フェニルアラニン
メチルエステルトノ1薯付加化合物756〜を得た。 このものを酢酸エチル−n−ヘキサノ混合溶媒から再結
晶したものは融点;126ないし1340c、(α〕甘
せ−6.5(C=1.メタノール)を示した。 一方1反応残液からはD−型に富むN−ベノジルオキシ
カルボニルーアスパラギノ酸を回収することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(1)一般式 %式% るN−置換モノアミノジ力ルボノ酸(式中R1は脂肪族
    オキシカルボニル基、核置換基を有することのあるべ/
    ジルオキシカルボニル基、ぺ/ジイル基、芳香族スルフ
    ォニル基又は芳香族スルフィニル基であり、nは1又は
    2である)と、一般式H2N−cH−c−R3で表わさ
    れるアミノカル2 ボン酸エステル(式中R2はメチル基、イソプロピル基
    、イソブチル基、イノアミル基又はベノジル基であり、
    R3は低級アルコキシ基、べ/ジルオキシ基又はベンズ
    ヒドリルオキ7基である)のDL一体とを水性媒体中蛋
    白分解酵素の存在下で反応させ、更に生成したジペプチ
    ドエステルと一般式 R3−C−CH−NH2で表わされるアミノカル2 ボン酸エステル(式中R2,R3は前記同様である)と
    の、一般式 で表わされる付加化合物(式中R1,R2,R3及びn
    は前記同様である)を形成させてこれを分離し分離され
    たこの付加化合物に酸を加えて分解して。 D−型又はD−型に富む一般式 R3−C−CH→■2で表わされるアミノカル2 ボ/酸エステル(式中R2及びR3は前記同様である)
    を回収することを特徴とするアミノ酸エステルの光学分
    割方法。 2 付加化合物の一般式中の 単位がLL−型である特許請求の範囲第1項記載の光学
    分割方法。 ・3 R1がベノジルオキシカルボニル基であり。 R2がベノジル基であり、R3がメトキシ基であり、n
    が1である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の光学
    分割方法。 4 水性媒体が水溶液である特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかの項記載の光学分割方法。 5 蛋白分解酵素が金属プロテアーゼである特許請求の
    範囲第1項ないし第4項のいずれかの項記載の光学分割
    方法。 6 反応をpH5ないし8で行なう特許請求の範囲第1
    項ないし第5項のいずれかの項記載の光学分割方法。
JP6748382A 1982-04-23 1982-04-23 アミノ酸エステルの光学分割方法 Expired JPS5943159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6748382A JPS5943159B2 (ja) 1982-04-23 1982-04-23 アミノ酸エステルの光学分割方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6748382A JPS5943159B2 (ja) 1982-04-23 1982-04-23 アミノ酸エステルの光学分割方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP727977A Division JPS5392729A (en) 1977-01-27 1977-01-27 Adduct of dipeptide derivatives and amino acid derivatives and process for their preparation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57189694A JPS57189694A (en) 1982-11-22
JPS5943159B2 true JPS5943159B2 (ja) 1984-10-19

Family

ID=13346264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6748382A Expired JPS5943159B2 (ja) 1982-04-23 1982-04-23 アミノ酸エステルの光学分割方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5943159B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161883A (ja) * 1984-08-27 1986-03-29 エヌ・シー・アール・インターナショナル・インコーポレイテッド リボン・カセツト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161883A (ja) * 1984-08-27 1986-03-29 エヌ・シー・アール・インターナショナル・インコーポレイテッド リボン・カセツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57189694A (en) 1982-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4256836A (en) Addition compound of dipeptide derivative and amino acid derivative
EP0130679B1 (en) Alpha amino fluoro ketones
KR900008012B1 (ko) α-L-아스파르틸-L-페닐알라닌 메틸 에스테르 및 그의 염산염의 제조방법
JPH0564159B2 (ja)
US4487717A (en) Process for recovering a dipeptide derivative
JPH10259194A (ja) 新規ジペプチド誘導体及び甘味剤
US4618695A (en) Method of preparing methyl ester and its hydrochloride
JPH052317B2 (ja)
BE863245A (fr) Nouveaux composes d'addition d'un derive de dipeptide et d'un derive d'amino-acide, et leur procede de preparation et de decomposition
JPS5943159B2 (ja) アミノ酸エステルの光学分割方法
Pellegrini et al. Pepsin‐catalyzed peptide synthesis
KR100350011B1 (ko) N-벤질옥시카르보닐-α-L-아스파르틸-L-페닐알라닌메틸에스테르를제조하는방법
JPH08231586A (ja) α−L−アスパルチルジペプチドアミド誘導体の製造法
JPS6022918B2 (ja) N−ベンジルオキシカルボニル−l−アスパルチル−l−フェニルアラニンメチル−エステルとフェニルアラニンメチルエステルとの付加化合物の製造方法
JPS6022919B2 (ja) N―ベンジルオキシカルボニル‐l‐アスパチル‐l‐フエニルアラニンメチルエステルとフエニルアラニンメチルエステルとの付加化合物の製造方法
TW389755B (en) Novel process for preparing n-acetyl (1) -4-cyanophenylalanine ac -(1) -phe (4-cn) -oh and n-acetyl -(1)-p-amidinophenylalanine-cyclohexylglycine-<beta>-(3-n-methylpyridinium)-alanine ac-(1)-paph-chg-palme(3)-nh2
JPS6274296A (ja) α―L―アスパルチル―L―フェニルアラニンメチルエステルの製造方法
JPS585039B2 (ja) α−アスパルチル−フェニルアラニンアルキルエステルの製造方法
EP1440977B1 (fr) Procédé de synthèse amélioré de dérivés diamides du tripeptide KPV
JPH07278076A (ja) L−フェニルアラニン・モノメチル硫酸塩の晶析方法
JPH0212240B2 (ja)
JPS6028988A (ja) ペプチドの製造方法
JPS5867655A (ja) ジペプチドエステルとアミノ酸エステルとの付加化合物の回収法
JPH04234375A (ja) 新規2,5−ジオキソピペラジン化合物及びその製造法
JPS585038B2 (ja) ジペプチドエステルの製造方法