JPS5943090B2 - 樹脂封止形半導体装置の成形装置 - Google Patents
樹脂封止形半導体装置の成形装置Info
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- JPS5943090B2 JPS5943090B2 JP7986279A JP7986279A JPS5943090B2 JP S5943090 B2 JPS5943090 B2 JP S5943090B2 JP 7986279 A JP7986279 A JP 7986279A JP 7986279 A JP7986279 A JP 7986279A JP S5943090 B2 JPS5943090 B2 JP S5943090B2
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- Japan
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- resin
- burr
- cavity
- lead
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14639—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components
- B29C45/14655—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles for obtaining an insulating effect, e.g. for electrical components connected to or mounted on a carrier, e.g. lead frame
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、樹脂封止形半導体装置の成形装置に係り、
特に半導体素子とリード線のこの半導体素子への接続部
とを樹脂封止する際に、除去容易なバリを形成する成形
装置に関するものである。
特に半導体素子とリード線のこの半導体素子への接続部
とを樹脂封止する際に、除去容易なバリを形成する成形
装置に関するものである。
樹脂封止形半導体装置の一例としての小電力ダイオード
は、第1図の断面図に示すように、丸いリード線1aと
他の丸いリード線Ibとの間に半導体素子2をろう付け
などで取り付けた後、封止樹脂3によつて封止して製造
しており、この樹脂封止には、量産性、作業性および使
用材料の低価格性などの点から、一般にトランスファ成
形法が多用されている。このトランスファ成形法による
樹脂封止の態様について、第1図に示した小電力ダイオ
ードを対象に、第2図A−Cおよび第3図を参照して説
明する。第2図Aは従来の成形装置による小電力ダイオ
ードの樹脂封止状態を示す平面図、第2図BおよびCは
それぞれ第2図Aの■B〜■B線および■C−■C線に
おける断面図、第3図は従来の成形装置により樹脂封止
された小電力ダイオードのバリ発生状態を示す斜視図で
ある。まず、前記したように、リード線1a、lb、半
導体素子2を包括する封止部分4は、トランスファ金型
の上型5と下型6とで形成されるキャビティT内に配さ
れており、注入樹脂8は下型6に溝加工されているラン
ナー9を通つて封止されるのであるが、リード線1a、
リード゛線lbとこれを挟持する両型5、6のリードガ
イド14との間に隙間10を生じ、キャビティTに注入
される樹脂8がこの隙間10から外部ににじみ出て、樹
脂バ1月1a、Ilbとなり、この樹脂バ1月1a、I
lbがリード線1a、Ibをソケットなどに挿入接続し
て使用するときに邪魔になり、また実装する場合の半田
付け不良等を生じて品質低下をきたすおそれがあつた。
は、第1図の断面図に示すように、丸いリード線1aと
他の丸いリード線Ibとの間に半導体素子2をろう付け
などで取り付けた後、封止樹脂3によつて封止して製造
しており、この樹脂封止には、量産性、作業性および使
用材料の低価格性などの点から、一般にトランスファ成
形法が多用されている。このトランスファ成形法による
樹脂封止の態様について、第1図に示した小電力ダイオ
ードを対象に、第2図A−Cおよび第3図を参照して説
明する。第2図Aは従来の成形装置による小電力ダイオ
ードの樹脂封止状態を示す平面図、第2図BおよびCは
それぞれ第2図Aの■B〜■B線および■C−■C線に
おける断面図、第3図は従来の成形装置により樹脂封止
された小電力ダイオードのバリ発生状態を示す斜視図で
ある。まず、前記したように、リード線1a、lb、半
導体素子2を包括する封止部分4は、トランスファ金型
の上型5と下型6とで形成されるキャビティT内に配さ
れており、注入樹脂8は下型6に溝加工されているラン
ナー9を通つて封止されるのであるが、リード線1a、
リード゛線lbとこれを挟持する両型5、6のリードガ
イド14との間に隙間10を生じ、キャビティTに注入
される樹脂8がこの隙間10から外部ににじみ出て、樹
脂バ1月1a、Ilbとなり、この樹脂バ1月1a、I
lbがリード線1a、Ibをソケットなどに挿入接続し
て使用するときに邪魔になり、また実装する場合の半田
付け不良等を生じて品質低下をきたすおそれがあつた。
従来、このような樹脂バ1月1a、Ilbを除去するた
めに、第4図の斜視図に示すとおり、ノズル12からく
るみ粒やガラスビーズ13を噴射させるようにしたショ
ットブラストによる方法が、一般的に採用されているが
、くるみ粒、ガラスビーズの使用寿命が短かく、かつ多
量に用いるために費用の増加を招くほか、噴射の際の粉
塵飛散による作業環壊の悪化とか、粉塵処理装置が必要
であるなどの不利があり、さらに樹脂の表面と、リード
線1a、lbをくるみ粒やガラスビーズ13の噴射で傷
をつけることもあり、さらにくるみ粒に含まれる油脂に
より、リード線1a,1bの表面に油膜を生じ、リード
線1a,1bに半田がつきにくい等の欠点があつた。
めに、第4図の斜視図に示すとおり、ノズル12からく
るみ粒やガラスビーズ13を噴射させるようにしたショ
ットブラストによる方法が、一般的に採用されているが
、くるみ粒、ガラスビーズの使用寿命が短かく、かつ多
量に用いるために費用の増加を招くほか、噴射の際の粉
塵飛散による作業環壊の悪化とか、粉塵処理装置が必要
であるなどの不利があり、さらに樹脂の表面と、リード
線1a、lbをくるみ粒やガラスビーズ13の噴射で傷
をつけることもあり、さらにくるみ粒に含まれる油脂に
より、リード線1a,1bの表面に油膜を生じ、リード
線1a,1bに半田がつきにくい等の欠点があつた。
また、このようなことから、樹脂封止時にバリ発生のな
いようにすればよいと考えるのが当然であり、そのため
には上型・下型間のリードガイド14に挟持されるリー
ド線1a,1bの嵌め合い公差を零にし、これによつて
隙間を無くせばよいのであるが、一般に生産性の面で、
多数の半導体装置を丁度に封止成形するため、多数のリ
ード線1a,1bを挟持することとなり、リード線1a
,1bの直径のばらつきに加えて、リード線1a,1b
の表面に半導体素子2とのろう付け性を良くするための
メツキがなされていて、そのメツキの厚さのばらつきも
あり、しかも金型自体の精度のばらつきなどもあつて、
到底、商業的規模では実現し得ないものであつた。
いようにすればよいと考えるのが当然であり、そのため
には上型・下型間のリードガイド14に挟持されるリー
ド線1a,1bの嵌め合い公差を零にし、これによつて
隙間を無くせばよいのであるが、一般に生産性の面で、
多数の半導体装置を丁度に封止成形するため、多数のリ
ード線1a,1bを挟持することとなり、リード線1a
,1bの直径のばらつきに加えて、リード線1a,1b
の表面に半導体素子2とのろう付け性を良くするための
メツキがなされていて、そのメツキの厚さのばらつきも
あり、しかも金型自体の精度のばらつきなどもあつて、
到底、商業的規模では実現し得ないものであつた。
この発明は、従来のこのような実情に鑑み、簡申な装置
構成により、発生する樹脂バリを除去しやすいようにし
た成形装置を提供することを目的としたものである。
構成により、発生する樹脂バリを除去しやすいようにし
た成形装置を提供することを目的としたものである。
すなわち、半導体素子に電気的に接続されたリード線の
半導体素子への接続部を樹脂封止するための成形装置を
、上記リード線の周囲に発生するバリを厚くすると共に
、そのバリが簡単に除去できるように、バリに切欠きを
形成するように構成することである。以下、この発明に
係わる成形装置の一実施例につき第5図A−C、第6図
および第7図を参照して詳細に説明する。
半導体素子への接続部を樹脂封止するための成形装置を
、上記リード線の周囲に発生するバリを厚くすると共に
、そのバリが簡単に除去できるように、バリに切欠きを
形成するように構成することである。以下、この発明に
係わる成形装置の一実施例につき第5図A−C、第6図
および第7図を参照して詳細に説明する。
第5図Aはこの発明による成形装置の一実施例による小
電力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第5図B
は第5図AのVB−VB線における断面図、第5図Cは
第5図AのVC−VC線における断面図、第6図および
第7図はこの実施例の成形装置によつて樹脂封止された
小電力ダイオードのバリ発生状態を示す要部斜視図であ
る。
電力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第5図B
は第5図AのVB−VB線における断面図、第5図Cは
第5図AのVC−VC線における断面図、第6図および
第7図はこの実施例の成形装置によつて樹脂封止された
小電力ダイオードのバリ発生状態を示す要部斜視図であ
る。
実施例の成形装置は従来装置ど概略構造は似ているので
、異なつている部分を重点的に説明する。まず、上型5
と下型6で丸いリード線1a,1bを挟持しているリー
ドガイド14があり、さらにリードガイド14の幅寸法
、すなわちリード線1aが延出する方向の寸法1は数/
10mm程度である。リードガイド14によつて半導体
素子2がキヤビテイ7である円柱部の中心に来るように
なつている。これは従来装置も同様である。また、キヤ
ビテイ7より両端に延出する方向に、リードガイド14
と連結してなる空洞部15が、それぞれ上型5、下型6
に設けられている。前記空洞部15の上型5、下型6間
の寸法は少なくともりードガイド14の寸法より大きい
値となつている。さらに、第5図Cに示すように、上型
5、下型6の空洞部15にそれぞれ突起16が設けられ
ている。また、空洞部15と連結するリードガイド14
と同様の役目をするリードガイド147が、リード線1
aがさらに延出する方向に設けられている。いま実施例
装置によつて、小電力ダイオードを樹脂封止する場合、
前記した従来装置の場合と同様にリード線1a,1b、
半導体素子2を包括する封止部分4は、トランスフア金
型の上型5と下型6とで形成されるキヤビテイ7内に配
されており、注入樹脂8は下型6に溝加工されているラ
ンナー9を通つて、キヤビテイ7に充填される。
、異なつている部分を重点的に説明する。まず、上型5
と下型6で丸いリード線1a,1bを挟持しているリー
ドガイド14があり、さらにリードガイド14の幅寸法
、すなわちリード線1aが延出する方向の寸法1は数/
10mm程度である。リードガイド14によつて半導体
素子2がキヤビテイ7である円柱部の中心に来るように
なつている。これは従来装置も同様である。また、キヤ
ビテイ7より両端に延出する方向に、リードガイド14
と連結してなる空洞部15が、それぞれ上型5、下型6
に設けられている。前記空洞部15の上型5、下型6間
の寸法は少なくともりードガイド14の寸法より大きい
値となつている。さらに、第5図Cに示すように、上型
5、下型6の空洞部15にそれぞれ突起16が設けられ
ている。また、空洞部15と連結するリードガイド14
と同様の役目をするリードガイド147が、リード線1
aがさらに延出する方向に設けられている。いま実施例
装置によつて、小電力ダイオードを樹脂封止する場合、
前記した従来装置の場合と同様にリード線1a,1b、
半導体素子2を包括する封止部分4は、トランスフア金
型の上型5と下型6とで形成されるキヤビテイ7内に配
されており、注入樹脂8は下型6に溝加工されているラ
ンナー9を通つて、キヤビテイ7に充填される。
さらに注人樹脂8は成形圧力によつて、リード線1a,
1bとこれらを挟持する上型5、下型6のリードガイド
14との間に生じている隙間10を通つて、空洞部15
に注入される。さらに注入樹脂8が空洞部15に充満さ
れると、リードガイド14/にも注入され、樹脂封止後
の小電力ダイオードは第6図に示すようになる。
1bとこれらを挟持する上型5、下型6のリードガイド
14との間に生じている隙間10を通つて、空洞部15
に注入される。さらに注入樹脂8が空洞部15に充満さ
れると、リードガイド14/にも注入され、樹脂封止後
の小電力ダイオードは第6図に示すようになる。
従つて、リードガイド14とリード線1aとの隙間10
によつて発生した薄いバリ19はリードガイド14の幅
寸法1となり、さらに空洞部15に注入された樹脂は厚
いバリ18を形成する。そして上型5、下型6の空洞部
15に設けられた突起16によつて、厚いバリ18は金
型の突起16に位置する場所に切欠き17を有すること
になる。さらに、リードガイド14′とリード嘱1aと
のスキマ10によつて発生したバリは薄いバl川9とな
る。すなわち、第6図に示すように、厚いバリ18、薄
いバリ19となつて、バリが発生するのであるが、成形
樹脂の種類、成形温度、圧力等の成形条件によつては、
第7図に示すように、空洞部15に注入樹脂8が十分に
充満されないこともある。樹脂成形後厚いバリ18を図
示しない機械的な装置によつて押し付けると、厚いバl
月8に形成された切り欠き17のため、簡単に厚いバ1
川8が除去されると共に、厚いバI川8に連結している
薄いバリ19も取り除かれる場合が多い。
によつて発生した薄いバリ19はリードガイド14の幅
寸法1となり、さらに空洞部15に注入された樹脂は厚
いバリ18を形成する。そして上型5、下型6の空洞部
15に設けられた突起16によつて、厚いバリ18は金
型の突起16に位置する場所に切欠き17を有すること
になる。さらに、リードガイド14′とリード嘱1aと
のスキマ10によつて発生したバリは薄いバl川9とな
る。すなわち、第6図に示すように、厚いバリ18、薄
いバリ19となつて、バリが発生するのであるが、成形
樹脂の種類、成形温度、圧力等の成形条件によつては、
第7図に示すように、空洞部15に注入樹脂8が十分に
充満されないこともある。樹脂成形後厚いバリ18を図
示しない機械的な装置によつて押し付けると、厚いバl
月8に形成された切り欠き17のため、簡単に厚いバ1
川8が除去されると共に、厚いバI川8に連結している
薄いバリ19も取り除かれる場合が多い。
従つて、第8図に示すように、バリとして小電力ダイオ
ードに残るのは薄いバリ19の幅寸法1より小さい寸法
、例えばO〜0.3m7!l程度バリのみとなり、小電
力ダイオードとして、バリが支障となることは全くない
。なお、上記の実施例では、突起を上型、下型にそれぞ
れ1個設けたが、複数個でも良い。
ードに残るのは薄いバリ19の幅寸法1より小さい寸法
、例えばO〜0.3m7!l程度バリのみとなり、小電
力ダイオードとして、バリが支障となることは全くない
。なお、上記の実施例では、突起を上型、下型にそれぞ
れ1個設けたが、複数個でも良い。
またリードガイドを1寸法の幅にわたつて一様にしたが
、キヤビテイ部より空洞部に向つて円錐状に形成して、
発生した厚いバリを除くとき、樹脂封止部と薄いバリO
連結部で折損するようにしても良い。さらに空洞部へ注
人樹脂が確実に人るように、リードガイド部にキヤビテ
イ部と空洞部に局部的に連絡する注人樹脂の通路を設け
ても良ぃ。また、上記の実施例では、空洞部のリード線
が延長する外側にもリードガイドを設けたが、このリー
ドガイドは金型に設けられなくても良い。
、キヤビテイ部より空洞部に向つて円錐状に形成して、
発生した厚いバリを除くとき、樹脂封止部と薄いバリO
連結部で折損するようにしても良い。さらに空洞部へ注
人樹脂が確実に人るように、リードガイド部にキヤビテ
イ部と空洞部に局部的に連絡する注人樹脂の通路を設け
ても良ぃ。また、上記の実施例では、空洞部のリード線
が延長する外側にもリードガイドを設けたが、このリー
ドガイドは金型に設けられなくても良い。
要するに、金型に空洞部を設けて、厚いバリを発生させ
そのバリにクラツクが発生しやすいように、切り欠きを
形成するようにした成形装置であればよい。さらに、上
記の実施例においては、小電力ダイオードを樹脂封止す
る成形装置について述べたが、樹脂封止される半導体装
置は小電力ダイオードに限られるわけではなく、半導体
素子が封止されている樹脂封止部から導出されるリード
線を有する各種の半導体装置を樹脂封止する成形装置に
、この発明は広く適用することができるものである。
そのバリにクラツクが発生しやすいように、切り欠きを
形成するようにした成形装置であればよい。さらに、上
記の実施例においては、小電力ダイオードを樹脂封止す
る成形装置について述べたが、樹脂封止される半導体装
置は小電力ダイオードに限られるわけではなく、半導体
素子が封止されている樹脂封止部から導出されるリード
線を有する各種の半導体装置を樹脂封止する成形装置に
、この発明は広く適用することができるものである。
以上詳述したように、この発明による成形装置によれば
、樹脂封止部より延出するリード線の周囲に発生するバ
リを、樹脂封止部に接近している部分を薄くし、さらに
この薄いバリと連結してなる厚いバリを発生させ、しか
もこの厚いバリには、リード線の延出する方向と平行に
切り欠き形成するので、発生した厚いバリを簡単に取り
除くことができる。従つて、バリを取り除くために必要
なくるみ粒等の材料が不要となるばかりでなく、粉塵飛
散による作業環境の悪化など全くない。さらに、この発
明による成形装置によつて発生したバリは、簡単な手工
具によつて、押圧するのみで、取り除くことが可能であ
るため、シヨツトブラスト等によつてリード線の表面、
樹脂の表面を傷つけることもなく、また、前述したよう
な油脂によつてリード線に半田がつきにくい等の欠点も
全くなく、歩留の向上が期待できる。
、樹脂封止部より延出するリード線の周囲に発生するバ
リを、樹脂封止部に接近している部分を薄くし、さらに
この薄いバリと連結してなる厚いバリを発生させ、しか
もこの厚いバリには、リード線の延出する方向と平行に
切り欠き形成するので、発生した厚いバリを簡単に取り
除くことができる。従つて、バリを取り除くために必要
なくるみ粒等の材料が不要となるばかりでなく、粉塵飛
散による作業環境の悪化など全くない。さらに、この発
明による成形装置によつて発生したバリは、簡単な手工
具によつて、押圧するのみで、取り除くことが可能であ
るため、シヨツトブラスト等によつてリード線の表面、
樹脂の表面を傷つけることもなく、また、前述したよう
な油脂によつてリード線に半田がつきにくい等の欠点も
全くなく、歩留の向上が期待できる。
第1図の樹脂封止形半導体装置の一例としての小電力ダ
イオードの断面図、第2図Aは従来の成形装置による小
電力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第2図B
およびCはそれぞれ第2図AのB−B線およびC−C線
における断面図、第3図はこの従来の成形装置により樹
脂封止された小電力ダイオードのバリ発生状態を示す斜
視図、第4図は従来のバリ取り手段を示す斜視図、第5
図Aはこの発明による成形装置a)一実施例による小電
力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第5図Bお
よびCはそれぞれ第5図AのVB−VB線およびC−C
瞬における断面図、第6図および第7図は実施例装置に
よつで樹脂封止された小電力ダイオードのバリ発生状態
を示す要部斜視図、第8図は実施例装置により樹脂封止
されバリを除去された後の小電力ダイオードの要部斜視
図である。 図において、1a,1bはリード線、2は半導体素子、
3は封止樹脂、4は封止部分、5は上型、6は下型、7
はキヤビテイ、14はリードガイド、15は空洞音V)
.16は突起、17は切り欠き、18は厚いバリ、19
は薄いバリである。
イオードの断面図、第2図Aは従来の成形装置による小
電力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第2図B
およびCはそれぞれ第2図AのB−B線およびC−C線
における断面図、第3図はこの従来の成形装置により樹
脂封止された小電力ダイオードのバリ発生状態を示す斜
視図、第4図は従来のバリ取り手段を示す斜視図、第5
図Aはこの発明による成形装置a)一実施例による小電
力ダイオードの樹脂封止状態を示す平面図、第5図Bお
よびCはそれぞれ第5図AのVB−VB線およびC−C
瞬における断面図、第6図および第7図は実施例装置に
よつで樹脂封止された小電力ダイオードのバリ発生状態
を示す要部斜視図、第8図は実施例装置により樹脂封止
されバリを除去された後の小電力ダイオードの要部斜視
図である。 図において、1a,1bはリード線、2は半導体素子、
3は封止樹脂、4は封止部分、5は上型、6は下型、7
はキヤビテイ、14はリードガイド、15は空洞音V)
.16は突起、17は切り欠き、18は厚いバリ、19
は薄いバリである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体素子とリード線のこの半導体素子への接続部
とを樹脂封止して樹脂封止部を形成するものにおいて、
上記樹脂封止部から延出するリード線に上記樹脂封止部
に近接した部分の薄いバリとこの薄いバリの外側にてこ
れに連結し上記リード線と平行な切り欠きを有する厚い
バリとを発生するようにした樹脂封止形半導体装置の成
形装置。 2 トランスファ成形用の金型に樹脂封止部形成用のキ
ャビティと薄いバリ形成用のリードガイドと厚いバリ形
成用の空洞部を設け、この空洞部に切り欠き形成用の突
起を突出させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の樹脂封止形半導体装置の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7986279A JPS5943090B2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 樹脂封止形半導体装置の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7986279A JPS5943090B2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 樹脂封止形半導体装置の成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS562642A JPS562642A (en) | 1981-01-12 |
JPS5943090B2 true JPS5943090B2 (ja) | 1984-10-19 |
Family
ID=13702004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7986279A Expired JPS5943090B2 (ja) | 1979-06-22 | 1979-06-22 | 樹脂封止形半導体装置の成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943090B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096794U (ja) * | 1983-12-07 | 1985-07-02 | 山本 昌夫 | 遠赤外線用輻射板 |
JPS63493U (ja) * | 1986-06-18 | 1988-01-05 | ||
JPH0186874U (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-08 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532490B2 (ja) * | 1987-07-27 | 1996-09-11 | 松下電子工業株式会社 | 樹脂封止形半導体装置の製造方法 |
-
1979
- 1979-06-22 JP JP7986279A patent/JPS5943090B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096794U (ja) * | 1983-12-07 | 1985-07-02 | 山本 昌夫 | 遠赤外線用輻射板 |
JPS63493U (ja) * | 1986-06-18 | 1988-01-05 | ||
JPH0186874U (ja) * | 1987-12-01 | 1989-06-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS562642A (en) | 1981-01-12 |
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