JPS5943056A - ポリエステル成形用組成物 - Google Patents

ポリエステル成形用組成物

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JPS5943056A
JPS5943056A JP58142398A JP14239883A JPS5943056A JP S5943056 A JPS5943056 A JP S5943056A JP 58142398 A JP58142398 A JP 58142398A JP 14239883 A JP14239883 A JP 14239883A JP S5943056 A JPS5943056 A JP S5943056A
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JP
Japan
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composition
weight
parts
nucleating agent
molecular weight
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Application number
JP58142398A
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English (en)
Inventor
リチヤ−ド・スチユア−ト・ウイリアムズ
テリ−・ダニエルズ
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Bip Chemicals Ltd
Original Assignee
Bip Chemicals Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
    • C08K5/098Metal salts of carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成形材料用ポリエステル組成物、特に優れた成
形適性を有する新規なポリエステル組成物に関する。
ポリエチレンテレフタレートはその優れた耐熱性、耐薬
品性、機械的および電気的性質の故に多数の製品例えば
繊維やフィルムに使用されている。
しかし、プラスチック成形分野においてポリエチレンテ
レフタレートを例えば射出成形品の製造に使用した場合
、主に特殊な結晶化挙動から生ずる多くの欠点がある。
ポリエチレンテレフタレートは溶融状態から非常にゆっ
くり結晶化し、そして比較的高い2次転移温度を有する
のでそれから製造された成形品は劣悪な寸法安定性を示
し、しかも通常の成形温度より高い温度で製造きれねば
ならない。
従って、成形用にはポリエチレンテレフタレートの結晶
化速度を増大せしめることおよび2次転移温度を低下せ
しめることが望ましく、その目的を達成するための種々
の添加剤に関する従来技術がかなり存在する;例えば、
英国公開出願第2,015,031A号および第2,0
15,014A(デュポン)、英国公開出願第2,02
1,131A号(東洋紡)、EP公開出願第0,021
,648号(IOI)および米国特許第3,368,9
95号(帝人)。
従って、核剤をポリエチレンテレフタレートに添加して
その結晶化を高速化してもよく、可塑剤によって組成物
内の分子運動を促進して低温での結晶化を促進してもよ
く、さらに重合体添加物を使用して物理的性質を向上さ
せ中でも結晶化も改善してもよい、また、ガラス繊維の
ような繊維強化材を組成物中に含有せしめることは有利
であると言うことも知られている。
さらに、成形用に使用されるポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)はその成形用組成物中に分子量5,000
〜300,00OのポリカプロラクトンをPBT用離型
剤として作用せしめるため少量含有していてもよい(日
本特許公報第1,058,455号)、又は充填剤入組
成物の耐衝撃性を改善するため大量に含有していてもよ
い(日本特許公報第1,058,456号)と言うこと
が知られている。
しかしながら、PBTの結晶化速度は非常に良く、しか
も耐衝撃性向上剤や離型剤は重合体結晶化速度に通常関
与しないので、上記文献はポリカプロラクトンがPBT
の結晶化速度に、況んやPETの結晶化速度に影響する
であろうと言うことを示唆するものではない。この毎、
本発明者はポリエチレンテレフタレート成形用組成物に
有利な特性を付与する添加剤の新規組合わせを見い出し
た。
従って、本発明によれば、ポリエステル成形用組成物は
ポリエチレンテレフタレートまたは少なくとも80重量
%のポリエチレンテレフタレート反復単位を含有するポ
リエステル、ポリカプロラクトン、ポリエチレンテレフ
タレート結晶化用核剤からなり、ポリカプロラクトンは
20,500以上の数平均分子量を有し、そして核剤の
量は、強化用繊維が存在する場合全重合体100重量部
当り6重量部以下であるが強化用繊維が存在しない場合
金重合体100重量部当り1.9重量部以下である。
好ましくは、この組成物は強化用繊維を含有する。強化
用繊維はガラス線維のような短いものが好ましいが、組
成物が受ける処理条件に耐えるその他タイプの繊維も使
用できる。
核剤は有機酸の金属塩例えばステアリン酸、酢酸もしく
は安息香酸の金属塩、またはポリエチレンテレフタレー
トの融点以下で融解せずそして組成物中で化学的に部門
性である微細な材料例えばミクロタルクのどちらかであ
り得る。好ましい核剤はステアリン酸の第1族金属塩で
ある。
ステアリン酸の第1族金属塩はステアリン酸ナトリウム
が好しく、これはポリエチレンテレフタレート用の公知
の核剤であり、ポリエステルの核形成を容易にする。核
剤は好ましくは組成物の1重量%以下の量で、特に0.
1〜0.7重量%の範囲で使用される。しかしながら、
微細な固体の核剤を使用する場合にはもっと大きい割合
で使用してもよい;例えばそれ単独で使用する場合は全
重合体100重量部当り6重量部以下で使用してもよく
、また、必要ならば他のタイプの核剤と併用してもよい
。しかし、繊維強化材を用いない場合には微細固体核剤
を包含する核剤の全量は全重合体100重量部当り1.
9重量部以下が好ましい。微細固体タイプの核剤を使用
する場合、最大核形成はステアリン酸金属塩を用いた時
同様低レベルで達成できるので、それ以上の量を使用す
ると過剰分は充填剤として作用すると言うことに留意す
べきである。
ポリカシプラクトンは反復単位−〔CO−(CH2)5
−0〕−nを有する脂肪族ポリエステルであり、その末
端基はカプロラクトンの重合を開始するために使用され
る開始剤に依存する。本発明においては、カプロラクト
ン重合体は20,500以上の数平均分子量、例えば2
0,500〜300,000の範囲を有するが、それよ
り低い分子量のポリカプロラクトン例えばnが2〜35
の範囲に相当する室温で液状のプレポリマータイプから
ワックス状固体までの範囲のものを付加的に含有してい
てもよい。
高分子量のポリカプロラクトンは100,000以下の
数平均(N.A.)分子量を有するにとが好ましい。
組成物中の高分子量ポリカプロラクトンの量は一般に全
重合体100重量部当り少なくとも2.5重量部であり
、そして、必要ならば例えば全重合体100重量部当り
25重量部までのがなりの量であってもよい、しかし、
低分子量ポリカプロラクトンの量は(使用する場合)例
えば全重合体100重量部当り6重量部以下の低量であ
る。
(当該明細書中の「全重合体」はポリエチレンテレフタ
レートをベースにしたポリエステルに高分子量ポリカプ
ロラクトンを加えた全体を意味する。)低分子量ポリカ
プロラクトンはこの組成物中に使用された場合にはポリ
エチレンテレフタレート用可塑剤であると考えることが
できるので、他の可塑剤によって全体的に又は部分的に
置き換えることができる。そのような可塑剤の例は芳香
族酸または芳香族アルコールのエステル例えばアジピン
酸ジベンジルやネオペンチルグリコールジベンゾエート
、およびポリエーテル例えばポリエチレングリコールで
ある。可塑剤の全量は上記の低分子量ポリカプロラクト
ンについて指示した量と同じであり、好ましくは全重合
体100重量部当り1〜4重量部である。
ポリエチレンテレフタレートの結晶化挙動を試験する場
合、示差熱分析(DTA)によって(a)再結晶化温度
(Tr)、(b)2次ガラス転移温度(Tg)、および
(c)低温結晶化温度(Tc)を測定した。
DTAにおいては予め定めた温度プログラムに従ってサ
ンプルおよび不活性対照サシプルを加熱する。両者の温
度差(ΔT)およびサンプル温度を時間の函数として記
録する。サンプルの吸熱および発熱変化例えば融解およ
び再結晶化はΔTトレースにピークを起こさせ、そして
ガラス転移のような2次転移は基線のシフトを起こさせ
る。
従って、(a)は重合体を溶融する迄加熱しそれから再
結晶化する迄定速度で冷却することによって測定される
(b)および(c)はサンプルを溶融し、低温に急冷し
、それから一定の加熱速度でDTAを実施することによ
って測定される。
純ポリエチレンテレフタレートのTrは約190℃であ
り、Tgは約90℃であり、そしてTcは約160℃で
ある。ポリエチレンテレフタレートに核剤や可塑剤等を
添加することの目的は再結晶化の速度を増大させると共
にTrを上昇させそしてTgおよびTcを低下させるこ
とである。
本発明をさらに実施例によって説明する。
実験操作 組成物は二軸スクリュー押出機中で溶融加工することに
よって製造され、全成分はドライブレンドされて一つに
混ぜ合わされる。押出機中の第2入口で溶融重合体/添
加物の混合物にガラスを添加する。重合体およびその他
添加物は非常に低い含水率(一般に0.02%未満)に
なるように入念な乾燥を必要とする。
押出材料を切断しそして粒体な射出成形前に0.02%
未満の水分になるように乾燥する。成形性能の評価にお
いて、成形温度は重要である。後で示す小規模選択試験
において、成形温度を変動させ、その各温度における離
型容易性および成形品の外観を記録する。成形品が粘着
したり又はその外観が劣悪な場合には、それ等特性が満
足なものとなる迄成形温度を上げる。
材料の分子量は25℃のo−クロロフェノールでの希釈
粘度測定法によってワードの関係式(Trans Fa
raday Soc.1957、53、1406)を用
いて測定される: 〔η〕=1.7×10−4Mn0.83熱分析測定は予
め290℃で再溶融しそして液体窒素中に滴下すること
によって急冷されてから押出された材料について行われ
る。サンプルはサントン−レドクロットSTA780同
時熱分析システムで示差熱分析(DTA)によって試験
される;対照材料−アルミナ;プログラム−10℃/分
で350℃まで加熱、10℃/分または自然速度のどち
らか遅い方で室温まで冷却する。
冷却試験片のDTA曲線は加熱時のガラス転移(Tg)
、発熱2次(または「低温」)結晶化(Tc)および溶
融吸熱(Tm)、および冷却時の溶融体からの再結晶化
(Tr)を示す。2次結晶2 化ピークの大きさおよびその時点の温度は添加剤の結晶
化促進効率を示す:小さなTcピーク(Tmの大きさと
比較して測定)、並びに低いTcおよびTg温度は有効
な結晶化を表わす。同様に、高いTrは溶融体からの迅
速な結晶化を表わす。
実施例 第1表はポリカプロラクトンCAPA601M(インテ
ロツクス ケミカルズ社から供給されるN.A.分子量
45,000〜50,000のポリカプロラクトン)を
いろいろな量で含有する押出ポリエチレンテンフタレー
トのサンプルについての熱分析データである。
第1表 CAPA 601M(%) 0   5       
 10       20Tc(℃)       1
37 131/118* 124/110* 110/
103*相対結晶化度(%)   30  37   
    26       29*ダブルピーク 相対結晶化度は低温結晶化温度Tc以上に加熱する前の
急冷サンプル中に存在する結晶化度の量をほぼ表わすも
のである。
但し、Am=溶融吸熱領域 Ac=低温結晶化発熱領域 第1表の結果が示すように、離隔核剤例えばステアリン
酸ナトリウムの不在下でのポリカプロラクトン単独の添
加はポリエチレンテレフタレートのTcを顕著に降下せ
しめる。
実施例2〜5 実施例1で使用したと同じポリエチレンテレフタレート
のTcに対するポリカプロラクトンとその他添加剤との
併用の効果を説明するため、次の配合をベースにした一
連の組成物を上記のように製造した: ポリエチレンテレフタレート(PET) 70部3mm
ガラス繊維           30部ポリカプロラ
クトン ステアリン酸ナトリウム 特定 PETは二酸化チタンを艶消剤として含有し、極限粘度
数0.54即ち分子量約16,600を有する無光沢の
繊維級重合体であった。
結果 第2表は、種々の量のポリカプロラクトン(インチロッ
ク ケミカルズ社のCAPA 601M)、ステアリン
酸ナトリウム0.5重量%、およびN.A.分子量55
0のポリカプロラクトン(インテロックス ケミカルズ
社のCAPA 200)30重量%を含有する一連の材
料についての低温結晶化ピークの温度(Tc)を示す。
第2表 実施例 高分子量のポリカプロラクトン(重量%) T
c2   0                   
1073   5                 
  1044   10              
    975   20             
     72と84(ダブルピーク) 材料中にステアリン酸ナトリウムおよび2種のポリカプ
ロラクトンが存在すると、実施例1に比べて温度Tcを
さらにかなりの程度低下させると言うことが解る。
実施例6〜8 第3表はN.A.分子量4000のポリカプロラクトン
即ちCAPA 240(インテロックス ケミカルズ社
製)およびCAPA 601Mの一方または両方を含有
する以外は上記と同じタイプのPET組成物およびそれ
等の小規模試験成形品の物理的性質を示す。組成物中の
各成分の量はガラス繊維を除いて重量部で示されており
、比較のためカプロラクトンを含有しない組成物を製造
した。ガラス繊維の含有量は各組成物の全重量の%とし
て表わされる。
6 第3表 実施例          6    7    8 
   9PET        100   90  
 90  100CAPA 601M    0   
10   10    0CAPA 240     
3    3    0    0ステアリン酸ナトリ
ウム  0.5  0.5  0.5  0.5ガラス
繊維(%)    26   29   29   2
9引張強さ Mpa    132 127  119
  122引張弾性率GPa    12.4 10.
9  9.0  9.7伸び率          2
.7  3.3  3.3  4.0曲げ強さ Mpa
   199  205  194  195曲げ弾性
率 GPa   10.4 10.3  8.6  8
.4シャルピーノッチ付衝撃 強さ KJ/m2     8.2 11.8 12.
5  6.8シャルピーノッチなし 衝撃強さ KJ/m2  22.0 32.0 31.
0 22.6成形性能 実施例6、7および8の3種類の材料はいずれも100
℃の金型から離型したが劣悪な表面を有していた。
実施例6は10.5℃の金型温度で吸水(WA)ディス
クの片面が完全に無光沢でそして他方の面がかなりの無
光沢度を有していた。実施例7は101℃の金型温度で
かなり低い無光沢度を有したがフローマークが追加され
た。
実施例7は116℃の金型温度で表面光沢のある成形品
を生じ、そして実施例6および8は115℃の金型温度
で表面無光沢度が10%であった。これに対し、実施例
9は119℃の金型温度で表面無光沢度50%の成形品
を生じた。
実施例8の結果は低分子量ポリカプロラクトンの付加的
可塑化がさらに優れた仕上りをもたらすと言うことを立
証する:低分子量ポリカプロラクトンを含有しない実施
例8の外観は実施例7より劣っている。結局、組成物中
に高分子量ポリカプロラクトンを含有していると低分子
量のものを使用するよりも低温結晶化温度を低下せしめ
かつ衝撃強さを改善すると言うことが解る。
以下の実施例組成物はいずれもガラス繊維含有量を除い
て重量部で配合されており、ガラス繊維の含負量は組成
費全重量に対する%で表わされている。
実施側10〜12 第4表は先と同じタイプのPETからなるが高分子量ポ
リカプロラクトンのみを含有する組成物およびその小規
模試験成形品の物理的性質を示す。
実施例11と12において使用したポリカプロラクトン
は上記実施例1におけると同じCAPA 601Mであ
るが、実施例10においてはCAPA 600Mを使用
した:CAPA 600MはN.A.分子量25,00
0〜30,000のポリカプロラクトンであり、これも
インテロツクス ケミカルズ社から供給される。
9 第4表 実施例10は113℃の金型温度で10%の表面無光沢
度を有する試験成形品を生じた。実施例11と12は1
14℃の金型温度で約20%の表面無光沢度を有する試
験成形品を生じた。
実施例13および14 これ等実施例は高分子量ポリカプロラクトンおよびステ
アリン酸ナトリウムを含有するPET組成物において低
分子量ポリカプロラクトンの代りに他の可塑剤使用する
ものである。第5表はその組成物およびその小規模試験
成形品の物理的性質を示す。使用したPETは先のもの
と同じであり、ポリカプロラクトンは実施例1における
と同じCAPA601Mである。各成分の量は重量部で
表わされている。
第5表 実施例               13    1
4PET               90    
90CAPA 601M         10   
 10ネオペンチルグリコールジベンゾエート 3  
   0アジピン酸ジベンジル         0 
    3ステアリン酸ナトリウム        0
.5   0.5ガラス繊維(%)         
 30    26引張強さ MPa        
 112   103引張弾性 GPa       
    9.6   8.2伸び率(%)      
       6.0   3.3曲げ強さ MPa 
        183   163曲げ弾性率 GP
a      、   9.5   7.5シャルピー
衝撃ノツチ付KJ/m2   8.9   9.4ノッ
チなしKJ/m2       >25.1  22.
4落鍾エネルギーJ           0.31 
 0.55金型温度             100
℃   99℃成形ディスクの表面仕上り 片面は無光
沢で他方の面は50%無光沢 約10%の無光沢領域こ
れ等実施例はどちらも115℃の金型温度で表面光沢の
ある試験成形品を生じた。
実施例15〜18 これ等実施例は第1の添加剤としての低い数平均(N.
A.)分子量ポリカプロラクトンを、可塑剤としてのア
ジピン酸ジベンジル(DBA)および核剤としてのステ
アリン酸ナトリウムと併用した場合の効果を示すもので
ある。
小規模試験成形品は先と同じように製造したが、その組
成物の細部およびそれから製造された成形品の物理的性
質は第6表に示されている。使用したPETは分子量1
6,600の繊維級重合体であり、ポリカプロラクトン
はN.A.分子量25,300〜30,000のCAP
A 600Mである。
3 第6表 実施例No.             15   1
6   17   18PET           
     90   90   90   90CAP
A 600M          10   10  
 10   10DBA              
   0    1    3    3ステアリン酸
ナトリウム         0.5  0.5  0
.5  1.0ガラス繊維(%)          
 27   22   22   26金型温度(℃)
           115  105  105 
 100引張強さ MPa          112
   90   83   77引張弾性率 GPa 
          8.8  7.3  7.0  
7.7伸び率(%、破断点)          3.
1  2.7  2.9  2.5曲げ強さ MPa 
         177  159  144  1
29曲げ弾性率 GPa           8.5
  7.3  6.9  7.4シヤルピーノツチ付衝
撃KJ/m2   11.3  6.7  6.1  
6.4シヤルピーノツチなし衝撃KJ/m2  30 
  21   18   144 これ等小規模試験においてガラス含有量を変動させたが
、実施例15と16とでは機械的性質にかなりの落差が
あった。金型温度は光沢表面の成形品を達成するために
必要な温度が表示されている。
実施例19〜21 これ等実施例は可塑剤(アジピン酸ジベンジル)の含有
量を変動させることによって達成される金型温度に対す
る効果を検討するためのものである。
使用したPETは繊維級(分子量16,600)であり
、ポリカプロラクトンはCAPA 601M(N.A.
分子量45,000〜50,000)であり、そして小
規模試験成形品は先と同じように製造された。
第7表はそれ等組成物の細部およびそれ等から製造され
た成形品の物理的性質を示す。
1 第7表 実施例No.             19   2
0   21PET                
90   90   90CAPA 601M    
      10   10   19DBA    
             0    3    6ス
テアリン酸ナトリウム         0.5  0
.5  0.5ガラス繊維(%)          
 29   26   25金型温度(℃)     
      115  110  105引張強さ M
Pa          119  102   89
引張弾性率 GPa           9.0  
8.8  6.9伸び率(%)           
   3.3  2.8  3.1曲げ強さ MPa 
         194  169  151曲げ弾
性率 GPa           8.6  8.6
  6.8シヤルピーノツチ付衝撃KJ/m2   1
2.5  8.0  7.7シャルピーノツチなし衝撃
KJ/m2 >25   20   16この一連の実
施例におけるガラス含有量の変動は金型温度に対して認
め得る効果をもたらすには不十分であるがそれでも成型
品の物理的性質に影響を与えると言うことに注目すべき
である。可塑剤の使用は金型温度を改善するが成形品の
物理的性質を低下させる。
実施例22および23 これ等2種類の実施例はグレードが異なる2種類のPE
T間の直接比較を、同量のポリカプロラクトン(CAP
A 601M、N.A.分子量45,000〜50,0
00)、アジピン酸ジベンジル、ステアリン酸ナトリウ
ム、およびガラスの使用によって行ったものである。ガ
ラスの均一比率を確保するため、これ等組成物を予め混
合してから一度に小規模配合押出機に供給した。しかし
ながら、これは成形品の物理的性質に有害な影贅欠与え
るのでこの数値を他の実施例と比較することはできない
組成物の細部およびそれから製造した成形品の物理的性
質は第8表に示されている。
7 第8表 実施例No.                22 
     23PETのタイプ           
   繊維級    ボトル級分子量        
       17,000  27,000PET 
                  90     
 90CAPA 601M             
10      10DBA            
        3       3ステアリン酸ナト
リウム          0.5     0.5ガ
ラス繊維(%)              30  
    30金型温度(℃)          11
0−115 110−115引張強さ MPa    
          95     106伸び率  
                5.1     5
.7曲げ強さ MPa             16
2     188曲げ弾性率 GPa       
     8.3     8.6シヤルピーノツチ付
衝撃KJ/m2     6.4     8.5シヤ
ルピーノツチなし衝撃KJ/m2     22   
   36光沢表面を有する成形品を得るための最低金
型温度はどちらの組成物も同じであるが成形品の物理的
8 性質は高分子量のPETを使用した場合の方が良好であ
ると言うことが解る。
実施例24〜26 これ等実施例は繊維強化材無しのPET組成物における
高分子量ポリカプロラクトンの効果を示す。
組成物は先と同じように製造されそして小規模で試験さ
れた。組成物の細部および成形品の性質は第9表に示さ
れている。
第9表 実施例No.            24   25
   26PET              100
   90   80CAPA 601M      
    0   10   20ステアリン酸ナトリウ
ム        0.5  0.5  0.5引張強
さ MPaB         32*  52   
55曲げ強さ MPa          97B  
81B   71CD曲げ弾性率 GPa      
    3.1  2.6  2.5シヤルピーノツチ
付衝撃KJ/m2   3.3  5.1  8.1シ
ャルピーノツチなし衝撃KJ/m2 11   16 
  70金型温度(℃)          120 
 103  105外観              
 無光沢   光沢  まだら離型性        
       粘着   良好   劣悪B=破断点 CD=従来の撓み *=ひどく空孔のある標本 全重合体100重量部当り10重量部の添加レベルのポ
リカプロラクトンは実施例24の有核PETの成形適性
を驚異的に改善する。もつと高い添加レベルでは成形適
性は尚実施例24以上に改善されておりそして耐衝撃性
は尚実施例25以上に改善されているが、成形品の表面
はまだらでありそしてこの金型温度での離型性は劣悪で
ある。
実施例27〜29 これ等実施例における組成物は繊維数(分子量16,6
00)のPET、ガラス繊維、ステアリン酸ナトリウム
、および2種類の異なるポリカプロラクトンを使用して
製造された。内、一つの実施例は対照例としてポリカプ
ロラクトンを含有していないものである。
先の実施例におけるガラス繊維はいずれも3mmチョッ
プトストランドであったが、これ等実施例におけるガラ
スは連続ロービングであり、それは組成物の配合時に二
軸スクリュー ウェルナルアンド プフライデルエル配
合押出機の第2(下流)入口に供給されて破断された。
組成物の細部および試験成形品の性質は第10表に示さ
れている。
1 第10表 実施例No.             27   2
8   29PET                
90  100   90CAPAのタイプ     
     600M   −  601MCAPAの重
量部           10    0   10
ステアリン酸ナトリウム         0.5  
0.5  0.5ガラス繊維(%)         
  27   26   26引張強さ MPa   
       114   87  117引張弾性率
 GPa           9.7  8.4 1
0.4シヤルピーノツチ付衝撃KJ/m2   27.
5  5.2  7.6シヤルピーノツチなし衝撃KJ
/m2  20   13   19この機械的性質は
いずれも110℃で成形した素材からのものである。ポ
リカプロラクトン含有組成物は機械的性質の大巾改善を
示す。
3種類の組成物の成形性能の比較は射出成形機の金型温
度を変動させて行った。また、成形品の光沢はイール、
パリスペック グロス ヘッドを使用し45°の入射角
および反射角で測定した。制御検流計をガラス基板が1
00%になるようにセットして、2″ディスクの成形品
の両面について測定した。各組成物について5枚のディ
スクを測定しそれを平均して第11表に示すように%で
表わした。
第11表 2 実施例31〜35 これ等実施例は別の核剤を使用したものであり、その核
剤は微細な固体即ち平均直径が0.75μでそして99
%が直径10μ未満であるミクロタルクである。先のよ
うに3mmチョップトガラスストランドを使用して組成
物を構成し、そして小規模で試験成形品を製造した。こ
れ等実施例においてはグレードが異なる2種類PET即
ち分子量16,600の繊維数と分子量24,000の
ボトル級を使用し、そしてN.A.分子量45,000
〜50,000のポリカプロラクトンCAPA 601
P(インテロックス ケミカルズ社製)を使用した例と
使用しない例とがある。
その組成物の細部およびそれから作られた試験成形品の
性質は第12表に示されている。
11′ 酢 ・畷 65 素材は全て実施例:22および23において使用した「
混合供給」によって製造した。
これ等実施例はPET組成物中の高分子量ポリカプロラ
クトン(CAPA 601M)の量的変動が成形品の性
能および衝撃強さに与える影響を説明するためのもので
ある。PETは繊維級であり、そして混合供給法を用い
てむらのないガラス繊維含量を確保した(実施例22お
よび23のように)。
組成物の細部および成形品の衝撃強さおよび成形性能は
第13表に示されている。
ポリカプロラクトン5重量部および10重量部の添加に
よって成形性能が大巾に改善されるが、それから再び離
型性が悪化し始めると言うことが解る。
先のようにイール バリスペック グロス ヘッドを用
いて実施例36〜38について光沢度測定を行った。
これ等の測定結果は第14表に示されている。
第14表 実施例No. 金型温度 光沢度 36     120℃ 33% 37     120℃ 39% 38     110℃ 31% 実施例41〜43 これ等実施例は低分子量可塑剤を用いると成形特性が改
善されるが物理的性質がやや悪くなることを説明してい
る。実施例22および23同様ガラス繊維のために混合
供給を使用した。組成物の細部およびそれから作られた
試験成形品の性質は第15表に示されている。
第15表 実施例No.       41   42   43
PET          90   90   90
CAPA 601M    10   10   10
アゼライン酸ジベンジル   −    3    −
PEG−6000      −    −    3
ステアリン酸ナトリウム 0.5  0.5  0.5
ガラス繊維(%)     20   20   20
引張強さ MPa     91   63   66
引張弾性率 GPa     6.3  6.4  6
.6伸び率 (%)       2.2  1.3 
 1.2曲げ強さ MPa    134  102 
 108曲げ弾性率GPa      6.5  6.
5  6.3シヤルピーノツチ付 衝撃強さ KJ/m2    6.9  4.5  4
.9シヤルピーノツチなし 衝撃強さ KJ/m2   25   10   11
光沢のための温度(℃) 119  111  111
離型性          優秀   優秀   優秀
注) PEG6000=ポリエチレングリコール、分子量60
009 実施例44〜46 これ等実施例は組成物中の強化用繊維の量が増加した場
合の効果を説明する。使用したPETは分子量24,0
00のボトル級のものであり、そしてガラス添加は実施
例27〜29におけると同様ロービングを配合押出機の
第2入口に供給することによって行った。
組成物の細部およびそれから作られた試験成形品の詳細
は第16表に示されている。
実施例44および45において、加熱ひずみ温度の評価
を行った。試験方法としてBS2782パート1方法1
21Aを使用した。その結果も第16表に示されている
。この試験に用いた成形品は85℃で成形した。
′1・ :、′1 D 第16表 実施例No.      44   45   46P
ET         90   90   90CA
PA 601M   10   10   10ステア
リン酸ナトリウム  0.5  0.5  0.5ガラ
ス繊維(5)    15   30   45引張強
さ Mpa    88  128  182引張弾性
率 GPa    5.8  9.7 16.2破断点
伸び率(%)    2.0  2.2  2.0曲げ
強さ MPa   135  196  239曲げ弾
性率 GPa    5.7  9.2 12.9シヤ
ルピーノッチ付 衝撃強さKJ/m2    7.5  9.9 12.
3シヤルピーノツチなし 衝撃強さKJ/m2   18   29   37金
型温度(℃) 離型性 3種類とも120℃で成形した場合光沢のある
表面を有していたそして離型容易であった 加熱ひずみ温度(℃) >182 >182代理人  
浅 村   皓 :・ i′: □ □ :1 □ 1、、・・ 1 □ □

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンテレフタレートまたは少なくとも8
    0重量%のポリニチレンテレフタレート反復単位を含有
    するポリエステル、ポリカプロラクトン、およびポリエ
    チレンテレフタレート結晶化用核剤、および任意の強化
    用繊維からなるポリエステル成形用組成物であって、ポ
    リカプロラクトンは20,500以上の数平均分子量を
    有し、そして核剤の量は強化用繊維が存在する場合全重
    合体100重量部当り6重量部以下であるが強化用繊維
    が存在しない場合全重合体100重量部尚91.9重量
    部以下であるポリエステル成形用組酸物。
  2. (2)強化用繊維を組成物の5重量%〜55重量%の範
    囲の量で含有する、特許請求の範囲第1項の組成物。
  3. (3)強化用繊維がガラス繊維である、特許請求の範囲
    第1項または第2項の組成物。
  4. (4)20,500以上の分子量を有する上記ポリカプ
    ロラクトンが全重合体100重飯部当り2.5〜25重
    量部の範囲にある、特許請求の範囲第1項から第3項の
    いずれか一項の組成物。
  5. (5)上記カプロラクトンが100,000以下の数平
    均分子量を有する、特許請求の範囲第1項から第4項の
    いずれか一項の組成物。
  6. (6)さらに、全重合体100重量部当り10重量部以
    下のポリエチレンテレフタレート用可塑剤を含有してい
    る、特許請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項の
    組成物。
  7. (7)可塑剤が芳香族酸または芳香族アルコールのエス
    テルおよびポリエーテルから選択される、特許請求の範
    囲第6項の組成物。
  8. (8)可塑剤がアジピン酸ジベンジル、アゼライン酸ジ
    ベンジル、ポリエチレングリコール、およびネオペンチ
    ルグリコールジベンゾエートの少なくとも1種である、
    特許請求の範囲第7項の組成物。
  9. (9)可塑剤が10,000以下の数平均分子量を有す
    るポリカプロラクトンである、特許請求の範囲第6項の
    組成物。
  10. (10)核剤が有機酸の金属塩、またはポリエチレンテ
    レフタレートの融点以下で融解しない微細な材料からな
    る、特許請求の範囲第1項から第9項のいずれか一項の
    組成物。
  11. (11)核剤が組成物の1重量%以下の量で存在する有
    機酸の金属塩からなる、特許請求の範囲第10項の組成
    物。
  12. (12)核剤がステアリン酸の第1族金属塩である、特
    許請求の範囲第11項の組成物。
  13. (13)核剤の量が組成物の0.1〜0.7重量%の範
    囲にある、特許請求の範囲第11項または第12項の組
    成物。
  14. (14)核剤がステアリン酸ナトリニウムである、特許
    請求の範囲第11項、第12項または第13項の組成物
  15. (15)核剤が20μ以下の粒径を有するタルクである
    、特許請求の範囲第10項の組成物。
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