JPS5942884Y2 - 通気孔を有する靴 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は砂利やチリ等が靴内部に入りにくいようにした
通気孔を有する靴に関する。

従来、靴内部Ｑ通気を良くするために靴の不踏部内側に
通気孔をあげていた。

例えば実公昭３１−１９１５６号公報のように靴の内側
不踏部に通気口を設け、該通気口の内側面にナイロンメ
ツシュ等の通気網板を張設させることにより、靴内の発
汗による湿気を抜くことができ通気良好なるため足かむ
れす、従って水虫等にかかることもなく衛生的になした
ものがある。

Ｌかしながら通気孔が外気に露出しているため通気性は
良いが履用時に砂利やチリ等が靴の内側に入りやすく、
又雨天時には雨の粒が靴に付き通気孔を通して中に侵入
して足をぬらす等の欠点があった。

本考案はかかる欠点を改良した通気孔を有する靴を提供
するものである。

即ち本考案ユ押被の側面に１個以上の通気孔を設け、該
通気孔を装飾片で被覆し、該装飾片の下縁部を除く周縁
部を固着させてなる通気孔を有する靴に係わる。

本考案に使用する装飾片の素材は、皮革、絹布。

織布、不織布、合成樹脂製シート等胛被のラインや装飾
に使用できる素材であればよい。

防水加工した布や１合成樹脂製シートは水が侵透しない
のでより好ましい。

本考案り通気孔を有する靴を図面に基き更に詳細に説明
する。

第１図に示す如く胛被５の側面に１個以上の通気孔１を
設ける。

第１図では通気孔１の位置は不踏部の上部であるが不踏
部の位置でもよいし、踵部でもよいし、つま先部でもよ
い。

又、側面の内側でも外側でも何らさしつかえなへ通気孔
１は１個でもよいし、１列あるいは２列、３列に数個を
穿ってもよいし、千鳥状に穿ってもよい。

次に該通気孔１を装飾片２で被覆し、該装飾片２の下縁
部３を除く周縁部４を固着させる。

装飾片２は通気孔１を完全に被覆させればライン形状で
もあるいはどのような形状でもよい。

装飾片２の下縁部３を除く周縁部４を固着させるが。

下縁部３が第３図、第４図に示す如くＶ字状の場合は左
又は右の斜辺を開放させるか、あるいは下先端を固着さ
せて、左右の斜辺の一部を開放させてもよい。

又、第５図に示す如く、ラインのように下縁部３の長い
ものは一部を固着させてもよへまた。

固着の方法としては縫着させてもよいし。接着させても
よいし、ウエルグー成形等により熔着させてもよい。

特に防水加工した布や合成樹脂製シート等は胛被５の素
材にもよるが接着や熔着させることにより水等が固着箇
所から浸入しないようにさせてもよい。

かくして１本考案の通気孔を有する靴を得る。

本考案の通気孔を有する靴は通気孔を設けているので従
来の通気性のある靴と同様に足むれ等の防止ができるば
かりでなく１通気孔を装飾片で被覆しておりかつ下縁部
を開放しであるので、通気性を損なうことなく、外から
の砂利やちりの侵入を防止し、かつ雨天時には雨の粒が
靴に付き通気孔の上を流れても装飾片が被覆しであるの
で靴の中に侵入して足をぬらすようなことがない。

しかも、ライン等の装飾片により通気孔を被覆している
ので従来の通気孔を有する靴のように通莞孔を露出して
ないので、外観上も好ましいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の通気孔を有する靴の一実施態様を示す
側面図、第２図は第１図中の縦断面線ＡＡ’Ｑ１面図、
第３図乃至第５図は各々本考案の通気孔を有する靴に使
用する装飾片の固着方法を示す説明図である。 １・・・・・通気孔、２・・・・・装飾片、３・・・・
・・下縁部、４・・・・・・周縁部、５・・・・・・胛
被。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 胛被の側面に１個以上の通気孔を設け、該通気孔を装飾
   片で被覆し、該装飾片の下縁部を除も周縁部を固着させ
   てなる通気孔を有する靴。