JP3067138U

JP3067138U - 携帯用雨靴

Info

Publication number: JP3067138U
Application number: JP1999007618U
Authority: JP
Inventors: 幸雄笹川
Original assignee: 幸雄笹川
Priority date: 1999-09-01
Filing date: 1999-09-01
Publication date: 2000-03-21
Anticipated expiration: 2005-09-01

Abstract

(57)【要約】【課題】外出時の不意の大雨に備えて、携帯しやすく
した雨靴を得る。【解決手段】水が浸透しないナイロン等からできてい
て、折り畳み可能なストッキング部と、足裏を保護する
ための靴底部を分離させて、携帯し易くした雨靴。この
雨靴の履き心地をよくするために、ストッキングの内側
には、絹等のラミネートを施し、靴底には水抜け用の小
さな穴、滑り止めの溝、足に固定するためのバンドを有
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、外出先などで不意に大雨に会ったときに、使用する携帯用雨靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の雨靴は、ゴム長靴のように、小さく折り畳むことができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これまでは、外出先などで不意に大雨に会ったときは、ずぶぬれになる問題があった。また、雪国への旅行に際しては、大きく嵩張る長靴などを携帯する不便さをともなう問題があった。本考案は、軽く、コンパクトに折り畳むことができる形体にして、常時携帯しやすくするとともに、履き心地をよくするために、水たまり防止、汗蒸れ防止及び滑り防止をはかったものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案は、携帯しやすくするために、雨水等からの水濡れ防止のためのストッキング部分と、路面からの足裏保護のための靴底部を分離させる。その際、足の裏と靴底部の間に水が溜まらないように、靴底部に小さな穴を開ける。靴底の裏側部には、凹の溝が付けられていて、滑り止めと、小さな穴からの水抜け促進をはかる。そのために、その小さな穴は、凹部に開けられる。又、靴底を足に固定するために、足首部と足の甲部にそれぞれバンドを付ける。一方、ストッキングに関しては、内側が汗で蒸れないように吸湿性のよい絹、又は吸水性樹脂等をラミネートする。その際、折り畳みが容易になるよう、できるだけ薄いフレシキビリテイのあるものを使う。以上の考案を施すことによって、携帯しやすく、水濡れ防止をはかれる履き心地のよいい携帯用雨靴が、可能になった。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。図１では、足に装着した状態、図２では靴底の裏、図３ではストッキングの外観を示している。

【０００６】図１の足に装着した状態においては、足首部と足の甲部に掛けているバンドは、容易に切れない薄い布又は樹脂製である。足の甲部等に掛けているバンドの両端は、靴底に固定されワッカー状になっていて、使用しないときは、靴底面に押しつぶした状態にできる。足首部等にも掛けることができるバンドも同じく容易に切れないない布又は薄い樹脂製で、バンドの両側が靴底に固定されていて、バンドの途中に金具止めを付けてバンドのワッカーを容易に止め外しできるようになっている。その両金具止め部には、足首を取り巻くバンドをつけて、靴底が容易に足から外れないようにすることもできる。

【０００７】図３のストッキングは、外面はナイロン等の水が浸透しない生地で作り、内側には、絹または吸水性樹脂等の汗を吸収しやすい生地でラミネートしてある。これらの生地は多少の伸縮性あるので、このままでも履き脱ぎできるが、側面に防水の効いたファスナーを付けて、より履き脱ぎしやすくしてもよい。ストッキングの上端は、ゴム又は紐を付けて下がり防止をはかる。

【０００８】図２の靴底には、前後方向の直角方向に細い溝を少なくとも３本以上彫り、滑り止めとして役立たせる。更に、その各溝には小さな穴を１個以上開けて、靴底と足裏の間に水が溜まらないようにする。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１０】請求項１の考案は、ストッキング状のもので防水機能と折り畳み性をもたせ、しかもそれと、足裏を保護するための靴底部とを分離することによって、容易に携帯できるようにした。

【００１１】請求項２の考案は、靴底裏に溝を付け、その溝に小さな穴を開けることによって、滑り止めと靴底面の水たまり防止をはかれる。更に、靴底に取り付けたバンドによって、足との固定性を良くし歩きやすくした。

【００１２】請求項３の考案は、ストッキング部の内側に吸湿しやすい生地をラミネートすることによって、汗蒸れを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】携帯用雨靴を足に装着した状態の側面図であ
る。

【図２】靴底裏の平面図である。

【図３】ストッキングの側面図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ナイロン等の水が浸透しない生地で作ら
れたストッキングと、硬質樹脂で作った靴底との組合せ
からなる携帯用雨靴。
【請求項２】靴底には、水がたまらないように小さな
穴をあけるとともに、靴底裏にはその水はけ用と滑り上
めを兼ねて、凹部を設けるとともに、足との固定のため
に、足首等に掛けるバンドを要している請求項１記載の
携帯用雨靴。
【請求項３】ストッキングの内側には、汗蒸れ防止の
ために、吸水性樹脂又は、絹地をラミネートした請求項
１記載の携帯用雨靴。