JPS5942011Y2 - 医療用バキュ−ム装置における気液分離器 - Google Patents

医療用バキュ−ム装置における気液分離器

Info

Publication number
JPS5942011Y2
JPS5942011Y2 JP9516980U JP9516980U JPS5942011Y2 JP S5942011 Y2 JPS5942011 Y2 JP S5942011Y2 JP 9516980 U JP9516980 U JP 9516980U JP 9516980 U JP9516980 U JP 9516980U JP S5942011 Y2 JPS5942011 Y2 JP S5942011Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
gas
tank
separation chamber
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9516980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5721306U (ja
Inventor
光邦 田口
Original Assignee
タカラ中島株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by タカラ中島株式会社 filed Critical タカラ中島株式会社
Priority to JP9516980U priority Critical patent/JPS5942011Y2/ja
Publication of JPS5721306U publication Critical patent/JPS5721306U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5942011Y2 publication Critical patent/JPS5942011Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は歯科や耳鼻科などで患者の治療作業を効率的
かつ連続的に行うための医療用バキューム装置における
気液分離器に関する。
従来、この種医療用バキューム装置は、エゼクタ−の吸
気作用を利用し、該エセクターと接続する吸引チンプか
ら患者の口腔内などに溜っている治療廃液を大気と工も
に吸引し、これを配管を介してエセクター内に導き吸引
空気と\もに貯溜槽内に排出していた工めに、該貯溜槽
内に廃液がいっばいになるとその都度エゼクタ−の作動
を停止して貯溜槽内を空にして後再び治療作業を始めな
ければならず、患者の治療作業はその間中断せざるを得
ないという難点があった。
また貯溜槽内の廃液をその都度空にする面倒をさけるた
め、吸引チップから吸引される廃液と大気との気液混合
流体を貯溜槽に排出せしめることなく配管の末端を下水
管に直接々続した場合は、吸引チップから吸引される高
圧の気液混合流体が直接下水に流されるために、前記下
水管と連通ずる他の下水管に対し悪臭を与えるという欠
点があった。
かよる欠点を除去するために、複数個の脱液槽を設け、
これら脱液槽のうち1つの脱液槽に設置した多穴弁体用
筐体内に摺動自在に嵌着する多穴弁体が脱液槽内の廃液
の流量変化により上下移動して各脱液槽のそれぞれの気
液混合流体の流路、排気流路および大気吸引流路を交互
に切換え得るようにして脱液と排液が連続的にかつ交互
になし得るようにしたものがある。
しかしながら、このものは脱液と排液の処理を連続的に
、かつ交互になし得るという利点があるも脱液と排液の
処理を複数個の脱液槽で行なっているために、診療室に
かよる脱液槽を設置することは、それだけ余分なスペー
スが必要となり診療室間を狭めることとなるという難点
があった。
また多穴弁体使用のため製作が複雑であり、その配管も
多数に登り面倒である。
しがも多穴弁体によるフロート方式採用のため、脱液槽
内に一定の廃液が貯らない限りフロートが作動せず、脱
液槽内にある廃液を任意の位置で排出させることができ
ないなどの不都合な点があった。
この考案は上記の欠点を解消するためになされたもので
、その目的は1つの脱液槽で脱液と排液を連続的、かつ
交互になし得るようにして全体的に小型化を図り、設置
面積を少なくして診療空間を狭めることのないようにす
ると\もに、脱液槽中の廃液を任意に時間設定するだけ
で所望する位置で排出できるようにした構造主筒な医療
用バキューム装置における気液分離器を=般に提供する
ことにある。
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
1は塩化ビニル等よりなる耐食性の脱液槽で、該脱液槽
の上端面に設けたバンキング2を介して蓋3をし、鉄蓋
を緊締具4にて緊締し、鉄槽を密封する。
5は脱液槽1内の下部すなわち底部6から所定の高さの
位置に形成した隔壁で、該隔壁の周縁が脱液槽1の内壁
に溶着されている。
しかして隔壁5によって仕切られた脱液槽1内の上側を
気液分離室7とし、その下側を貯液室8とする。
9.10は隔壁5と底部6にそれぞれ形成した排出口、
11.12は前記排出口9,10にそれぞれ設置した弁
体をそれぞれ示す。
弁体11.12は各排出口9,10に遊嵌状に挿通する
弁棒11a。
12aと該弁棒の各上端および下端に固着した排出口9
,10より大径のデスク11b、11b′および12b
、12b’とよりなる。
各排出口9,10の周縁には第1〜2図示の如く1個ま
たは複数個(本例では2個)の透孔11c、12cを穿
設する。
13は気液分離室7と貯液室8とを脱液槽1の外部から
連結するための連結管で、その両端部は各室の上部に接
続している。
そしてこの連結管13の途中に電磁式三方切換弁14を
設ける。
三方切換弁14がONの状態のとき、連結管13を介し
て気液分離室7と貯液室8が接続され、両室内の気圧が
一様に減圧状態となる。
また三方切換弁14がOFFの状態のときには、気液分
離室7と貯液室8との接続が遮断され、三方切換弁14
の排気口14aを介して貯液室8に大気が流入すること
となる。
15は三方切換弁14に電気的に接続したタイマーで、
三方切換弁14のON。
OFF作動がこのタイマー15の時間設定により交互に
、かつ連続的になされる。
16は患者の口腔内などに溜まる治療廃液を大気ととも
に気液混合流体として吸引する吸引チップで、その吸引
チップ16の端部に吸引用配管17を接続し、該吸引用
配管17の他端を脱液槽1の上部の蓋3に設けた流入口
18にフィルター19を介して接続する。
20は入口21から図示の如く矢印方向に圧縮空気を送
り、この吸気作用によって脱液槽1内を真空にするため
のエゼクタ−である。
なお、エゼクタ−20に代えて真空ポンプ(図示せず)
の吸気作用にて脱液槽1内を真空にするようにしてもよ
い。
22は前記エゼクタ−20に接続される排気管で、その
他端を蓋3に形成した排気口23に接続する。
24は脱液槽1内に設けた安全装置で、蓋3の下面中央
部に垂直に固設した中空体25内のリードスイッチ26
と、中空体25に遊嵌状となってストッパー27に係止
している合成樹脂製の環状浮子28とよりなる。
環状浮子28の内周面には磁石29が形成されている。
しかして、この安全装置24は、何かの故障で脱液槽1
内に廃液がいっばい溜まるようなときにおいて、これを
未然に防止して脱液槽1中の廃液が排気口23から流出
してエゼクタ−20またはポンプ系統に流出しないよう
にするためのもので、非常事態のときにのみ作動するよ
うになっている。
安全装置24の作動は、槽1内廃液の上昇に伴い環状浮
子28がストッパー27の位置から浮上し始め次第に上
昇してリードスイッチ26の位置まできたときに、該リ
ードスイッチがONの状態となり、これと電気的に接続
している他の駆動源(図示せず)の作動が停止すること
となる。
図中、30は排液管を示す。
第2−3図は吸引チップ16から吸引した気液混合流体
を気液分離室7において一層円滑に気液分離し得るよう
にするための他の実施例を示す。
すなわち、脱液槽1を円筒型に形成し、吸引チップ16
から吸引した気液混合流体を吸引用配管17を介して流
入させる流入口18を第3図示の如く気液分離室7の内
周面の接線方向に位置するように取付ける。
31は蓋3の裏面に固設した分離用コーンを示す。
しかして気液混合流体は分離用コーン31と気液分離室
7内局面との環状空間部32において、流入口18から
高速噴射して内周壁に沿ってまわりながら遠心力の作用
を受けて比重差により気液分離が行なわれる。
なお、本実施例では三方切換弁14、タイマー15およ
び安全装置24のいずれもが、電気的制御方式によって
作動、停止するようにしているが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、これら14.15,24のいずれ
もがエアー信号による流体制御方式によって作動、停止
するようにしてもよいこと勿論である。
この考案は上記構成としたから、その使用に当っては、
まず電源を入れる前に、気液分離室7、貯液室8の容量
および気液混合流体の流入速度、流入量等を考慮して三
方切換弁14を交互にかつ連続的にON、OFF作動さ
せるために、タイマー19の時間設定をしておく。
次いで電源を入れると、エゼクタ−20または真空ポン
プが作動し、気液分離室7を真空または減圧状態にする
気液分離室Iが減圧状態となると流入口18、吸引用配
管17を介して接続されている吸引チップ16から患者
の口腔内に溜っている治療廃液と周囲の空気とが気液混
合流体となって脱液槽1の気液分離室1に流入する。
今、三方切換弁14がONの状態にあるときは、気液分
離室Iと貯液室8が連結管13を介して導通し、両室7
.8相互が減圧または真空状態となり、両室内の気体圧
力差がなくなる。
しかして隔壁5に設けた弁体11はその自重で降下して
上側のデスク11bが隔壁5上面と当接状態となり、排
出口90周縁の透孔11cを通って気液分離室Tに貯っ
ている廃液を流し貯液室8に貯まることとなる。
また貯液室8の底部6に設けた弁体12はドレン側が大
気圧で、貯液室8内が減圧状態にあるために、その差圧
によって弁体12が閉塞状態となって廃液はドレンに排
出されない。
次にタイマー15によるONの状態の設定時間が経過す
ると、三方切換弁14はONの状態からOFFの状態に
切換わる。
このOFFの状態では気液分離室7と貯液室8を接続す
る連結管13内を通る空気の流通が遮断され、三方切換
弁14の排気口14aから貯液室8内に大気が流入する
こととなる。
しかして隔壁5の弁体11はその気体の圧力差により閉
塞する一方、底部6の弁体12は自重により開放状態と
なり、貯液室8に貯っていた廃液が排出口10から外部
に排出される。
後はタイマー15の自動繰り返しにより三方朝方弁14
が交互にかつ連続的にON、OFF作動を行ない、脱液
は常時、気液分離室I中で行ない、貯液室8で間歇的に
排液作用が行なわれる。
この考案は上記の説明から判るように、吸引チップと吸
引用配管を介して接続する気液混合流体の流入口、エゼ
クタ−または真空ポンプと排気管を介して接続する排気
口を備えた脱液槽内に隔壁を介して気液分離室と貯液室
を設け、上記隔壁と前記脱液槽底部のそれぞれに形成し
た排出口に圧力差で作動する弁体を設けるとともに、気
液分離室と貯液室とを接続する連結管にタイマー付き三
方切換弁を設けたので、全体が小型となり一つの脱液槽
で脱液と排液の両件用を行なうことができ、しかも運転
中は常時脱液作用が行なわれる一方、排液作用も間歇的
に繰り返し行なうことができる。
従って診療室に本案装置を設置しようとも、設置面積お
よび取付空間が大巾に減少し、それだけ診療スペースを
確保できるという優れた効果を奏する。
また本案装置は構造が極めて簡単で、タイマーの時間設
定するだけで排液時間をいかようにも決定することがで
きるという便利さがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す略示的断面図、第2
図はこの考案の他の実施例を示す略示的断面図、第3図
はその平面図である。 1・・・・・・脱液槽、5・・・・・・隔壁、1・・・
・・・気液分離室、8・・・・・・貯液室、9,10・
・・・・弁体、13・・・・・・連結管、14・・・・
・・三方切換弁、15・・・・・・タイマー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸引チップと吸引用配管を介して接続する気液混合流体
    の流入口、エゼクタ−または真空ポンプと排気管を介し
    て接続する排気口を備えた脱液槽内に隔壁を介して気液
    分離室と貯液室を設け、上記隔壁と前記脱液槽底部のそ
    れぞれに形成した排出口に圧力差で作動する弁体な設け
    るとともに、気液分離室と貯液室とを接続する連結管に
    タイマー付き三方切換弁を設けてなる医療用バキューム
    装置における気液分離器。
JP9516980U 1980-07-08 1980-07-08 医療用バキュ−ム装置における気液分離器 Expired JPS5942011Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9516980U JPS5942011Y2 (ja) 1980-07-08 1980-07-08 医療用バキュ−ム装置における気液分離器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9516980U JPS5942011Y2 (ja) 1980-07-08 1980-07-08 医療用バキュ−ム装置における気液分離器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5721306U JPS5721306U (ja) 1982-02-03
JPS5942011Y2 true JPS5942011Y2 (ja) 1984-12-06

Family

ID=29457079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9516980U Expired JPS5942011Y2 (ja) 1980-07-08 1980-07-08 医療用バキュ−ム装置における気液分離器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5942011Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5945115B2 (ja) * 2011-11-18 2016-07-05 長田電機工業株式会社 歯科用気液分離容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5721306U (ja) 1982-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI83797B (fi) Avloppssystem.
US10667644B2 (en) Beverage dispenser with a water-resistant vacuum inlet
JPS5942011Y2 (ja) 医療用バキュ−ム装置における気液分離器
JPH0387431A (ja) 真空式汚水収集装置用真空弁の開閉動力取出し構造
JPS592500B2 (ja) 医療用自動気液分離器
JP4839028B2 (ja) 気泡除去装置
KR100479505B1 (ko) 기액분리기
JPH0239533Y2 (ja)
CN208441220U (zh) 一种用于需要灌引水启动泵体的自动取水装置
CN217325684U (zh) 一种医用真空系统自动集污罐
JPH07119200A (ja) 真空式下水道システムにおける真空弁の制御装置
JP3715699B2 (ja) 真空弁付き汚水桝
JP3260314B2 (ja) 医療用吸引集液器
WO2019016652A1 (en) APPARATUS AND METHOD FOR LIQUID REFLUX SUCTION FILTER PUMP
JPS5660607A (en) Siphon type sludge collecting machine
CN208618484U (zh) 废水循环利用系统
JPH05617Y2 (ja)
CN1887731A (zh) 一种牙科治疗过程中废水处理系统
JP2003154203A (ja) 油水分離装置
KR200274240Y1 (ko) 기액분리기
KR880000959Y1 (ko) 일회용 체스트 보틀(chest bottle)
JPH03121075A (ja) 血液透析濃縮液の圧力等化容器
JPH083506Y2 (ja) 水槽装置
JP2002194807A (ja) 真空式下水道
CN201361303Y (zh) 除气装置