JPH083506Y2 - 水槽装置 - Google Patents

水槽装置

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JPH083506Y2
JPH083506Y2 JP5355690U JP5355690U JPH083506Y2 JP H083506 Y2 JPH083506 Y2 JP H083506Y2 JP 5355690 U JP5355690 U JP 5355690U JP 5355690 U JP5355690 U JP 5355690U JP H083506 Y2 JPH083506 Y2 JP H083506Y2
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JP
Japan
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water
water tank
drainage
pump
pressurized air
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JP5355690U
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真哉 浦川
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は例えば汚水溜め等に適用される水槽装置に係
り、特に排水作用の確実化を図った水槽装置に関する。
《従来の技術》 従来、汚水溜めとして例えば第2図に示す構成のもの
が知られている。すなわち、密閉型の水槽1が地中に埋
設されており、この水槽1の側壁部にあけた受水口2に
汚水管3が接続されて、汚水4が水槽1内に流入して貯
溜されるようになっている。この水槽1内には排水ポン
プ5が設けられるとともに、排水ポンプ5の吐出口に接
続された排水管6が水槽1の上壁部を介して、地面7上
方の所定の汚水処理場等に導出されている。そして、図
示しない制御装置により、水槽1内に一定量の汚水が貯
溜された場合に排水ポンプ5が起動し、汚水が排水管6
を介して汚水処理場等に排出されるようになっている。
《考案が解決しようとする課題》 ところで、このような従来の装置では、排水ポンプ5
の故障や制御装置の異常等によって排水作用に支障が生
じた場合、汚水が水槽1から溢れるのを防止するため
に、汚水管3に設けた弁を閉じる等、受水を停止せざる
を得ない等の不都合が生じることがあった。
そこで、これまでは例えば特公昭58−13754号公報に
記載されているように、排水ポンプおよび排水管からな
る強制排水機構を複数組設ける等の対策がとられてき
た。しかし、部品数が多く、また構成も大掛かりになっ
て、高コストとなる等の難点があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、排
水ポンプの停止等に拘らず排水作用を支障なく行え、し
かも構成がコンパクトで低コストも図れる水槽装置を提
供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本考案に係るプール装置は、側壁部に受水口を有する
密閉形の水槽と、この水槽内に設けられた排水ポンプ
と、この排水ポンプの吐出口に接続され前記水槽の外部
に導出された排水管とを備えた水槽装置において、前記
水槽内を開閉孔付きの縦型仕切壁で仕切ることにより、
前記排水ポンプが配置されるポンプ室と、前記受水口側
に面する受水室とを、互いに連通および遮蔽可能に形成
し、前記ポンプ室側に、貯溜水の水面側に加圧空気を導
入する加圧空気導入部と、水槽内外を連通し加圧された
貯溜水を水槽外に排水する予備排水管とを設けたことを
特徴とする。
《作用》 排水ポンプが正常に作動する通常状態においては、仕
切壁の開閉孔を開状態としたままで、排水ポンプの通常
制御動作を行わせればよい。すなわち、汚水等は受水口
を介して水槽の受水室に一旦流入した後、開状態の開閉
孔から逐次ポンプ室に流入し、例えば貯溜水が一定量と
なる毎に排水ポンプによって排水される。
そして、もし排水ポンプの故障や異物混入、あるいは
制御装置の異常等によって排水作用に支障が生じた場合
には、一旦仕切壁の開閉孔を閉状態として加圧空気導入
部からポンプ室内に加圧空気を導入する。これにより、
閉空間となったポンプ室内で貯溜水が水面側から加圧さ
れるため、その加圧力によって貯溜水は予備配水管を介
して外部に排水される。なお、その間、水槽の受水室で
は一定量の汚水等の受入れが可能であるから、水槽への
受水停止をする必要はない。加圧空気による送水作用で
ポンプ室からの一定量の排水が行われた後は、加圧空気
導入作用を一旦停止するとともに、再び仕切壁の開閉孔
を開状態として、受水室からポンプ室への通水を行わ
せ、以後、前記同様の操作を繰返せばよい。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を第1図を参照して説明す
る。
本実施例は例えば汚水溜めに適用したもので、上端部
が開口した槽本体11aと、その開口部を塞ぐマンホール
等の蓋体11bとからなる密閉型の水槽11が地中に埋設さ
れている。なお、槽本体11aの上下方向中間部は上下端
部よりも大径とされており、この大径な中間部側壁に受
水口12が開けられ、この受水口12に汚水導入管13が接続
されている。この汚水導入管13および受水口12を介して
汚水14が水槽11内に流入して貯溜されるようになってい
る。また、水槽11内には排水ポンプ15が設けられるとと
もに、排水ポンプ15の吐出口に接続された排水管16が蓋
体11bを介して、地面17上方の所定の汚水処理場等に導
出されている。
そして、水槽11内は縦型仕切壁18で仕切ることによ
り、排水ポンプ15が配置されるポンプ室19と、受水口12
側に面する受水室20とに二分されている。仕切壁18に
は、例えば上下動式シャッタ等により開閉される開閉孔
21が設けられ、ポンプ室18と受水室20とは、この開閉孔
21により互いに連通および遮蔽可能とされている。開閉
孔21は、図示しない制御装置によって開閉操作される。
また、ポンプ室19側の上部には、貯溜水の水面側に加
圧空気を導入する加圧空気導入部22が設けられている。
この加圧空気導入部22は、水槽11の上部側壁に開けた加
圧空気導入口23と、この加圧空気導入口23に接続した開
閉弁24付の加圧空気導入管25と、この加圧空気導入管25
に接続したコンプレッサ26とにより構成されている。さ
らに、ポンプ室18には、蓋体11bを介して水槽11の内外
を連通し、所定の汚水処理場等に導出される予備排水管
27が設けられている。
次に作用を説明する。
排水ポンプ15が正常に作動する通常状態においては、
仕切壁18の開閉孔21を開状態としたままで、排水ポンプ
15の通常制御動作を行わせればよい。すなわち、汚水14
は受水口12を介して水槽11の受水室20に一旦流入した
後、開状態の開閉孔21から逐次ポンプ室19に流入し、例
えば貯溜水14が一定量となる毎に排水ポンプ15によって
排水される。
そして、もし排水ポンプ15の故障や異物混入、あるい
は制御装置の異常等によって排水作用に支障が生じた場
合には、一旦仕切壁18の開閉孔21が制御装置によって閉
状態とされ、加圧空気導入部22からポンプ室19内に加圧
空気が導入される。これにより、閉空間となったポンプ
室19内で貯溜水14が水面側から加圧され、その加圧力に
よって貯溜水14は予備配水管27を介して外部の汚水処理
場等に送出される。なお、その間、水槽11の受水室20で
は一定量の汚水14の受入れが可能であるから、水槽11へ
の受水停止をする必要はない。加圧空気による送水作用
でポンプ室19からの一定量の排水が行われた後は、加圧
空気導入作用を一旦停止するとともに、再び仕切壁18の
開閉孔21を開状態として、受水室20からポンプ室19への
通水を行わせ、以後、前記同様の操作を繰返せばよい。
以上の本実施例によれば、排水ポンプ15による排水作
用に支障が生じた場合には、加圧空気導入部22からポン
プ室19内に導入される加圧空気により、貯溜水14が予備
配水管27を介して外部の汚水処理場等に送出されるの
で、排水ポンプ15の停止等に拘らず、排水作用が支障な
く行える。しかも水槽11内の仕切りおよび配管追加構成
によるものであるから、排水ポンプを複数台使用する従
来の装置等に比べて構成がコンパクトで、低コスト化も
有効に図れるものである。
なお、前記実施例では、本考案の水槽装置に汚水溜め
に適用したが、これ以外にも種々の排水施設について適
用できるのは勿論である。
《考案の効果》 以上のように、本考案に係る水槽装置によれば、排水
ポンプの停止等に拘らず排水作用を支障なく行え、しか
も構成がコンパクトで低コストも図れる等の優れた効果
が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水槽装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は従来例を示す断面図である。 11……水槽 12……受水口 14……汚水(貯留水) 15……排水ポンプ 16……配水管 18……仕切壁 19……ポンプ室 20……受水室 21……開閉孔 22……加圧空気導入部 27……予備配水管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁部に受水口を有する密閉形の水槽と、
    この水槽内に設けられた排水ポンプと、この排水ポンプ
    の吐出口に接続され前記水槽の外部に導出された排水管
    とを備えた水槽装置において、前記水槽内を開閉孔付き
    の縦型仕切壁で仕切ることにより、前記排水ポンプが配
    置されるポンプ室と、前記受水口側に面する受水室と
    を、互いに連通および遮蔽可能に形成し、前記ポンプ室
    側に、貯溜水の水面側に加圧空気を導入する加圧空気導
    入部と、水槽内外を連通し加圧された貯溜水を水槽外に
    排出する予備排水管とを設けたことを特徴とする水槽装
    置。
JP5355690U 1990-05-24 1990-05-24 水槽装置 Expired - Lifetime JPH083506Y2 (ja)

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JP5355690U JPH083506Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 水槽装置

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JP5355690U JPH083506Y2 (ja) 1990-05-24 1990-05-24 水槽装置

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Publication Number Publication Date
JPH0412582U JPH0412582U (ja) 1992-01-31
JPH083506Y2 true JPH083506Y2 (ja) 1996-01-31

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ID=31574846

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JP5394973B2 (ja) * 2010-03-23 2014-01-22 政安 宮崎 磁気式近接スイッチ方式と磁気式近接スイッチ制御方式

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JPH0412582U (ja) 1992-01-31

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