JP4839028B2 - 気泡除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、体外循環する血液中の気泡を除去する気泡除去装置に関する。
例えば心臓外科手術においては、送血ポンプを作動して患者の静脈(大静脈)より脱血し、人工肺によりガス交換を行なった後、この血液を再び患者の動脈に戻すという人工肺体外血液循環が行なわれる。
このような人工肺体外血液循環を行う回路(体外循環回路)には、脱血した血液に流入した気泡を除去(分離)する気泡除去装置が設けられている。この気泡除去装置としては、ハウジングと、ハウジングの上部に設けられ、脱気手段に接続された気泡出口とを有し、血流に遠心力を与えて、気泡をハウジング中央に集め、さらに浮力によりハウジング上部に気泡を集めた後、脱気手段によって気泡出口から除去するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この気泡除去装置では、血液からの水蒸気が液体となり、当該液体が気泡出口を介して気泡除去装置の外部へ流れ出る場合があるという問題があった。このため、前記液体が、例えば医療ガス配管設備の一つである、脱気手段としての手術室の壁吸引に入り込み、前記医療ガス配管設備が故障するなどの不具合が生じるおそれがあった。
特公昭64−8562号公報
本発明の目的は、液体が気泡除去装置の外部へ流出するのを確実に防止することができる気泡除去装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
(1) 体外循環する血液中の気泡を除去する気泡除去装置であって、
血液が流入する内部空間を有する装置本体と、
前記装置本体の上側に設けられ、該装置本体から浮上した気泡を一時的に貯留する気泡貯留室と、
前記気泡貯留室の上側に設けられ、脱気手段に接続されて陰圧に保たれる陰圧室と、
前記気泡貯留室と前記陰圧室とを隔てるように設けられ、気体の通過を許容し、かつ、血液の通過を阻止するフィルタ部材と、
前記陰圧室に連通し、該陰圧室から流出する液体を貯留し得る液体貯留室と
前記装置本体の頂部付近を前記気泡貯留室に連通させ、前記装置本体から浮上した気泡が通過する第1連通部と、
前記装置本体の周壁部付近を前記気泡貯留室に連通させる第2連通部とを備え
前記装置本体から浮上した気泡が前記第1連通部を通って前記気泡貯留室へ流入するとともに前記気泡貯留室内の血液が前記第2連通部を通って前記装置本体へ戻るよう構成されていることを特徴とする気泡除去装置。
(2) 前記陰圧室は、扁平形状をなしており、水平方向に対して傾斜している上記(1)に記載の気泡除去装置。
(3) 前記傾斜した陰圧室の下部側に、前記液体貯留室が設けられている上記(2)に記載の気泡除去装置。
(4) 前記陰圧室と前記液体貯留室とは、連結管により連結されており、
前記連結管の底面と前記フィルタ部材の上面とは、ほぼ同一平面上に位置している上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の気泡除去装置。
(5) 前記陰圧室内の気体が排出される脱気口を備え
前記脱気口は、前記液体貯留室に設けられている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の気泡除去装置。
(6) 前記脱気口には、逆止弁が設けられている上記(5)に記載の気泡除去装置。
(7) 前記液体貯留室には、貯留した液体を排出可能な排出口が設けられている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の気泡除去装置。
(8) 前記装置本体の内部空間は、その横断面形状が略円形をなしており、
前記内部空間の内周面のほぼ接線方向に設けられ、血液が前記内部空間内で旋回流を形成するように血液を該内部空間内に導入する流入口を有する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の気泡除去装置。
本発明によれば、陰圧室内の液体(例えば、フィルタ部材を通過した水蒸気が結露したもの)を液体貯留室で確実に捕獲することができ、よって、前記液体が気泡除去装置の外部へ流出するのを確実に防止することができる。
また、フィルタ部材が水平方向に対して傾斜している場合には、液体(水滴)が前記フィルタ表面に沿って流下することとなり、前記液体を液体貯留室内に確実に貯留することとができる。よって、前記液体が気泡除去装置の外部へ流出するのをより確実に防止することができる。
また、陰圧室と液体貯留室とが連結管により連結されており、当該連結管の底面とフィルタ部材の上面とがほぼ同一平面上に位置している場合には、液体がフィルタ部材の上面から連結管の底面にかけて円滑に流れることができ、よって、前記液体を液体貯留室に向けて確実に排出することができる。
以下、本発明の気泡除去装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の気泡除去装置の第1実施形態を示す断面側面図、図2は、図1中のA矢視図(下面図)、図3は、図1中のB−B線断面図、図4は、図1に示す気泡除去装置を用いた体外循環装置の一例を示す図である。なお、説明の都合上、図1中の上側を「上」または「上方」といい、下側を「下」または「下方」という。
これらの図に示す気泡除去装置1Aは、体外循環する血液中の気泡を除去するためのものである。本発明の気泡除去装置1Aは、患者の心臓に血液が循環せず患者体内でガス交換が行われず、そして体外循環装置により血液の循環と血液に対するガス交換(酸素付加および/または二酸化炭素除去)が行われる体外循環と、患者の心臓に血液が循環し患者体内でもガス交換が行われるが、体外循環装置によっても血液の循環と血液に対するガス交換が行われる体外循環(補助循環)とのいずれの場合にも使用することができる。
以下、主として図1を参照しつつ、気泡除去装置1Aの構成について説明する。
図1に示すように、気泡除去装置1Aは、装置本体40と、装置本体40(旋回流形成室2)の上側に設けられた気泡貯留室5と、気泡貯留室5の上側に設けられた陰圧室8と、連結管18を介して陰圧室8に連通する液体貯留室15と、気泡貯留室5と陰圧室8とを隔てるように設けられた第1のフィルタ(フィルタ部材(脱気膜))9と、液体貯留室15に設けられた第2のフィルタ16と、気泡貯留室5内の血液の液面レベルを検出する検出手段17とを有している。
なお、装置本体40、気泡貯留室5、陰圧室8、連結管18および液体貯留室15の構成材料は、特に限定されないが、例えば、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル−スチレン共重合体、アクリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の比較的硬質な樹脂材料が好ましい。また、内部の血液等の状態を目視で確認することができるように、実質的に透明な材料が好ましい。
装置本体40は、旋回流形成室2と、旋回流形成室2(内部空間)内に血液を導入する流入口3と、旋回流形成室2内の血液を気泡除去装置1Aの外部へ排出する流出口4と、旋回流形成室2と気泡貯留室5とを連通させる第1連通部6および第2連通部7とを有している。
旋回流形成室2は、回転体形状の内部空間、すなわち横断面形状が略円形の内部空間を有しており、流入した血液に旋回流を形成させる部屋である。気泡除去装置1Aは、旋回流形成室2の中心軸20を鉛直方向(上下方向)にした姿勢で使用される。よって、以下では、旋回流形成室2の中心軸20に垂直な平面を水平面という。
この旋回流形成室2は、流入口3とほぼ同じ高さに位置する円盤状の拡径部21と、拡径部21の上側(上部)に設けられた円錐台形部22と、拡径部21の下側(下部)に設けられた胴部23とで構成されている。
円錐台形部22の内部空間は、内径が上方に向かって漸減する略円錐台状をなしている。図示の構成では、円錐台形部22の内部空間は、ほぼ完全な円錐台状をなしているが、本発明では円錐台形部22の内部空間は完全には円錐台状をなしていなくてもよく、その周面が側面視で丸みを帯びたようなものであってもよい。
拡径部21の内部空間は、その内径が円錐台形部22の下端の内径よりも大きい略円盤状をなしている。
胴部23の内部空間は、拡径部21より内径が小さい略円筒状(略円柱状)をなしている。胴部23の下部は、漏斗状をなしており、その下端に流出口4が突出形成されている。
流入口3は、旋回流形成室2の拡径部21の内周面のほぼ接線方向に突出するように設けられている(図2参照)。
このような構成の装置本体40により、流入口3から旋回流形成室2内に流入した血液は、旋回流を確実に形成することができる。
気泡貯留室5は、旋回流形成室2から浮上した気泡を一時的に貯留するための部屋である。この気泡貯留室5は、旋回流形成室2に流入する血液中に気泡が含まれていないときには、血液で満たされている。
気泡貯留室5は、略円盤状の内部空間を有している。気泡貯留室5の上面は、第1のフィルタ9により隔てられている(覆われている)。気泡貯留室5を略円盤状としたことにより、充填量(プライミングボリューム)を低くしつつ、第1のフィルタ9の面積を大きく確保することができ、また、プライミング液充填時の気泡残りをより確実に防止することができる。なお、気泡貯留室5の形状は、略円盤状に限らず、多角形板状などでもよい。
この気泡貯留室5の中心軸50は、旋回流形成室2の中心軸20に対し図1中の左側に偏心している。これにより、気泡貯留室5内に流入した気泡が気泡貯留室5の片側(偏心した側、図1中では左側)に集まり易くなるので、気泡を効率良く第1のフィルタ9を透過させることができる。
また、気泡貯留室5の中心軸50は、旋回流形成室2の中心軸20に対し傾斜している。その傾斜の向きは、気泡貯留室5の高さが、旋回流形成室2の中心軸20からの距離が遠いところほど高くなるような向きである。これにより、気泡貯留室5内に流入した気泡を気泡貯留室5の片側により円滑かつ迅速に集めることができる。
気泡貯留室5の中心軸50の、旋回流形成室2の中心軸20に対する傾斜角度αは、特に限定されないが、0〜50°程度であるのが好ましく、5〜20°程度であるのがより好ましい。
気泡貯留室5の底面51は、中心に向かって深さが漸増するようなすり鉢状をなしている。
旋回流形成室2の円錐台形部22の頂部付近は、第1連通部6を介して気泡貯留室5に連通している。第1連通部6は、気泡貯留室5の底面51に形成された円形開口で構成されている(図3参照)。
旋回流形成室2内で血液が旋回流を形成すると、遠心力の作用により、血液中の気泡は、気液の密度差によって中心部に集まる。中心部に集まった気泡は、さらに浮力によって浮上して、第1連通部6を通って気泡貯留室5内に流入する(図1中の点線参照)。
気泡貯留室5内に流入した気泡は、浮力により、気泡貯留室5の高い方の部分(図1中の左側)へ集まる。
旋回流形成室2と気泡貯留室5とは、さらに第2連通部7を介して連通している。第2連通部7は、円錐台形部22の図1中の左側の周壁部(山腹部)付近に開口している。この第2連通部7は、中心軸50を介して第1連通部6と反対側の部分の気泡貯留室5と、円錐台形部22の周壁部とを連通している。
気泡貯留室5の容積は当然ながら一定であるので、旋回流形成室2から浮上した気泡が第1連通部6を通って気泡貯留室5へ流入すると、その流入した気泡と入れ替わりに同じの分だけの血液が気泡貯留室5から旋回流形成室2へ戻る必要がある。
本発明では、第2連通部7を設けたことにより、旋回流形成室2から浮上した気泡が第1連通部6を通って気泡貯留室5へ流入するのに伴い、気泡貯留室5内の血液が第2連通部7を通って旋回流形成室2へ戻ることができる(図1中の点線参照)。
よって、旋回流形成室2から浮上した気泡が気泡貯留室5へ流入するとき、円錐台形部22→第1連通部6→気泡貯留室5→第2連通部7→円錐台形部22の順の経路で一方向の流れを形成することができるので、旋回流形成室2内の気泡を効率良く、円滑かつ迅速に気泡貯留室5へ導入することができる。また、上記一方向の流れが形成されることにより、気泡貯留室5内での血液の滞留を防止することができるので、血液凝固が起こりにくい、という副次的効果も得られる。
また、第2連通部7が円錐台形部22の周壁部に連通しているので、第2連通部7の出口付近は、中心軸20に比較的近い。よって、第2連通部7の出口付近では旋回流の流速が比較的遅いので、第2連通部7から出た血液は、逆流したり旋回流を乱したりすることなく、円錐台形部22内に円滑に入ることができる。
第2連通部7の出口は、円錐台形部22の周壁に対し平面視で垂直な方向を向いていてもよく、また、円錐台形部22の周壁の接線方向、すなわち旋回流の向きに合わせた方向を向いていてもよい。
このような本発明と異なり、仮に第2連通部7がないとすると、旋回流形成室2内の気泡が第1連通部6を通って気泡貯留室5へ流入しようとしたとき、入れ替わりに気泡貯留室5から旋回流形成室2へ戻る血液が第1連通部6を気泡と逆向に通過することとなるので、第1連通部6付近の流れが乱され、気泡の円滑な通過が阻害されてしまうこととなる。
本実施形態では、中心軸50を介して第1連通部6と反対側の部分に、底面51よりも深さが一段深くなった溝53が形成されている。この溝53の底面である傾斜面52は、第2連通部7へ続いており、第2連通部7へ向かって下るように水平面に対し傾斜している。この傾斜面52を設けたことにより、気泡貯留室5内の血液を第2連通部7へより円滑かつ迅速に流下させることができる。
傾斜面52の傾斜角度βは、特に限定されないが、0〜90°であるのが好ましく、5〜40°であるのがより好ましい。
第1のフィルタ9は、空気(気体)を通過させ、血液を通過させないように構成された膜部材である。この第1のフィルタ9(第2のフィルタ16も同様)は、その表面が疎水化処理されているか、または、疎水性膜(疎水膜)であるのが好ましい。
前記疎水性膜の構成材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合体(PFA)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレンとテトラフルオロエチレンの共重合体(ETFE)、エチレンとクロロトリフルオロエチレンの共重合体(ECTFE)、ポリプロピレン(PP)等が挙げられる。第1のフィルタ9は、これらの材料を、延伸法、ミクロ相分離法、電子線エッチング法、焼結法、アルゴンプラズマ粒子等の方法で多孔質としたものが好適に用いられる。
また、前記疎水化処理の方法は、特に限定されず、例えば、第1のフィルタ9の表面に、疎水性を有する構成材料をコーティングする方法等が挙げられる。
第1のフィルタ9は、気泡貯留室5の中心軸50に対し垂直に設けられている。すなわち、第1のフィルタ9は、旋回流形成室2の中心軸20に垂直な平面(水平面)に対し傾斜している。これにより、気泡貯留室5内に流入した気泡が第1のフィルタ9の傾斜に沿って気泡貯留室5の片側(図1中左側)に移動するので、気泡をより円滑かつ迅速に集めることができる。
また、第1のフィルタ9は、前述したように気泡貯留室5内の気体の通過を許容するため、気泡貯留室5からの水蒸気が第1のフィルタ9を通過することができる。この第1のフィルタ9を通過した水蒸気は、結露して液体Lとなり、第1のフィルタ9の傾斜に沿って、前記気泡と反対側(図1中右側)、すなわち、液体貯留室15側に移動する(流下する)ことができ、よって、当該液体Lが液体貯留室15に流入し易くなる。
陰圧室8は、第1のフィルタ9により気泡貯留室5と隔てられて形成された平板状(扁平形状)の内部空間を有する部屋である。この陰圧室8は、気泡貯留室5と同心的に設けられている。よって、陰圧室8の中心軸も、旋回流形成室2の中心軸20に対し傾斜していることとなる。これにより、前述と同様に、陰圧室8の内部空間の液体Lが液体貯留室15側に移動することができ、よって、当該液体Lが液体貯留室15に流入し易くなる。
この陰圧室8内には、血液は流入しない。すなわち、第1のフィルタ9の上面91は、血液に接触せず、下面92は、血液に接触する。
気泡貯留室5内に溜まった気泡(空気)は、第1のフィルタ9を透過して陰圧室8内に吸い込まれ、液体貯留室15に設けられた脱気口10Aを通って気泡除去装置1Aの外部へ排出される。
図1に示すように、傾斜した陰圧室8の下方(下部81側)には、陰圧室8から突出した連結管18が設けられている。
この連結管18の底面181と第1のフィルタ9の上面91とには、段差が生じていない、すなわち、連結管18の底面181と第1のフィルタ9の上面91とが同一平面上に設けられているのが好ましい。これにより、液体Lが陰圧室8内に滞留するのを防止することができ、すなわち、液体Lが第1のフィルタ9の上面91から連結管18の底面181に円滑に流れることができ、よって、当該液体Lを液体貯留室15に向けて確実に排出することができる。
また、陰圧室8には、連結管18を介して、液体貯留室15が接続されて(設けられて)いる。
この液体貯留室15は、貯留室本体151と、排出口156と、逆止弁158とを有している。
貯留室本体151は、その形状が箱状をなす部位である。この貯留室本体151には、陰圧室8内の液体L(水滴)が第1のフィルタ9の上面91(表面)に沿って流下することとなり、液体Lを貯留室本体151(液体貯留室15)内に貯留することとができる。これにより、前記液体Lが貯留室本体151で確実に捕獲されることとなり、よって、当該液体Lが気泡除去装置1Aの外部へ流出するのを確実に防止することができる。
また、貯留室本体151の下部には、当該貯留室本体151に開口する排出口156が設けられている。この排出口156は、貯留室本体151内に貯留された液体Lを排出することができる。これにより、貯留した液体Lが第2のフィルタ16に接触する(到達する)以前に、すなわち、液体Lが溜まり過ぎる以前に、当該液体Lを液体貯留室15から排出することができる。
この排出口156は、通常、すなわち、ランニング状態(体外循環状態)では、コック157により密閉されているが、例えば術後などにその密閉を解除して、すなわち、コック157を操作して、貯留した液体Lを取り除くよう構成されていている。
逆止弁158は、排出口156内に設けられている。この逆止弁158は、流体のコック157側への流れのみを許容するよう構成された弁体である。これにより、例えば、コック157を開状態とした(開放した)とき、外気が貯留室本体151内に流入するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、逆止弁158は、ダックビル弁で構成されているが(図1参照)、これに限定されず、流体のコック157側への流れのみを許容するよう構成されたものであれば、いかなる弁体でもよい。
図1に示すように、貯留室本体151の上部155には、円筒状をなす脱気口10Aが突出して形成されている。
このような脱気口10Aが設けられていることにより、例えば、脱気手段(図示せず)のチューブを当該脱気口10Aに容易かつ確実に接続することができ、よって、陰圧室8および液体貯留室15内は、陰圧に保たれ、当該陰圧室8および液体貯留室15内の気体(空気)が脱気口10Aから排出される。なお、前記脱気手段としては、例えば、手術室の壁吸引を用いることができる。壁吸引とは、酸素、治療用空気、窒素、吸引などの医療ガス配管設備の一つであり、手術室の壁などに設置されている吸引(脱気)のための配管のことである。その他、脱気手段としては、個別の真空ポンプ等を用いてもよい。
また、脱気口10Aの突出方向は、連結管18の突出方向とほぼ同じである。
また、脱気口10Aには、貯留室本体151との境界部付近に、逆止弁30が設置されている。この逆止弁30は、気体の脱気手段側への流れのみを許容するよう構成された弁体である。これにより、脱気手段により排出された気体が陰圧室8に逆流するのを確実に防止することができ、よって、気泡除去装置1Aから気体を確実に除去することができる。また、陰圧室8や液体貯留室15内の陰圧状態を安定して保つことができる。
また、本実施形態では、逆止弁30は、ダックビル弁で構成されているが(図1参照)、これに限定されず、気体の脱気手段側への流れのみを許容するよう構成されたものであれば、いかなる弁体でもよい。
また、液体貯留室15内には、第2のフィルタ16が設置されている。この第2のフィルタ16は、第1のフィルタ9とほぼ同様の、空気(気体)を通過させ液体Lを通過させないように構成された膜部材である。
第2のフィルタ16は、貯留室本体151の連結管18が開口する開口部182より上部155側に設けられている。これにより、連結管18からの液体Lが第2のフィルタ16に接触せずに、貯留室本体151内に流入することができる。よって、液体Lが貯留室本体151内に確実に貯留され、当該液体Lが気泡除去装置1Aの外部へ流出するのをより確実に防止することができる。
第2のフィルタ16は、第1のフィルタ9とほぼ平行、すなわち、水平方向に対して傾斜している。このような姿勢で第2のフィルタ16が設置されていることにより、万が一、第2のフィルタ16に液体Lが触れても、傾斜した(傾斜角度βの)第2のフィルタ16に沿って、液体Lは、第2のフィルタ16から速やかに離れるので、第2のフィルタ16の通気能力(気泡除去能力)が損なわれることが防止される。
また、第2のフィルタ16は、その厚さ方向、すなわち、中心軸50方向において、第1のフィルタ9より上側に位置している。換言すれば、第2のフィルタ16は、その最上端部161が第1のフィルタ9の最上端部93より下側に位置し、最下端部162が第1のフィルタ9の最下端部94とほぼ同じ高さに位置している。
また、第1のフィルタ9と第2のフィルタ16とは、それらの面方向、すなわち、中心軸50に対して垂直な方向(傾斜方向)において、互いに異なる位置に設けられている。これにより、第1のフィルタ9上の液体Lが第2のフィルタ16に接触するのを防止することができる。
また、本実施形態では、第2のフィルタ16を設けているが、これに限定されず、第2のフィルタ16を省略してもよい。
このような気泡除去装置1Aでは、旋回流形成室2の上部に円錐台形部22を設けたことにより、遠心力と浮力とを効率良く用いて気泡を集めることができ、集めた気泡を第1連通部6を通して効率良く気泡貯留室5へ送ることができる。
本発明者の知見によれば、旋回流形成室2内の旋回流の作用によって中心部に集まった気泡は、略円柱状の塊となり、その気泡塊は、直径が第1連通部6の内径dと概ね同じとなるように形成される。そのため、第1連通部6の内径dと旋回流形成室2の最大内径とが近似な値であったり、第1連通部6の内径dが旋回流形成室2の最大内径より大きかったりすると、気泡塊が旋回流形成室2内に全体的に広がってしまい、気液の分離効率が低下する。
このような観点から、旋回流形成室2の胴部23の内径(最大内径)dと、第1連通部6の内径との比dは、d:d=1:1〜10:1程度であるのが好ましく、2:1〜4:1程度であるのがより好ましい。
また、円錐台形部22の頂角θは、10〜170°であるのが好ましく、30〜150°であるのがより好ましく、40〜120°であるのがさらに好ましい。
円錐台形部22の頂角θが大きすぎると、円錐台形部22が高さの低い扁平な形状となるので、浮力を効果的に利用して気泡を気泡貯留室5に導きにくくなり、逆に、円錐台形部22の頂角θが小さすぎると、円錐台形部22の高さが高くなって充填量が増大してしまう。
旋回流形成室2の胴部23内には、中心部に集まった気泡塊の下端を規定する作用をする円板11と、この円板11を旋回流形成室2の底部に連結する連結部材12とが設置されている。円板11は、旋回流形成室2の中心軸20に垂直な姿勢で設置されている。円板11は、旋回流形成室2と同心的に設置するのが好ましいが、偏心していてもよい。
この円板11を設けたことにより、気泡塊は円板11より下側には形成されないので、集まった気泡が流出口4から流出するのをより確実に防止することができる。
円板11の上面の高さは、流入口3の下端31とほぼ同じかまたはそれより低い高さとされる。これにより、円板11が旋回流形成を阻害することはない。
円板11の直径は、第1連通部6の内径とほぼ同じかまたはそれより大きくされる。前述したように、気泡塊の直径は第1連通部6の内径とほぼ同じになるので、円板11の直径を第1連通部6の内径以上にすることにより、円板11の直径が気泡塊の直径以上になるので、気泡塊が円板11より下方に形成されるのをより確実に防止することができる。
円板11は、連結部材12の上端部に固定されている。連結部材12は、円板11とほぼ同じ直径の円筒状の部材であり、その下端は旋回流形成室2の底面に固定されている。連結部材12の周壁には、複数のスリットまたは開口が形成されており、血液はこのスリットまたは開口を通って連結部材12の外周側から内周側へ流れ、さらに流出口4へ流れる。
なお、連結部材12のスリットまたは開口には、気泡を通さないフィルタを設置してもよい。また、連結部材12は、円板11を単に支持する脚のような部材であっても良い。
円板11および連結部材12の外周面と、胴部23の内周面との間に形成されるドーナツ状(円筒状)の流路の断面積は、流入口3の流路断面積よりも大きくされる。これにより、このドーナツ状流路での流路抵抗を軽減することができる。
気泡除去装置1Aには、気泡貯留室5内の血液の液面レベルを検出する検出手段17が設けられている。この検出手段17は、傾斜面52(溝53)の上部521付近の外側に設けられた液面センサ(気泡センサ)13で構成されている(図1および図2参照)。
図2に示すように、液面センサ13は、超音波送信部(送信部)131と、溝53を介して超音波送信部(送信部)131の反対側に設置された超音波受信部(受信部)132とを有している。液面センサ13は、超音波送信部131から送信した超音波を超音波受信部132で受信し、液体(血液)と気体(気泡)とで超音波の透過率が異なるのを利用することにより、超音波送信部131および超音波受信部132の間にあるのが血液(液相)であるか気泡(気相)であるかを検出することができる。すなわち、気泡貯留室5内に気泡が溜まってきて、液面が液面センサ13の位置まで下がってきたとき、その液面レベル(液面)を液面センサ13で検出することができる。
なお、超音波送信部131と超音波受信部132とは、兼用することもでき、この場合は、下面視において、溝53の片側に設置することができる。
また、液面センサ13は、上記のような超音波式のものに限らず、光学式などの他の方式のものを用いてもよい。
次に、図4に基づいて、気泡除去装置1Aを用いた体外循環装置100の一例について説明する。
体外循環装置100は、血液を送液(移送)する遠心ポンプ(血液ポンプ)101と、遠心ポンプ101の吸入口と患者とを結ぶ脱血ライン102と、遠心ポンプ101の吐出口と患者とを結ぶ送血ライン103と、脱血ライン102の途中に設置された気泡除去装置1Aと、送血ライン103の途中に設置され、血液に対しガス交換を行う人工肺104と、送血ライン103の途中に設置された流量計105と、遠心ポンプ101の吸入口付近の脱血ライン102と人工肺104の出口付近の送血ライン103とを短絡して接続する再循環ライン106と、ラインを構成するチューブを挟持・開放することにより流路を開閉するクランプ107、108および109と、気泡除去装置1Aに設置された液面センサ13の検出信号に基づいてクランプ107、108および109の開閉状態を制御する制御装置(制御手段)110とを備えている。
クランプ107は、気泡除去装置1Aの流出口4付近の脱血ライン102に設置されており、クランプ108は、人工肺104の出口付近の送血ライン103に設置されており、クランプ109は、再循環ライン106に設置されている。
また、気泡除去装置1Aの脱気口10Aは、脱気ライン111を介して壁吸引(脱気手段)に接続されている。脱気ライン111の途中には、陰圧室8内の圧力を調整する陰圧レギュレータ112が設けられている。
制御装置110は、通常時は、クランプ107および108が開状態、クランプ109が閉状態となるよう制御する。
遠心ポンプ101が作動すると、患者から脱血カテーテル(図示せず)を介して脱血された血液は、脱血ライン102を通り、まず、気泡除去装置1Aの流入口3に流入する。気泡除去装置1Aでは、前述したようにして、血液中の気泡が除去される。気泡が除去された血液は、気泡除去装置1Aの流出口4から流出して、遠心ポンプ101内を通り、人工肺104に送られる。人工肺104では、血液に対してガス交換(酸素加脱炭酸ガス)がなされる。ガス交換がなされた血液は、送血ライン103を経て、送血カテーテル(図示せず)を介して患者に戻される。
これに対し、気泡除去装置1Aにおいて、気泡貯留室5内に気泡が所定量溜まったこと、すなわち、血液の液面が液面センサ13により検出された場合には、制御装置110は、クランプ107および108が閉状態、クランプ109が開状態となるよう制御する。これにより、人工肺104を出た血液は、再循環ライン106を通って再度遠心ポンプ101の吸入口に戻ることとなる。よって、血液は、遠心ポンプ101および人工肺104を含む環状の流路を繰り返し循環(再循環)する。
この再循環を行うことにより、気泡除去装置1A内の気泡を患者へ送るのを確実に防止することができるとともに、遠心ポンプ101が駆動し続けても、遠心ポンプ101内での血液の損傷を抑えることができる。
再循環をしているとき、気泡貯留室5内の気泡が陰圧室8へ吸収され、気泡貯留室5内の気泡の量が減少または消滅したことが液面センサ13によって検出された、すなわち、血液の液面が上昇して当該液面が液面センサ13によって検出されない場合には、制御装置110は、クランプ107および108を開状態、クランプ109を閉状態に戻し、通常の体外循環状態に復帰させる。
以上のような制御により、体外循環装置100では、気泡貯留室5内に気泡が過剰に溜まるのを確実に防止しつつ、円滑で適正な血液体外循環を行うことができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の気泡除去装置の第2実施形態を示す断面側面図である。なお、説明の都合上、図5中の上側を「上」または「上方」といい、下側を「下」または「下方」という。
以下、この図を参照して本発明の気泡除去装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、脱気口の設置箇所が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図5に示すように、気泡除去装置1Bでは、脱気口10Bは、陰圧室8の上部82に突出して形成されている。これにより、前記第1実施形態とほぼ同様に、例えば、脱気手段のチューブを当該脱気口10Bに容易かつ確実に接続することができ、よって、陰圧室8および液体貯留室15内は、陰圧に保たれ、特に陰圧室8内の気体(空気)が脱気口10Aから排出される。
また、脱気口10Bは、連結管18の突出方向と反対方向に突出している。
また、脱気口10Bには、貯留室本体151側付近に、逆止弁30が設置されている。これにより、脱気手段により排出された気体が陰圧室8に逆流するのを確実に防止することができ、よって、気泡除去装置1Bから気体を確実に除去することができる。また、特に陰圧室8内の陰圧状態を安定して保つことができる。
以上、本発明の気泡除去装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、気泡除去装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、液体貯留室には、当該液体貯留室内を冷却する冷却手段を設けてもよい。これにより、液体貯留室内で水蒸気を確実に結露させることができ、よって、水蒸気が第2のフィルタを通過するのを確実に防止することができる。なお、冷却手段としては、例えば、液体貯留室本体の周囲にヒートシンクを設けることやペルチェ素子を装着すること等が挙げられる。
また、液体貯留室には、貯留した液体の量を把握するための目盛りが設けられていてもよい。
本発明の気泡除去装置の第1実施形態を示す断面側面図である。 図1中のA矢視図(下面図)である。 図1中のB−B線断面図である。 図1に示す気泡除去装置を用いた体外循環装置の一例を示す図である。 本発明の気泡除去装置の第2実施形態を示す断面側面図である。
符号の説明
1A、1B 気泡除去装置
2 旋回流形成室
20 中心軸
21 拡径部
22 円錐台形部
23 胴部
231 底部
3 流入口
31 下端
4 流出口
5 気泡貯留室
50 中心軸
51 底面
52 傾斜面
521 上部
53 溝
6 第1連通部
7 第2連通部
8 陰圧室
81 下部
82 上部
9 第1のフィルタ(フィルタ部材)
91 上面
92 下面
93 最上端部
94 最下端部
10A、10B 脱気口
11 円板
12 連結部材
13 液面センサ(気泡センサ)
131 超音波送信部
132 超音波受信部
15 液体貯留室
151 貯留室本体
155 上部
156 排出口
157 コック
158 逆止弁
16 第2のフィルタ
161 最上端部
162 最下端部
17 検出手段
18 連結管
181 底面
182 開口部
30 逆止弁
40 装置本体
100 体外循環装置
101 遠心ポンプ
102 脱血ライン
103 送血ライン
104 人工肺
105 流量計
106 再循環ライン
107、108、109 クランプ
110 制御装置(制御手段)
111 脱気ライン
112 陰圧レギュレータ
L 液体

Claims (8)

  1. 体外循環する血液中の気泡を除去する気泡除去装置であって、
    血液が流入する内部空間を有する装置本体と、
    前記装置本体の上側に設けられ、該装置本体から浮上した気泡を一時的に貯留する気泡貯留室と、
    前記気泡貯留室の上側に設けられ、脱気手段に接続されて陰圧に保たれる陰圧室と、
    前記気泡貯留室と前記陰圧室とを隔てるように設けられ、気体の通過を許容し、かつ、血液の通過を阻止するフィルタ部材と、
    前記陰圧室に連通し、該陰圧室から流出する液体を貯留し得る液体貯留室と
    前記装置本体の頂部付近を前記気泡貯留室に連通させ、前記装置本体から浮上した気泡が通過する第1連通部と、
    前記装置本体の周壁部付近を前記気泡貯留室に連通させる第2連通部とを備え
    前記装置本体から浮上した気泡が前記第1連通部を通って前記気泡貯留室へ流入するとともに前記気泡貯留室内の血液が前記第2連通部を通って前記装置本体へ戻るよう構成されていることを特徴とする気泡除去装置。
  2. 前記陰圧室は、扁平形状をなしており、水平方向に対して傾斜している請求項1に記載の気泡除去装置。
  3. 前記傾斜した陰圧室の下部側に、前記液体貯留室が設けられている請求項2に記載の気泡除去装置。
  4. 前記陰圧室と前記液体貯留室とは、連結管により連結されており、
    前記連結管の底面と前記フィルタ部材の上面とは、ほぼ同一平面上に位置している請求項1ないし3のいずれかに記載の気泡除去装置。
  5. 前記陰圧室内の気体が排出される脱気口を備え
    前記脱気口は、前記液体貯留室に設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載の気泡除去装置。
  6. 前記脱気口には、逆止弁が設けられている請求項5に記載の気泡除去装置。
  7. 前記液体貯留室には、貯留した液体を排出可能な排出口が設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の気泡除去装置。
  8. 前記装置本体の内部空間は、その横断面形状が略円形をなしており、
    前記内部空間の内周面のほぼ接線方向に設けられ、血液が前記内部空間内で旋回流を形成するように血液を該内部空間内に導入する流入口を有する請求項1ないし7のいずれかに記載の気泡除去装置。
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