JPS5941641B2 - カルボキシメチルセルロ−スのエ−テル化方法 - Google Patents

カルボキシメチルセルロ−スのエ−テル化方法

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JPS5941641B2
JPS5941641B2 JP4678080A JP4678080A JPS5941641B2 JP S5941641 B2 JPS5941641 B2 JP S5941641B2 JP 4678080 A JP4678080 A JP 4678080A JP 4678080 A JP4678080 A JP 4678080A JP S5941641 B2 JPS5941641 B2 JP S5941641B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカルボキシメチルセルロース(以下CMCと略
記する)のエーテル化方法に関するものであり、更に詳
しくはCMCの活性化方法に関するものである。
本発明はCMCを30〜70重量%の苛性アルカリ水溶
液に溶解せしめ10〜60℃の温度範囲で捏和すること
を特徴とし、簡単な工程により。
より均質に活性化されたマーセル化CMCを軟質粉末状
として得ることにより、当該マーセル化CMCのエーテ
ル化反応性を高め、エーテル化反応時間の短縮、及びエ
ーテル化剤添加量削減を企るためになされた。尚、上記
の「捏和すること」とは本来「こねまわして混和する」
ことを意味するが、本発明においては、実施例1〜3に
記載しているように捏和する設備として双腕粉砕型ニー
ダーを用いているように混合機能と粉砕機能を有する設
備を用いてフ混和することであつて、換言すれば「混和
および粉砕を同時に行なうこと」を意味する。
カルボキシメチル基を含むセルロース混合エーテルを製
造する場合一般にマーセル化CMCとハロゲン化エチル
、硫酸ジエチルなどの通常使用さワれるアルキル化剤と
反応させることにより行なわれる。
この場合、目的とする該セルロース混合エーテルの性質
は原料マーセル化CMCの均一性によつて大きく影響を
うける。即ち、マーセル化CMCに要求される事項はア
ルカリ分布が均一で0あること、ハロゲン化アルキル等
のエーテル化剤との反応のために充分かつ最少量の苛性
アルカリを含み、かつ副反応その他を防ぐため均一性を
そこなわれない範囲で最少量の水分を含むことである。
5 又、一般にセルロース類のアルキルエーテル化剤と
しては工業的にはハロゲン化エチル等のハロゲン化アル
キルが用いられ、かかる反応系は固相。
液相及び気相からなる不均一反応である。セルロースエ
ーテル類の製造においては一般にセルロー0ス類原料を
苛性アルカリ溶液で処理することにより結晶部を破壊し
、反応性に富むアルカリセルロース(マーセル化セルロ
ース)とする。均質なアルカリセルロースを得るために
は苛性アルカリを均一に分散させることが基本となるこ
とは前記の05通りであるが、アルカリで前処理したセ
ルロース類は膨潤した極めて親水性に富む物質であり、
エーテル化反応を行なわせるためには、この中にハロゲ
ン化アルキルを均一に分散浸透させることが重要である
。このエーテル化剤の分散浸透が不充分であると,ハロ
ゲン化アルキルの加水分解による消費が増大し、ハロゲ
ン化アルキルの有効利用率が低下し製造コストアツプの
原因となるのみならず、エーテル置換基分布が不均一な
低品位のセルロース混合エーテルしか得られない。
このような観点からするとカルボキシメチル基を含むセ
ルロース混合エーテルを製造する場合,原料CMCのマ
ーセル化の均一性のみならず.エーテル化剤たるハロゲ
ン化アルキルの分散浸透性に優れた構造のマーセル化C
MCを反応に供することが高品位の製品をより安価に製
造するために望ましい。
従来カルボキシメチル基を含むセルロース混合エーテル
の製造法として種々提案されているが,大別すると以下
の通りとなる。
(4)・・・ジオキサン中でパイプをモノクロル酢酸と
ともにスラリー化し、苛性ソーダ及び塩化エチルを加え
て反応させカルボキシメチル化及びエチル化を同時に行
なう(特開昭50−144752号)。
(B)・・・粉末CMCをジオキサン中でスラリー化し
液体苛性ソーダ及び塩化エチルを加えてエチル化する(
特開昭50−144752号)。
(C)・・・パイプを常法によつてカルボキシメチル化
し次いで得られたCMCをベンゼン等の有機溶媒の存在
下に苛性ソーダ及び塩化エチルを加えてエチル化する(
特公昭53−8751号)。
いずれの方法においてもセルロース性原料を苛性アルカ
リの存在下にエーテル化する方法であり、原料の反応性
を高めるために苛性アルカリを使用している点では同じ
である。しかし(4)法及び(B)法は有機溶媒中にお
いてアルカリ処理を行なうため、反応性に富むアルカリ
セルロースを得るための基本条件,即ち、[均質なアル
カリセルロースの形となしてエーテル化反応に供する」
という点を充分満足しているとは言い難い。
又、(C)法も実質的にはベンゼン等の有機溶媒中にお
けるアルカリ処理を含むものであり,前記Vs),及び
(8)法と同様に十分反応性に富むアルカリセルロース
を得るための基本条件を十分満足しているとは言い難い
。このような基本条件を満足する方法としてCMCを高
濃度のアルカリに高温度で短時間浸漬することが好まし
いと考えられるのであるが,実際にはこれでは均一なマ
ーセル化物が得がたい。或いは原料CMCの物理的性質
に制約を受けて,前記の条件は実施しがたい。実際には
低濃度アルカリに低温において長時間浸漬したのち,こ
れを圧搾してマーセル化物を得る方法を採用せざるを得
ない。しかし係る方法では、製造時間が長く,多くの労
力を要するほか,マーセル化CMCのアルカリ及び水分
濃度の調整が困難であること以外に、エーテル化剤の浸
透性を増すために圧搾後マーセル化CMCの粉砕工程が
必要である等の欠点を有している。
そのためにこの方法には生産効率の低下あるいは工程管
理の困難性等多々の問題点がある。本発明者らはこのよ
うな従来技術を踏まえ、係る欠点を有しない低粘度マー
セル化CMCの製造法を先に提案(特願昭54−161
00号)したが,該方法ではマーセル化時に過酸化水素
を添加するため、得られるマーセル化CMCは低粘度品
であり、これを原料として得られるセルロース混合エー
テルも又,低粘度品となる。従つて該方法は低粘度セル
ロース混合エーテルの製造法としては有利であるが、高
粘度セルロース混合エーテルの製造方法としては採用で
きない。
本発明者らは前記の如き従来技術を踏まえ、前記の欠点
を有しないマーセル化CMCの製造法を検討した結果,
CMCを次のエーテル化反応に必要かつ最少量の30〜
70重量%濃度の苛性アルカリ水溶液に溶解せしめて、
次いで10〜60ルCの温度範囲で捏和することにより
、前記の諸欠点を有しないアルカリ分布の均一なマーセ
ル化CMCを得ることができ,更にその上得られるもの
は別途の粉砕工程を経ることなく次のエーテル化反応に
使用できる軟質粉末状の形のマーセル化CMCであり,
該マーセル化CMCをエーテル化反応に供した場合,エ
ーテル化反応速度が著しく向上することを児い出し、本
発明を完成するに至つたこのように本発明を実施するこ
とによつて高活性化されたマーセル化CMCが得られる
が,その原因としては,有機溶媒を全く含まぬ系におい
てアルカリ処理すること,及び得られるマーセル化CM
Cが軟質粉末状となることが大きく寄与しているものと
考えられる。
本発明においては、用いられるCMCは特に限定されな
いが当該CMCを原出発物として製造される目的物、即
ち、少なくとも一成分としてカルボキシメチル基を有す
るセルロース混合エーテルの種類、目的品質などに応じ
て選択することができる。
本発明の方法ではCMCを30〜70重量%の苛性アル
カリ水溶液に溶解するが,その際の溶解性の観点からカ
ルボキシメチル基の置換度(以下DSと略記)0.05
以上好ましくは0.2以上のCMCが適当である。次に
本発明における苛性アルカリとしては種々のものが用い
られるが,工業的利用性からすると苛性ソーダが有利で
あり、マーセル化する際のアルカリ濃度は30〜70重
量?が好ましい。
処理温度は種々の濃度の苛性ソーダの凝固点以上の温度
,即ちおよそ10〜60℃の範囲で実施される本発明の
アルカリ分布の均一なマーセル化CMCを軟質粉末状と
して短時間に得るためには30〜60%程度の苛性ソー
ダを用い,その処理温度を30〜50℃とすることが好
ましい。また10℃以下では処理時間が長くなり,一方
6『C以上となると軟質粉末状になりがたく、硬質塊状
物を形成しやすくなるので、処理温度としては10〜6
0℃好ましくは30〜50℃の範囲が望ましい。ところ
で本発明においてはマーセル化CMCを次工程で粉砕す
る必要のない軟質粉末状として最終的に得ることがその
特徴の一つであり、その目的達成のために好ましい処理
装置としては捏和装置,例えばバツチ式あるいは連続式
の粉砕型二ーダ一などが挙げられる。
本発明の方法でマーセル化したCMCは数關以下の粉状
として得られるが,このものをエーテル化するには,セ
ルロース類をエーテル化する公知の方法が利用できる。
例えばハロゲン化アルキル硫酸化アルキルなどのアルキ
ル化剤とそれらの溶媒とともに加熱攪拌することによつ
てエーテル化される。本発明の方法によつてマーセル化
したCMCを用いた場合、反応は容易に速やかに均一に
行われる。
他の方法でマーセル化したCMCを用いると反応が均一
に進行せず,プロツクを生じたりローカルヒーテイング
を生じたりし、生成エーテル化ク] 物も不均質で着色されたものしか得られない。
あるいはマーセル化CMCの活性化が不充分なため、エ
ーテル化反応時間に長時間要すること,エーテル化剤使
用量が多いこと等の欠点を有する。本発明を実施するこ
とにより得られる利点の幾つかをあげると以下のとおり
である。1)苛性アルカリ水溶液に均一に溶解させマー
セル化するため有機溶媒中でスラリー状態でマーセル化
する方法に較べ,均一にマーセル化される。
2)苛性アルカリ水溶液による浸漬圧搾法によるマーセ
ル化法における浸漬一圧搾一粉砕工程を一工程で,しか
も短時間に行うことができる。
3)次のエーテル化反応に必要な水分及びアルカリ量を
添加するだけで,マーセル化できるので単なる浸漬圧搾
法に較べ極めて工程管理が容易である。
4)得られるマーセル化CMCは軟質粉末状であるため
粉砕工程が不要であるのみならずマーセル化が均一に行
われており,又,エーテル化剤の分散浸透が容易に行わ
れる形態となつているため,これを原料とした場合,次
のエーテル化反応が均一にかつ速やかに進行し,生成す
るセルロース混合エーテルは,エーテル基が均一に置換
したものとなり溶液とした場合の透明性及び造膜性良好
なる高品位のものが得られるのでこのような高品位セル
ロースエーテルの製造法として本発明の方法は特に有利
に使用される。
5)得られるマーセル化CMCの活性は従来のマーセル
化法によつて得られるものに較べ高いものであり,エー
テル化反応時間の短縮、又は,工ーテル化剤使用量削減
を企ることができる。
以上のとおり、本発明を実施することによりアルカリ分
布の均一なマーセルイしCMCをエーテル化剤の分散浸
透に優れた軟質粉末状として簡単なプロセスで得ること
ができ、,これをエーテル化した少なくとも一成分とし
てカルボキシメチル基を有するセルロース混合エーテル
は極めて高品位なものであり,かつその生産性を増すこ
とが可能となることなど、その工業的意義は大きい。次
に本発明の方法を実施例をもつて更に詳しく具体的に説
明するが,本発明の主旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
なお実施例において%及び部は特に説明のない限り重量
%及び重量部を示すものであり、粘度,透過率、及び白
色度は各々次の測定法による結果を示したものである。
CMC粘度・・・・・・60℃の80%メタノール水浴
液で洗液がPH+7に至るまで洗浄したのち60℃で恒
量に至るまで真空乾燥した精製CMCを水に溶かして調
整した1%水溶液の粘度を25℃でB型粘度計を用いて
測定した。
混合エーテル粘度・・・・・・マーセル化CMCを原料
として製造したセルロース混合エーテルの精製品を10
5℃で2時間熱風乾燥したものを80%エタノール水溶
液に溶解して調整した5%溶液の粘度を25℃でB型粘
度計を用いて測定した。
透過率・・・・・・セルロース混合エーテルの乾燥品1
9をとり、エタノールージクロルメタン混合溶媒(重量
比1:1)199に溶解し5%溶液を調整する。
この溶液を層長10m7!Lのセルに入れ,該混合溶媒
をブランクとして光電比色計を用いて常温で測定した。
白色度・・・・・・よく粉砕された該セルロース混合エ
ーテル(200メツシユパス品)を標準白土を100%
として,480mμの波長で分光光電光度計を用いて測
定した。
実施例 1 48%苛性ソーダ水溶液5409を双腕粉砕型ニーダ一
に仕込み温度を30℃としたのち,カルボキシメチル基
DSO.42,粘度90cps,純分96.0%,含水
率3,6%の粉末CMC2O89を添加し均一に溶解さ
せたのち捏和した。
反応が進行するに従つて系は発熱するが,冷却しつつ系
内温度を48.0℃以下に保つた。CMC添加後約25
分で系は均一系から団子状塊状物となり約40分で約1
龍径の軟質粉末状のマーセル化CMCが得られ、処理時
間1時間でとり出した。この軟質粉末状マーセル化CM
C3749,トルエン400gを, 11オートクレー
ブに仕込み激しく攪拌しながらエチルクロライド212
9を加えた。反応開始後,反応系は直ちに均一スラリ一
化し110〜120℃で18時間反応させた。冷後,大
部分の溶媒を蒸留回収し純水240f!を加え室温で2
時間攪拌した。次いで12N硫酸で系のPHを約2に調
整することにより粒状のカルボキシメチルエチルセルロ
ースを得た。このものを淵取したのち、50〜60℃の
温水で洗液が中性になるまで洗浄し70℃の熱風乾燥器
中で恒量になるまで乾燥し,精製品1089を得た。こ
のもののカルボキシメチル基及びエトキシル基のDSは
各々0.42及び2、20,白色度89.0%の粒状品
であり,メチレンクロライド/エタノール(50:50
),エタノール/水(80:20)に完全に溶解し,粘
度42.0Cps、透過率92.0%の均一溶液であつ
た。これらの溶液から得られた乾燥皮膜は無色透明・平
滑かつ強じんであつた。実施例 2 48%苛性ソーダ水溶液510Vを双腕粉砕型ニーダ一
に仕込み温度を30℃としたのち,カルボキシル基DS
O.5O,粘度80cps,純分95,5%、含水率4
.0%の粉末CMC2O99を添加し均一に溶解させた
のち.捏和した。
反応が進行するに従つて系は発熱するが,冷却しつつ系
内温度を48℃以下に保つた。CMC添加後約40分で
約1龍径の軟質粉末状のマーセル化CMCが得られ、処
理時間1時間でとり出した。この軟質粉末状マーセル化
CMC359.7f!,トルエン4009を11オート
クレーブに仕込み激しく撹拌しつつエチルクロライド2
04f!加えた。反応開始後,反応系は直ちに均一スラ
リ一化し110〜120℃で18時間反応させた。冷後
、実施例1と同様に処理し、精製カルボキシメチルエチ
ルセルロース1039を得た。このもののカルボキシメ
チル基及びエトキシル基のDSは各々,0.50及び2
.05、白色度87?の粒状品であり,メチレンクロラ
イド/エタノール(50:50),エタノール/水(8
0:20)に完全に溶解し粘度40.5cps,透過率
91.0?の均一溶液であつた。これらの溶液から得ら
れた乾燥皮膜は無色透明・平滑かつ強じんであつた。実
施例 3実施例1においてエチルクロライドの量を17
0f!とした以外は実施例1と全く同様に処理して粒状
のカルボキシメチルエチルセルロース1029を得た。
このもののカルボキシメチル基及びエトキシル基のDS
は各々0,42及び2,03.白色度87.0%の粒状
品でありメチレンクロライド/エタノール(50:50
)、エタノール/水(80:20)に完全に溶解し、粘
度43.0cps、透過率90%の均一溶液であつた。
これらの溶液から得られた乾燥皮膜は、無色透明・平滑
かつ強じんであつた。
比較例 1 48%苛性ソーダ水溶液1400f!を21ガラスビー
カ一に採り温度を30℃としたのち,実施例1で用いた
ものと同一のCMC2O89を添加し、均一に溶解させ
たのち、バス温30℃の恒温槽中に5時間浸漬しマーセ
ル化処理を行つた。
得られたマーセル化CMCは流動性の全くない弾性塊状
物であつた。このものを圧搾機を用いて450〜500
kg/CTilの荷重で30分間圧搾し圧搾比3.73
(CMC純分に対する圧搾後のマーセル化CMCの重量
比)の塊状マーセル化CMCを得た。このマーセル化C
MCの粘度は70cpsであつた。このマーセル化CM
Cは弾性を有する軟質塊状物であり,このものを径1〜
5mmの大きさに粉砕した。
このものを3749用いた以外は実施例1と全く同一条
件でエチルクロライドと反応させカルボキシメチルエチ
ルセルロースを合成した。
反応系が完全に均一スラリ一化するためには反応開始後
約3時間要した。
この間,伝熱が不均一で一部反応器壁に付着し反応混合
物は過熱のため赤かつ色に着色した。反応温度110〜
120℃で21時間反応させ以後実施例1と同様に処理
し精製処理を行つたが洗浄温水可溶成分を著量含み、精
製カルボキシメチルエチルセルロース89.0f!を得
たにすぎなかつた。
このもののカルボキシメチル基及びエトキシル基のDS
は各々,0.42及び1.98,白色度65%の粒状品
であり,メチレンクロライド/エタノール(50:50
),エタノール/水(80:20)に溶解した場合,微
粉末状の不溶物を含み,粘?68.0cps,透過率3
0%であつた。
これらの溶液から得られた乾燥皮膜は完全な連続膜とな
らず一部ウロコ状となり白化した半透明のものであつた
。比較例 2 実施例1で用いたものと同一のCMClO49をジオキ
サン4009中にスラリー化し,それに48%液体苛性
ソーダ100f!を加えた。
これを室温で30分間攪拌しこの時点で別の48%液体
苛性ソーダ1709を加え更に30分間攪拌した。この
スラリーをオートクレーブに移し,激しく攪拌しながら
エチルクロライド2129を加え、110〜120℃で
18時間反応させた。このものを実施例1と同様に処理
し精製処理を行つたが,洗浄温水可溶成分を著量含み,
精製カルボキシメチルエチルセルロース85f!を得た
にすぎなかつた。このもののカルボキシメチル基及びエ
トキシル基のDSは各々、0.42及び1.90,白色
度80%の粒状品であつた。このものをメチレンクロラ
イド/エタノール(50:50)、エタノール/水(8
0:20)に溶解した場合、粘度74.5cpsの均一
溶液となるが透過率70%と幾分か白濁味を帯びたもの
であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カルボキシメチルセルロースを濃度30〜70重量
    %の苛性アルカリ水溶液に溶解し10〜60℃の温度範
    囲で■和することにより均質に活性化した高粘度マーセ
    ル化カルボキシメチルセルロース軟質粉末の製造方法。 2 カルボキシメチルセルロースを濃度30〜70重量
    %の苛性アルカリ水溶液に溶解し10〜60℃の温度範
    囲で■和することにより得た、均質に活性化された高粘
    度マーセル化カルボキシメチルセルロース軟質粉末をエ
    ーテル化剤と反応させることにより、カルボキシメチル
    セルロースをエーテル化する方法。
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