JPS5941475Y2 - 温水器 - Google Patents

温水器

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Publication number
JPS5941475Y2
JPS5941475Y2 JP4615478U JP4615478U JPS5941475Y2 JP S5941475 Y2 JPS5941475 Y2 JP S5941475Y2 JP 4615478 U JP4615478 U JP 4615478U JP 4615478 U JP4615478 U JP 4615478U JP S5941475 Y2 JPS5941475 Y2 JP S5941475Y2
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JP
Japan
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tank
hot air
water heater
water
heat
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JP4615478U
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JPS54148961U (ja
Inventor
久光 森
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は温風を吹出し得る温水器に関する。
従来の温水器において温水を得る機能の他に温風を吹出
し得る機能を合わせ持った温水器は提供されていない。
しかし、温水器が設備される台所等では、台所等の居住
性を冬期等において良くするために暖房を必要とする場
合があるが、その暖房手段を温風機で行うとすれば、台
所等には温水器とは別に製造された温風機を設置しなけ
ればならない不便がある。
また台所等では食器、布巾等の乾燥や調理した食品を保
温するための機器が備えられるが、これらの機器におい
ても温風機と同様に個々に熱源を有したものを必要とす
る不都合があった。
この考案は前記従来の事情にもとづいて案出したもので
、その目的とするところは、温水を得る機能と温風を得
る機能とを有した温水器を提供することにより、設備的
にもスペース的にも無、駄を省き得るとともに、温風を
利用して暖房、乾燥または保温等を行わせ得ることもで
き、そして温風を得るための熱交換効率が極めて優れる
ようにしたものである。
以下この考案の第1実施例を第1図から第3図を参照し
て説明する。
第1図、第2図中符号1は箱形をなす温水器体であり、
この内部には湯を蓄えるための金属製タンク2を収納し
であるとともに、このタンク2の前後面および上面を被
うケーシング3を収納しである。
そして、温水器体1にはタンク2内に蓄えた湯の熱エネ
ルギーを温風に変換して取出す温風送風機構4を設けで
ある。
この送風機構4は、タンク2の外表面とケーシング3の
内面との間に形威される温風通路5と、この通路内に設
けた送風ファン6とから構成されるものであり、温風通
路5の一端はタンク2より下方に延長されて温水器体1
の底面に開口する吸込口5aをなしているとともに、他
端はタンク2の平端部前方に向けて延長されて温水器体
1の前面下部に開口する吹出口5bをなしている。
なお、この実施例では吹出口5bは温水器体1の幅方向
に沿って形成しであるとともに、この部分には吹出口体
7を取付けてあり、しかも前記送風ファン6には横流フ
ァンを使j用してこれは例えば吹出口5bに対向させて
配設しである。
またタンク2の上部に突設[7た出湯管8には混合管継
手9を介して給湯管10を接続してあり、この給湯管1
0の先端には温水器体1外に回動自在に配設される蛇口
11を接続しである。
さら4に、タンク2の上部には放熱体を設けである。
つまり、本実施例においては温水器の幅や奥行き寸法を
大きくすることを防止するために、例えばタンク2の上
壁2aに貫通固着して温風用ヒートパイプ12を複数本
設けである。
これらヒートパイププ12の上部は温風通路5内にあっ
て多数枚の放熱フィンを取付けてあり、タンク2内上部
の湯の熱エネルギーを温風通路5内に放出する放熱部1
2aとなっている。
さらに、これらヒートパイプ12は放熱部12aがタン
ク内上部に配設される加熱部よりも上方にあり、その管
体内に挿入した作動液が自重で環流可能であるから、管
体内面にウィックを内張すしない構造のものを使用可能
である。
なお、ヒートパイプ12はタンク2の上部においてその
放熱部12aを温風通路5内に位置させて設けてあれば
よいものであり、タンク2の上部前側壁および上部後側
壁に貫通固着するようにしても差支えない。
またタンク2の底壁2bに突設した取水管13には混合
弁14を接続しである。
混合弁14はその給水口14aに図示しない水源に繋が
る配管を接続するとともに、前記混合管継手9に上端を
接続して配管したバイパス管15の下端を接続しである
そして、この混合弁14を操作する操作摘み16は温水
器体1の前面下端部に配設してあり、この摘み16によ
って給水口14aから流入した水が取水管13に導入す
る量とバイパス管15に導入する量との割合を調節する
ようになっている。
なお、符号14bは混合弁14のドレンであるとともに
、符号2cは取水管13より導入される水によってタン
ク2内の湯が攪拌されないようにするために設けたバッ
フルである。
またタンク2の底壁2bには加熱用ヒートパイプ17を
垂直に貫通固着しである。
このヒートパイプ17は例えばウィックを内張すしてい
ない構造のもので、タンク2内の上部近くにまで挿入し
てあり、そのタンク2外に突出した下端には、両側面に
電気発熱体、例えば好ましい例として正特性サーミスタ
ヒータ18を装着した発熱ブロック19を接続しである
なお、タンク2内の水を加熱する手段としてはヒートパ
イプを用いずに直接電気発熱体をタンク底面に装着した
り、或いはシーズヒータ等をタンク2の側面から挿着し
ても差支えない。
また第1図中符号20は正特性サーミスタ18に通電す
るための温水スイッチ、21は送風ファン6のモータに
通電するための温風スイッチである。
そして第2図中符号22は温水器体1の内面とケーシン
グ3等との間に充填したグラスウール等の保温材で、こ
れはタンク2内に蓄えた湯の熱エネルギーが外部に放散
するのを防止するためのものである。
しかして、この電気温水器によれば、タンク2内に水を
満たした後に温水スイッチ20を投入して正特性サーミ
スタ18に通電することにより、ヒートパイプ17を介
してタンク2内の水を温水に変えることができる。
この場合加熱手段を電気発熱体である正特性サーミスタ
18とヒートパイプ17とで形成しであるから、ヒート
パイプ17のそれ自身の表面温度を均一にしようとする
作用により、タンク2内の水はヒートパイプ17を使用
しない従来一般の電気温水器に比して実質的に温度差の
ない温度の湯を速やかに得られる。
すなわち、本考案者等は前記構造の電気温水器において
、タンク2の大きさを高さ520rr+rr+、内容積
101とし、かつ縦横寸法が夫々63mmの正特性サー
ミスタ18を4個備えた発熱ブロック19に、タンク2
内に310mm挿入される3本のヒートパイプ17を立
設してなる加熱手段を用いて、タンク2の底面から40
mm、130mm、220mm、310mmおよび40
0mmの高さ位置まで夫々温度検知を行ったところ、第
3図に示すような測定結果を得た。
なお、同図中縦軸は温度℃、横軸は時間(分)であり、
曲線Aはタンク底面から40mmの位置a点での温度特
性を示し、同様に曲線B−Eは夫々タンク底面から13
0mm、220mm310mm、40mmの位置b −
e点での温度特性を示す。
したがって、この第3図から分かるように温水スイッチ
20の投入後10分でb −e点の温度は約40℃に急
速に昇温するもので、手洗いや食器洗い等に好適する湯
を得られ、それ以降a −e点は略同じ上り勾配をもっ
て昇温し約70分でタンク2内の水は80℃以上となり
、その時のa点とも〜e点との温度差つまりタンク上下
部の温度差は約10℃である。
しかして、このような温度差はタンク内の湯が上部から
流出するために実際上問題となることはない。
このようにして、タンク2内には温度差が実質的にない
高温の湯を蓄えることができる。
なお、電気発熱体として正特性サーミスタ18を使用し
ているので、万一タンク2内に水がない状態で空炊きし
ても、正特性サーミスタ18の自己発熱制御作用により
その発熱が抑制されるからヒートパイプ17が破裂する
ようなことがなく安全に使用できる。
したがって、以上のように湯を蓄えた状態で操作摘み1
6を介して混合弁14を操作してタンク2内に水を導入
することにより、その導入分だけ出湯管8を通って給湯
管10に湯が押出され、これは蛇口11を通って給湯さ
れるものであり、この場合バイパス管15を介して冷水
が給湯管10に流入すると、その流入量に応じて温度降
下した湯を給湯されるものである。
そして、タンク2内に湯を蓄えた状態で温風スイッチ2
1を投入することにより、この電気温水器を温風機とし
て使用できる。
すなわち、送風ファン6が回転されることにより温風通
路5の吸込口5aから吸込まれた空気がタンク2に沿っ
て流動した後、吹出口5bから室内に吹出されるもので
あり、このことによって空気はタンク2を伝熱面として
暖められ温風として吹出される。
なお、この温風はそのまま台所等の暖房に供するように
してもよいとともに、吹出口5bを被って着脱自在に設
けられる図示しないアタッチメント等を用いて食器乾燥
機の乾燥用空気として使用に供する等その用い方は自由
である。
そして、この場合温風通路5が温度差のない熱容量の大
きいタンク2の前後壁および土壁に沿って設けてあり、
空気が伝熱面に接する時間が長いことと相まって、この
通路5の中間部に、タンク2内の湯のなかで最も温度の
高いタンク2内上部の熱エネルギーを放出し、かつその
熱輸送能力が著しく高いヒートパイプ12の放熱部12
aを配設し、さらにヒートパイプ12は最も熱輸送効率
が高い垂直な姿勢にして設けたから、温風スイッチ21
の投入により高い温度の温風を豊富に吹出口5bより吹
出すことができる。
なお、この電気温水器においてタンク2内に水を蓄えて
温風スイッチ21のみを投入すれば、冷風を吹出すこと
ができることは勿論である。
次にこの考案の第2実施例を第4図により説明するに、
前記第1実施例と同一構造部分には第1実施例と同一符
号を付してその説明を省略し、異なる部分について説明
する。
すなわち、この実施例は加熱手段のヒートパイプ17′
を更に上方に延出して、タンク2の土壁に貫通固着
するとともに、その貫通端部を放勢体として、これに放
熱フィンを設けて放熱部12aとしたものである。
したがって、この第2実施例によれば、タンク2内の水
を加熱する作用と、このタンク2内の温水の熱エネルギ
ーを温風通路5に放出する作用とをヒートパイプ17′
で行うことができ、第1実施例に比して構造が簡単と
なる。
そして、この第2実施例では正特性サーミスタヒータ1
8に通電している時は放熱部12aにおいても放熱がな
されるので、この状態で温風スイッチを投入すれば、よ
り高い温度の温風を得ることができるものであり、また
正特性サーミスタヒータ18が断電されている時はタン
ク2内の湯の熱エネルギーが温風通路5に放出されるも
のである。
この考案は以上説明したようになるから、温水器であり
ながら、そのタンク内に蓄えた湯の熱エネルギーを取出
して温風機として使用できるから、設備的にもスペース
的にも無、駄がなくその実用的効果は大きい。
そして、タンク内に蓄えた湯の熱エネルギーは、タンク
内の湯のなかで最も温度の高いタンク内上部の熱エネル
ギーが取出されることに加えて、金属製タンクの外表面
を伝熱面として吹出口に向かう温風を加熱することで取
出されるので、温風を得るための熱交換効率が極めて良
く、高い温度の温風を得ることができる。
しかも、温風は暖房、乾燥または保温等に種々利用する
ことも可能であり、特に暖房等に利用する場合に温風通
路の吹出口が温水器体の下部に開口されていることから
、温風の吹出し位置が低く、よって温風を暖房等に有効
に利用できる等の実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの考案の第1実施例に係る押上式
電気温水器を示し、第1図は斜視図、第2図は第1図の
■−■線に沿う縦断側面図、第3図はタンク各部の温度
特性を示すグラフである。 第4図はこの考案の第2実施例を示す第2図相当図であ
る。 1・・・・・・温水器体、2・・・・・・タンク、3・
・・・・・ケーシング、4・・・・・・温風送風機構、
5・・・・・・温風通路、5a・・・・・・吸込口、5
b・・・・・・吹出口、6・・・・・・送風ファン、8
・・・・・・出湯管、12・・・・・・放熱体ヒートパ
イプ、12a・・・・・・放熱部、13・・・・・・取
水管、1117′ ・・・・・・ヒートパイプ、18・
・・・・・電気発熱体(正特性サーミスタヒータ)、1
9・・・・・・発熱ブロック。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)湯を蓄える金属製タンクを内装した温水器体と、
    この器体に設けられ上記タンク内の湯の持つ熱エネルギ
    ーを温風に変換して上記温水器体外へ吹出す温風送風機
    構と、上記タンク上部に設けられタンク内上部の熱エネ
    ルギーを上記温風送風機構の温風通路内上部に放出する
    放熱体とを具備し、上記温風通路は、上記タンクの上部
    から下部にわたり伝熱面となるタンク外表面と、この外
    表面を被うケーシングとの間に形成されているとともに
    、この温風通路の下端をなす吹出口は上記温水器体の下
    部外面に開口されていることを特徴とする温水器。
  2. (2)上記放熱体がヒートパイプであることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の温水器。
  3. (3)上記ヒートパイプが上記タンクの土壁を垂直に貫
    通していることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    2項記載の温水器。
  4. (4)上記タンク内の水を加熱するヒートパイプを備え
    、このパイプの上端部を上記タンクの土壁に貫通させて
    、上記温風路の上部内に配設される放熱体としてなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の温水器。
JP4615478U 1978-04-08 1978-04-08 温水器 Expired JPS5941475Y2 (ja)

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JP4615478U JPS5941475Y2 (ja) 1978-04-08 1978-04-08 温水器

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JP4615478U JPS5941475Y2 (ja) 1978-04-08 1978-04-08 温水器

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Publication Number Publication Date
JPS54148961U JPS54148961U (ja) 1979-10-17
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JP4615478U Expired JPS5941475Y2 (ja) 1978-04-08 1978-04-08 温水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6333744B2 (ja) * 2015-01-23 2018-05-30 株式会社ガスター 貯湯タンク及びそれを用いた貯湯ユニット

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JPS54148961U (ja) 1979-10-17

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