JPS5941446Y2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPS5941446Y2
JPS5941446Y2 JP11160780U JP11160780U JPS5941446Y2 JP S5941446 Y2 JPS5941446 Y2 JP S5941446Y2 JP 11160780 U JP11160780 U JP 11160780U JP 11160780 U JP11160780 U JP 11160780U JP S5941446 Y2 JPS5941446 Y2 JP S5941446Y2
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JP
Japan
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metal coating
heating chamber
barrier
coating layer
heat
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Expired
Application number
JP11160780U
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English (en)
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JPS5733909U (ja
Inventor
清明 上山
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、加熱室に収容される調理物を加熱調理する
加熱調理器に関する。
この種の加熱調理器にあっては、扉体にたとえば合成樹
脂あるいは硝子を設けて透視性のバリア体構造を構成し
たものが多く用いられている。
そして、最近では扉体の透視窓部からの熱リークを防止
するためにバリア体を構成する夕H則バリア、あるいは
内バリアの側面全面に金属被膜を塗布した、いわゆる熱
反射硝子構造が採用されている。
しかしながら、このようなバリア体の側面全面にたんに
金属被膜を設けた構造は、金属被膜そのものが薄いため
、断熱性に問題があり効果的な熱リークの防止を図るこ
とができない。
そのうえ、たんに金属被膜の厚みを厚くすると、その金
属被膜の使用量が増加をきたし、製作コストの増大化を
伴う。
しかも、金属被膜の厚みの増大に伴いバリア体の透視性
を損ってしまいたとえば加熱調理中、加熱室内の調理物
の加熱情況などを知るうえでの視認性が悪く、使い勝手
に問題をきたすという不具合を生じる。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、バリア体の側面に熱反射用の金属被
膜層を設け、この金属被膜層の層厚を加熱室内における
温度分布に応じて変化させる構造にして、必要最少限量
の金属被膜で効果的な熱リークの防止および断熱を図る
とともにバリア体の透視性の向上を図ることができるよ
うにした加熱調理器を提供しようとするものである。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図中1は加熱調理器の本体で、この本体1内には加
熱室2が設けられている。
さらに、本体1の前面側には回動自在に扉体3が設:す
られており、加熱室2の開口部2aを開閉できるように
なっている。
なお、この扉体3の構造については後述する。
また加熱室2の上部壁面には、導波管14が設置されて
おり、この導波管3の基端側にはマグネトロン4が設け
られている。
そして、この導波管14の出口口部は、加熱室2の上部
壁面に設けた透孔5・・・・・・と連絡しており、マグ
ネトロン4から発振されたマイクロ波を加熱室2内に導
くことができるようになっている。
一方、加熱室2内の上部側および下部側には、それぞれ
加熱ヒーター6a、6bが設けられておリ、加熱室2内
に熱エネルギーを供給できるようになっている。
さらに、加熱室2の相対向する両側面の中央部にはたと
えば凸部から形成される支持部(図示しない)が奥行方
向に渡って設けられてお・す、グリル調理が可能となっ
ている。
すなわち、二点鎖線で示す内部にグリルヒーター7を有
したグリルユニット棚体8を加熱室2の開口側がら挿入
して上記支持部間上に配置することにより、加熱室2内
の上部側に小加熱室であるグリル調理室9が区画形成さ
れ、グリルユニット棚体8上に載置される調理物(図示
しない)を加熱ヒーター6aとグリルヒーター7との両
者の加熱によってグリル加熱できるようになっている。
なお、グリルヒーター7はグリルユニット棚体8を所定
の位置に配置することにより、その電源受端子部7aが
加熱室2の背壁部に形成されたグリル給電部10aと着
脱自在に連結され、グリルヒーター7に電力が供給され
る構造となっている。
また、加熱室2aの下部にはターンテーブル10が配設
されており、このターンテーブル10上に調理物11が
載置できるようになっている。
なお、12はターンテーブル10を回転駆動するための
ターンテーブル駆動機構部である。
このような各種機器の構成により、調理物11を高周波
加熱あるいはヒーター熱によるオーブン加熱、グリル加
熱にもとずき選択的に調理することができるようになっ
ている。
すなわち、加熱調理器を用いて高周波加熱調理を行なう
場合には、本体1の前面に設けた操作パネル13のレン
ジ操作部25を所定操作することにより、ターンテーブ
ル10が回転動するとともにマグネトロン4からマイク
ロ波が発振される。
そして、マイロク波は導波管14を介して加熱室2内に
照射され、調理物11の加熱調理が達成されることがで
きるようになっている。
また、オーブン加熱調理を行なう場合には、操作パネル
13のオーブン操作部26を所定操作することにより、
ターンテーブル10が回転動するとともに各加熱ヒータ
ー6a、6bに給電がなされる。
しかして、ヒーター6a、6bの熱エネルギーにより、
調理物11のオーブン加熱調理が達成される。
一方、グリル加熱調理を行なう場合には、加熱室2内に
グリルユニット棚体8を挿入して所定位置に配置するこ
とにより、グリル調理室9が区画形成されるとともにグ
リルヒーター7の給電体制が整う。
ついで、操作パネル13のグリル操作部(図示しない)
を所定操作することにより、加熱ヒーター6a、グリル
ヒーター7に給電がなされる。
しかして、加熱ヒーター6a、グリルヒーター7の熱エ
ネルギーにより、グリルユニット棚体8に載置された図
示しない調理物がグリル加熱調理される。
そして、このグリル加熱中にお゛ける扉体3の透視窓部
3aの内面付近の温度としては、グリル調理室9に対応
する上部側りでお・よそ400’C1他の部分である下
部側Eでおよそ200℃であることが現在知られている
ところである。
なお・、この温度分布は上部にグリル調理室9を形成し
たもの全てにいえるものである。
次にこの考案の要部である扉体3の構造について説明す
れば、図中15は扉体本体で、この扉体本体15の中央
には上述の透視窓部3aが形成されている。
この透視窓部3aはたとえば金網から構成されたスクリ
ーン16とこのスクリーン16を両側からはさむように
配置して設けたバリア体であるところのたとえば合成樹
脂材で成形された29則バリア17、内側バリア18と
から構成されている。
そして、これらスクリーン16.29則バリア17、内
側バリア18が3者一体の形態で扉体本体15の開口内
側に設けた固定部材19を介して周端部支持の状態で扉
体本俸15の開口部に取り付けられている。
また、バリア構造を構成する29則バリア17の内面に
は、上述した加熱室2内の温度分布に留意してインジュ
ウムなどの熱反射作用をなす酸化金属被膜20が塗布さ
れている。
具体的には、加熱室2内の上・下部位でおよそ2:1の
温度差割合があることから、第3図で示すように外側バ
リア17の中央から下部側にわたる内面には、金属被膜
20を薄く塗布して、低い温度に適した膜厚aを有した
金属被膜層21aを構成し、効果的に低温度域での熱リ
ークの防止するとともに、金属被膜層21aを通して透
視することができる熱シール部22を構成している。
一方、外側バリア17の上部から中央側にわたる内面に
は、上述した温度差割合にもとずき金属被膜層21aの
2倍厚で金属被膜20を塗布して、高い温度に適した膜
厚2・aを有した金属被膜層21bを構成している。
つまり、加熱室2の上部側およびグリル調理室9の熱リ
ークが大なる高温度域での熱リークを効果的に防止する
ことができる熱シール部23を構成している。
なお、24は固定部材19に設置によって形成されたキ
ャビティーである。
しかして、このように温度差割合にもとずき金属被膜層
21a、 21bの厚みを変化させて熱反射硝子形態の
バリア構造を構成すれば、熱リークの極めて犬なる加熱
室2内の上部側およびグリル調理室9からの熱は、熱量
と相合った層厚2・aを有した熱シール部21bでの熱
反射により外部への漏洩が防止されるとともに99則バ
リア17の断熱が効果的になされることになる。
他方、熱リークの少ない加熱室2内の下部側からの熱は
、同様に熱量と相合った層厚aを有した熱シール部21
aでの熱反射により外部への漏洩が防止されるとともに
外側バリア17の断熱が効果的になされることになる。
具体的には、従来の全面に金属被膜をたんに設けたり9
則バリアと、上述の温度分布に応じて金属被膜層の厚み
をかえた外側バリア17との両者の外側バリア17を用
いて、熱のリークを示す外側バリア17の外殻表面温度
を測定した結果、下記の第1表、第2表に示す実測デー
タが得られた。
ここで、第1表および第2表について説明すれば、第1
表は温度設定を250℃としたときのオーブン調理時に
おける外バリアの外殻温度を上・中・下の3点で測定し
た結果を示し、また第2表はグリル調理時の開始30分
後におけるバリアの外殻温度を上・下の2点で測定した
結果を示す。
第1表、および第2表のいずれのデータを見ても、従来
のものとほぼ同じかそれ以上の熱の外部への漏洩を最少
量の金属被膜20で効果、的に防止していることが認識
されよう。
またこのようなバリア構造によれば、第2図で示すよう
に薄い層の熱シール部21aを介して加熱室2内を透視
することができるから、一般調理において何ら支障なく
調理状態を視認することができ、使い勝手を良好なもの
とすることができる。
したがって、必要最少限量の金属被膜形態で効果的な熱
リークの防止および断熱を図り得、同時に透視性の向上
を図ることができる。
そのうえ、必要最少限量の金属被膜20ですむから、製
作コストの面からも有利である。
なお、上述した実施例の説明では、99則バリアに金属
被膜層を設けたが、内側バリアに金属被膜層を設けるよ
うにしてもよいことはいうまでもない。
また、上述した実施例では、特に温度が高いグリル調理
室を主体に金属被膜層の厚みを温度差に応じ変化させる
ようにしたが、通常オーブン調理時における加熱室の温
度差にもとずき第4図で示すように金属被膜層を、バリ
ア体上部側が厚く(層厚2・a)、下部側に至るほど薄
く (層厚a)厚み変化させるようにしても上述した実
施例と同様な効果を得ることができる。
なお第4図において上述した実施例と同−構成部品は同
一番号を附してその説明を省略する。
またこの考案は上述したオーブンレンジ構造の加熱調理
器に限定されるものではなく、たんに熱加熱によって加
熱調理するようにしたヒーター、ガス構造の加熱調理器
にも適用できることはいうまでもない。
以上説明したようにこの考案によれば、扉体の窓部を構
成するバリア体の側面に熱反射用の金属被膜層を設け、
この金属被膜層の層厚を加熱室内における温度分布の温
度に応じ、高温度部位に対向する部分には厚く、低温度
部位に対応する部分には薄く、厚みを変化設定したから
、熱リークの極めて大なる加熱室内部位からの熱は、熱
量と相合った層厚を有した金属被膜層にて効果的に外部
への漏洩が防止されるとともに断熱され、同様に熱リー
クの少ない加熱室内部位からの熱は、熱量と相合った層
厚を有した金層被膜層にて効果的に外部への漏洩が防止
されるとともに断熱されることになる。
したがって、必要最小限量の金属被膜形態で効果的な熱
リークの防止および断熱効果を図ることができる。
また、金属被膜層の薄い部分にあっては、金属被膜層を
介しての加熱室内透視ができるから、一般加熱調理にあ
っては何ら支障なく加熱室の内部状況を見ることができ
、使い勝手の向上に多いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第2図はそ
のバリア体の透視状態を示す状態図、第3図は金属被膜
層の被膜状態を示す側断面図、第4図はこの考案の他の
実施例を示す側断面図である。 2・・・・・・加熱室、3・・・・・・扉体、3a・・
・・・・透視窓部(窓部)、1乙18・・・・・・外側
バリア、内側バリア(バリア体)、21a、 21b・
・・・・・金属被膜層。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)加熱室の開口部を開閉する扉体を設け、この扉体
    にバリア体を設けて窓部を構成するようにしたものにお
    いて、上記バリア体の側面に熱反射用の金属被膜層を設
    け、金属被膜層の層厚を加熱室内における温度分布の温
    度に応じ、高温度部位に対応する部分には厚く、低温度
    部位に対応する部分には薄くしたことを特徴とする加熱
    調理器。
  2. (2)金属被膜層は、加熱室内に区画形成される小加熱
    室と対応する部分を厚く厚み変化してなることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の加熱調理器
  3. (3)金属被膜層は、バリア体上部側を厚く、下部側に
    至るほど薄く厚み変化してなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の加熱調理器。
JP11160780U 1980-08-06 1980-08-06 加熱調理器 Expired JPS5941446Y2 (ja)

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JP11160780U JPS5941446Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06 加熱調理器

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JP11160780U JPS5941446Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06 加熱調理器

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JPS5733909U JPS5733909U (ja) 1982-02-23
JPS5941446Y2 true JPS5941446Y2 (ja) 1984-11-30

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JP11160780U Expired JPS5941446Y2 (ja) 1980-08-06 1980-08-06 加熱調理器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5146059A (en) * 1989-12-15 1992-09-08 Goldstar Co., Ltd. Microwave leakage shielding device for a microwave oven door

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Publication number Publication date
JPS5733909U (ja) 1982-02-23

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