JPH03168527A - 高周波加熱調理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はオーブン機能付の高周波加熱調理装置に係り、
特にそのヒータ部の改良に関する。

（従来の技術） 第７図は一般的なオーブン機能付の高周波加熱調理装置
の縦断側面図であり、上記調理装置のキャビネット１内
にはオーブン２が形威され、そのオーブン２の前面に扉
３が設けられている。

上記オーブン２内には、オーブン２の下方に区画形或さ
れた機械室４内に設けられたモータ５によって回転駆動
されるターンテイブル６が配設されている。また、上記
オーブン２内には、オーブン頂壁２ａの直下部に上部ヒ
ータ７が設けられており、上記ターンテイブル６とオー
ブン底壁２ｂとの間に下部ヒータ８が設けられている。

しかして、上記高周波加熱調理装置をオーブンとして使
用する場合には、上部ヒータ７および下部ヒータ８に選
択的に通電し、ヒータの赤熱による赤外線と空気の加温
による熱伝導によって食品の加熱を行なうようにしてあ
る。

（発明が解決しようとする課題） ところが、このような装置においては、ヒータがオーブ
ン内に露出しているため、ヒータの作動中にヒータが赤
熱し、その赤熱によって加熱しているか否かが視覚的に
確認できる等の利点がある反面、ヒータが管状のため赤
熱点が一線上にしかなく、熱源が一線上であるため、被
調理品がク・ソキーやスポンジケーキの如き平面的な食
品においては、加熱むらが大きい等の問題がある。

本発明はこのような点に鑑みオーブン調理における加熱
むらがな＜、シかも従来のようにヒータの赤熱による視
覚的効果を得るようにした高周波加熱調理装置を得るこ
とを目的とする。

〔発明の構或〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、オーブン機能付の高周波加熱調理装置におい
て、オーブン頂壁および底壁の少なくとも一方にヒータ
収納部を形成し、そのヒータ収納部内に平面ヒータを水
平状に配設するとともに、上記ヒータ収納部のオーブン
側開口部を、マイクロ波の透過を抑制する多数の開口を
有する金属性の薄膜層を設けた耐熱強化ガラスによって
密閉したことを特徴とする。

（作　用） ヒータ収納部内に設けられた平面ヒータに通電すると、
ヒータが赤熱し、薄膜層の多数の開口から赤熱光がオー
ブン内に放出され、オーブンの頂壁面および底壁面の少
なくとも一方がほぼ全面にわたって赤光し、食品はその
全面がむらなく加熱される。また上記壁面の赤先によっ
て使用者への視覚的効果も得ることができ、しかも金属
の薄膜層によって電波漏洩を防止することができる。

（実施例） 以下、第１図乃至第６図を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。

第１図において、符号１は高周波加熱調理装置のキャビ
ネットであって、そのキャビネット１内にはオーブン２
が形成されており、上記キャビネット２の一側外方に形
成された機械室９に配設されたマグネトロン１０で発生
されたマイクロ波が、導波管１１を経てオーブン２内に
放射される。また、オーブン２の下方に設けられた機械
室４内にはモータ５が設けられており、そのモータ５に
よっで回転されるターンテイブル６が上記オーブン２内
下部に配設されている。

ところで、上記オーブン２の頂壁２ａにはその略全面に
わたる大きさの開口２Ｃが形或されており、さらにその
頂壁２ａの上面にはヒータ押え板１２が装着され、上記
ヒータ押え板１２と頂壁２ａとの間にヒータ収納部１３
゛が形成されている。

そして、上記ヒータ収納部１３内に平面ヒータ１４を水
平状に配設するとともに、上記項壁２ａ上に載置された
耐熱強化ガラス１５によって前記開口２Ｃが密閉されて
いる。

すなわち、上記平面ヒータ１４は、第２図および第３図
に示すように、平板状のマイカ板１６にそのマイカ板１
６の一面に大部分のヒータ線１７が露出するようにヒー
タ線１７を巻装し、上記マイカ板１６の他面にさらに他
のマイカ板１８を層着することにより構或されている。

また、耐熱強化ガラス１５のオープン２側全面には、第
４図および第５図に示すように、多孔のマスキングによ
る金属粉体の塗装によって、多数の開口１つを有する金
属粉体塗装層２０が形戊されている。そこで、上記耐熱
強化ガラス１５の塗装層２０と反対側表面に、前記平面
ヒータ１４をそのヒータ線１７の大部分が露出した発熱
面が上記耐熱強化ガラス１５に接するように積層し、上
記耐熱強化ガラス１５の金属粉体塗装層２０がオーブン
２側になるようにオーブンの頂壁２ａ上に載置し、その
耐熱強化ガラス１５と平面ヒニタ１４との積層体をヒー
タ押え板１２と頂壁２ａとにより扶持するようにしてあ
る。

しかして、オーブン調理に際して平面ヒータ１４に通電
すると、平面ヒータ１４のヒータ線１７が赤熱し、その
赤熱光（赤外線）が耐熱強化ガラス１５を経て金属粉体
塗装層２０の全面にわたる多数の開口１つからオーブン
２内に放射され、オーブン頂９２ａの開口２ｃの全面か
らの赤熱光の照射により食品の加熱が行なわれ、食品が
むらなく全体的に加熱される。さらに、上記平面ヒータ
１４の赤熱による赤熱光が上記金属粉体塗装層２０の全
面にわたる開口１９から見え、ヒータによる加熱が確実
に行われているか否かを容易に視覚的に確認することが
できる。

一方、電子レンジ調理特においては、金属粉体塗装層２
０によってマイクロ波がヒータ収納部１３側に透過する
ことが抑制される。したがって、ヒータ収納部１３内の
ヒータ線１７へのマイクロ波の照射によってヒータ線１
７間にスノくークが発生したり、ヒータ線にマイクロ波
が乗り引出線部に至ってオーブン外への電波漏洩を発生
して、制御用のプリント配線等に悪影響を与えて誤動作
を生ずるようなことが防止される。

なお、上記実施例においては、耐熱強化ガラスのオーブ
ン側表面に金属粉体塗装層を設けたものを示したが、耐
熱強化ガラスの裏面側に上記塗装層を設けてもよく、ま
た、金属粉体塗装の代りに、パンチング孔状にマスキン
グされた導電性金属のコーティングによりマイクロ波の
透過を抑制するようにしてもよく、さらに金属薄板のパ
ンチング板を用いてもよい。

また、上記実施例においてはオーブン２の頂壁部に平板
ヒータを設けたものを示したが、第６図に示したように
、オーブン底壁部に設ける下部ヒータ部も同様な構成と
することができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、オーブン頂壁および底壁
の少なくとも一方にヒータ収納部を形或し、そのヒータ
収納部内に平面ヒータを水平状に配設するとともに、上
紀ヒータ収納部のオーブン側開゛口部を、マイクロ波の
通過を抑制する多数の開口を有する金属性の薄膜層を設
けた耐熱強化ガラスによって密閉したので、オーブン項
壁または底壁或いはその両壁面部のほぼ全面が発熱面と
なり、食品の加熱むらを防止することができるとともに
加熱効果が増加され、調理時間の短縮を行なうことがで
きる。しかも、ヒータの赤熱状態を視認することができ
、ヒータ断線等の異常もいち早く検出できる。さらに、
上記金属性の薄膜層によって、平面ヒータ部へのマイク
ロ波侵入が効果的に抑制され、ヒータ線間のスパークの
発生や、ヒータ線に伝わったマイクロ波が外部に漏洩す
る等の問題を解消することができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高周波加熱調理装置の一実施例を示す
縦断側面図、第２図は平面ヒータの平面図、第３図は平
面ヒータの縦断側面図、第４図は耐熱強化ガラス部の縦
断面図、第５図はその平面図、第６図は本発明の他の実
施例の縦断側面図、第７図は従来の高周波加熱調理装置
の縦断側面図である。 １・・・キャビネット、２・・・オーブン、２ａ・・・
オーブン項壁、１０・・・マグネトロン、１２・・・ヒ
ータ押え板、１３・・・ヒータ収納部、１４・・平面ヒ
ータ、１５・・・耐熱強化ガラス、２０・・・金属粉体
の塗装層。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オーブン機能付の高周波加熱調理装置において、オーブ
   ン頂壁および底壁の少なくとも一方にヒータ収納部を形
   成し、そのヒータ収納部内に平面ヒータを水平状に配設
   するとともに、上記ヒータ収納部のオーブン側開口部を
   、マイクロ波の通過を抑制する多数の開口を有する金属
   性の薄膜層を設けた耐熱強化ガラスによって密閉したこ
   とを特徴とする高周波加熱調理装置。