JPS5941032B2 - ピストンポンプ・モ−タ - Google Patents

ピストンポンプ・モ−タ

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Publication number
JPS5941032B2
JPS5941032B2 JP51128920A JP12892076A JPS5941032B2 JP S5941032 B2 JPS5941032 B2 JP S5941032B2 JP 51128920 A JP51128920 A JP 51128920A JP 12892076 A JP12892076 A JP 12892076A JP S5941032 B2 JPS5941032 B2 JP S5941032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
oil chamber
groove
cylinder
dead center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51128920A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5354303A (en
Inventor
栄司 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Fujikoshi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoshi KK filed Critical Fujikoshi KK
Priority to JP51128920A priority Critical patent/JPS5941032B2/ja
Publication of JPS5354303A publication Critical patent/JPS5354303A/ja
Publication of JPS5941032B2 publication Critical patent/JPS5941032B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピストンポンプ・モータの騒音低減のためのピ
ストン形状の改良に関する。
本発明の詳細な説明においては主としてピストンポンプ
について説明する。
ピストンポンプにおいては、吸入行程を終え、ピストン
が下死点に達すると、吐出行程に入るが、その始点から
吐出ポートにシリンダ室が連通ずる前に閉じ込みが発生
し圧力脈動を生じ騒音を発生させる。
従来のピストンポンプにおいては、これを弁板とシリン
ダブロックとの関係位置において、各種改良を加えて騒
音の低減を図って来た。
即ち、弁板にひげ状の溝を吐出油室始端表面に設けると
か、弁板やシリンダブロック等に逆止弁を内蔵させるこ
となど行って来た。
しかしながら、弁板にひげ状の溝を設けることは同時に
吸入側から吐出側への洩れを生じることと、使用条件に
より騒音低減に有効でないなど問題があったし、逆止弁
を弁板やシリンダブロック等に内蔵させることはかかる
欠点を除くとは言え、構造がやや複雑となる難点があっ
た。
本発明は、かかる欠点を除いたものであって、上死点と
下死点との間を往復動するピストンと、前記ピストンが
挿入されたシリンダブロックと、を含むピストンポンプ
モータにおいて、前記ピストンの外周面にピストンの下
死点付近でのみシリンダ油室とドレン油室とを絞られた
状態で連通させる溝が形成されており、かつ前記ピスト
ンの後端部にはピストン外径よりわずかに小径のランド
部とそれにつづく周みぞが前記溝の一端部と連通ずるよ
うに形成されたピストンポンプ・モータとしたものであ
り、ピストンの下死点付近でのみ絞られた状態でドレン
油室とシリンダ油室とを連通ずる溝を設けたことにより
、簡単な機構により内部洩れを少くシて騒音低減を図り
、かつピストンの後端部に小径のランド部と周みぞとを
連設したので、シリンダブロックのシリンダ孔とピスト
ンの小径ランド部との隙間により大きいゴミが除去され
焼付が防止され、さらに周みぞはシリンダ室より若干圧
力を低くして溝による絞り効果をあげるものとなった。
以下本発明の実施例について図面により説明すると、第
1図においてシリンダブロック2にはシリング孔6が穿
設されており、それにピストン1が摺動可能に挿入され
ている。
ピストン1は棒状体であり、後端はシリンダ油室5と接
している。
ピストン1の後端には、ピストン1外周面にそれぞれ形
成されたピストン1の外径よりわずかに小径のランド部
17と、ランド部17につづく周みぞ9と、周みぞ9に
連通された溝15が設けられている。
溝150反周みぞ側は、図示の位置即ちピストンの下死
点付近の位置でシリンダブロック壁3と整合した位置で
終り、開口孔8でドレン油室4に向げて開口する。
溝15はチョーク即ち絞りを形成するように穿設されて
いる。
ドレン油室4ば、シリンダ孔6とピストン1との間の漏
油を収容しており、ドレンポートへ通じている。
ピストン1の小径ランド部17はシリンダ孔6との間の
小さい隙間により、周みぞ9により形成される中間油室
16へ向けて、大きいごみが行かないようにし、ピスト
ン1が溝15にかかるごみをかみ込んで焼付をしないよ
うにしたものであり、中間油室16はシリンダ室5より
若干圧力を低くして溝15により絞り効果をあげるため
のものである。
ピストンポンプが吸入行程から吐出行程への切換え時即
ち、下死点付近での図示の位置においては、シリンダ室
5で閉じこまれた圧油は絞られて中間油室16に入り、
そこで若干圧力が低くされ、更にチョークを形成する溝
15により絞られて開口孔15でドレン油室4に開口す
るので、的確な絞り状態を得ることが出来るし、広範な
使用条件に耐えることができる。
即ちピストンポンプが吸入行程から吐出行程へ移行する
切換点付近即ち、下死点付近での図示の位置においては
、シリンダ油室5の圧油は絞りまたはチョークを形成す
るランド部11とシリンダ孔6との隙間および溝15を
通り絞られた状態でドレン油室4と開口孔8において通
じているので、吐出行程へ入り吐出ポートへシリンダ室
が連通ずるまでの間即ち第4図の11 の間だけシリ
ンダ油室5の圧油はドレン油室4に逃げるので、シリン
ダ油室5内の閉じ込みがなく脈動・騒音を低減する。
また、前記隙間および溝15の断面積即ち絞りまたはチ
ョークの大きさを使用条件により選択すると吐出ポート
への通じる時シリンダ油室5内の圧力を吐出ポートの圧
力に近づけることができるので、内部洩れを少く保ちな
がら、脈動・騒音を低減したピストンポンプとすること
ができる。
第4図の1□の間では、シリンダ10ストロークは小さ
いので、ドレン油室4への開口孔8は小さくてもよい。
シリンダが吐出ポートと通じる時、或いは吸入ポートと
通じる時即ち第1図でみて図示の位置より左方向にピス
トンが入った状態ではシリンダ油室5はドレン油室4と
の連通をピストン1とシリンダブロック端面11とで遮
断されるのでこの状態では吸入ポートもしくは吐出ポー
トと連通ずることはなく、内部油洩れを生じることはな
い。
第3図では溝15′はピストン1外周面にらせん状に設
けであるので、ドレン油室4への開口部即ち開口部の加
工が第1図のそれよりもより容易であり、第1図の溝1
5に比べてより微妙な絞りを得ることができる。
本発明は以上のように、ピストンの下死点付近でのみシ
リンダ油室とドレン油室を絞られた状態で連通ずる油路
をピストン外周面に設けたので、ピストンを貫通する孔
よりも加工は容易であるが、シリンダ1の磨耗により、
溝で絞られる油量が増大する欠点はあるが、ピストンを
貫通する小孔を設けるものに比べてゴミで目づまりする
ことは少ない。
さらにピストンの後端にピストンの外径よりわずかに小
径、または同径で軸方向切込みのありわずかに小径のラ
ンド部を設け、さらにランド部に連設したので、大きい
ゴミはランド部で阻止され、またランド部とシリンダ孔
6との間でかみ込んだ中程度のゴミは周みぞに入るので
、ゴミに対する耐性がきわめて強い。
その上に周みぞに入る圧油はシリンダ室より低い圧力に
なるので、より容易に適正な絞りを得るものとなった。
このようにしてピストンの下死点付近でのみシリンダ油
室とドレン油室とを絞られた状態で連通させるようにし
たのでシリンダ油室で生じる閉じ込み圧油をドレン油室
に逃がすため脈動・騒音を低減することができる。
またこの絞りを選択することにより内部洩れを少く保ち
ながら、脈動・騒音を低減することができる。
また、本発明は弁板表面にひげ状溝などをつげる場合と
比べると、使用過程におけるピストンの磨耗は弁板表面
の磨耗より少いのでかかる磨耗による吐出ポートからの
内部洩れが大きくなることは少いばかりか、正転逆転い
づれも使用出来る利点がある。
更に、本発明は吸入行程終点(第4図12)でもシリン
ダ油室とドレン油室との連通があるので、ドレン油室か
らシリンダ室ヘドレン圧油が逆流し吸込まれるので、シ
リンダ室内で最も負圧の高い吸入行程終点でのキャビテ
ーションを防止し、騒音・振動を防止することができる
など簡単な構造で、極めて数多くの利点をもつものであ
る。
本発明はピストンモータにおいてもピストンポンプと同
様に実施することができるが、上記最後に述べた点は、
本発明がピストンモータとして使用されるとき、ピスト
ンがストロークエンド(吸入行程完了)し、吸入使用ず
みの圧油を吐出する吐出行程に入る湿度期即ちピストン
の下死点での負圧を防止し、騒音・振動を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は本発明のそれぞれ異る実施例を示
す1部を切り欠いた横断面図、第2図は第1図のA−A
断面図、第4図はピストンが、回転するシリンダーブロ
ックに複数個支持されている場合における、ピストンの
回転角とストロークとの関係を示すグラフである。 1・・・・・・ピストン、4・・・・・・ドレン油室、
5・・・・・・シリンダ油室、8・・・・・・開口孔、
9・・・・・・周みぞ、15゜15′・・・・・・溝、
16・・−・・・中間油室、17・・・・・・ランド部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上死点と下死点との間を往復動するピストンと、前
    記ピストンが挿入されたシリンダブロックと、を含むピ
    ストンポンプモータにおいて、前記ピストンの外周面に
    ピストンの下死点付近でのみシリンダ油室とドレン油室
    とを絞られた状態で連通させる溝が形成されており、か
    つ前記ピストンの後端部にはピストン外径よりわずかに
    小径のランド部とそれにつづく周みぞが前記溝の一端部
    と連通ずるように形成されたピストンポンプ・モータ。 2 前記溝はピストン外周面にらせん状に設けられた特
    許請求の範囲第1項記載のピストンポンプ・モータ。
JP51128920A 1976-10-27 1976-10-27 ピストンポンプ・モ−タ Expired JPS5941032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51128920A JPS5941032B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 ピストンポンプ・モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51128920A JPS5941032B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 ピストンポンプ・モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5354303A JPS5354303A (en) 1978-05-17
JPS5941032B2 true JPS5941032B2 (ja) 1984-10-04

Family

ID=14996633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51128920A Expired JPS5941032B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 ピストンポンプ・モ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH036074U (ja) * 1989-06-06 1991-01-22

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977204A (ja) * 1972-11-28 1974-07-25
JPS50124202A (ja) * 1974-03-19 1975-09-30

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JPS4977204A (ja) * 1972-11-28 1974-07-25
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JPS5354303A (en) 1978-05-17

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