JPH0519594Y2 - - Google Patents

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JPH0519594Y2
JPH0519594Y2 JP1987113145U JP11314587U JPH0519594Y2 JP H0519594 Y2 JPH0519594 Y2 JP H0519594Y2 JP 1987113145 U JP1987113145 U JP 1987113145U JP 11314587 U JP11314587 U JP 11314587U JP H0519594 Y2 JPH0519594 Y2 JP H0519594Y2
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JP
Japan
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passage
suction
suction passage
pump
reflux
Prior art date
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JP1987113145U
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車輌のパワーステアリング装置等に
用いられるオイルポンプに関するものである。
〔従来の技術〕
オイルポンプは、ポンプボデイに形成された吸
込通路を介して、このポンプボデイ内に収容され
たポンプカートリツジにオイルを吸入してポンプ
作用を行なう。この吸込通路24は、第4図およ
び第5図に示すように、タンクに連通する吸込口
26と、ポンプボデイ6内に設けられた流量制御
弁28から余剰流量を還流させる還流路30の両
者からのオイルを合流して吸入を行なうようにな
つている。
上記従来のポンプボデイ6は、鋳鉄製であり、
吸込通路24を鋳抜きで製作することが困難なた
め、ドリル加工によつてその通路24を設けてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
したがつて、従来のオイルポンプに設けられて
いる吸込通路24の断面形状は真円であるため、
所要の通路面積を確保しようとすると、ポンプ全
体のサイズが大きくなり、また、取付スペース上
の問題や、重量の増加、コスト高等種々の問題を
生じていた。
本考案は、ポンプ全体のサイズを大型化するこ
となく吸込通路の断面積を拡大し、吸込効率を向
上させてキヤビテーシヨンの発生を防止すること
ができるオイルポンプを提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るオイルポンプは、流量制御弁から
余剰流量を還流させる還流路と、この還流路に接
続された吸入通路と、これら還流路と吸込通路と
の接続部の側部寄りに開口し、タンクに連通され
た吸込口とを備えており、吸込通路が、吸込口と
還流路の両者からのオイルを合流させてポンプカ
ートリツジ内に吸入させるようにしたものであつ
て、上記吸込通路の断面形状を、上記還流路との
接続部で拡大して横幅の広い非円形とし、かつ、
この吸込通路の幅方向の中心を、上記還流路の幅
方向の中心よりも吸込口側へ偏倚させたことを特
徴とするものである。
〔作用〕
本考案に係るオイルポンプでは、吸込通路の断
面形状を横長の非円形とし、かつ、この吸込通路
の中心を還流路の中心よりも吸込口側へ偏倚させ
たので、ポンプボデイを大型化することなく、吸
込通路の断面積を拡大して、吸込効率を向上させ
るとともに、タンクからの新規のオイルも吸入し
やすくなり、キヤビテーシヨンの発生を防止する
ことができる。
〔実施例〕
以下、図示実施例により本考案を説明する。第
1図は本考案の一実施例に係るベーンタイプのオ
イルポンプの断面図であり、ほぼ円筒状のフロン
トボデイ2と皿状のリアボデイ4とを突き合わせ
て成るポンプボデイ6内に、ポンプカートリツジ
8が収容されている。
このポンプカートリツジ8の構成について説明
する。フロントボデイ2の小径筒部2aからポン
プボデイ6内に、入力軸10が挿入され、ベアリ
ング12,14によつて回転自在に支持されてい
る。なお、16はオイルシールである。入力軸1
0のポンプボデイ6内先端部10aには、ロータ
18がスプラインにより連結されて回転駆動され
るようになつている。ロータ18には円周方向等
間隔に、半径方向のスリツトが形成され、各スリ
ツト内にベーン20が出没可能に嵌挿されてい
る。ロータ18の外周側には、ほぼ楕円形の内周
カム面を有するカムリング22が配設されてい
る。
これらロータ18およびカムリング22はフロ
ントボデイ2内に配置されたプレツシヤプレート
24と、リアボデイ4の間に挾持されており、上
記ロータ18がカムリング22内で回転すると、
各ベーン20がスリツト内で進退動してカムリン
グ22の内面に摺接し、隣接する2枚のベーン2
0間に形成された各ポンプ室の容積が増減してポ
ンプ作用を行なう。
上記構成に係るポンプカートリツジ8の吸込側
に通じる吸込通路24は、吸込口26を介してタ
ンク(図示せず)に接続されるとともに、このポ
ンプカートリツジ8から 吐出された圧油の流量
をコントロールしてパワーステアリング等の油圧
機器へ送る流量制御弁28から、余剰流量を還流
させる還流路30にも連通している。
この吸込通路24は、第1図および第2図に示
すように、その断面形状が横幅の広いほぼ矩形状
をなし、しかも、吸込通路24の中心O1を、還
流路30の中心線O2よりも吸込口26側へδだ
け偏倚させることにより、吸込口26が形成され
ている側に幅が広げられている。このような断面
が非円形の吸込通路24を備えたフロントボデイ
2は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の
軽金属を、ダイカスト、低圧鋳造、中圧鋳造、高
圧鋳造の精度の高い鋳造方法を利用して成形され
たものである。
上記の如き形状の吸込通路24を備えたオイル
ポンプでは、吸込通路24の断面を横長としたこ
とにより、ポンプボデイ6の高さHを大きくしな
くとも通路面積を大きくすることができるので、
圧力損失が少なくなるためキヤビテーシヨンの発
生等による騒音を減少させることができる。ま
た、このポンプの作動時には、流量制御弁28か
ら還流される余剰オイルの流れによつて、還流路
30と拡大された吸込通路24との接続部の断面
積の差から生ずる吸込通路24の隅部に負圧域が
生ずるが、特に、この実施例では、吸込通路24
の吸込口26側に形成された段部32を大きくし
て負圧の発生する領域を拡大しているので、この
負圧を利用することによりタンクからのオイルの
吸入効率を向上させるこができる。第4図および
第5図に示した従来の構成において、還流路30
と吸込通路24との段差を大きくしようとする
と、吸込通路24の径が大きくなり、ポンプ全体
が大型化していまうことに比べて極めて効果的で
ある。
なお、吸込通路24の断面形状は必ずしも上記
のような矩形に限られるものではなく、非円形で
横長の形状であれば良く、例えば、楕円形または
上部を円弧状にする等種々の形状を選択すること
ができる。また、還流路30の形状は、円形、非
円形のいずれでもよく、その開口が吸込通路24
より小さければ良い。
〔考案の効果〕 以上述べたように本考案によれば、吸込通路の
断面形状を円形ではなく横長の非円形にするとと
もに、この吸込通路の幅方向の中心線を、還流路
の中心線よりも吸込口側に偏倚させたことによ
り、ポンプ全体を大型化することなく通路面積を
拡大することができ、しかも負圧の発生する領域
を広げることができるので、吸込効率を向上さ
せ、吸込通路24での圧力損失も軽減させて、キ
ヤビテーシヨンの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
オイルポンプの要部を示す図であり、第1図はフ
ロントボデイの正面図、第2図はフロントボデイ
の横断面図、第3図は上記オイルポンプの縦断面
図、第4図および第5図は従来のオイルポンプの
第1図および第2図にそれぞれ対応する部分を示
す図である。 24……吸込通路、26……吸込口、28……
流量制御弁、30……還流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流量制御弁から余剰流量を還流させる還流路
    と、この還流路に接続された吸入通路と、これら
    還流路と吸入通路との接続部の側部寄りに開口
    し、タンクに連通された吸込口とを備え、吸込通
    路が、吸込口と還流路の両者からのオイルを合流
    させてポンプカートリツジ内に吸入させるように
    したオイルポンプにおいて、上記吸込通路の断面
    形状を、上記還流路との接続部で拡大して横幅の
    広い非円形とし、かつ、この吸込通路の幅方向の
    中心を、上記還流路の幅方向の中心よりも吸込口
    側へ偏倚させたことを特徴とするオイルポンプ。
JP1987113145U 1987-07-23 1987-07-23 Expired - Lifetime JPH0519594Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987113145U JPH0519594Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987113145U JPH0519594Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6419088U JPS6419088U (ja) 1989-01-31
JPH0519594Y2 true JPH0519594Y2 (ja) 1993-05-24

Family

ID=31352722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987113145U Expired - Lifetime JPH0519594Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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JP (1) JPH0519594Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248833A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toyo Advanced Technologies Co Ltd ベーンポンプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862394A (ja) * 1981-10-08 1983-04-13 Jidosha Kiki Co Ltd オイルポンプ

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248833A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toyo Advanced Technologies Co Ltd ベーンポンプ

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Publication number Publication date
JPS6419088U (ja) 1989-01-31

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