JPH0338457Y2 - - Google Patents

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JPH0338457Y2
JPH0338457Y2 JP1985191032U JP19103285U JPH0338457Y2 JP H0338457 Y2 JPH0338457 Y2 JP H0338457Y2 JP 1985191032 U JP1985191032 U JP 1985191032U JP 19103285 U JP19103285 U JP 19103285U JP H0338457 Y2 JPH0338457 Y2 JP H0338457Y2
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JP
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pump
end cap
impeller pump
port
hydraulic oil
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JP1985191032U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は液圧用斜板式アキシヤルピストンポ
ンプに係り、特にタンデム形斜板式アキシヤルピ
ストンポンプのブースト用インペラポンプに用い
て好適なものである。
(従来の技術) 従来この種のタンデム形斜板式アキシヤルピス
トンポンプの外観を第4図に示し、第4図の−
に沿う断面の要部を第5図に示す。図において
aは第1ポンプ、bは第2ポンプである。入力軸
dから入る回転力は、スプライン部eを介してシ
リンダブロツクfを回転させる。シリンダブロツ
クfには円周等分配列された複数個のピストン孔
にピストンgが嵌挿されている。ピストンgの先
端部は球面部g1に形成され、該球面部g1を包含す
るようにカシメ装着されたシユーhは、球面部g1
と同心で回動自在に成つている。シユーhの平面
部は、斜板iの斜面上を、シリンダブロツクfの
回転にともなつて褶動するように構成されてい
る。シリンダブロツクfの後面には、作動油の吸
込みポート及び吐出しポートを有するバルブプー
トjが、エンドキヤツプk1に保持されている。シ
リンダブロツクfの回転により、ピストンgが斜
板iの斜面の拘束を受けてピストン運動すること
により、作動油の吸込み、吐出し工程を行つて油
圧ポンプの作動をする。以上の構成及び作用は、
公知の斜板式アキシヤルピストンポンプと同様で
ある。
斜板式アキシヤルピストンポンプにおいては、
ポンプ本体にブースト用インペラポンプを装着
し、ポンプの自吸性向上をはかる場合が多い。こ
れは以下の2つの理由に基づくものである。すな
わち (1) ポンプを自吸性能以上の回転数で使用すれ
ば、ポンプ内でキヤビテーシヨンを発生し、大
きい騒音及び振動を生じ、遂にはポンプの破損
にもつながる。
(2) ポンプの自吸性能能を制限している最大の要
因は、斜板式アキシヤルピストンポンプの場
合、バルブプレートポートj1からシリンダブロ
ツクポートf1に作動油が流入するとき、大巾な
圧力低下を招き、このときの作動油の空気分離
圧力以下になれば、作動油から気泡が発生しキ
ヤビテーシヨンを生ずるものである。
上記問題点に対する対策として、ブースト用イ
ンペラポンプを装着することにより、吸込圧力を
ブースト用インペラポンプで一旦増圧し、これを
エンドキヤツプポートK3→バルブプレートポー
トj1→シリンダブロツクポートf1→シリンダブロ
ツクfのピストン孔へ流入すれば、バルブプレー
トポートj1〜シリンダブロツクポートf1間の圧力
損失が大きくても、ブースト用インペラポンプで
増圧した分だけはポンプの自吸性能が改善され
る。
タンデム形斜板式アキシヤルピストンポンプ
に、ブースト用インペラポンプを内蔵した従来技
術による一実施例の要部を第5図に示してある。
第4図及び第5図においてk1は第1ポンプaのエ
ンドキヤツプであり、k2は第2ポンプbのエンド
キヤツプである。エンドキヤツプk1及びエンドキ
ヤツプk2の内部空間には、第1ポンプ駆動用シヤ
フトdと第2ポンプ駆動用シヤフトnを連結する
カツプリングm上に、インペラポンプlが固着さ
れている。吸込ポートcから流入した作動油は、
インペラポンプlの回転により増圧され、インペ
ラポンプlの吐出ポートpから、第1ポンプaの
エンドキヤツプk3及び第2ポンプbのエンドキヤ
ツプポート(図示は省略)を通つて、それぞれ第
1ポンプaのバルブプレートポートj1及び第2ポ
ンプbのバルブプレートポートpへ流入するよう
に成つている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のものでは、インペラポンプlを内蔵
するために、エンドキヤツプが第1ポンプ用エン
ドキヤツプk1及び第2ポンプ用エンドキヤツプk2
の2個必要となり、従つて部品数も多く、また、
2個のエンドキヤツプk1及びk2の合せ面の加工が
必要で、かつ、該合せ面からの油洩れの恐れも多
くなり、すなわち、コストアツプ及び信頼性の低
下を招くことになる。また、インペラポンプlの
吐出ポートpから、第1ポンプaのバルブプレー
トポートj1及び第2ポンプbのバルブプレートポ
ートpまでの距離が長く、かつ、流路の形状が複
雑なため、作動油の圧力低下が大きいという問題
点を有するものである。
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、ブースト用インペラポンプを一体形のエンド
キヤツプの丸穴部から挿入し、該一体形エンドキ
ヤツプの内部にブースト用インペラポンプを装着
して上記丸穴部をカバーでふたをして成る液圧用
斜板式アキシヤルピストンポンプにおいて、上記
エンドキヤツプとそのカバーの両方にまたがつ
て、ブースト用インペラポンプの作動油吸込ポー
トを形成し、かつ吸込ポートを途中で2つに分岐
させてインペラポンプの両側から作動油を吸込ま
せることにより、作動油の流路面積を有効に確保
して圧力損失を低減する。
さらにまたこの考案は上記一体形のエンドキヤ
ツプとそのカバーの両方にまたがつて、ブースト
用インペラポンプの作動油吐出ポートを形成し、
かつエンドキヤツプにカバーを組合せたときそれ
ぞれに形成された作動油吐出ポートが互いに連通
してブースト用インペラポンプの渦巻室を形成
し、バルブプレートポートへ作動油を導くように
したことにより流路の距離を短かくし流路形状を
単純かつ流路面積を有効に確保することができ、
インペラポンプの吐出側の作動油の圧力損失を低
減することが可能である。
しかもこの考案はエンドキヤツプを一体形とす
ることにより、従来の2分割したエンドキヤツプ
のように合せ面を加工する必要がなくなり、油洩
れの不具合も少なくできる。
(実施例) 以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図〜第3図はこの考案の一実施例の要部を
示し、第1図は、従来技術を示す第5図の第1ポ
ンプ用バルブプレートポートjから、第2ポンプ
用バルブプレートポートpに至る間に相当する部
分の、この考案による一実施例であつて、斜板式
アキシヤルピストンポンプ本体は、従来技術のも
のと同様なので説明は省略する。第2図は第1図
の〜断面図、第3図は第1図の〜断面図
である。第1ポンプ駆動軸1と第2ポンプ駆動軸
2を連結するカツプリング3の外周に、インペラ
ポンプ4を圧入またはボルトなどの締結部材によ
り固着する。(図は圧入による方法を示す。)カツ
プリング3に固着されたインペラポンプ4は、エ
ンドキヤツプ7に設けられた丸穴部71から挿入
し、ホルダ5及びボルト6により第1ポンプ駆動
軸1、または第2ポンプ駆動軸2にスプラインま
たはキーなどにより一体回転可能なように結合さ
れる。(図は第1ポンプ駆動軸1にスプラインで
結合した例を示す。)エンドキヤツプの丸穴部71
は、カバー8によりふたをされる。インペラポン
プ4の吸込ポートは、カバー8に設けられた吸込
ポート81及びエンドキヤツプ7に設けられた吸
込ポート73から形成される。インペラポンプ4
の吐出ポートは、カバー8に設けられた吐出ポー
ト82及びエンドキヤツプ7に設けられた吐出ポ
ート72から形成され、エンドキヤツプ7にカバ
ー8が装着されたとき、吐出ポート82及び72
連通してインペラポンプ4の渦巻室を形成するよ
うに成つている。この渦巻室で増圧された作動油
はエンドキヤツプ7の吐出口75及び76を経て、
第1ポンプ用バルブプレートポート9の吸込用バ
ルブプレートポート91及び第2ポンプ用バルブ
プレートポート10の吸込用バルブプレートポー
ト101に連通するように成つている。またバル
ブプレート9の吐出用バルブプレートポート92
及びバルブプレート10の吐出用バルブプレート
ポート102は、それぞれ、エンドキヤツプ7に
設けられた吐出用ポート77及び78に連通するよ
うに成つている。
次にこの考案の実施例の作用について説明す
る。第1ポンプ駆動軸1からの回転力は、カツプ
リング3を介してインペラポンプ4を駆動し、吸
込ポート81から吸込まれた作動油は吸込ポート
3及び84の2流路に分岐してインペラポンプの
4の中央ボス部42へ流入し、インペラポンプ4
の回転により増圧されて、吐出ポート72及び82
から、吸込用バルブプレートポート91及び101
へ吐出される。この結果、作動油はインペラポン
プ4のブースト効果により、吸込用バルブプレー
トポート91及び92へ押し込まれるので、斜板式
アキシヤルピストンポンプ本体の自吸性能が向上
する。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成るので、
タンデム形斜板式アキシヤルピストンポンプの自
吸性能向上をはかるため、ブースト用インペラポ
ンプを装着する場合において、エンドキヤツプを
軸方向に2分割しないで一体のままとしたので、
2分割した場合のエンドキヤツプ合せ面の加工が
なくなり、また部品点数も少なくなつて大巾なコ
スト低減になり、更に油洩れの不具合も少なくな
つて信頼性が向上する。また、インペラポンプへ
の作動油の吸込ポートが途中から分岐してインペ
ラポンプの両側から作動油を吸込むので、作動油
の流路面積が大きくなつて圧力損失が小さくな
る。更にインペラポンプの吐出ポートから、斜板
式アキシヤルピストンポンプのバルブプレートポ
ートへの作動油流路の距離が短かく、流路形状も
単純、かつ流路面積が大きくなるので、作動油の
圧力損失が小さくなつて、斜板式アキシヤルピス
トンポンプの自吸性能が向上し、性能向上に大き
く寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の−断面図、第3図は第1図の
−断面図、第4図は従来技術のタンデム形斜
板式アキシヤルピストンポンプの外観図、第5図
は第4図の−断面図である。 1……第1ポンプ駆動軸、2……第2ポンプ駆
動軸、3……カツプリング、4……インペラポン
プ、7……エンドキヤツプ、8……カバー、9…
…第1ポンプ用バルブプレート、10……第2ポ
ンプ用バルブプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブースト用インペラポンプを一体形のエンド
    キヤツプの丸穴部から挿入し、該一体形エンド
    キヤツプの内部にブースト用インペラポンプを
    装着して上記丸穴部をカバーでふたをして成る
    液圧用斜板式アキシヤルピストンポンプにおい
    て、上記エンドキヤツプとそのカバーの両方に
    またがつて、ブースト用インペラポンプの作動
    油吸込ポートを形成し、かつ吸込ポートを途中
    で2つに分岐させてインペラポンプの両側から
    作動油が吸込まるれるようにしたことを特徴と
    するアキシヤルピストンポンプ。 (2) 上記一体形のエンドキヤツプとそのカバーの
    両方にまたがつてブースト用インペラポンプの
    作動油吐出ポートを形成し、かつエンドキヤツ
    プにカバーを組合せたとき、それぞれに形成さ
    れた作動油吐出ポートが互いに連通してブース
    ト用インペラポンプの渦巻室を形成しバルブプ
    レートポートへ作動油を導くようにしたことを
    特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のアキシヤルピストンポンプ。
JP1985191032U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0338457Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985191032U JPH0338457Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JP1985191032U JPH0338457Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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Publication Number Publication Date
JPS6298778U JPS6298778U (ja) 1987-06-23
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ID=31144797

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JP1985191032U Expired JPH0338457Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102653277B1 (ko) * 2017-11-22 2024-04-03 파커-한니핀 코포레이션 원심 보조를 갖는 사축 유압 펌프

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818575A (ja) * 1981-07-24 1983-02-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アキシヤルピストン型液圧ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818575A (ja) * 1981-07-24 1983-02-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アキシヤルピストン型液圧ポンプ

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JPS6298778U (ja) 1987-06-23

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