JPH0115905Y2 - - Google Patents

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JPH0115905Y2
JPH0115905Y2 JP1982097256U JP9725682U JPH0115905Y2 JP H0115905 Y2 JPH0115905 Y2 JP H0115905Y2 JP 1982097256 U JP1982097256 U JP 1982097256U JP 9725682 U JP9725682 U JP 9725682U JP H0115905 Y2 JPH0115905 Y2 JP H0115905Y2
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JP
Japan
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pump
drive shaft
impeller
coupling
boost
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JP1982097256U
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English (en)
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JPS592993U (ja
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧積込掘削機等に採用されるオープ
ン回路用ポンプとしてのタンデム形ダブルポンプ
に関するものである。
従来のタンデム形ダブルポンプはポンプ駆動の
基本構造から斜板形が採用されていた。
そして、第1ポンプ部a、第2ポンプ部b、ポ
ンプ駆動軸結合部c、吸込み、吐出ポート部d,
e、また必要に応じてポンプ吐出流量制御用コン
トロールポンプfにて構成されていた。
そしてポンプ駆動軸結合部cはカツプリングq
にて第1ポンプ駆動シヤフトhと第2ポンプ駆動
シヤフトiとが結合されている。
このタンデム形ダブルポンプを駆動し吸込み吐
出させるとポンプの自吸能力(自吸性能)は一般
に第2図で表わされる。
すなわち第2図において、斜線範囲内がポンプ
の使用域を示す。
斜線範囲外は、ポンプ内部にてキヤビテーシヨ
ンが発生し、ポンプの異常振動等からポンプ寿命
が大幅に短縮されるし、ポンプとして使用不可域
である。
従つて{ポンプ容量(cc/rev) 必要流量}からポンプ回転数を決定し、これに見
合つた(ポンプ吸込み性能を満足するポンプ使用
範囲)ように、ポンプ吸込み部の圧力を補償しな
ければならない。
すなわち、従来のものにおいては、ポンプの吸
込み性能をより向上させることが必要である。第
2図において、従来は斜線内がポンプ使用域であ
つたが、これを点線の方向へ性能を向上させる必
要がある。(ポンプ吸込みポート部圧力が同一で
ポンプ許容回転数が増大する。) または、ポンプ吸込み性能の向上がむりなとき
はポンプ吸込みポート部の圧力をポンプ回転に見
合つたように高める必要がある。
このためには、 油回路のタンクを加圧する。
本タンデム形ダブルポンプの駆動とは別に、
ブースト用ポンプを回転させ、この吐出を本タ
ンデムポンプの吸込みポートへ供給する方法が
あるが、いずれもシステム全体が複雑でしかも
高価であつた。
このような欠点を改善するものとして実開昭56
−143576号公報に開示された技術がある。
しかし、この開示技術にはインペラを軸受で弁
板に支持し、インペラの内径部にスプラインを形
成し、このスプラインに駆動軸と他の駆動軸とを
スプライン結合している。
このためにポンプ本体から受ける両駆動軸のラ
ジアル力により、両駆動軸がスプライン部でがた
つきポンプ構造上良くない(性能不良となる)。
またインペラ自体がポンプのトルクを伝達する
必要があり、スプライン部が大形化し強度が必要
になる欠点があつた。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところはポンプ構造上悪影響
がなくまたブースト用インペラポンプ自体を強度
あるものにする必要のないタンデム形ダブルポン
プを提供することにある。
以下、本考案を第3図以下を参照して説明す
る。
図面中Aは第1ポンプ、Bは第2ポンプ、Cは
駆動軸結合部である。またDは第1ポンプ流量制
御部、Eは第2ポンプ流量制御部、Fはコントロ
ール用ポンプである。
第1ポンプAの入力シヤフト1の後部スプライ
ン11と第2ポンプBの駆動シヤフト2のスプラ
イン12とはカツプリング3により互に連結され
ている。カツプリング3の外周部にはブースト用
インペラポンプ4のボス部4−1が圧入されてい
る。
この圧入力により、ブースト用インペラポンプ
4に必要な駆動力はカツプリング3からブースト
用インペラポンプ4に伝達される。
カツプリング3は第1、第2ポンプA,Bの後
方ベアリング5−1,5−2のインナーレース間
に装着されている。また、カツプリング3の内径
中央部にはスナツプリング6が装着されている。
このスナツプリング6または上記ベアリング5−
1,5−2間のカツプリング長さによつてカツプ
リング3は軸方向に位置決めされている。
また、インペラ4′のボス部4−1は、カツプ
リング3の段付部まで十分圧入されており、イン
ペラ4はこれによつて軸方向に位置決めされてい
る。
上記によりインペラ4′とエンドキヤツプ6−
1,6−2とのスキマ△1,△2は所要量(寸法)
確保される。
エンドキヤツプ6−1,6−2は、シヤフト結
合部およびインペラ組込後その外周にてOリング
等シール材を介してボルト等により結合されてい
る(図示せず)。
また、S1,S2,S1′,S2′は吸込ポート、D1,D2
は吐出ポート、SIは油流路である。
前記ブースト用インペラポンプ4は、図示では
両吸込み形インペラポンプであるが、一般的な片
吸込み形インペラポンプであつても良い。
しかして入力シヤフト1の駆動により、第1ポ
ンプA、第2ポンプB、ブースト用インペラポン
プ4が駆動される。
吸込ポートS1,S2から流入する油は、両吸込み
形のブースト用インペラポンプ4にて吐出圧力を
与えられ、この吐出油はインペラポンプ本体外周
の油流路SIから第1、第2ポンプA,Bの吸込み
ポートS1′,S2′へ導かれる。第1、第2ポンプ
A,Bは、上記ブースト用インペラポンプ4にて
加圧された油が吸込ポートS1′,S2′へ流入し、こ
の流入によつて第1,第2ポンプA,Bは、吐出
ポートD1,D2から圧油を吐出する。
従来形タンデム形ダブルポンプでは、ポンプ吸
込みポート部圧力P0時、ポンプ許容回転数はN0
以下である。
ポンプ容量等の制限から、必要流量を得るため
にNIで回転するためには、ポンプ吸込みポート
部はPI以上に加圧する必要がある。
本考案では吸込みポートS1,S2からの流入油
は、ブースト用インペラポンプ4にて加圧されポ
ンプ本体吸込みポートS1′,S2′は、ポンプ必要回
転NI時の吸込みポート部必要圧力PI以上に保た
れる。
従つて、ポンプ組立体としてみれば、ポンプ吸
込みポートS1,S2部圧力P0にてポンプ許容回転
が従来は、N0であつたものがNIまで増大させる
ことが可能となることにより、ポンプ吸込み性能
は第2図の破線のように向上する。
本考案は上記のように第1ポンプAと第2ポン
プBの駆動シヤフトカツプリング部に第1、第2
ポンプA,Bの駆動で駆動されるブースト用イン
ペラポンプ4を配置し、ブースト用インペラポン
プ4の吐出側を第1、第2ポンプA,Bの吸込側
に連通し且つ第1ポンプAの入力シヤフト1を後
方ベアリング5−1でエンドキヤツプ6−1に支
持すると共に第2ポンプBの駆動シヤフト2を後
方ベアリング5−2でエンドキヤツプ6−2に支
持したタンデム形ダブルポンプにおいて、第1ポ
ンプAの入力シヤフト1の後部スプライン11と
第2ポンプBの駆動シヤフト2のスプライン12
とをカツプリング3により互に連結し、このカツ
プリング3の外周部にブースト用インペラポンプ
4のボス部4−1を圧入状態で装着したことを特
徴とするタンデム形ダブルポンプである。
したがつて、第1ポンプAの入力シヤフト1は
後方ベアリング5−1に、第2ポンプBの駆動シ
ヤフト2は後方ベアリング5−2にそれぞれ支持
されているためにポンプ本体から受けるシヤフト
のラジアル力は後方ベアリング5−1,5−2が
受け、カツプリング3はトルク伝達が主である。
このために、入力、駆動シヤフト1,2のスプラ
イン11,12の部分でがたつくことがなくポン
プ構造上に悪影響を与えない。しかもカツプリン
グ3はトルク伝達が主となり、このカツプリング
3に圧入されたブースト用インペラポンプ4を強
度あるものにする必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタンデム形ダブルポンプの縦断
面図、第2図はポンプ吸込み性能図、第3図は本
考案一実施例の縦断面図、第4図はブースト用イ
ンペラポンプの縦断面図、第5図は第4図方向
からの矢視図、第6図は第4図方向からの矢視
図、第7図はブースト用インペラポンプの配置位
置の説明図である。 Aは第1ポンプ、Bは第2ポンプ、4はブース
ト用インペラポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1ポンプAと第2ポンプBの駆動シヤフトカ
    ツプリング部に第1、第2ポンプA,Bの駆動で
    駆動されるブースト用インペラポンプ4を配置
    し、ブースト用インペラポンプ4の吐出側を第
    1、第2ポンプA,Bの吸込側に連通し且つ第1
    ポンプAの入力シヤフト1を後方ベアリング5−
    1でエンドキヤツプ6−1に支持すると共に第2
    ポンプBの駆動シヤフト2を後方ベアリング5−
    2でエンドキヤツプ6−2に支持したタンデム形
    ダブルポンプにおいて、第1ポンプAの入力シヤ
    フト1の後部スプライン11と第2ポンプBの駆
    動シヤフト2のスプライン12とをカツプリング
    3により互に連結し、このカツプリング3の外周
    部にブースト用インペラポンプ4のボス部4−1
    を圧入状態で装着したことを特徴とするタンデム
    形ダブルポンプ。
JP9725682U 1982-06-30 1982-06-30 タンデム形ダブルポンプ Granted JPS592993U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9725682U JPS592993U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 タンデム形ダブルポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9725682U JPS592993U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 タンデム形ダブルポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS592993U JPS592993U (ja) 1984-01-10
JPH0115905Y2 true JPH0115905Y2 (ja) 1989-05-11

Family

ID=30231420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9725682U Granted JPS592993U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 タンデム形ダブルポンプ

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JP (1) JPS592993U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121362U (ja) * 1974-08-05 1976-02-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6245088Y2 (ja) * 1980-03-28 1987-12-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121362U (ja) * 1974-08-05 1976-02-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS592993U (ja) 1984-01-10

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