JPS5940747Y2 - フライバツクトランス - Google Patents
フライバツクトランスInfo
- Publication number
- JPS5940747Y2 JPS5940747Y2 JP147680U JP147680U JPS5940747Y2 JP S5940747 Y2 JPS5940747 Y2 JP S5940747Y2 JP 147680 U JP147680 U JP 147680U JP 147680 U JP147680 U JP 147680U JP S5940747 Y2 JPS5940747 Y2 JP S5940747Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil bobbin
- insulating
- guide groove
- flyback transformer
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、絶縁ケース中にコイルボビンを嵌入し、樹脂
モールドする形式のフライバックトランスに関し、特に
端部にコア案内溝と端子盤とを一体に成型したコイルボ
ビンを絶縁ケース内にＭ人し熱硬化性樹脂でモールドす
る際に生じる樹脂のリークを防止することを主な目的と
するものである。
モールドする形式のフライバックトランスに関し、特に
端部にコア案内溝と端子盤とを一体に成型したコイルボ
ビンを絶縁ケース内にＭ人し熱硬化性樹脂でモールドす
る際に生じる樹脂のリークを防止することを主な目的と
するものである。
以下１ず、この種のフライバックトランスの従来例の底
面図を示す第１図、要部の分解斜視図を表わす第２図及
び要部断面図を表わす第３図を参照しつつ従来例及びそ
の問題点について説明する。
面図を示す第１図、要部の分解斜視図を表わす第２図及
び要部断面図を表わす第３図を参照しつつ従来例及びそ
の問題点について説明する。
この種のフライバックトランスにおいては、高圧コイル
ボビン（図示せず）を被嵌する低圧コイルボビン１の端
部にコア案内溝２と端子ピンを埋設するための端子盤旦
を一体に成型し、前記コア案内溝２の外壁４によって熱
硬化性樹脂か案内溝２及びコア嵌入用中空部５に流入し
ないようにしている。
ボビン（図示せず）を被嵌する低圧コイルボビン１の端
部にコア案内溝２と端子ピンを埋設するための端子盤旦
を一体に成型し、前記コア案内溝２の外壁４によって熱
硬化性樹脂か案内溝２及びコア嵌入用中空部５に流入し
ないようにしている。
そして、絶縁モールドケース６の側壁の開口ｌの内周縁
８と前記コア案内溝２の外周面９との衝合間隙からの樹
脂リークを防止するために、前記絶縁モールドケース６
や開口を側方に延出し樋状部１０を形成し、その内面に
凹溝１１を一体に成型すると共に、前記コア案内溝２の
外壁４の対応個所に前記に前記凹溝１２に嵌合する凸起
１３を一体成型し、コイルボビン１と絶縁モールドケー
ス６とを嵌合する際凹溝１２と凸起１３の両者相俟って
、熱硬化性樹脂のリーク防止用の堰を構成する方法を採
っていた。
８と前記コア案内溝２の外周面９との衝合間隙からの樹
脂リークを防止するために、前記絶縁モールドケース６
や開口を側方に延出し樋状部１０を形成し、その内面に
凹溝１１を一体に成型すると共に、前記コア案内溝２の
外壁４の対応個所に前記に前記凹溝１２に嵌合する凸起
１３を一体成型し、コイルボビン１と絶縁モールドケー
ス６とを嵌合する際凹溝１２と凸起１３の両者相俟って
、熱硬化性樹脂のリーク防止用の堰を構成する方法を採
っていた。
ところで、前記絶縁モールドケース６の樋状部１００両
側壁１４，１４、上記コア案内溝２０両外壁４，４共に
成型金型の抜きテープを設けることる不可欠とするため
に、絶縁モールドケース６とコイルボビン１の嵌合状態
において両者の断面を多少極端に表わすと第３図イの如
くなる。
側壁１４，１４、上記コア案内溝２０両外壁４，４共に
成型金型の抜きテープを設けることる不可欠とするため
に、絶縁モールドケース６とコイルボビン１の嵌合状態
において両者の断面を多少極端に表わすと第３図イの如
くなる。
そしてこのような間隙は、熱硬化性樹脂注入前の工程で
行なわれる予備加熱の段階で更に助長され進行する。
行なわれる予備加熱の段階で更に助長され進行する。
それ故、樹脂を注入し真空脱泡をする場合、液体状の樹
脂が前述の間隙部分まで上昇してくると、第３図口の如
き経路で樹脂のリーク（漏れ）を生ずることは避けられ
ない。
脂が前述の間隙部分まで上昇してくると、第３図口の如
き経路で樹脂のリーク（漏れ）を生ずることは避けられ
ない。
本考案は、上述の如き従来例の諸欠点に鑑みなされたも
のである。
のである。
以下本考案の詳細な一実施例の要部図面を表わす第４図
乃至第６図を参照しつつ説明する。
乃至第６図を参照しつつ説明する。
第４図イは、前述の如き低圧コイルボビン１に一体に成
型されるコア案内溝２０周りの要部拡大図を表わすもの
で、特徴として、コア案内溝２０の外壁２１，２１及び
底壁２２の端部外周に連らなる突条２３と、この突条の
少し内方で前記外壁２１，２１の外方に突出する個々に
三日月状の弾性舌片２４．２４とをそれぞれコイルボビ
ン１の一体成型体として備える。
型されるコア案内溝２０周りの要部拡大図を表わすもの
で、特徴として、コア案内溝２０の外壁２１，２１及び
底壁２２の端部外周に連らなる突条２３と、この突条の
少し内方で前記外壁２１，２１の外方に突出する個々に
三日月状の弾性舌片２４．２４とをそれぞれコイルボビ
ン１の一体成型体として備える。
前記弾性舌片２４．２４の外径（若しくは曲率半径）Ｒ
２は、絶縁モールドケース６の対応嵌合内周面２５〔第
４図口〕の内面の曲率半径Ｒ１よりも太きくＲ２＞Ｒ１
となるように設計する。
２は、絶縁モールドケース６の対応嵌合内周面２５〔第
４図口〕の内面の曲率半径Ｒ１よりも太きくＲ２＞Ｒ１
となるように設計する。
また、弾性舌片２４の厚みは、図示せる如く、先細とす
るが、特にその先端部近傍においては、絶縁成型材料の
特性（弾性率等を加味し、且つ上述の成型金型の抜きテ
ーパによって生ずる間隙を考慮して、決定しなげればな
らない。
るが、特にその先端部近傍においては、絶縁成型材料の
特性（弾性率等を加味し、且つ上述の成型金型の抜きテ
ーパによって生ずる間隙を考慮して、決定しなげればな
らない。
即ち、コイルボビン１を絶縁モールドケース６に嵌合し
た際に、Ｒ２〉Ｒ１の条件によって、上記弾性舌片２４
，２４が、その弾性によって対応する嵌合内周面２５に
密接するようにその厚み方向に十分な弾性を持たしめる
と共に、その巾方向にも十分な弾性を保持せしめ、その
巾方向の捩り弾性によりコイルボビン１と絶縁モールド
ケース６との間に生じる金型の抜き方向のテーパによる
間隙を塞ぐように十分配慮する。
た際に、Ｒ２〉Ｒ１の条件によって、上記弾性舌片２４
，２４が、その弾性によって対応する嵌合内周面２５に
密接するようにその厚み方向に十分な弾性を持たしめる
と共に、その巾方向にも十分な弾性を保持せしめ、その
巾方向の捩り弾性によりコイルボビン１と絶縁モールド
ケース６との間に生じる金型の抜き方向のテーパによる
間隙を塞ぐように十分配慮する。
前記絶縁モールドケース６の樋状部３０の内申ｔ１は、
上記コア案内溝２００両外壁に設けられた突条２３が十
分に密着嵌合するように絶縁モールドケース６の開口３
１の内申ｔ１よりも少許広く設定しておく。
上記コア案内溝２００両外壁に設けられた突条２３が十
分に密着嵌合するように絶縁モールドケース６の開口３
１の内申ｔ１よりも少許広く設定しておく。
上述の如く、低圧コイルボビン１の下端には別途封状に
複数の端子盤４０が一体に成型されている。
複数の端子盤４０が一体に成型されている。
前記端子盤４０は、先端に端子ピン（図示せず）を植立
する複数の小筒状端子基部４１，４１・・・４１を備え
る固定腕４２ 、４２−・４２で形成されている。
する複数の小筒状端子基部４１，４１・・・４１を備え
る固定腕４２ 、４２−・４２で形成されている。
この固定腕群のうち、上記コア案内溝２０の外壁２１．
２１に最も近い固定腕４２，４２及び各々の先端の端子
基部４１．４１０配置及びその形状を第５図に図示せる
如く設計しておくことに注意を要する。
２１に最も近い固定腕４２，４２及び各々の先端の端子
基部４１．４１０配置及びその形状を第５図に図示せる
如く設計しておくことに注意を要する。
つまり、前記絶縁モールドケース６と低圧コイルボビン
１との嵌合により上記弾性舌片２４．２４の外周が、絶
縁ケース６の該当内周部に密着している状態で、前記小
筒状の端子基部４１，４１の外周が、上記弾性舌片２４
゜２４の内周面に当接し、弾性舌片２４．２４をそれぞ
れ強固に絶縁モールドケース６の内周に完全に密着せし
めるように構成する。
１との嵌合により上記弾性舌片２４．２４の外周が、絶
縁ケース６の該当内周部に密着している状態で、前記小
筒状の端子基部４１，４１の外周が、上記弾性舌片２４
゜２４の内周面に当接し、弾性舌片２４．２４をそれぞ
れ強固に絶縁モールドケース６の内周に完全に密着せし
めるように構成する。
このような構成であれば、高圧コイルボビンを被嵌した
低圧コイルボビンを絶縁モールドケース６中に嵌合した
状態で、上記弾性舌片２４ 、２４は絶縁モールドケー
ス６の開口３１０両側の内周面に当接し、且つ舌片自身
の弾性と端子基部の押圧力と相俟って完全に密着して金
型の抜きテーパ等によって生じることのある間隙も十分
に埋められるので、液体状の樹脂に対して堰を形成し、
更に突条２３と樋状部３０内面との嵌合による二重の堰
と相俟って、樹脂リークを完全に堰止めることが出来る
。
低圧コイルボビンを絶縁モールドケース６中に嵌合した
状態で、上記弾性舌片２４ 、２４は絶縁モールドケー
ス６の開口３１０両側の内周面に当接し、且つ舌片自身
の弾性と端子基部の押圧力と相俟って完全に密着して金
型の抜きテーパ等によって生じることのある間隙も十分
に埋められるので、液体状の樹脂に対して堰を形成し、
更に突条２３と樋状部３０内面との嵌合による二重の堰
と相俟って、樹脂リークを完全に堰止めることが出来る
。
本考案は上述の如き構成であるから、絶縁モールドケー
ス内にコイルボビンを恢合し樹脂モールドする形式のフ
ライバックトランスにおいて、熱硬化樹脂のリークを完
全に防止することが出来るので、作業性、省材料、均質
化及び信頼性の向上に資するところが大きい。
ス内にコイルボビンを恢合し樹脂モールドする形式のフ
ライバックトランスにおいて、熱硬化樹脂のリークを完
全に防止することが出来るので、作業性、省材料、均質
化及び信頼性の向上に資するところが大きい。
第１図乃至第３図は従来のフライバックトランスに係り
、第１図は底面図、第２図は要部分解斜視図、第３図イ
は要部断面図、同口は要部平断面図である。 第４図乃至第６図は本考案のフライバンクトランスに係
り、第４図は要部分解図、第５図は底面図、第６図は要
部分解斜視図である。 １・・・・・・コイルボビン、２０・・・・・・コア案
ＰＭ！、２４・・・・・・弾性舌片、６・・・・・・絶
縁モールドケース、３０・・・・・・樋状部。
、第１図は底面図、第２図は要部分解斜視図、第３図イ
は要部断面図、同口は要部平断面図である。 第４図乃至第６図は本考案のフライバンクトランスに係
り、第４図は要部分解図、第５図は底面図、第６図は要
部分解斜視図である。 １・・・・・・コイルボビン、２０・・・・・・コア案
ＰＭ！、２４・・・・・・弾性舌片、６・・・・・・絶
縁モールドケース、３０・・・・・・樋状部。
Claims (1)
- 端部にコア案内溝と端子盤を備えるコイルボビンを絶縁
ケース内に樹脂モールドするフライバックトランスにお
いて、前記コア案内溝の外壁に前記絶縁ケースの内面に
沿う弾性舌片を一体に成型し、該舌片の外周を絶縁ケー
スの内面に沿わしめて上記コイルボビンを絶縁ケース内
に嵌合し、モールド樹脂の流出防止堰を形成したことを
特徴とするフライバックトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP147680U JPS5940747Y2 (ja) | 1980-01-09 | 1980-01-09 | フライバツクトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP147680U JPS5940747Y2 (ja) | 1980-01-09 | 1980-01-09 | フライバツクトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56104117U JPS56104117U (ja) | 1981-08-14 |
| JPS5940747Y2 true JPS5940747Y2 (ja) | 1984-11-20 |
Family
ID=29598364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP147680U Expired JPS5940747Y2 (ja) | 1980-01-09 | 1980-01-09 | フライバツクトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5940747Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020017638A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
-
1980
- 1980-01-09 JP JP147680U patent/JPS5940747Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020017638A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | 株式会社タムラ製作所 | リアクトル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56104117U (ja) | 1981-08-14 |
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