JPS5940582B2 - ピストンの加工方法 - Google Patents

ピストンの加工方法

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Publication number
JPS5940582B2
JPS5940582B2 JP3579779A JP3579779A JPS5940582B2 JP S5940582 B2 JPS5940582 B2 JP S5940582B2 JP 3579779 A JP3579779 A JP 3579779A JP 3579779 A JP3579779 A JP 3579779A JP S5940582 B2 JPS5940582 B2 JP S5940582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cut
head
seal groove
oil seal
Prior art date
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Expired
Application number
JP3579779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55131405A (en
Inventor
泰二 西山
護 田「淵」
武士 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Toyo Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Kogyo Co Ltd filed Critical Toyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP3579779A priority Critical patent/JPS5940582B2/ja
Publication of JPS55131405A publication Critical patent/JPS55131405A/ja
Publication of JPS5940582B2 publication Critical patent/JPS5940582B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ピストンの加工方法、特にそのオイルシール
溝の加工方法に関するものである。
従来、ピストン鋳造後にピストンのオイルシール溝を加
工する場合、その手順として前もってピストンオイルシ
ール溝となる部分にオイル逃し用のスリットを切削加工
した後、該ピストンを旋盤の2つの回転軸で2点支持し
て回転せしめ、側方からバイトによって上記スリットが
切削された部分の上からオイルシール溝を切削加工する
という方法が一般に行われている。
しかしながら、上記従来の加工方法では、ピストンを2
軸で2点支持した状態でオイル逃し用のスリットが前も
って設けられている部分の上からオイルシール溝を切削
加工するため、バイトの押圧力がスリットのある部分と
ない部分とで変動することにより、バイトがスリットの
回転方向後端部分に衝突し、その衝撃によってピストン
が回転中心軸に対する心出し位置からずれて回転振れを
起し、その結果オイルシール溝を精度よく切削加工でき
ないという欠点があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ピスト
ンを回転軸に確実に支持してオイルシール溝をオイル逃
し用のスリットの上から精度よく切削加工できるように
したピストンの加工方法を提供せんとすることを目的と
するものである。
上記目的の達成のため、本発明の解決手段は、ピストン
の鋳造の際ピストンヘッドの中央部分にボス部を形成し
、しかる後ピストンのオイルシール溝となる部分にオイ
ル逃し用のスリットを切削加工し、次いで上記ヘッド側
ボス部にテーパ状のくぼみを切削加工するとともに、左
右に相対向する一対のピストンピンボスの下方部であっ
て、中心から等間隔離れかつ上記ヘッド側ボスと相対向
する位置のオイル供給穴となる2つの部分にそれぞれテ
ーパ状のくぼみを切削加工した後、上記3つのくぼみを
テーパピンにて3点支持してオイルシール溝を切削加工
し、その後ヘツド加工の際に上記ヘッド側ボス部を切削
除去するものである。
すなわち、本発明は、ピストンをそのヘッド側ボス部と
ピストンピンボスとの3点で支持し、かつその各支持部
をテーパ状に形成することにより、ピストンを回転させ
たときに求心作用を働かせて回転振れを防止し、またピ
ストンピンボスにピストン支持用のテーパ穴を形成して
、加工部位であるオイルシール溝を挾んだ両側にてピス
トンを支持することにより、加工時の振れを抑制し、さ
らに上記ピストンピンボス・\のテーパ穴をオイル供給
式部位に形成することにより、不必要な部位への穴加工
を省略できるようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明する
第1図はピストンのオイルシール溝加工時の状態を示し
、ピストン1はその鋳造時に予めピストンヘッド1aの
中央部分に突起状のボス部2を形成しておき、しかる後
該ピストン1を芯出ししてその外周面を旋盤等で所定の
外径に切削加工した後、外周面のオイルシール溝13と
なる部分にフライス盤等でピストン1の内部に貫通する
オイル逃し用のスリット3を円周上に数箇所切削加工す
る。
さらに、上記ピストン1のピストンヘッド1aのボス部
2にテーパ状のくぼみ4を切削加工するとともに、左右
に相対向する一対のピストンピンボス5,5の下方部で
あって、ピストン1中心から等間隔離れかつ上記ヘッド
側ボス部2と相対向する位置のオイル供給穴となる部分
とにそれぞれテーパ状のくぼみ6,6を切削加工する。
次いで、第1図に示すように上記くぼみ4にテーパピン
7を嵌挿し、また上記くぼみ6 、6[、上記テーパピ
ン7・と同一の回転中心線を有するチャック部材10に
バネ9,9を介して取付けられたテーパピン8,8を嵌
挿して、上記テーパピン7 、8 、81Cよってピス
トン1を3点支持した後、上記ピストン1を回転せしめ
てその側方からバイトによりリング溝11,12および
オイルシール溝13を切削加工する。
ここにおいて、ピストン1はその全体を3つのテーパピ
ン7.8.8に3点支持されて回転し、しかもテーパピ
ン7.8,8がテーパ状のくぼみ4.6.6に嵌挿され
て回転中テーパピン7.8゜8とくぼみ4,6,6との
テーパ嵌合部が求心性を有するため、オイル逃し用のス
リット3を設けた上からオイルシール溝13を切削する
際スリット3のある部分とない部分とでバイトの押圧力
が変動してスリット3の回転方向後端部分にバイトが衝
突しても、その衝撃によって回転振れを起すことがなく
確実に芯出し位置に支持され、オイルシール溝13を精
度よく切削加工することができる。
しかも、上記3つのくぼみ4,6,6はテーパ状である
ために加工時ピストン1の脱着を容易に行うことができ
、作業の迅速化を図ることができるという利点を併せ有
する。
そして、上記のようにオイルシール溝13およびリング
溝11,12を加工したピストン1はピストンピンボス
5,5のくぼみ6,6を穿孔してオイル供給穴を形成し
た後、ピストンピン穴14の切削加工およびそのバニシ
ング仕上、外周面の楕円状切削加工、並びにピストンヘ
ッド1aの切削加工を行い、ピストンヘッド1aの切削
加工時に同時に上記ピストンヘッド1aのボス部2を切
削除去することにより、第2図に示すように加工が完了
したピストン1が得られる。
また、旋盤によるピストンの楕円状切削加工時に上記の
3点支持を適用すれば、ピストン1のチャック状態をも
安定させることができ、チャック部材に対する回転ずれ
を起すことがない。
尚、この実施例では、くぼみ4,6.6の切削加工時に
オイル供給穴を穿入するようにしたが、くぼみを形成す
る以前、あるいはその工程でオイル供給穴を形成するよ
うにしても良い。
以上述べたように、本発明によれば、ピストンの鋳造の
際ピストンヘッドの中央部分にボス部を形成し、しかる
後ピストンのオイルシール溝となる部分にオイル逃し用
のスリットを切削加工し、次いで上記ヘッド側ボス部に
テーパ状のくぼみを切削加工するとともに、左右に相対
向する一対のピストンピンボスの下方部であって、中心
から等間隔離れかつ上記ヘッド側ボスと相対向する位置
のオイル供給穴となる2つの部分にそれぞれテーパ状の
くぼみを切削加工した後、上記3つのくぼみをテーパピ
ンにて3点支持してオイルシール溝を切削加工し、その
後ヘツド加工の際に上記ヘッド側ボス部を切削除去する
ことにより、オイル逃し用のスリットの形成せられた部
分の上からオイルシール溝を切削加工する場合、ピスト
ンの回転振れの発生を確実に防止してオイルシール溝の
切削加工を精度よく行うことができるので、ピスト加工
時における不良品の発生を著しく低減させることができ
るとともに、加工時のピストンの着脱が容易になって作
業の迅速化を図ることができるものである。
また、ピストンピンボスのテーパ状のくぼみはオイル供
給穴の一部としてそのまま利用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を例示し、第1図はオイルシー
ル溝加工時の状態を示す断面図、第2図は得られたピス
トンの斜視図である。 1・・・ピストン、1a・・・ピストンヘッド、2・・
・ボス部、3・・・スリット、4,6・・・くぼみ、5
・・・ピストンピンボス、7.8・・・テーパピン、9
・・・バネ、10・・・チャック部材、11.12・・
・リング溝、13・・・オイルシールL14・・・ピス
トンピン穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ピストンの鋳造の際ピストンヘッドの中央部分にボ
    ス部を形成し、しかる後ピストンのオイルシール溝とな
    る部分にオイル逃し用のスリットを切削加工し、次いで
    上記ヘッド側ボス部にテーパ状のくぼみを切削加工する
    とともに、左右に相対向する一対のピストンボスの下方
    部であって、中心から等間隔離れかつ上記・\ラド側ボ
    スと相対向する位置のオイル供給穴となる2つの部分に
    それぞれテーパ状のくぼみを切削加工した後、上記3つ
    の(ぼみをテーパピンにて3点支持してオイルシール溝
    を切削加工し、その後ヘツド加工の際に上記ヘッド側ボ
    ス部を切削除去することを特徴とするピストンの加工方
    法。
JP3579779A 1979-03-26 1979-03-26 ピストンの加工方法 Expired JPS5940582B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3579779A JPS5940582B2 (ja) 1979-03-26 1979-03-26 ピストンの加工方法

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JP3579779A JPS5940582B2 (ja) 1979-03-26 1979-03-26 ピストンの加工方法

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Publication Number Publication Date
JPS55131405A JPS55131405A (en) 1980-10-13
JPS5940582B2 true JPS5940582B2 (ja) 1984-10-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100463743C (zh) * 2007-04-12 2009-02-25 杨洪根 浮动油封的离心铸造装置
CN102430952B (zh) * 2011-12-09 2016-04-27 大连机床(数控)股份有限公司 加工活塞外圆周面的机床

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JPS55131405A (en) 1980-10-13

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