JPS5940300B2 - 静電誘導形スイツチング素子 - Google Patents

静電誘導形スイツチング素子

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JPS5940300B2
JPS5940300B2 JP14812776A JP14812776A JPS5940300B2 JP S5940300 B2 JPS5940300 B2 JP S5940300B2 JP 14812776 A JP14812776 A JP 14812776A JP 14812776 A JP14812776 A JP 14812776A JP S5940300 B2 JPS5940300 B2 JP S5940300B2
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JP
Japan
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region
type
switching element
main
gate region
Prior art date
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JP14812776A
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JPS5372477A (en
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善則 行本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は静電誘導形スイッチング素子(以下51−ス
イッチング素子と略称する)に係り、特にそのスイッチ
ング速度の高速化を図るための改良に関するものである
第1図は従来の51−スイッチング素子を示す縦断面図
でめる。
図において、1はN形不純物の低濃度のN 形半導体基
板、2はN 形半導体基板1の第1の主面上所要箇所に
形成され主電流を導くN形不純物の高濃度のN+形カソ
ード領域、3はN+形カソード領域2を取り囲みもしく
はその両側に設けられ主電流を静電誘導により制御する
P形不純物の高濃度のp+形ゲート領域、4はN−形半
導体基板1の第2の主面上全面に形成され主電流を導く
P形不純物の高濃度のp+形アノード領域、5はN 形
半導体基板1の主電流通路となるチャンネル領域、6は
p+形ゲート領域3に逆バイアスを印加することによつ
て形成された空乏層の境界線を示す。
次に、このように構成された51−スイッチング素子の
動作について述べる。
この51−スイッチング素子を阻止状態から導通状態に
移動させる(以下ターンオンと呼ぶ)には、p+形ゲー
ト領域3への逆バイアスの印加によつてN 形半導体基
板1内のチャンネル領域5に形成され主電流の流通を阻
止している空乏層の境界線6に示す電位障壁を、p+形
ゲート領域3への順方向電圧のスイッチングにより低下
させ、チャンネル領域5内に急激にキャリアを注入し、
この注入キャリアによつて生ずる多数の正孔と電子との
混合状態によリターンオンさせる。
このターンオン時間はp+形ゲート領域3のゲート直列
抵抗Rとその分布容量Cとの積である時定数RCにより
決定される。この51−スイッチング素子では、p+形
ゲート領域3の不純物濃度をできるだけ高くし、かつp
+形ゲート領域3に直接接触して金属電極を形成する構
造にすることによつて上記ゲート直列抵抗Rを小さくす
ることができる。
更に、主電流がp+形ゲート領域3内を流れないので、
このp+形ゲート領域3とN 形半導体基板1とが接す
る接触面積を小さくすることが可能となり、この接触面
積をできるだけ小さくしかつN一形半導体基板1の不純
物濃度をできるだけ低くすることによつてp+形ゲート
領域3の分布容量Cを小さくすることができる。よつて
、p+形ゲート領域3の時定数RCを小さくすることが
できるので、上記S−スイツチング素子のターンオン時
間の短縮を図ることができる。一方、上記SI−スイツ
チング素子を導通状態から阻止状態へ移行させる(以下
ターンオフと呼ぶ)には、p+形ゲート領域3への逆方
向電圧のスイツチングによりチヤンネル領域5内に形成
されるp+形ゲート領域3の逆電界によつて上記チヤン
ネル領域5内へのキヤリアの注入を停止させるとともに
このチヤンネル領域5内に著積されているキヤリアを吸
収し、ターンオフさせる。
このキヤリアを吸収する速度はp+形ゲート領域3の時
定数RCで制限されるので、上記SIスイツチング素子
の主電流の減衰速度も上記時定数RCで制限されること
になる。ところで、p+形ゲート領域3への逆方向電圧
のスイツチングによつて形成される空乏層の境界線6で
チヤンネル領域5が閉鎖されてしまラと、空乏層の境界
線6とp+形アノード領域4との間のチヤンネル領域5
内に残留する正孔がp+形ゲート領域3に流入すること
ができなくなる。
そのため、チヤンネル領域5内に残留する正孔などのキ
ヤリアが再結合によつて消滅するまで上記SI−スイツ
チング素子の主電流が流れることになり、それだけター
ンオフ時間が長くなる。よつて、上記SI−スイツチン
グ素子のスイツチング速度の高速化を図るためには、上
述の空乏層の境界線6とp+形アノード領域4との間の
チヤンネル領域5内に残留する過剰正孔を如何に急速に
消滅させ、上記ターンオフ時間の短縮化を図ることが重
要な課題であつた。
この発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、ター
ンオンを制御するゲート領域とは別に、ターンオフ時に
チヤンネル領域内に残留する過剰正孔を吸収するための
ゲート領域をアノード領域の近傍に設けることによつて
、ターンオフ時間の短縮を図り、SIスィツチング素子
のスイツチング蓮度の高速化を図ることが目的である。
以下、この考案のS−スイツチング素子の一実施例を第
2図に示す縦断面図で説明する。
図において、1はN一形半導体基板、2はN−形半導体
基板1の第1の主面上に形成され主電流を導くN+形カ
ソード領域、3aはN+形カソード領域2を取り囲みも
しくはその両側に設けられ主電流を静電誘導により制御
する第1のp+形ゲート領域、5は主電流通路となるチ
ヤンネル領域、6aは第1のp+形ゲート領域3aに逆
バイアスを印加することによつて形成される空乏層の境
界線、3bはN一形半導体基板1の第2の主面の上記N
+形カソード領域2に対向する箇所に形成され上記チヤ
ンネル領域5内に蓄積したキヤリアを吸収するための第
2のp+形ゲート領域、4は第2のp+形ゲート領域3
bを取り囲みもしくはその両側に設けられ主電流を導く
p+形アノード領域、6bは第2のp+形ゲート領域3
bに逆バイアスを印加することによつて形成される空乏
層の境界線を示す。このように構成されたS−スイツチ
ング素子のターンオンについては、その第1のp+形ゲ
ート領域3aへの順方向電圧のスイツチングによつて可
能であることも、また上記第1のp+形ゲート領域3a
のゲート直列抵抗Rおよびその分布容量Cの低減によつ
てターンオン時間の短縮化を図り得ることも、第1図に
示した従来例と全く同様でろるのでここではその説明を
省略する。
次に、このSI−スイツチング素子をターンオフさせる
には、第1のp+形ゲート領域3aへの逆方向電圧の印
加によつて形成された空乏層の境界線6aで主電流の通
路であるチヤンネル領域5を閉鎖し、チャンネル領域5
内へのキヤリアの注入を停止させ、同時に第2のp+形
ゲート領域3bに逆バイアス電圧を印加し6チヤンネル
領域5に蓄積されているキヤリアのうち、この逆バイア
ス電圧によつてチヤンネル領域5内に形成される空乏層
の境界線6b内の残留キヤリアを急速に吸収させる。
従つて、ターンオフのために再結合によつて消滅させる
べきキヤリアは大幅に減少する。よつて、このSI−ス
イツチング素子では、上記残留キヤリアによる主電流の
続流を低減することができるので、ターンオフ時間の短
縮を図ることができる。上記第2のp+形ゲート領域3
bへの逆バイアス電圧をターンオフ時にのみ印加するの
ではなく常時印加するようにしても差支えない。
このSIスイツチング素子のp+形アノード領域4aと
第2のp+形ゲート領域3bとの間に耐圧を向上させる
ために、従来プレーナ形構造半導体装置の高耐圧化に用
いられている例えばガードリング構造もしくはフイール
ドプレート構造などの構造を用いることができる。
なふ・、これまで、N形不純物の低濃度のN一形半導体
基板を用いて構成されたSI−スイツチング素子につい
て述べてきたが、この発明はこれに限らず、P形不純物
の低濃度のP一形半導体基板もしくは真性に近い半導体
基板を用いて構成されたS−スイツチング素子に適用す
ることができる。
以上詳述したように、この発明の静電誘導形スイツチン
グ素子は、N一形(もしくはP一形)の半導体基板また
は真性に近い半導体基板の第1の主面に形成された主電
流を導くN+形(もしくはp+形)の第1の主極領域と
、この第1の主極領域を取り囲みもしくはその両側に設
けられ上記主電流を静電誘導により制御するp+形(も
しくはN+形)の第1のゲート領域と、上記半導体基板
の第2の主面の上記第1の主極領域に対向する箇所に形
成され上記主電流の電流通路に蓄積されたキヤリアを吸
収するp+形(もしくはN+形)の第2のゲート領域と
、この第2のゲート領域を取り囲みもしくはその両側に
設けられ上記主電流を導くp+形(もしくはN+形)の
第2の主極領域とで構成されている。よつて、上記静電
誘導形スイツチング素子では、上記第1のゲート領域に
逆方向電圧を印加することによつて形成される空乏層の
境界線で上記主電流の電流通路を閉鎖し、この電流通路
内へのキヤリアの注入を停止させると同時にもしくは常
時印加された上記第2のゲート領域への逆バイアス電圧
によつて、上記主電流の電流通路に蓄積されたキヤリア
を急速に吸収し、ターンオフすることができるので、上
記蓄積キヤリアの急速吸収によりこの蓄積キヤリアによ
る主電流の続流を低減し、ターンオフ時間の短縮を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静電誘導形スイツチング素子を示す縦断
面図、第2図はこの発明の静電誘導形スイツチング素子
の一実施例を示す縦断面図である。 +図において、1はN一形半導体基板、2はN形カソー
ド領域、3,3a,3bはp+形ゲート領域、4,4a
はp+形アノード領域、5はチヤンネル領域、6,6a
,6bは空乏層の境界線を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の導電形の低不純物濃度の半導体基板もしくは
    真性に近い半導体基板、この半導体基板の第1の主面の
    所要箇所に形成され主電流を導く第1の伝導形の高不純
    物濃度の第1の主極領域、この第1の主極領域を取り囲
    みもしくはその両側に設けられ上記主電流を静電誘導に
    より制御する第2の伝導形の高不純物濃度の第1のゲー
    ト領域、上記半導体基板の第2の主面の上記第1の主極
    領域に対向する箇所に形成され少くとも上記主電流の遮
    断時に上記主電流の電流通路に蓄積されたキャリアを吸
    収する第2の伝導形の高不純物濃度の第2のゲート領域
    、およびこの第2のゲート領域を取り囲みもしくはその
    両側に設けられ上記主電流を導く第2の伝導形の高不純
    物濃度の第2の主極領域を備えてなる静電誘導形スイッ
    チング素子。
JP14812776A 1976-12-08 1976-12-08 静電誘導形スイツチング素子 Expired JPS5940300B2 (ja)

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JPS5372477A JPS5372477A (en) 1978-06-27
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