JPS5939984B2 - 磁石発電機の回転子及びその製造方法 - Google Patents

磁石発電機の回転子及びその製造方法

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JPS5939984B2
JPS5939984B2 JP53043175A JP4317578A JPS5939984B2 JP S5939984 B2 JPS5939984 B2 JP S5939984B2 JP 53043175 A JP53043175 A JP 53043175A JP 4317578 A JP4317578 A JP 4317578A JP S5939984 B2 JPS5939984 B2 JP S5939984B2
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boss
flywheel
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rotor
magnet generator
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JP53043175A
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寿男 富手
信彦 小笠原
尚信 金丸
栄男 立見
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁石発電機の回転子に係り、小形で高強度、し
かも高精度な構造及び製造方法に係る。
まず従来の磁石発電機の構造を第1図に於て説明する。
1はエンジンの駆動軸、2はその軸の先端のテーパ部、
3はボスであって筒部4と鍔部5を有してお9、筒部4
は上記テーパ部2に嵌合しておシ、鍔部5は筒部4と一
体に冷間鍛造成形等によシ構成され′Cいる。
6は上記駆動軸1の端部に螺合し座金7を介して上記筒
部4をテーパ部2に圧着するナツト、8は上記鍔部5に
穿設された鋲孔、9はフライホイール主体で、鋼板を成
形したフライホイール継鉄10の内周面にほぼ等間隔に
、磁極片12を貼付した複数個の永久磁石11が固着さ
れている。
上記永久磁石11は極性が交互になるよう配置され、又
磁極片12の内周面は発電コイル13を巻回した固定鉄
心14と空隙を介して対向する。
15は上記フライホイール主体9のフライホイール継鉄
の円板部材101と鍔部5を連結する鋲で、通常リベッ
ト用軟鋼線材から成形される直径4〜6mmの鋲が6〜
9本使用される。
151は鋲頭部、152は加縮された側の鋲頭部である
16は着火用断続器で、基板17に軸18を植立固定し
、該軸18に回動自在に支承された腕19の一端を前記
筒部4の一部外周に形成したカム摺動面に摺動させ、接
点を開閉させている。
父上記基板17はエンジンケースに固定された発電機基
板20に固定鉄心14と共にねじ固定される。
このような構造に於て鋲頭部151と発電コイル130
間のすきまtは、フライホイール主体9が回転した時干
渉しないために必要な寸法であるため、発電機の全長の
短縮を図るためには円板部材の厚みJ +鍔材厚みt2
.鋲頭部厚みt3を薄くするか、いぜれかをなくすこと
によシ可能となるが、材厚等を薄(することは機械的強
度が劣ってしまうため実用化できない。
又鋲15に代えて容接も考えられるが、容接そのものは
熱を加えるため結合部の材料の性質を変えてしまうこと
、容接状態が容易に確認しに(く作業性が悪(、量産品
にはむかないこと、容接面を平らにすることはむすかし
く美観を確保するためには仕上げ加工が必要である等の
問題点があった。
一方、この種発電機に於て回転子は設計的見地から、(
イ)常用回転数1l100ORPで問題ないこと、(ロ
)2200ORPMで破壊しないこと、(−)−40°
C〜180℃の熱変化に耐えること等の諸条件を満足し
なければならない。
これらの諸条件を考慮し、従来は、回転子ボス鍔部とホ
イール主体の継鉄を鋲により加締固定していたが、鋲加
締の鋲孔やピッチ寸法は、寸法精度を高く仕上げなけれ
ば加締後の要求強度を満足できず、ひいては鋲の緩み差
が問題となる。
したがって、当然部品の加工コスト、組立コストが高(
なっていた。
本発明の目的は、機械的に安定でしかも小形な磁石発電
機の回転子及びその製造を提供することにある。
本発明の特徴は、ボス外周とフライホイール継鉄の内周
との間に各々全周にわたシ溝を設け、この間にリング状
の結合部材を挿入し、結合部材の剪断力と緊迫力にて結
合力を得るようにした点にある。
以下、本発明の一実施例を第2図ならびに第5図に基き
説明する。
21は鋼よシなる筒状のボスで鍔部ハなく、外周にはカ
ムが、内周にはキー溝22が形成されている。
このボス21と位置決め用孔23を設けたフライホイー
ル継鉄10を、設計で定めた位置に金型40,41.4
2を使用して正確に合わせ、第3.第4図に示すような
別の軟鋼線材等の金属材料な略リング状に成形、又はリ
ング状に打抜いた結合部材24を、ボス21の外周とフ
ライホイール継鉄10の円板部材101の内周面に形成
された空隙に配置し、一方向から金型30で加圧するこ
とによって結合部材24を前記部品に設けられた断面凹
形環状溝91,211間に塑性流動させ結合を計るもの
である。
前記溝211.91の深さは0.1〜1.O7ff17
M程度が望ましい。
浅すぎると剪断強度が充分に得られず深すぎると、結合
部材を塑性流動させるのに大きな加圧力が必要となる。
第5図に示すように、フライホイール継鉄10゜ならび
にボス21は、各々金型40で同心度が維持されておシ
、前記の如(、金型位置決めピン41ならびにキー溝位
置決め部42で円周方向の相関寸法が維持されており、
商い精度の結合が得られる。
結合工程においては、まず第6図に示すように、結合部
材24を、フライホイール主体9.ボス210間の空隙
部240に挿入する。
次に、第7図に示すように、全体を金型40の上に置き
、空隙部幅T。
より幅の小さい先端面31を有する金型30の加圧部3
2で結合部材24を加圧し、塑性変形により溝91,2
11内に結合部材24を流入させる。
第6図に示す挿入工程も、金型30で行なってもよい。
第6図に示す状態で結合部材24は、金型30,40に
対応する上端、下端部分を除きフライホイール主体9と
ボス21で包囲されてお9、かつ高さの差ΔHはと(小
さい。
従って加圧直前の状態は結合部材の全体がフライホイー
ル主体とボスと金型で包囲されているといえる。
そのため、第7図に示す如(、加圧時、結合部材が空隙
部外へ逃げることはほとんどない。
第7図に示すように、金型30の加圧突部側面33は先
端面31に垂直な方向(挿入方向)に対しθだけ傾斜し
ている。
θは、6°〜15°程度が望ましい。
これはθが小さいと、結合後、金型30が抜けに(くな
るためである。
また、θが大きすぎると、金型の挿入方向と逆方向にす
なわち、空隙部外へ結合部材が流出しやす(なり、また
挿入深さを深くできず、結合部材に大きな内部応力を発
生させることができず、従って大きな結合力を得に(く
なる。
金型加圧部32は、第7図に示すようにその先端面31
と、溝91,211の上端との距離Sをできるだけ小さ
く、換言すれば、先端面31ができるだけ溝91,21
1に近(なるよう深(挿入されることが望ましい。
これによシ、塑性流動に伴なう摩擦損失が少なくなシ、
溝部へ結合部材を充分に挿入できる。
以上のような構成を維持するためには、フライホイール
継鉄9.ボス21の材料が、結合部材24より硬いこと
及び削除が大きいことが条件となる。
すなわち、結合部材24は、フライホイール継鉄9.ボ
ス21よシ変形抵抗の小さい材料であることが条件とな
る。
結合部材24を空隙部240内に挿入し、加圧により溝
内に充填させることにより結合部材は局所的に塑性変形
されて内圧が高(なり、即ち、結合部材の降伏応力よシ
も大きい弾性応力が生じ、外方に拡がろうとする力が作
用する。
従って結合部分には半径方向に緊迫力が生じる。
また、溝91.211の両側壁によシ、軸方向外力に対
し、剪断力を生じ、両者によシ、強固な結合力が得られ
る。
フライホイール継鉄10とボス21ならびに、溝91,
211の構成は、第8.第9図に示すような構造のもの
もある。
第8図は、フライホイール継鉄10の底部内周面を断面
り字状に切断し、それをボス21の外周面に嵌合配置し
たものである。
もちろん前記実施例同様双方の部材には環状溝が形成さ
れ、空隙部に結合部材24を挿入した後、結合金材を塑
性変形させている。
上記したとおシフライホイール継鉄10の一部はボス2
1に嵌合配置されているため心高調整の必要がな(、高
い精度で結合される。
第9図は、フライホイール継鉄の底部内周面の両方向を
断面り字状に切削したもので結合部が2ケ所となり、機
械的強度の要求されるもの、フライホイール継鉄の外径
が太き(、円板部材の厚いものに特に有効である。
以上のように本発明によれば、構造的には、鋲15、ボ
ス211部5が不要となるため軸方向が短縮出来る。
その効果は軸方向長さで15%程度の大幅な小型とな択
小形軽量化出来ると同時に、この磁石発電機を装備する
エンジン本体などの小形化にもつながる。
更にボス21のキー溝とフライホイール継鉄の位置決め
孔によって角度を正確に合わせることが出来、部品の生
産性を著しく向上させることが出来ると同時に、組立工
数の低減が計れる。
又、ボスは鍔を必要としないためシンプルな形となり生
産性が向上する。
次に機械的には、第2図に示すよりに静的強度では矢印
F、 t F2 方向の剪断強度試験で、結合部材が軟
鋼の場合で32 kg/m1tt” と安定している。
磁石発電機で最も重要な機械的強度は、再加速度。
衝撃に充分な余力を有することである。
この点、鋲どめの場合には、わずかながら隙間が内在し
ているため不安定であるのに対し、本発明では隙間がな
い結合方法であるため高い信頼性が保証される。
第10図は本発明の他の実施例を示す。
この例ではフライホイール生体9とボス21とが円周上
で係合する係合部213を有し、これにより半径方向に
互に位置決めされる。
また、フライホイール主体9とボス21とが円周上で軸
方向に重なり合う係合部214を有し、これによりフラ
イホイール主体とボスとが軸方向に互に位置決めされる
そして、これらを組立、結合するに当っては前記係合部
213,214で位置決めし、金型40のほか金型35
で軸方向に加圧クランプした状態において金型30で結
合部材24w加圧し、溝91゜211中に充てんする。
この方法によれば、フライホイール主体とボスは構造的
に係合部213,214および補助具により三方向に互
に位置決めされた状態で結合されることから、同芯度、
面振れ精度を大巾に向上させることができる。
以上述べたように、本発明によれば、リベツティング法
などの従来の結合方法に比べ、締結強度が安定して大き
く、軸方向の構造寸法が小さくなり、また加圧組立性に
すぐれている等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁石発電機の要部縦断面図、第2図は本
発明の一実施例になる磁石発電機の要部縦断面図、第3
.第4図は各々本発明の結合部材の形状の一例を示す図
、第5図は本発明による結合方法を示す要部縦断面図、
第6図及び第7図は本発明による結合工程及び結合状態
の説明図、第8図、第9図は各々、本発明の他の実施例
を示す要部縦断面図、第10図はさらに本発明の他の実
施例を示す要部縦断面図である。 1・・・・・−駆動軸、3・・・・・・ボス、9・・・
・−・フライホイール主体、10・・・・・・フライホ
イール継鉄、24・・・・・・結合部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動軸によって回転されるボスと、該ボスと一体で
    かつその外周に同心的に配置され、内周面に永久磁石を
    配置固定してなる略カップ状のフライホイール継鉄とを
    備えた磁石発電機の回転子に於いて、外周の一端に環状
    溝を形成したボスと、該ボスに環状の空隙をもって同心
    的に配置され、かつ前記溝と対向する面に環状溝を形成
    したフライホイール継鉄と、前言訴状溝及び環状空隙に
    抑圧充填され、剪断力と緊迫力をもって結合されるリン
    グ状の金属結合部材とから構成されてなることを特徴と
    した磁石発電機の回転子。 2 駆動軸によって回転されるボスと、その外周に同心
    的に配置され、内周面に永久磁石を配置固定してなる略
    カップ状のフライホイール継鉄とを備えた磁石発電機の
    回転子に於いて、互に環状の空隙をもって同ノ白灼に対
    向配置されるボスの外周ならびにフライホイール継鉄の
    円板部材の内周面に各々環状溝を形成し、かつ前記環状
    空隙に前記ボスの部材ならびにフライホイール継鉄の円
    板部材より変形抵抗が小さく、かつ前言訴状の空隙部分
    の軸方向長さと同等もしくは近似した軸方向長さを有す
    るリング状の金属結合部材を挿入して結合部材の全体が
    実質的に前記ボス外周、フライホイール継鉄内周と金型
    で包囲された状態とし、その後、金型凸部を前記空隙部
    に加圧挿入し、前記結合部材を前記溝に塑性流動させて
    変形せしめ。 結合部材の剪断力と緊迫力にて結合することを特徴とし
    た磁石発電機の回転子の製造方法。
JP53043175A 1978-04-14 1978-04-14 磁石発電機の回転子及びその製造方法 Expired JPS5939984B2 (ja)

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