JPS5810608B2 - 電磁クラツチ - Google Patents

電磁クラツチ

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JPS5810608B2
JPS5810608B2 JP53075337A JP7533778A JPS5810608B2 JP S5810608 B2 JPS5810608 B2 JP S5810608B2 JP 53075337 A JP53075337 A JP 53075337A JP 7533778 A JP7533778 A JP 7533778A JP S5810608 B2 JPS5810608 B2 JP S5810608B2
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disk
plate
ring
magnetic
electromagnetic clutch
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金丸尚信
佐用耕作
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D2027/008Details relating to the magnetic circuit, or to the shape of the clutch parts to achieve a certain magnetic path

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電磁クラッチの構造に係り、特に、プーリー
を備えカークーラーのコンプレッサとエンジンの連結に
用いられる電磁クラッチに関するものである。
従来形のカークーラー用電磁クラッチにおけるロータの
ディスク240を第1図に示す。
図に於いて、ディスクは一枚の鋼板からプレスで打抜か
れたものであり、放射状に設けられた連結部246.2
47(幅B、C)とその間に形成されたリング状の溝2
43,244を有している。
この従来形のロータのディスク240に於いては、磁束
は、連結部246、連結部247の無効な磁気通路にも
流れ込むため有効磁束が減少し、必然的に大形の電磁ク
ラッチとなっていた。
又、曲の方式では、漏洩磁性を少くする手法としてディ
スクを内輪と外輪とに分けて両者間に合成樹脂を充填さ
せるやり方があるが、高温下ならびに急激な温度変化に
対する信頼性の点で欠点を有している。
又、第2図に示すように前記同様ディスクを内輪と外輪
とに分けて、その両者間に非磁性材よりなる複数個の金
萬片を等間隔に配置し、ディスクプレート間に互いに構
成された溝の中に塑性変形して固着する方法がある。
すなわち第1のディスクプレート221と第2のディス
クプレート222は共に磁性材よりなる金属円板で、両
部材の結合部面表面間には各々、溝221b、222b
が設けられている。
一方、非磁性の金属からなる、3個の結合物体223が
前記したディスクプレート221,222の間に挿入さ
れ、その後に、プレスによって、結合物体2230両端
面(図の場合、上下面)を加圧し、塑性変形させて、前
記溝221b、222bに固定させるものである。
しかし、この方法では、詳細後述する如く、充分な機械
強度が得られず、機械的に不安定である。
一方、電磁クラッチは一般に■プーリーを有し、ベルト
を介してエンジンに連結される。
この■プーリーは、一般には第3図に示すような構成と
なっている。
図において、200が電磁クラッチで、カークーラー用
圧縮機本体200Aに取り付けられている。
圧縮機のシャフト210に固定されたボス211にばね
212を介して円板状のディスク220が装着されてい
る。
一方230はロータで軸受202を介して圧縮機200
Aに取り付けられている。
ロータ230はディスク240を有し、ディスク220
と共に、第1図に示すような構成となっている。
また、ロータ230は円筒部231Aを有し、その外周
に一対の■プーリー片237が備装(溶接部W)されて
いる。
203は電磁コイル、203Aは継鉄である。
このような構成では■プーリー片を溶接で一体化したり
、切削加工が必要となる等により生産性が低い。
以上のように、従来技術では一方では漏洩磁束が多く、
他の方式では機械的に不安定であったり、生産性が低か
ったり等の欠点がある。
本発明の目的は、漏洩磁束が少く、且つ、機械的に安定
し生産性の高い電磁クラッチを得るにある。
本発明の要点は、同心状に配置されたディスクプレート
の外側のディスクプレートとプーリー片を同一部材にて
一体成形せしめると共に、外側及び内側ディスクプレー
トの内、外周面をリング状間隙をもって対向させ内外周
面の各々に形成された溝の中に非磁性材よりなる略リン
グ状の結合物体を挿入し、前記ディスクプレートと金型
で包囲した状態で金型で加圧し、結合物体を塑性流動さ
せて、ディスクプレート間を機械的に固定する点にある
以下図に従って本発明の詳細な説明する。
第4図は本発明を採用した電磁クラッチの一部半断面を
示したものである。
電磁クラッチ200は、カークーラー用圧縮機本体20
0Aに取り付けられている。
軸受201で支持された圧縮機のシャフト210にはボ
ス211がナツト213で固定され、該ボスのつば部2
11Aの内壁面にばばね212を介して、円板状のディ
スク220が装着されている。
ディスク220は第5図に示すように磁性材(鋼材)よ
りなる同心状の円板ディスクプレート221、円板ディ
スクプレート222、非磁性材(銅、黄銅、高力アルミ
等)よりなる結合物体223で構成されている。
ロータ230は軸受202を介して、圧縮機本体200
Aに取り付けられている。
ロータ230は、磁性体(鋼材)よりなる同心状の3枚
の円板(ディスクプレート231、ディスクプレート2
32、ディスクプレート235)、非磁性材(黄銅等)
よりなる結合物体233、結合物体234で構成されて
いる。
最も外側に位置するディスクプレート231は、磁気回
路を構成する円筒部231Aと、その円筒部231Aの
外周が■プーリの溝底になるように、プーリ片237を
設け、又、円筒部231Aの軸方向長さを、プーリ片2
37の端面とほぼ等しい長さにした構成である。
さらに、製造上より、ディスクプレート231、円筒部
231A、及びブーり片237は一体に加工されている
さらにロータボス236、プーリ237がディスクプレ
ート235、ディスクプレート231に各々一体化され
ている。
プーリ237にはベルトが係合し、自動車エンジンによ
り、圧縮機200Aを駆動する。
電磁コイル203は継鉄とコイルより構成されており、
圧縮機本体200Aに直接固定されている。
電磁コイル203は、磁性材料よりなる継鉄203Aに
組込まれ、前記ロータ230のディスクプンート231
0円筒部231Aの内側と、ディスクプレート235の
ロータボス236の外側の空間部に配置され、かつ、継
鉄203Aは略コ字形断面であり、外周部は円筒部23
1Aの内周部と、内周部はロータボス236の外周部と
ラジアル空隙を介して対向している。
次に動作を説明する。
電磁クラッチ200に通電しないときは、プーリ237
を介してエンジンで駆動されるロータ230のみが回転
し、空隙を介して遊離しているディスク220、ボス2
11、シャフト210は静止している。
電磁コイル203に通電すると、電磁コイルは付勢され
、点線のように磁束φが流れる。
すなわち、電磁コイル203の継鉄→プーリ237→デ
ィスクプレート231→空隙→ディスクプレート221
→空隙→ディスクプレート232→空隙→ディスクプン
ート222→空隙→ディスクプレート235→ロータボ
ス236となる。
この磁束φによって、ディスク220がロータ230に
吸引され電磁結合し、回転する。
従って、バネ212→ボス211を介してシャフト21
0か同期して回転する。
ここで、結合部材223,233,234は俗名、回転
トルクに耐えうる充分な機械的強度が得られると同時に
、前記のように磁束を通さない非磁性材で構成されてい
るため、磁束漏洩を最少にすることができる。
次に、第8図以下において、ディスクプレートの結合部
構造の詳細について説明する。
(簡単のためディスク220について説明するが、ロー
タ230についても同様に適用されることは言う壕でも
ない。
)まず、第6図において、第1のディスクプレート22
1と第2のディスクプレート222の結合部表面221
a、222b間には幅T0、高さH8のリング状空隙部
240が介在する。
また、表面に直角な方向に各々溝221b、222bが
設けられている。
なお、221c、222cはディスク端面を示す。
一方、223は被結合部材であるディスクプレート22
1,222より塑性変形しやすい、すなわち、変形抵抗
の小さい銅等からなる結合部材であり、リング状で断面
の幅T1はToに略等しいか、ないしは若干小さく、高
さHlはHoと同等以下ないしは若干高い。
HlがHoより高い場合でも、その差AHはできるだけ
小さく、例えば0.2〜0.3mm程度にとどめるのが
奸才しい。
その理由については追って説明する。
また結合部材の断面形状は図に示す矩形断面のほか丸、
楕円、多角形断面等、単純形状のものでよい。
挿入後塑性変形させるため空隙部形状にとられれる必要
はない。
結合工程においては、まず第7図に示すように、結合物
体223を、ディスクプレート221゜222の間のリ
ング状空隙部240に挿入する。
次に、第8図に示すように、全体を金型40の上に置き
、空隙部幅T。
より幅の小さい先端面31を有する金型30の加圧部3
2で結合部材223を加圧し、塑性変形により溝221
b。
222b内に結合物体223を流入させる。
第7図に示す挿入工程も、金型30で行なってもよい。
第7図に示す状態で結合物体部材223は、金型30.
40に対応する上端、下端部分を除き空隙部240(又
はディスクプレート)で包囲されており、かつ高さの差
ΔHはごく小さい。
従って加圧直前の状態は結合物体の全体が空隙部と金型
で包囲されているといえる。
そのため、第8図に示す如く、加圧時、結合部材が空隙
部外へ逃げることはほとんどない。
第9図に示すように、金型30の加圧突部側面33は先
端面31に垂直な方向(挿入方向)に対しθだけ傾斜し
ている。
θは、6°〜15°程度か望ましい。
これはθが小さいと、結合後、金型30が抜けにくくな
るためである。
また、θが大きすぎると、金型の挿入方向と逆方向にす
なわち、空隙部外へ結合物体か流出しやすくなり、また
挿入深さを深くできず、結合物体に大きな内部応力を発
生させることができず、従って大きな結合力を得にくく
なる。
金型加圧部32は、第9図に示すようにその先端面31
と、ディスクプレートの溝221b。
222bの上端との距離Sをできるだけ小さく、換言す
れば、先端面31ができるだけ溝221b。
222bに近くなるよう深く挿入されることが望ましい
これにより、塑性流動に伴なう摩擦損失が少なくなり、
溝部へ結合物体を充分に挿入できる。
ディスク220が、中央に孔225を有している場合に
は、第10図に示すように、金型30にガイド33を設
けることにより、加圧時の位置決めを容易に行なわせる
ことができる。
又、加圧凹部223cの深さは溝221b。
222bに、結合物体223が充分に充満され、なおか
つ、結合物体223の内部に所要の緊迫力が残留される
に充分な寸法である。
第11図は結合の完了した状態を示す図である。
図に於いて、結合物体223の内部には緊迫力Pが作用
し、第1のディスクプレート221ならびに第2のディ
スクプレート222の溝221b。
222b、結合表面221a、222aを強固に押拡げ
ている。
ここで、図のような構成を維持するためには、第1のデ
ィスクプレート221ならひに第2のディスクプレート
222の材料が、結合物体223の材料より硬いこと及
び剛性の大きいことが条件となる。
なぜならば、結合物体223が金型30で加圧され、塑
性流動する間、第1のディスクプレート221と第2の
ディスクプレート222は、変形することなく(多少の
歪はあるが)、充分に堅固でなくてはならないからであ
る。
言葉を変えれは、結合物体130は第1のディスクプレ
ート221ならびに第2のディスクプレート222より
変形抵抗の小さい材料であることが条件となる。
例えば、第1、第2のディスクプレートが鋼材の場合、
結合物体は、アルミ、黄銅、銅などが使用される。
結合物体自体は剪断、圧縮、曲げ等について一定の機械
的強度を有していることが安来される。
その大きさは、クラッチの使用条件により異なることは
いうまでもない。
次に、結合物体223の高さH6とディスクプレートの
空隙部高さHlの関係についてのべる。
結合物体223をディスクプレート間の空隙部240に
充分に流入させるには、結合部材の体積が空隙部容積だ
けあれはよい。
しかし、第12図に示すように、高さの差ΔHが比較的
大きい結合部体223を用いて結合すると、第13図に
示すように、結合物体の端部が変形してしまう。
従って、第14図に示すように、たとえ結合物体の体積
が空隙部容積以上あっても、溝221b。
222bの附近においてはδ1.δ2なる空隙部が残存
する。
これは次の理由による。
第14図において、金型30,40によりリング状の結
合物体223を軸方向に圧縮すると、この結合物体中に
は、軸方向にσ1、円周方向にσ2、半径方向にσ3な
る内部応力を生ずる。
(第15、第16図)。一方この結合物体の変形抵抗を
Kfとすると σ1=(1〜1.5)Kf ・・・・・・・・・ (1
)ガる関係がある。
加圧時、結合物体2230両端附近は、半径方向におい
て拘束力が作用しないからσ1が最大のとき、σ2は最
小となる。
従って、降伏の条件を与えるトレス力 (TRESCA)の式により、次の関係が成立する。
Kf=σ1−σ3 ・・・・・・・・・ (2)(2)
式に(1)式を代入すると、 σ3=σ1−Kf ・・・・・・・・・ (2)′=(
1〜1.5)Kf−Kf =(0〜0.5)Kf ・・・・・・・・・ (3)つ
まり、結合物体を半径方向、すなわち、被結合物体の溝
中へ塑性変形させるに足る応力は発生しない。
一方、第9図に示したような本発明の方法によれは、結
合物体223は加圧時、実質的にその全体が、ディスク
プレート221,222と金型凸部により拘束されてい
るため、 σ1=(2〜4)Kf ・・・・・・・・・ (4)と
なり、(2)′式に代入すると、 σ3=(2〜4)Kf−Kf =(1〜3)Kf となり、変形抵抗Kf以上の応力か発生する。
従って、結合物体は溝の中へ完全に流入する。
このように結合物体を加圧時拘束するためには、結合物
体の高さHlが空隙部の高さとほぼ同等以下であればよ
い。
しかし、結合物体の断面の高さがあまり低くなると、溝
中へ充分に流入させるだめに金型凸部の挿入ストローク
を大きくする必要がでてくるが、θをあまり小さくてき
ないのでストロークには限界かある。
従って、結合物体の体積を空隙部体績より若干少ない範
囲とし、空隙部幅T0、金型傾斜角θ等を考慮して高さ
Hlを決定する心安がある。
なお、ディスクプレートの変形抵抗か、接合物体の変形
抵抗より大きくても、その肉厚がうすければ、接合時変
形してしまい、接合物体を効果的に空隙部に流入させる
ことができない。
従って、ディスクプレートは一定の剛性を有していなけ
ればならない。
しかし、ディスクを薄肉部材とする必要のある場合もあ
る。
このようなときは、剛性の不足する側に、第17図に示
す如く、金型40の一部に押え部41を設け、剛性の不
足を補うこともできる。
ディスクプレートの双方が剛性不足の場合も同様である
第18図は結合物体の斜視図を示しだものであり、リン
グ状で、しかも断面形状は矩形であり単純形状である。
この結合物体223は非磁性金属からなり、パイプ材の
切削、塑性加工、又は焼結法などで加工したものである
第19図は、第18図と同様、結合物体の斜視図を示し
たものであり円周上に隙間Sを有する略リング状で、し
かも断面形状は矩形であり単純形状である。
この結合物体223は非磁性金属からなり、線材を丸め
、一定寸法に加工したものである。
この隙間Sは、被結合物体221,222の間に挿入さ
れ、加圧された時点で、はぼ密着する程度の寸法である
具体的には外径54mmで0.5mm程度(角度にして
、およそ1°)のわずかな隙間である。
公知のAに於いては、円周方向の拘束がなく、加えた力
が、はとんど円周方向に逃げ、半径方向の緊迫力として
作用しないためである。
従って、角度θを大きくしても、著しい効果が表われな
い。
すガわち、第2図において、結合物体223を上下方向
に圧縮すると、この結合物体中には上下方向にσ1、円
周方向にσ2、半径方向にσ3なる内部応力を生ずる。
一方、三軸応力下で材料は最小応力σ2の方向に流れる
従って、この結合物体の変形抵抗をKfとすると、前述
したとおりσ1=(1〜1.5)Kf ・・・・・・・
・・ (1)なる関係があり、また加圧時、結合物体2
230円周方向には拘束力が作用しない。
従って、前述したトレス力の式において、 σ3=(0〜0.5)Kf ・・・・・・・・・ (3
)となり、結合物体を半径方向、すなわち、溝中へ塑性
変形させるに足る応力が発生しないためである。
同、第19図に示した、隙間Sのある結合物体の場合は
、加圧される前は円周方向の拘束がないが、加圧初期に
於いて、結合物体は円周方向に伸び隙間S=0となり、
この時点で円周方向が拘束されるため、加圧がさらに進
むに従い、半径方向の荷重は増大し、大きな緊迫力を保
持出来る。
従って、この点、公知のAとは趣を異にし、完全なリン
グ形状の第18図とほぼ同等の廻りトルクを得ることが
できる。
本発明による非磁性材の結合物体を介した結合方法の採
用によれば、第4、第5図に示す如く、ロータ240は
第1図に示した従来構造による連結部246、連結部2
47の如き無効な磁気通路がなくなる。
実験例によれはカークーラ用電磁クラッチにおいて吸引
面の有効磁束は20〜30%増加し、伝達トルクはおよ
そ60%増加する。
換言すると同一トルクに於いては、20〜30%の磁気
回路の小形化が計れる。
従って、同一トルクで、同一プーリ径の仕様に於いては
、本実施例のように、軸方向に短い電磁クラッチが得ら
れる。
(供試機種のプーリ有効外径135mm、電磁クラッチ
磁気回路全長37mm、重量2.2kg、溝幅T02.
5mm、溝深さ0.3mm、ディスク厚さ4.5mm、
12V印加時静トルク5.5kg・m)。
またディスクプレート231の円筒部231Aの軸方向
長さが、■プーリの端面とほぼ等しい長さで充分となる
このため、冷間鍛造などの手法により、■プーリ237
と円筒部231A、ディスクプレートは一体に塑性加工
が可能となり、従来公知のように、■ブーリ片を溶接で
一体化したり、切削加工を加えることが不安となり、生
産性か高い。
さらに軸方向に短く、しかも、電磁コイルも小さく設計
出来るため、電磁コイルは、圧縮機本体から離して配置
されるようになり、圧縮機本体からの熱伝達を受けづら
くなるので、実用中の電磁コイルの温度上昇は従来形に
比べて10係程度低くなり、伝達トルクの低下はおさえ
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の電磁クラッチのディスクを示す斜視
図である。 第2図は同じ〈従来公知のクラッチディスク構造を示す
斜視図である。 第3図は従来公知の電磁クラッチの縦断面図である。 第4図は本発明の一実施例になる電磁クラッチの縦断面
図、第5図はそのクラッチディスクの斜視図である。 第6図以下は本発明の結合構造及び方法について具体的
に説明する図であり、第6図は、接合前の被接合部材及
び結合部材の外観装部を示す一部断面斜視図、第7図は
、結合部材を被結合部材の空隙部に挿入した状態を示す
斜視図、第8図は金型で結合部材を加圧している状態を
示す斜視図、第9図は加圧の条件を示すだめの要部断面
図、第10図は金型の変形例を示す図である。 第11図は、結合完了後の状態を示す斜視図である。 第12〜第14図は、結合部材に要求される条件を説明
するための図である。 第15、第16図は、加圧時の応力の状態を説明するだ
めの図である。 第17図は、外側の被結合部材の剛性が不足する場合に
金型で補強する例を示す図である。 第18図、第19図は各々本発明における結合物体の形
状の例を示す図である。 221・・・被結合部材、221b・・・溝、222・
・・被結合部材、222b・・・溝、223・・・結合
部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁性材料からなる部分を有し、駆動手段に連結する
    だめのブーりを備えた第1のディスクと、磁性材料から
    なる部分を有し、被駆動手段に連結する手段を備えた第
    2のディスクと、上記第1、第2のディスクを含んで磁
    気回路を構成するための手段と、上記磁気回路を流れる
    磁束を発生させるだめの電磁コイルを備え、第1のディ
    スクが磁性材よりなり同心状に配置された複数個のディ
    スクプレートで構成された電磁クラッチにおいて、上記
    第1のディスクのディスクプレートのうち最も外側に位
    置するディスクプレート231は、磁気回路を構成する
    円筒部231Aと、その円筒部231Aの外周が■プー
    リの溝底になるようにしたプーリ237を有し、中間に
    位置するディスクプレート232は円板状であり、最も
    内周に位置するディスクプレート235は円筒状に伸び
    たロータボス236と一体に構成され、前記ディスクプ
    レート231,232,235のうち、外側のディスク
    プレートの内周面と内側のディスクプレート外周面との
    間にリング状間隙を有し、かつ上記内外周面の全周にわ
    たり各々溝を有し、上記リング状間隙、溝及び両ディス
    クプレートの端面の延長面とで仕切られた空間内に非磁
    性金嘱からなるリング状結合物体が挿入されており、該
    結合物体の剪断力と緊迫力にて内側、外側の両ディスク
    プレートの結合力を得ることを特徴とする電磁クラッチ
JP53075337A 1978-06-23 1978-06-23 電磁クラツチ Expired JPS5810608B2 (ja)

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