JPS5839258B2 - 電磁クラツチ及びその製造方法 - Google Patents
電磁クラツチ及びその製造方法Info
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- JPS5839258B2 JPS5839258B2 JP54063815A JP6381579A JPS5839258B2 JP S5839258 B2 JPS5839258 B2 JP S5839258B2 JP 54063815 A JP54063815 A JP 54063815A JP 6381579 A JP6381579 A JP 6381579A JP S5839258 B2 JPS5839258 B2 JP S5839258B2
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- plates
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、2個の複結合部材の接合部間隙に、非磁性結
合部材を挿入し、被結合部材を冷間加圧し塑性流動させ
て結合する結合構造及び方法に係り、特に、カークーラ
ーのコンプレッサとエンジンの連結部に用いられる電磁
クラッチに用いるのに適した2個の金属部材の結合構造
及びその製法に関するものである。
合部材を挿入し、被結合部材を冷間加圧し塑性流動させ
て結合する結合構造及び方法に係り、特に、カークーラ
ーのコンプレッサとエンジンの連結部に用いられる電磁
クラッチに用いるのに適した2個の金属部材の結合構造
及びその製法に関するものである。
従来形のカークーラー用電磁クラッチにおけるロータの
ディスクを第1図に示す。
ディスクを第1図に示す。
図に於いて、ディスク240は一枚の鋼板からプレスで
打抜かれたものであり、ディスクプレート241、ディ
スクプレート242、ディスクプレート245と放射状
に幅Bで4ケ所ある連結部246、放射状に幅Cで4ケ
所ある連結部247、溝243゜244から形成されて
いる。
打抜かれたものであり、ディスクプレート241、ディ
スクプレート242、ディスクプレート245と放射状
に幅Bで4ケ所ある連結部246、放射状に幅Cで4ケ
所ある連結部247、溝243゜244から形成されて
いる。
この従来形のロータのディスク240に於いては、磁束
φは、連結部246、連結部247の無効な磁気通路に
も流れ込むため有効磁束が減少し必然的に大形の電磁ク
ラッチとなっていた。
φは、連結部246、連結部247の無効な磁気通路に
も流れ込むため有効磁束が減少し必然的に大形の電磁ク
ラッチとなっていた。
又、他の方式では、漏洩磁束を少くする手法としてロー
タプレートの間に合成樹脂を充填させるやり方があるが
、高温下ならびに急激な温度変化に対する信頼性の点で
欠点を有して゛、−B。
タプレートの間に合成樹脂を充填させるやり方があるが
、高温下ならびに急激な温度変化に対する信頼性の点で
欠点を有して゛、−B。
又、第2図に示すような、アルミニウム等の非磁性材よ
りなる複遂個の金属片を、ロータプレート間に互いに構
成された溝の中に塑性変形して固着する方法がある。
りなる複遂個の金属片を、ロータプレート間に互いに構
成された溝の中に塑性変形して固着する方法がある。
すなわち第1のディスクプレート221と第2のディス
クプレート222は共に磁性材よりなる金属円板で、両
部材の結合部面表面間には各々、溝221b、222b
が設けられている。
クプレート222は共に磁性材よりなる金属円板で、両
部材の結合部面表面間には各々、溝221b、222b
が設けられている。
一方、非磁性の金属からなる、3個の結合部材223が
前記したディスクプレー)221,222の間に挿入さ
れ、その後に、プレスによって、結合部材223の両端
面(図の場合、上下面)を加圧し、塑性変形させて、前
記溝221b、22bに固定させるものである。
前記したディスクプレー)221,222の間に挿入さ
れ、その後に、プレスによって、結合部材223の両端
面(図の場合、上下面)を加圧し、塑性変形させて、前
記溝221b、22bに固定させるものである。
しかし、この方法では、加圧時給合部材が円周方向に変
形し、溝中には充分に流入せず、従って充分な機械強度
が得られず、機械的に不安定である。
形し、溝中には充分に流入せず、従って充分な機械強度
が得られず、機械的に不安定である。
また、アルミニウムは耐熱性が低く圧縮機のロックが生
じディスク部分が高温になった場合、結合力が著るしく
低下する欠点がある。
じディスク部分が高温になった場合、結合力が著るしく
低下する欠点がある。
以上のように、従来技術では一方では漏洩磁束が多く、
他の方式では機械的に不安定で、信頼性に欠ける。
他の方式では機械的に不安定で、信頼性に欠ける。
本発明の目的は、漏洩磁束が少く、且つ、機械的に安定
し耐熱性の高い電磁クラッチ等の結合方法を得るKある
。
し耐熱性の高い電磁クラッチ等の結合方法を得るKある
。
本発明の要点は、同心状に配置された内、外ディスクプ
レートの内、外周面をリング状間隙をもって対向させ、
この間隙内に、内、外周面の各々に溝が形成されディス
クプレートより変形抵抗の大きい非磁性材よりなる略リ
ング状の結合部材を挿入し、ディスクプレートの端部を
金型で加工して結合物体の溝内に塑性流動させて、内、
外ディスクプレート間を機械的に結合する点にある。
レートの内、外周面をリング状間隙をもって対向させ、
この間隙内に、内、外周面の各々に溝が形成されディス
クプレートより変形抵抗の大きい非磁性材よりなる略リ
ング状の結合部材を挿入し、ディスクプレートの端部を
金型で加工して結合物体の溝内に塑性流動させて、内、
外ディスクプレート間を機械的に結合する点にある。
以下面に従って本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明を応用した電磁クラッチの一部半断面を
示したものである。
示したものである。
電磁クラッチ200は、カークーラー用圧縮機本体20
0Aに取り付けられている。
0Aに取り付けられている。
軸受201で支持された圧縮機のシャフト210に、ボ
ス211がナツト213で固定され、ばね212を介し
て、円板状のディスク220が装着されている。
ス211がナツト213で固定され、ばね212を介し
て、円板状のディスク220が装着されている。
ディスク220は第4図に示すように磁性材(軟鋼材)
よりなる同心状の円板ディスクプレート221、円板デ
ィスクプレート222と非磁性材(一般には、FeにN
t p Or s Mn * Cuなどの元素を一定量
添加して同素変態を常温以下に降下させて、オーステナ
イト組織とした材料で、代表的例としてオーステナイト
系ステンレス鋼、マンガン鋼、Nomag等がある。
よりなる同心状の円板ディスクプレート221、円板デ
ィスクプレート222と非磁性材(一般には、FeにN
t p Or s Mn * Cuなどの元素を一定量
添加して同素変態を常温以下に降下させて、オーステナ
イト組織とした材料で、代表的例としてオーステナイト
系ステンレス鋼、マンガン鋼、Nomag等がある。
)よりなる結合部材223で構成されている。
ロータ230は軸受202を介して、圧縮機本体200
Aに取り付けられている。
Aに取り付けられている。
ロータ230は、磁性材(鋼材)よりなる同心状の3枚
の円板(ディスクプレート231、ディスクプレート2
32、ディスクプレー)235)、非磁性材(オーステ
ナイト系ステンレス鋼、マンガン鋼等)よりなる結合部
材233、結合部材234で構成されている。
の円板(ディスクプレート231、ディスクプレート2
32、ディスクプレー)235)、非磁性材(オーステ
ナイト系ステンレス鋼、マンガン鋼等)よりなる結合部
材233、結合部材234で構成されている。
最も外側に位置するディスクプレート231は、磁気回
路を構成する円筒部231Aと、その円筒部231Aの
外周が■プーリの溝底になるように、プーリ片237を
設け、又、円筒部231Aの軸方向長さを、ブーり片2
37の端面とほぼ等しい長さにした構成である。
路を構成する円筒部231Aと、その円筒部231Aの
外周が■プーリの溝底になるように、プーリ片237を
設け、又、円筒部231Aの軸方向長さを、ブーり片2
37の端面とほぼ等しい長さにした構成である。
さらに、製造上より、ディスクプレート231、円筒部
231A、及びブーり片237は一体に加エされている
。
231A、及びブーり片237は一体に加エされている
。
さらにロータボス236、プーリ237がディスクプレ
ート235、ディスクプレー)231に各々一体化され
ている。
ート235、ディスクプレー)231に各々一体化され
ている。
プーリ237にはパルトが係合し、自動車エンジンによ
り、圧縮機200Aを駆動する。
り、圧縮機200Aを駆動する。
電磁コイル203は継鉄とコイルより構成されて訃り、
圧縮機本体200A(F−直接固定されている。
圧縮機本体200A(F−直接固定されている。
電磁コイル203は、磁性材料よりなる継鉄203Aに
組込1れ、前記ロータ230のディスクプレート231
の円筒部231Aの内側と、ディスクプレート235の
ロータボス236の外側の空間部に配置され、かつ、継
鉄203Aは略コ字形断面であり、外周部は円筒部23
1Aの内周部と、内周部はロータボス236の外周部と
ラジアル空隙を介して対向している。
組込1れ、前記ロータ230のディスクプレート231
の円筒部231Aの内側と、ディスクプレート235の
ロータボス236の外側の空間部に配置され、かつ、継
鉄203Aは略コ字形断面であり、外周部は円筒部23
1Aの内周部と、内周部はロータボス236の外周部と
ラジアル空隙を介して対向している。
次に動作を説明する。
電磁クラッチ200に通電しないときは、プーリ237
を介してエンジンで駆動されるロータ230のみが回転
し、空隙を介して遊離しているディスク220、ボス2
11、シャフト210は静止している。
を介してエンジンで駆動されるロータ230のみが回転
し、空隙を介して遊離しているディスク220、ボス2
11、シャフト210は静止している。
電磁コイル203に通電すると、磁束φは配線のように
流れる。
流れる。
すなわち、電磁コイル203の継手→プーリ237→デ
ィスクプレート231→空隙→ディスクプレート221
→空隙→ディスクプレート232→空隙→ディスクプレ
ート222→空隙→ディスクプレート235→ロータボ
ス236となる。
ィスクプレート231→空隙→ディスクプレート221
→空隙→ディスクプレート232→空隙→ディスクプレ
ート222→空隙→ディスクプレート235→ロータボ
ス236となる。
この磁束φによって、ディスク220がロータ230に
吸引され電磁結合し、回転する。
吸引され電磁結合し、回転する。
従って、バネ212→ボス211を介してシャフト21
0が同期して回転する。
0が同期して回転する。
ここで、件合部材223,233,234は各各、回転
トルクに耐えうる充分な機械的強度が得られると同時に
、前記のように磁束を通さない非磁性材で構成されてい
るため、磁束漏洩を最少にすることができる。
トルクに耐えうる充分な機械的強度が得られると同時に
、前記のように磁束を通さない非磁性材で構成されてい
るため、磁束漏洩を最少にすることができる。
次に、第5図以下1/l−いて、ディスクプレートの結
合部構造の詳細について説明する。
合部構造の詳細について説明する。
簡単のためディスク220について説明するが、ロータ
230についても同様に適用されることは言う1でもな
い。
230についても同様に適用されることは言う1でもな
い。
1ず第5図に釦いて、結合部材223は非磁性金属で、
幅H8、深さDの溝223bを外周と内周に夫々設けで
ある。
幅H8、深さDの溝223bを外周と内周に夫々設けで
ある。
溝223bの角度α1.α2はおよそ45°(25°〜
70°の範囲)、深さDは0.3 rran (0,2
tran〜1. OgBの範囲)程度である。
70°の範囲)、深さDは0.3 rran (0,2
tran〜1. OgBの範囲)程度である。
結合部材223の厚みHlおよび半径方向寸法T1は、
ディスブレート221,222の厚みH8、むよび空間
部の半径方向空間寸法T。
ディスブレート221,222の厚みH8、むよび空間
部の半径方向空間寸法T。
により決定される。
カークーラー用電磁クラッチの場合−例として各部寸法
は、厚みH8が5.5關、空間寸法Toが2.7閣に対
し、厚みHlは4.7陥、半径方向寸法T1は2.65
解である。
は、厚みH8が5.5關、空間寸法Toが2.7閣に対
し、厚みHlは4.7陥、半径方向寸法T1は2.65
解である。
第6図は、雇40の上にディスクプレート221.22
2を位置決めしてセットし、結合部材を雇30で軽く押
込んで仮組立した状態を示す。
2を位置決めしてセットし、結合部材を雇30で軽く押
込んで仮組立した状態を示す。
この実施例では、雇40は、突部41を有し、結合部材
223の底面をディスクプレー)221゜222の底面
より凹むように配置している。
223の底面をディスクプレー)221゜222の底面
より凹むように配置している。
これは、電磁クラッチに使用する場合、結合後に摺動面
を仕上加工(研磨などにより)するが、予め凹むように
しておけば結合部材を加工しなくてすむので生産性の面
で有利となる。
を仕上加工(研磨などにより)するが、予め凹むように
しておけば結合部材を加工しなくてすむので生産性の面
で有利となる。
勿論、結合部材223の底面223dとディスクプレー
ト221゜222の底面(221b、222d)が同一
平面であっても良い。
ト221゜222の底面(221b、222d)が同一
平面であっても良い。
第7図は、雇50でディスクプレート221゜222を
加圧し、塑性加工を加えて、結合部材223の溝223
bに材料を塑性流動させたところの構造を示す。
加圧し、塑性加工を加えて、結合部材223の溝223
bに材料を塑性流動させたところの構造を示す。
雇50は、半径方向の幅tで、傾斜角θをもった略円筒
状の突部51を有し、該突部はその先端の平らな部分5
2と、側面53とからなる。
状の突部51を有し、該突部はその先端の平らな部分5
2と、側面53とからなる。
一方、押込深さは、結合部材223の溝223bの入口
よシ、寸法Sの間隙1でとする。
よシ、寸法Sの間隙1でとする。
具体的VCI″i、先に述べたカークーラー用電磁クラ
ッチの例で、t=0.6〜l、0陥、θ=3°〜151
S=0.5程度である。
ッチの例で、t=0.6〜l、0陥、θ=3°〜151
S=0.5程度である。
なト加圧時ディスクプレート221の外周、ディスクプ
レート222の内周には各々外型54、内側56が接し
、雇50による加圧で溝223b内に材料が充分流入す
るようにしている。
レート222の内周には各々外型54、内側56が接し
、雇50による加圧で溝223b内に材料が充分流入す
るようにしている。
第8図は、塑性加工したものを、雇から取外した状態を
示す。
示す。
すなわち、結合部材22肝の溝223b周辺には、ディ
スクプレート221゜222の内部応力が作用し、緊迫
力が内在している。
スクプレート221゜222の内部応力が作用し、緊迫
力が内在している。
当然、この結合体の剪断強さQ、kyは、Q=πd2H
8に1 ここにに、は材料(ディスクプレート)の剪断強さく
ky/ma )である。
8に1 ここにに、は材料(ディスクプレート)の剪断強さく
ky/ma )である。
このように、剪断強さは、ディスクプレートの材料特性
によって決定されるこの種の磁気遮断結合であれば、当
然、ディスクプレートは磁性の優れた低炭素鋼8100
など用いるので、この材料の剪断特性によって決る
。
によって決定されるこの種の磁気遮断結合であれば、当
然、ディスクプレートは磁性の優れた低炭素鋼8100
など用いるので、この材料の剪断特性によって決る
。
例えば32に9/寵などの値であり、銅、アル□などの
値(18ky/m諸度)の約2倍の強度が保証される。
値(18ky/m諸度)の約2倍の強度が保証される。
本発明は電磁クラッチを介してエンジンに連結されてい
る圧縮機がロックしたような場合、特に有効である。
る圧縮機がロックしたような場合、特に有効である。
すなわち、電磁コイル203に通電中、換言すると駆動
側のロータ230の動力が、被駆動側のディスク220
を電磁結合して、回転している時に、圧縮機200Aの
本体に故障が生じロック(回転不能)となった場合、デ
ィスク220は静止し、ロータ230の摺動面との間で
多大の摩擦熱を発生し、ディスク220、ロータ230
共に高温となる。
側のロータ230の動力が、被駆動側のディスク220
を電磁結合して、回転している時に、圧縮機200Aの
本体に故障が生じロック(回転不能)となった場合、デ
ィスク220は静止し、ロータ230の摺動面との間で
多大の摩擦熱を発生し、ディスク220、ロータ230
共に高温となる。
このようなロック状態では、前記のディスク220、ロ
ータ230は400〜500℃に達する。
ータ230は400〜500℃に達する。
このため、電磁クラッチの磁気遮断結合の耐熱性は50
0℃をこえることが望ましい。
0℃をこえることが望ましい。
このような高温に耐える材料としては、鋼糸が考えられ
る。
る。
銅、アルミは300℃程度の耐熱性であり、このような
ロックが生じるような分野では実用に耐えない。
ロックが生じるような分野では実用に耐えない。
従って、結合部材、被結合部材を共に鋼糸の材料で構成
することが必要となる。
することが必要となる。
一般に鋼糸の非磁性材料には、オーステナイト系ステン
レス鋼、マンガン鋼などでFe中にある量のNi、Or
。
レス鋼、マンガン鋼などでFe中にある量のNi、Or
。
Mn 、Cuなどを添加したオーステナイト組織とした
材料があるが磁性材料に用いられる低炭素鋼(8100
等)に比べて、材料の変形抵抗は大きい。
材料があるが磁性材料に用いられる低炭素鋼(8100
等)に比べて、材料の変形抵抗は大きい。
本発明では変形抵抗が小さく、塑性流動しやすい低炭素
鋼からなるクラッチディスクを変形させる構成としてい
るため冷間においても容易に塑性流動による結合を図る
ことができると共に耐熱性を800℃程度1で向上させ
ることができる。
鋼からなるクラッチディスクを変形させる構成としてい
るため冷間においても容易に塑性流動による結合を図る
ことができると共に耐熱性を800℃程度1で向上させ
ることができる。
第9図は結合部材の斜視図を示したものであり、リング
状で、しかも断面形状は略矩形である。
状で、しかも断面形状は略矩形である。
この結合部材223は非磁性金属からなり、パイプ材の
切削、塑性加工、又は焼結法などで加工したもので内、
外周に溝223bが形成されている。
切削、塑性加工、又は焼結法などで加工したもので内、
外周に溝223bが形成されている。
第10図は、第9図と同様、結合部材の斜視図を示した
ものであり円周上に隙間Sを有する略リング状で、しか
も断面形状は矩形で内、外周に溝223bが形成されて
いる。
ものであり円周上に隙間Sを有する略リング状で、しか
も断面形状は矩形で内、外周に溝223bが形成されて
いる。
この結合部材223は非磁性金属からなシ、線材を丸め
、一定寸法に加工したものである。
、一定寸法に加工したものである。
この隙間Sは、ディスクプレート221,222の間に
挿入され、加工された時点で、はぼ密着する程度の寸法
である。
挿入され、加工された時点で、はぼ密着する程度の寸法
である。
具体的には外径5.4胴で0.5rIrIn程度(角度
にして、およそ1° )のわずかな隙間である。
にして、およそ1° )のわずかな隙間である。
第11図は、シングル、フラックス形の応用例を示した
もので、駆動側のプレートは、磁性材からなるディスク
プレート231,235の2部品ならびに、非磁性金属
材料からなる略リング状の結合部材23301部品から
なっており、被駆動側のプレートには、非磁性金属材料
の結合部材は存在せず、単純な磁性材からなるディスク
プレート220、一部品から構成されている。
もので、駆動側のプレートは、磁性材からなるディスク
プレート231,235の2部品ならびに、非磁性金属
材料からなる略リング状の結合部材23301部品から
なっており、被駆動側のプレートには、非磁性金属材料
の結合部材は存在せず、単純な磁性材からなるディスク
プレート220、一部品から構成されている。
ダブル、フラックス形と異る点は、被駆動側のディスク
プレートと駆動側のディスクプレート間の磁気係合個所
は2ケ所と1/2である点であり、係合力は多少低下す
るものの、構成部品点数が少く構造的に単純であり生産
性に有利である。
プレートと駆動側のディスクプレート間の磁気係合個所
は2ケ所と1/2である点であり、係合力は多少低下す
るものの、構成部品点数が少く構造的に単純であり生産
性に有利である。
本発明による非磁性材の結合部材を介した結合方法の採
用によれば、ロータ240は第1図に示した従来構造に
よる連結部246、連結部247の如き無効な磁気通路
がなくなる。
用によれば、ロータ240は第1図に示した従来構造に
よる連結部246、連結部247の如き無効な磁気通路
がなくなる。
実験例によればカークーラー用電磁クラッチにおいて吸
引面の有効磁束は20〜30乃増加し、伝達トルクはお
よそ60%増加する。
引面の有効磁束は20〜30乃増加し、伝達トルクはお
よそ60%増加する。
換言すると同一トルクに於いては、20〜30条の磁気
回路の小形化が計れる。
回路の小形化が計れる。
従って、同一トルクで、同一プーリ径の仕様に於いては
、本実施例のように、軸方向に短い電磁クラッチが得ら
れる。
、本実施例のように、軸方向に短い電磁クラッチが得ら
れる。
また、結合部材として耐熱性の高い材料を使用できるの
で、圧縮機のロック等の異常が発生した場合でも、内、
外ディスクプレート間の結合力は継持され、ディスク飛
出しによる不慮の事故発生というような恐れはない。
で、圧縮機のロック等の異常が発生した場合でも、内、
外ディスクプレート間の結合力は継持され、ディスク飛
出しによる不慮の事故発生というような恐れはない。
なお、非磁性材料としては、鋼基外にも、Ni系(モネ
ルメタル、インコネル等)やco系(ステライト等)が
あり、被結合側材料としては、軟鋼のほかに、低炭素1
3%クロム鋼等を使用してもよい。
ルメタル、インコネル等)やco系(ステライト等)が
あり、被結合側材料としては、軟鋼のほかに、低炭素1
3%クロム鋼等を使用してもよい。
以上本発明を電磁クラッチに応用した例について説明し
たが、この発明は二個の金属部材を磁気的に遮断しつつ
機械的に結合する分野で、特に耐熱性の要求される個所
に、広く応用できることは言う1でもない。
たが、この発明は二個の金属部材を磁気的に遮断しつつ
機械的に結合する分野で、特に耐熱性の要求される個所
に、広く応用できることは言う1でもない。
第1図は従来公知の電磁クラッチのディスクを示す斜視
図である。 第2図は同じ〈従来公知のクラッチディスク構造を示す
斜視図である。 第3図は本発明の一実施例にきる電磁クラッチの縦断面
図、第4図はそのクラッチディスクの斜視図である。 第5図以下は本発明の結合構造及び方法について具体的
に説明する図であり、第5図は、接合前のクラッチプレ
ート及び結合部材の外観要部を示す一部断面斜視図、第
6図は、結合部材をクラッチプレート間の空隙部に挿入
した状態を示す斜視図、第7図は金型でクラッチプレー
トを加圧している状態を示す斜視図、第8図は結合完了
後の状態を示す斜視図である。 第9図、第10図は各各車発明における結合部板の形状
の例を示す図である。 第11図は本発明の他の実施例を示す図である。 221・・・クラッチディスク、222・・・クラッチ
ディスク、223・・・結合部材、223b・・・溝。
図である。 第2図は同じ〈従来公知のクラッチディスク構造を示す
斜視図である。 第3図は本発明の一実施例にきる電磁クラッチの縦断面
図、第4図はそのクラッチディスクの斜視図である。 第5図以下は本発明の結合構造及び方法について具体的
に説明する図であり、第5図は、接合前のクラッチプレ
ート及び結合部材の外観要部を示す一部断面斜視図、第
6図は、結合部材をクラッチプレート間の空隙部に挿入
した状態を示す斜視図、第7図は金型でクラッチプレー
トを加圧している状態を示す斜視図、第8図は結合完了
後の状態を示す斜視図である。 第9図、第10図は各各車発明における結合部板の形状
の例を示す図である。 第11図は本発明の他の実施例を示す図である。 221・・・クラッチディスク、222・・・クラッチ
ディスク、223・・・結合部材、223b・・・溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁性材料からなる部分を有し、駆動手段に連結され
た第1のディスクと、磁性材料からなる部分を有し、被
駆動手段に連結する手段を備えた第2のディスクと、第
り第2のディスクを含んで磁気回路を構成するための手
段と、上記磁気回路を流れる磁束を発生させるための電
磁コイルを備え、第1、第2のディスクの少くとも一方
が磁性材よシなシ同心状に配置された複数個のディスク
プレートで構成された電磁クラッチにおいて、上記複数
個のディスクプレートのうち外側のディスクプレートの
内周面と内側のディスクプレートの外周面との間にリン
グ状間隙を有し、上記リンク状間隙内に両ディスクプレ
ートより変形抵抗が大きい非磁性金属からなるリング状
結合部材が配置され該結合部材の内外周面に各々環状の
溝を有し、該溝に両ディスクプレートの一部が挿入され
、これによって内側、外側の両ディスクプレートを機械
的に結合していることを特徴とする電磁クラッチ。 2 リング状の結合部材がオーステナイト系ステンレス
鋼からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の電磁クラッチ。 3 磁性材料からなる部分を有し、駆動手段に連結され
た第1のディスクと、磁性材料からなる部分を有し、被
駆動手段に連結する手段を備えた第2のディスクと、第
1、第2のディスクを含んで磁気回路を構成するための
手段と、上記磁気回路を流れる磁束を発生させるための
電磁コイルを備え、第1、第2のディスクの少くとも一
方が磁性材よりなり同心状に配置された複数個のディス
クプレートで構成された電磁クラッチのディスクを製作
するものにおいて、上記ディスクプレートのうち外側の
ディスクプレートの内周面と内側のディスクプレートの
外周面との間にリング状間隙を形成し、一方、前記ディ
スクプレートの材料より変形抵抗が大きく、かつ所定の
機械的強度を有し非磁性金属材料からなり前記リング状
間隙の高さ以下の高さを有しかつ、内外周に環状の構を
有する結合部材を設け、次に該結合部材を前記リング状
間隙に挿入し、結合部材の全体が実質的に前記両ディス
クプレートと金型で包囲された状態とし、金型で内、外
側ディスクプレートの端部を塑性流動させて前記溝内筐
で流入させ、結合部材の剪断力と緊迫力にてディスクプ
レートを結合することを特徴とする電磁クラッチの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54063815A JPS5839258B2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 電磁クラツチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54063815A JPS5839258B2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 電磁クラツチ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55159334A JPS55159334A (en) | 1980-12-11 |
JPS5839258B2 true JPS5839258B2 (ja) | 1983-08-29 |
Family
ID=13240234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54063815A Expired JPS5839258B2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 電磁クラツチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839258B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150053802A (ko) * | 2012-12-26 | 2015-05-18 | 가부시키가이샤 덴소 | 전자 클러치 및 그 제조 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06199365A (ja) * | 1992-09-24 | 1994-07-19 | Kunihiro Horiuchi | 緩衝材 |
-
1979
- 1979-05-25 JP JP54063815A patent/JPS5839258B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150053802A (ko) * | 2012-12-26 | 2015-05-18 | 가부시키가이샤 덴소 | 전자 클러치 및 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55159334A (en) | 1980-12-11 |
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