JPS5939941Y2 - 化粧用塗布具 - Google Patents

化粧用塗布具

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JPS5939941Y2
JPS5939941Y2 JP3074982U JP3074982U JPS5939941Y2 JP S5939941 Y2 JPS5939941 Y2 JP S5939941Y2 JP 3074982 U JP3074982 U JP 3074982U JP 3074982 U JP3074982 U JP 3074982U JP S5939941 Y2 JPS5939941 Y2 JP S5939941Y2
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water
applicator
absorbing
hydrogel
cosmetic
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JPS58133007U (ja
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憲司 中村
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は水性ファウンデーション等の化粧用塗布具に関
するものである。
水性ファウンデーションについては粉末固型メイクアッ
プ化粧料に水を作用させ塗布するタイプのものが多い。
具体的な使用方法としては塗布具を一度水中に浸した後
に絞って塗布具に一定の湿りを持たせた後固型メイクア
ップ化粧料を転移塗布するものである。
従って塗布具素材としては親水性、含水性を持つものが
必要条件となる訳で、当初これを満足すルモのとして天
然海綿体やポリビニールアルコールのフォルマール化フ
オーム体が使用されていた。
ところがこれらの素材については各々連続発泡体構造を
有するものであるため、塗布時化粧料が塗布材内部へ浸
透するため無効消費につながる事、更には化粧料の内部
浸透で重ね塗りができない等の問題があった。
これを改良するため本考案者は実公昭55−17921
号公報に開示したように、弾性発泡体素材表面に化粧料
の浸透防止層を設け、更に、その表面に含水層を有する
粒状粉体を植設したものにて対応を試みてきた。
しかしながら、実公昭55−17921号公報に開示さ
れているような発泡体素材表面に形成された浸透防止層
上に含水性粒状粉体を植設した塗布具では、化粧料の無
効消費を防止したり、化粧料の塗布具の内部への浸透を
防止して重ね塗りすることは可能になったものの、塗布
具としての使用機能において重要な改良点が生じた。
一つは、塗布部表面に設けられた含水性粒状粉体の保水
能力が不足し化粧料の種類によっては(粉末弁の多いも
の)塗布具表面に付着している水分で化粧料を溶解付着
せしめることが困難であった。
そのため塗布時固型メイクアップ化粧料が溶けきれない
ま\肌へ塗布されるため、塗りムラ(スジ状の塗布部)
が生じる。
次に肌へのタッチ感触でソフト性に欠ける等の問題があ
り水性ファウンデーションで特に固型粉末タイプの化粧
料の種類増加と共に改良が望まれてきた。
本考案はこれらの背景に鑑みてなさ九たものであり、そ
の目的とする点は、従来この種の塗布具の持つ問題点を
一掃し、且つ使用性に優れた化粧用塗布具を提供するこ
とにある。
本考案においては、弾性を有する多孔質材をベースとす
る化粧用塗布具において、該塗布具の塗布部となる前記
多孔質材の外表面上に、ハイドロゲル生成高分子体を含
む合成樹脂の膜層を設げ、前記合成樹脂の膜層の表面に
接着剤層を形成し、該接着剤層の表面に吸水性パイルま
たは吸水性粉粒体を植設した化粧用塗布具により上記目
的を達成する。
浸透防止層を設けた実公昭55−17921号公報記載
の従来の塗布具では、塗布面の含水性粉粒体のみの吸水
効果を期待したのに比べ、本考案は塗布具ベースになる
多孔質体の性質を有効に引出すと共に、更に、その表面
に強吸水性のハイドロゲル生成高分子体を含む薄膜層を
配し、加えて塗布部になる部分に吸水体であるパイルま
たは粉粒体を配した。
従って、本考案の塗布具は、表面郡全体が高い吸水性を
有することになるため、水分の含有機能が大きくなり、
粉末固型の水性化粧料が如何なるタイプであっても対応
できるものとなり得た。
また、ハイドロゲル生成高分子体を含む膜層は水分の移
行機能を有するが、化粧料に含まれる顔料成分を移行さ
せることがないため、化粧料の無効消費を防止すること
ができると同時に化粧料を溶解付着させるための水分の
供給源となる。
以下図面にもとづき本考案を説明する。
第1図は多孔質材の表面にハイドロゲル生成高分子体を
含む合成樹脂の膜層が設けられた塗布具の断面図であり
、第2図は前記塗布具の表面に吸水性パイルが植設され
た塗布具の断面図で、第3図は第1図塗布具表面に吸水
性粉粒体が植設された塗布具断面図である。
台底コム、天然ゴム、ポリウレタン、ポリビニールクロ
ライド等の素材から得られる発泡体や不織布状のもので
弾性を有する多孔質材10表面にハイドロゲル生成高分
子体3を含む合成樹脂の膜層2が形成される。
前記多孔質材1は成分中に界面活性剤や、無機粉末、又
は吸水機能を有する素材を配合して水に濡れやすい状態
として仕上げるとより効果的である。
多孔質材10表面に形成されるハイドロゲル生成高分子
体3を含む合成樹脂膜層2はアクリル系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂。
ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂ゴム等の単一
成分か又はこれらの混合成分中に吸水するとハイドロゲ
ルを生成する強吸水剤を配合してなるものである。
尚、前記合成樹脂膜層2に発泡性合成樹脂を使用する事
も可能である。
ハイドロゲル生成高分子体3としては自重の10倍以上
の吸、保水性を有する素材、例えばカルボキシセルロー
スのアルカリ金属塩の架橋生成物かポリアクリル酸の金
属塩又はポリアルキレンオキサイド架橋生成物、更には
セルロースアクリルニトリルクラフト重合体より生成せ
しめたカルボキシルアルカリ金属塩等が最適である。
これらの素材は保水力(水中に浸漬して水分を吸収させ
、次いで遠心脱水した後になお保持される水の量)が自
重の数十倍又は数百倍にも及ぶものである。
従って濡れた状態で使用する水性化粧料用の塗布具とし
ては極めて有効なものである。
更に、化粧料の種類により、例えば粘度の低い化粧料を
塗布する場合には、塗布具の塗布部表面を吸水性とし且
つ粗面化することが望ましい。
このようにすると、粗面部により化粧料を保持しなから
圧展塗布することを一層効果的に行える。
このため、前記構成の塗布具表面に吸水性のパイル(短
繊維体)や粉粒体が植設される。
第2図及び第3図はその塗布具の断面図であり、前記合
成樹脂膜層2の表面には、アクリル酸エステル系、又は
ポリエステル系又はゴム系等の接着剤層4が形成される
接着剤層4はスプレィ方法、ロールコート方法、シルク
印刷方法等で形成されるもので、この層は後で植設され
る吸水体の根部を保持する機能を持つものである。
それと同時に接着剤層4は、ハイドロゲル生成高分子体
を含む膜層2が上部からマイクロポーラス状に見える如
く、の間隙を有しながら塗布される事が望ましく、又前
記接着剤層に前記ハイドロゲル生成高分子体3を少量混
入させても同様な効果が得られる。
即ち、薄膜層2が容易に水分を吸収できる状態となりえ
るからである。
次に前記接着剤層40表面には吸水性パイル5又は吸水
性粉粒体6が植設される。
吸水性パイルにおいてはアクリル繊維、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維、ノ・イドロゲル生成高分子より得
られた繊維等でコア部分には繊維方向に多数のポアーを
含んでおり、更にシース部分にも導管があり、コア部分
と繊維表面とを連結している。
即ち繊維に独特なポーラス構造をもち毛細管現象により
水分に繊維内部に吸収することができるものである。
吸水性粉粒体についても同様の構造を有するものである
次に前記の如くの構造で吸水をするもの\他に素材その
もので吸水する海綿、コツトン、ポリビニールアルコー
ル系、セルロース系のパイル又は粒体物又はハイドロゲ
ル生成高分子を含むスポンジ体でも充分効果は出しえる
ものである。
以上の如く本考案は有弾性の多孔質材1と吸水性膜層2
と更には吸水性パイル、粉粒体とからなる化粧用塗布具
であり、粉末固型メイクアップ化粧料を塗布具に吸水し
た水分によって溶きながら塗布するには充分その目的に
かなうものである。
従来塗布具の如く吸水性に不足を生じる事はなくその事
から生じる塗布時の塗りムダを防止する事も可能となっ
た。
そして、本考案として最も特筆できる、塗布具のベース
となる多孔質材の外表面に形成された、ハイドロゲル生
成高分子体3を含む合成樹脂膜層2の効果としては、ベ
ースである多孔質材に含有した水分を、ハイドロゲル生
成高分子の高保水機能によって徐々に塗布部へ移行せし
めることから、塗布部が常に一定の水分を例持状態とな
り、塗布部の感触がソフトで且つ極めて良好な使用感の
水性ファンデーション等用の化粧用塗布具が得られるこ
とである。
更に、多孔質材の外表面に形成された合成樹脂膜層2は
、水分は透過するが、化粧用は透過させないので、化粧
料の無効消費もなく、この点からも本考案の塗布具は価
値の大きいものである。
本考案の化粧料塗布具は、塗布部表面に吸水性パイルま
たは吸水性粉粒体が植設されているため、塗布部表面は
吸水性を有すると共に適当な粗面となっているので、粘
度の低い化粧料を塗布する場合であっても、粗面部によ
り化粧料を保持しながらムラなく効果的に圧展塗布する
ことができる。
以上の如く本考案塗布具は幾多の利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案塗布具の断面図である。 各部の名称、1・・・多孔質材、2・・・合成樹脂膜層
、3・・・ハイドロゲル生成高分子体、4・・・被着剤
層、5・・・吸水性パイル、6・・・吸水性粉粒体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 弾性を有する多孔質材をベースとする化粧用塗布具
    において、該塗布具の塗布部となる前記多孔質材の外表
    面上に、ハイドロゲル生成高分子体を含む合成樹脂の膜
    層を設け、前記合成樹脂の膜層の表面に接着剤層を形成
    し、該接着剤層の表面に吸水性パイルまたは吸水性粉粒
    体を植設したことを特徴とする化粧用塗布具。 2 前記接着剤層がマイクロポーラス状である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の化粧用塗布具。 3 前記接着剤層がハイドロゲル生成高分子体を含んで
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧用塗布具
    。 □
JP3074982U 1982-03-04 1982-03-04 化粧用塗布具 Expired JPS5939941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3074982U JPS5939941Y2 (ja) 1982-03-04 1982-03-04 化粧用塗布具

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JP3074982U JPS5939941Y2 (ja) 1982-03-04 1982-03-04 化粧用塗布具

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Publication Number Publication Date
JPS58133007U JPS58133007U (ja) 1983-09-07
JPS5939941Y2 true JPS5939941Y2 (ja) 1984-11-10

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ID=30042444

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