JPH0445591Y2 - - Google Patents
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- JPH0445591Y2 JPH0445591Y2 JP4932487U JP4932487U JPH0445591Y2 JP H0445591 Y2 JPH0445591 Y2 JP H0445591Y2 JP 4932487 U JP4932487 U JP 4932487U JP 4932487 U JP4932487 U JP 4932487U JP H0445591 Y2 JPH0445591 Y2 JP H0445591Y2
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Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は皮膚表面に浮出した皮脂分を吸収する
化粧用脂取り紙に関するものである。
化粧用脂取り紙に関するものである。
顔面、特に鼻、顎、眉間等の周囲は皮脂の分泌
が盛んであり、脂つぽくなり易く、また、その部
分は化粧くずれを起こし易い。
が盛んであり、脂つぽくなり易く、また、その部
分は化粧くずれを起こし易い。
皮脂が浮出たまま、化粧をしたのでは、化粧料
が皮膚によく馴染まないので、脂分を取り除いて
から化粧を行う方が化粧効果が上がる。
が皮膚によく馴染まないので、脂分を取り除いて
から化粧を行う方が化粧効果が上がる。
そのため、従来から化粧直し時または化粧時に
は皮脂の浮出した顔の部分を化粧用脂取り紙で押
えて、化粧用脂取り紙に脂分を吸取らせてから、
化粧を行つている。
は皮脂の浮出した顔の部分を化粧用脂取り紙で押
えて、化粧用脂取り紙に脂分を吸取らせてから、
化粧を行つている。
市販されている化粧用脂取り紙では、吸脂性を
有する麻等の直物繊維からなる紙類が通常使用さ
れている。しかるに、麻繊維からなる紙は皮脂分
の吸収力は大きいが、麻繊維が比較的硬いため使
用時に皮膚を刺激することがある。この皮膚への
刺激を減少するために、化粧用脂取り紙の製造時
に強圧縮のロールプレスを行つたり、紙の表面に
炭酸カルシウム粉末や他の無機粉末を塗布するこ
とが行なわれている。
有する麻等の直物繊維からなる紙類が通常使用さ
れている。しかるに、麻繊維からなる紙は皮脂分
の吸収力は大きいが、麻繊維が比較的硬いため使
用時に皮膚を刺激することがある。この皮膚への
刺激を減少するために、化粧用脂取り紙の製造時
に強圧縮のロールプレスを行つたり、紙の表面に
炭酸カルシウム粉末や他の無機粉末を塗布するこ
とが行なわれている。
化粧用脂取り紙の製造時にロールプレスして、
紙を構成する繊維を押し潰した場合、時間が経つ
と細い繊維が起毛状態となり、これが皮膚へ刺激
を与える。
紙を構成する繊維を押し潰した場合、時間が経つ
と細い繊維が起毛状態となり、これが皮膚へ刺激
を与える。
また、炭酸カルシウム粉末や他の無機粉末を塗
布した化粧用脂取り紙は、使用時の皮膚への刺激
が少ないが、皮脂分の吸収能力がなくなつてしま
う。これは無機粉末を紙面に塗布する際に、糊剤
と無機粉末とを混合して塗布するので、出来上が
つた塗工紙はその表面が粉末と糊剤により覆われ
てしまい、これら粉末も糊剤も皮脂分の吸収力が
小さいために、化粧用脂取り紙の脂取り効果が減
少する。
布した化粧用脂取り紙は、使用時の皮膚への刺激
が少ないが、皮脂分の吸収能力がなくなつてしま
う。これは無機粉末を紙面に塗布する際に、糊剤
と無機粉末とを混合して塗布するので、出来上が
つた塗工紙はその表面が粉末と糊剤により覆われ
てしまい、これら粉末も糊剤も皮脂分の吸収力が
小さいために、化粧用脂取り紙の脂取り効果が減
少する。
本考案は前述のような問題点を解決し、皮脂吸
収効果が高く、しかも使用時に皮膚への刺激感が
ほとんど生じないような化粧用脂取り紙を提供す
ることを目的とする。
収効果が高く、しかも使用時に皮膚への刺激感が
ほとんど生じないような化粧用脂取り紙を提供す
ることを目的とする。
本考案によれば、化粧用脂取り紙の表面に多孔
質の球状ビーズを付着させたことにより、前述の
目的を達成する。
質の球状ビーズを付着させたことにより、前述の
目的を達成する。
化粧用脂取り紙の表面に球状ビーズが付着して
いるので、紙を構成する繊維の毛羽立ちが防止さ
れる。しかも、化粧用脂取り紙の使用時に直接皮
膚に触れるのは球状のビーズであり、この球状ビ
ーズは丸い表面を有しているので、皮膚に接触し
ても刺激を与えない。
いるので、紙を構成する繊維の毛羽立ちが防止さ
れる。しかも、化粧用脂取り紙の使用時に直接皮
膚に触れるのは球状のビーズであり、この球状ビ
ーズは丸い表面を有しているので、皮膚に接触し
ても刺激を与えない。
また、球状ビーズは多孔質であるので、皮脂は
化粧用脂取り紙表面に付着した球状ビーズの孔内
に吸収され、皮脂の吸収効果が大きい。
化粧用脂取り紙表面に付着した球状ビーズの孔内
に吸収され、皮脂の吸収効果が大きい。
以下図面に示した実施例に基いて本考案を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案の化粧用脂取り紙を模型的に示
した斜視図である。
した斜視図である。
本考案の化粧用脂取り紙において、化粧用脂取
り紙1の本体11の表面に、多孔質の球状ビーズ
12が付着している。
り紙1の本体11の表面に、多孔質の球状ビーズ
12が付着している。
本考案の化粧用脂取り紙の本体11は、従来の
化粧用脂取り紙と同様に皮脂類を吸収する性質を
有する麻繊維等の植物繊維からなる紙や植物繊維
と合成繊維とを混合した紙を使用できる。更に、
本考案によれば、化粧用脂取り紙本体11には皮
脂の吸収力を必ずしも必要としないので、合成樹
脂からなる紙も本考案の化粧用脂取り紙の本体1
1として使用することができる。
化粧用脂取り紙と同様に皮脂類を吸収する性質を
有する麻繊維等の植物繊維からなる紙や植物繊維
と合成繊維とを混合した紙を使用できる。更に、
本考案によれば、化粧用脂取り紙本体11には皮
脂の吸収力を必ずしも必要としないので、合成樹
脂からなる紙も本考案の化粧用脂取り紙の本体1
1として使用することができる。
本考案において使用する球状ビーズ12はほぼ
完全に球状のもので、平均粒子径が50μ〜100μ程
度のものが利用でき、好ましくは50μ〜120μ程度
である。また、この球状ビーズは多孔質であり、
多数の微細な孔が球状ビーズの表面に形成されて
いるものである。例えば、平均粒子で直径が10μ
の球状ビーズでは、0.01〜0.5μ直径の微細な孔を
有する。
完全に球状のもので、平均粒子径が50μ〜100μ程
度のものが利用でき、好ましくは50μ〜120μ程度
である。また、この球状ビーズは多孔質であり、
多数の微細な孔が球状ビーズの表面に形成されて
いるものである。例えば、平均粒子で直径が10μ
の球状ビーズでは、0.01〜0.5μ直径の微細な孔を
有する。
なお、本考案に使用する多孔質球状ビーズは、
球状ビーズの全体が多孔質の状態でもよいし、或
は、内部が中空で、外側部分が多孔質のマイクロ
カプセル状のものでもよい。
球状ビーズの全体が多孔質の状態でもよいし、或
は、内部が中空で、外側部分が多孔質のマイクロ
カプセル状のものでもよい。
多孔質球状ビーズ12の作り方は既にいくつも
の方法が知られているが、本考案に使用する多孔
質球状ビーズはどのような方法により製造したも
のでもよい。例えば、合成樹脂を溶解した液に炭
酸カルシウム粉末等を投入し混合攪拌して、パー
ル重合等により球状ビーズを形成した後、酸液に
前記球状ビーズを浸漬して、前記炭酸カルシウム
粉末等を溶出除去することにより製造することが
できる。この球状ビーズの原料となる合成樹脂と
しては、例えば、ポリエステル、アクリル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、シ
リコーン樹脂、フツソ樹脂等の適宜の合成樹脂を
用いられる。
の方法が知られているが、本考案に使用する多孔
質球状ビーズはどのような方法により製造したも
のでもよい。例えば、合成樹脂を溶解した液に炭
酸カルシウム粉末等を投入し混合攪拌して、パー
ル重合等により球状ビーズを形成した後、酸液に
前記球状ビーズを浸漬して、前記炭酸カルシウム
粉末等を溶出除去することにより製造することが
できる。この球状ビーズの原料となる合成樹脂と
しては、例えば、ポリエステル、アクリル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、シ
リコーン樹脂、フツソ樹脂等の適宜の合成樹脂を
用いられる。
また、無機粉末を溶出する代りに、発泡剤を添
加することにより多孔質の球状ビーズを製造する
ことができる。
加することにより多孔質の球状ビーズを製造する
ことができる。
更に、セルロースを溶解・分散させ、反応条件
を選定することによりセルロースの多孔質球状ビ
ーズを作ることができる。
を選定することによりセルロースの多孔質球状ビ
ーズを作ることができる。
また、無機物も焼成条件を適当に選定して多孔
質の焼物とし、これをタンブラーに入れて球状ビ
ーズとして仕上げると、無機物の多孔質球状ビー
ズを作ることができる。
質の焼物とし、これをタンブラーに入れて球状ビ
ーズとして仕上げると、無機物の多孔質球状ビー
ズを作ることができる。
化粧用脂取り紙の本体11に多孔質球状ビーズ
12を付着させるには、化粧用脂取り紙本体に接
着剤を塗布して、この接着剤により多孔質球状ビ
ーズ12を付着させるか、または化粧用脂取り紙
の製造中に多孔質球状ビーズ12を混入して付着
させる。特に、化粧用脂取り紙の製造中に多孔質
球状ビーズ12を付着させる場合は、接着剤を使
用しなくてよいので、化粧用脂取り紙本体11の
吸脂力をそのまま発揮させることができ、しか
も、接着剤の塗布工程などの付加的な製造工程を
必要としないので、好ましい。
12を付着させるには、化粧用脂取り紙本体に接
着剤を塗布して、この接着剤により多孔質球状ビ
ーズ12を付着させるか、または化粧用脂取り紙
の製造中に多孔質球状ビーズ12を混入して付着
させる。特に、化粧用脂取り紙の製造中に多孔質
球状ビーズ12を付着させる場合は、接着剤を使
用しなくてよいので、化粧用脂取り紙本体11の
吸脂力をそのまま発揮させることができ、しか
も、接着剤の塗布工程などの付加的な製造工程を
必要としないので、好ましい。
化粧用脂取り紙1の製造中に多孔質球状ビーズ
12を混入して付着させるには、調成工程におい
てパルプ原料に混入するか、または、抄紙工程に
おいて抄紙中の紙匹の上方から多孔質球状ビーズ
12を散布すればよい。
12を混入して付着させるには、調成工程におい
てパルプ原料に混入するか、または、抄紙工程に
おいて抄紙中の紙匹の上方から多孔質球状ビーズ
12を散布すればよい。
ただし、調成工程においてパルプ原料に多孔質
球状ビーズ12を混入する場合は、紙1の内部に
も多孔質球状ビーズ12が入る状態となるので、
かなり多量の多孔質球状ビーズ12を必要とす
る。従つて、抄紙工程において多孔質球状ビーズ
12を散布して、紙1の表面に付着させる方が好
ましい。
球状ビーズ12を混入する場合は、紙1の内部に
も多孔質球状ビーズ12が入る状態となるので、
かなり多量の多孔質球状ビーズ12を必要とす
る。従つて、抄紙工程において多孔質球状ビーズ
12を散布して、紙1の表面に付着させる方が好
ましい。
抄紙工程において多孔質球状ビーズ12を散布
する場合、紙匹からある程度水分が除去された状
態で散布するのが好ましい。例えば、円網抄紙機
で化粧用脂取り紙を製造する場合、プレス部にお
いて紙匹の上方から多孔質球状ビーズ12を散布
する。多孔質球状ビーズ12は乾燥した粉末の状
態のまま散布してもよいし、或は、予め水等と混
合攪拌してエマルジヨン状態としておいて、これ
を散布してもよい。湿潤した紙匹の上に散布され
た多孔質球状ビーズ12は抄紙機の乾燥部を通過
する間に、しつかりと紙表面に付着した状態とな
る。
する場合、紙匹からある程度水分が除去された状
態で散布するのが好ましい。例えば、円網抄紙機
で化粧用脂取り紙を製造する場合、プレス部にお
いて紙匹の上方から多孔質球状ビーズ12を散布
する。多孔質球状ビーズ12は乾燥した粉末の状
態のまま散布してもよいし、或は、予め水等と混
合攪拌してエマルジヨン状態としておいて、これ
を散布してもよい。湿潤した紙匹の上に散布され
た多孔質球状ビーズ12は抄紙機の乾燥部を通過
する間に、しつかりと紙表面に付着した状態とな
る。
本考案によれば、化粧用脂取り紙の表面に多孔
質球状ビーズが付着しているのでおり、この多孔
質の球状ビーズにより皮脂を吸脂する。多孔質の
球状ビースを用いているので、吸脂面積が広くな
り、吸脂性に優れている。また、多孔質球状ビー
ズの孔内に吸脂を吸収するので、皮脂の吸収力が
大きい。特に、化粧用脂取り紙本体も吸脂性に優
れた紙を使用した場合は、多孔質球状ビーズとの
相乗作用でより一層吸脂力が増加する。
質球状ビーズが付着しているのでおり、この多孔
質の球状ビーズにより皮脂を吸脂する。多孔質の
球状ビースを用いているので、吸脂面積が広くな
り、吸脂性に優れている。また、多孔質球状ビー
ズの孔内に吸脂を吸収するので、皮脂の吸収力が
大きい。特に、化粧用脂取り紙本体も吸脂性に優
れた紙を使用した場合は、多孔質球状ビーズとの
相乗作用でより一層吸脂力が増加する。
また、本考案によれば、化粧用脂取り紙の表面
に球状ビーズが付着しているので、紙を構成する
繊維の毛羽立ちが防止される。しかも、化粧用脂
取り紙の使用時に直接皮膚に触れるのは球状のビ
ーズであり、この球状ビーズは丸い表面を有して
いるので、皮膚に接触しても刺激を与えない。
に球状ビーズが付着しているので、紙を構成する
繊維の毛羽立ちが防止される。しかも、化粧用脂
取り紙の使用時に直接皮膚に触れるのは球状のビ
ーズであり、この球状ビーズは丸い表面を有して
いるので、皮膚に接触しても刺激を与えない。
第1図は本考案の化粧用脂取り紙を模型的に示
した斜視図である。
した斜視図である。
Claims (1)
- 化粧用脂取り紙の表面に多孔質の球状ビーズが
付着していることを特徴とする化粧用脂取り紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4932487U JPH0445591Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4932487U JPH0445591Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63155494U JPS63155494U (ja) | 1988-10-12 |
JPH0445591Y2 true JPH0445591Y2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=30871669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4932487U Expired JPH0445591Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0445591Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000198729A (ja) * | 1998-04-17 | 2000-07-18 | Kao Corp | シート状化粧料の製造方法 |
JP3898331B2 (ja) * | 1998-04-17 | 2007-03-28 | 花王株式会社 | 洗浄用シート |
JP3167300B2 (ja) * | 1998-04-17 | 2001-05-21 | 花王株式会社 | シート状化粧料 |
JP3690194B2 (ja) * | 1999-07-08 | 2005-08-31 | 花王株式会社 | 身体清浄用シート |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP4932487U patent/JPH0445591Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63155494U (ja) | 1988-10-12 |
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