JPS5939819Y2 - 発電機の回転子取付装置 - Google Patents
発電機の回転子取付装置Info
- Publication number
- JPS5939819Y2 JPS5939819Y2 JP1978055662U JP5566278U JPS5939819Y2 JP S5939819 Y2 JPS5939819 Y2 JP S5939819Y2 JP 1978055662 U JP1978055662 U JP 1978055662U JP 5566278 U JP5566278 U JP 5566278U JP S5939819 Y2 JPS5939819 Y2 JP S5939819Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- rotor core
- core
- narrow diameter
- wire ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転軸に取付けられた発電機の回転子に関する
ものである。
ものである。
従来、車輌用の発電機は、エンジンのクランクシャフト
に連結された回転軸の端部に設けられてぃた。
に連結された回転軸の端部に設けられてぃた。
従来の此種車輌用発電機の構造を第1図について説明す
る。
る。
1は発電機保護カバーで、複数の通風孔1aが穿設され
ている。
ている。
2はエンジンのクランクケースで、その外端部14に発
電機が取付ゆられるように構成されている。
電機が取付ゆられるように構成されている。
3はスリーブで、その一端に剰傾孔部3.が形成され、
ボルト8によりエンジンのクランクシャフト9に固着さ
れている。
ボルト8によりエンジンのクランクシャフト9に固着さ
れている。
上記スリーブ3には積層された界磁鉄心11が圧入固定
され、該界磁鉄心11の外側には界磁コイル12が巻回
されている。
され、該界磁鉄心11の外側には界磁コイル12が巻回
されている。
4はブラシホルダーで・上記保護カバー1に取付けられ
、冷却ファン5に形成したスリップリング6.6と接触
する刷子7,7を保持している。
、冷却ファン5に形成したスリップリング6.6と接触
する刷子7,7を保持している。
該スリップリング6.6には上記界磁コイル12と電気
接続するための導線が取付けられている。
接続するための導線が取付けられている。
上記クランクケースの外端部14には電機子用鉄心15
が、例えば螺子16により固着され、該電機子用鉄心に
は電機子巻線11が巻回されている。
が、例えば螺子16により固着され、該電機子用鉄心に
は電機子巻線11が巻回されている。
18はクランクシャフト9の軸受部である。
冷却ファン5はスリーブ3の端部に形成した細径部に嵌
合する環体5Iに支持され、この環体5′はスリーブ3
をクランクシャフト9にボルト8により固定するとき、
ボルト頭部10により押圧されるワッシャ10′ によ
りスリーブ3に固定される。
合する環体5Iに支持され、この環体5′はスリーブ3
をクランクシャフト9にボルト8により固定するとき、
ボルト頭部10により押圧されるワッシャ10′ によ
りスリーブ3に固定される。
エンジンのクランクシャフト9が回転すれば、これに固
着されたスリーブ3も回転し、界磁鉄心11も回転する
。
着されたスリーブ3も回転し、界磁鉄心11も回転する
。
これにより電機子巻線17に起電力を生じ、図示されな
い外部回路に適当な手段で給電する。
い外部回路に適当な手段で給電する。
クランクシャフト9の回転により冷却ファン5も回転し
て通風孔18より冷却風を取入れ、この冷却風は電電機
の内部を冷却した後で、最後に孔部19より外部に排気
される。
て通風孔18より冷却風を取入れ、この冷却風は電電機
の内部を冷却した後で、最後に孔部19より外部に排気
される。
しかしながら上記の如く構成された従来の発電機では、
回転子を取付けるためにスリーブが必要であり、製作コ
ストが高くなる欠点があった。
回転子を取付けるためにスリーブが必要であり、製作コ
ストが高くなる欠点があった。
即ちこの種の装置においては、固定子を構成する電機子
用鉄心15の内径の中心軸に対して、回転子を構成する
界磁鉄心11の中心軸が非所望に芯振れしないようにす
ることが必須の要件である。
用鉄心15の内径の中心軸に対して、回転子を構成する
界磁鉄心11の中心軸が非所望に芯振れしないようにす
ることが必須の要件である。
このことから、第1図図示の如く、クランクシャフト9
に高精度仕上げの傾斜部をもうけると共にスリーブ3の
斜傾孔部3.を高精度仕上げを行って両者をセンタ合わ
せして係合せしめ、上記芯振れをなくするようにしてい
る。
に高精度仕上げの傾斜部をもうけると共にスリーブ3の
斜傾孔部3.を高精度仕上げを行って両者をセンタ合わ
せして係合せしめ、上記芯振れをなくするようにしてい
る。
しかし、上記スリーブをもうけることは部品点数の増に
なり、製作コストが犬となる。
なり、製作コストが犬となる。
本考案はこの欠点を改善することを目的とするもので、
回転軸の端部にクランクシャフト、よりも細い径の細径
部分を設げ1該細径部分の端部に螺子溝を設げるととも
に該細径部分に回転子音構成している鉄心を積層固定す
るとともにスリップリングを保持する絶縁体が固定され
ているキャップ状体をも一緒に固定するようにしたこと
を特徴とするものである。
回転軸の端部にクランクシャフト、よりも細い径の細径
部分を設げ1該細径部分の端部に螺子溝を設げるととも
に該細径部分に回転子音構成している鉄心を積層固定す
るとともにスリップリングを保持する絶縁体が固定され
ているキャップ状体をも一緒に固定するようにしたこと
を特徴とするものである。
以下、本考案の1実施例を第2図、第3図及び第4図に
ついて説明する。
ついて説明する。
これらの図において第1図と同一符号を付したものは同
一部分を示す。
一部分を示す。
20は1.クランクシャフト9の先端部に形成された細
径部である。
径部である。
11は回転子鉄心で、第3図に示す如き形状の回転子鋼
板11−1を多数積層して構成され、上記細径部20と
嵌合する中心孔21や有する。
板11−1を多数積層して構成され、上記細径部20と
嵌合する中心孔21や有する。
22はスリップリング6.6を保持する絶縁環体・23
は該絶縁環体22が固定されているキャップ状体、24
は線輪枠体、25は該線輪枠体に形成されたフィン部、
26は上記細径部20の端部に形成された螺子溝部27
は該螺子溝部26に螺合するナツトである。
は該絶縁環体22が固定されているキャップ状体、24
は線輪枠体、25は該線輪枠体に形成されたフィン部、
26は上記細径部20の端部に形成された螺子溝部27
は該螺子溝部26に螺合するナツトである。
本考案は、第2図に示す如く、エンジンのクランクケー
ス2よりクランクシャフト9を突出させ、該クランクシ
ャフトの突出部分を他の部分よりも細くして細径部20
を形成する。
ス2よりクランクシャフト9を突出させ、該クランクシ
ャフトの突出部分を他の部分よりも細くして細径部20
を形成する。
該細径部20の先端には螺子溝を刻み螺子溝部26を構
成する。
成する。
上記細径部20は、第4図に示す如き形状の多数の回転
子鋼板11−1の中心孔21に挿入されるものである。
子鋼板11−1の中心孔21に挿入されるものである。
即ち、第1図図示の如き構成の場合には、スリーブ3上
に界磁鉄心11を組上げた上で、スリーブ3をクランク
シャフト9に取付ることができた。
に界磁鉄心11を組上げた上で、スリーブ3をクランク
シャフト9に取付ることができた。
しかし、本考案の場合には、細径部20上に鉄心11を
組上げる必要が生じるが、以下に述べるように細径部2
0から離れた状態で鉄心11を形成して、細径部20に
係合するようにされる。
組上げる必要が生じるが、以下に述べるように細径部2
0から離れた状態で鉄心11を形成して、細径部20に
係合するようにされる。
上記鋼板11−1には、別に4個所の孔部28が形成さ
れ、該孔部28にはl対の線輪枠24゜24が嵌合され
る。
れ、該孔部28にはl対の線輪枠24゜24が嵌合され
る。
該線輪枠24は、第4図に示す如く・ 2個の部分24
124bより構成され、例えば合成樹脂をモールドして
作られる。
124bより構成され、例えば合成樹脂をモールドして
作られる。
上記回転子鋼板11−1を所定枚数積み重ねて回転子鉄
心11を形成したあとで、その孔部28に上記線輪枠2
4の2つの部分24.$24bを嵌め込み、該線輪枠2
4に、例えば界磁巻線12を巻回する。
心11を形成したあとで、その孔部28に上記線輪枠2
4の2つの部分24.$24bを嵌め込み、該線輪枠2
4に、例えば界磁巻線12を巻回する。
それから回転子鉄心11はその中心孔21に上記細径部
20を挿入する。
20を挿入する。
その後キャップ状体23が嵌合され、ナツト27が螺子
溝部26に螺合される。
溝部26に螺合される。
ククランクシャフト9と細径部20との間・には段壁部
31が形成されているので、上記ナツト27は螺子部に
螺合して強く締め込めば、回転子鉄心11はこの段壁部
31に一方の側面が押えられ、該回転子鉄心11の位置
決めが正確に行われる。
31が形成されているので、上記ナツト27は螺子部に
螺合して強く締め込めば、回転子鉄心11はこの段壁部
31に一方の側面が押えられ、該回転子鉄心11の位置
決めが正確に行われる。
また線輪枠体24には翼部25が一体的に形成されてい
る。
る。
したがってクランクシャフト9の回転により、回転子鉄
心11も一緒に回転すれば、該翼部25がファンの作用
を行イ、保護カバー1の通風孔1aより空気を吸入し、
界磁線輪12や電機子巻線17を有効に冷却したあと孔
部29゜29より排気される。
心11も一緒に回転すれば、該翼部25がファンの作用
を行イ、保護カバー1の通風孔1aより空気を吸入し、
界磁線輪12や電機子巻線17を有効に冷却したあと孔
部29゜29より排気される。
なお界磁線輪12への給電は、公知の如く、フランホル
ダーに設けられた刷子7.7及びスリップリング6.6
を介して行わへ また電機子用鉄心15は螺子30によ
りエンジンケース2に固着され、電機子巻線17が該電
機子鉄心に設けられていることは従来のものと同様であ
る。
ダーに設けられた刷子7.7及びスリップリング6.6
を介して行わへ また電機子用鉄心15は螺子30によ
りエンジンケース2に固着され、電機子巻線17が該電
機子鉄心に設けられていることは従来のものと同様であ
る。
このようにして、本考案では、クランクシャフト9の突
出部に細径部20を形成し、これに回転子鉄心11を取
付けることが可能になったので、従来の如く、クランク
シャフト9に回転子鉄心を取付まる際に使用せねばなら
なかったスリーブ3aを省略することができ、しかもス
リップリングを保持する絶縁環体が固定されているキャ
ップ状体をも一緒に固定するのでその組立がきわめて簡
単になり、製造コストを低くするという大きな効果を有
する。
出部に細径部20を形成し、これに回転子鉄心11を取
付けることが可能になったので、従来の如く、クランク
シャフト9に回転子鉄心を取付まる際に使用せねばなら
なかったスリーブ3aを省略することができ、しかもス
リップリングを保持する絶縁環体が固定されているキャ
ップ状体をも一緒に固定するのでその組立がきわめて簡
単になり、製造コストを低くするという大きな効果を有
する。
しかも、スリーブ3aを省略することにともない1中心
孔を従来のスリーブを用いたものに比較して小さくでき
るので、回転子鉄心も従来のものに比して小さくするこ
とが可能であり、発電機全体を小さくすることが可能と
なる。
孔を従来のスリーブを用いたものに比較して小さくでき
るので、回転子鉄心も従来のものに比して小さくするこ
とが可能であり、発電機全体を小さくすることが可能と
なる。
なお、上記実施例では、回転子鉄心を固定するに際して
クランクシャフトの先端を細径部とした例で説明したが
、他の実施例として、クランクシャフトの内側に雌螺子
溝を切り、これにボルトを螺合させ、このボルトの頭部
とクランクシャフトの端面との間に回転子鉄心を挾持す
るように構成しても、スリーブを省略できることは勿論
である。
クランクシャフトの先端を細径部とした例で説明したが
、他の実施例として、クランクシャフトの内側に雌螺子
溝を切り、これにボルトを螺合させ、このボルトの頭部
とクランクシャフトの端面との間に回転子鉄心を挾持す
るように構成しても、スリーブを省略できることは勿論
である。
第1図は従来のエンジン直結式回転機を示し、第2図、
第3図及び第4図は本考案のl実施例を示すもので、第
2図はクランクシャフトに直結した状態を示し、第3図
は回転子鉄心を構成する回転子鉄板を示し、第4図は回
転子鉄心に嵌合して界磁巻線が巻回される線輪枠体を示
す。 図において、1は発電機保護カバー、2はエンジンのク
ランクケース、3はスリーブ、4はブラシホルダー、5
は冷却ファン、6はスリップリング、9はクランクシャ
フト、11は回転子鉄心、12は界磁線輪、20はクラ
ンクシャフトの細径部・22は絶縁環体、24は線輪枠
体、25はフィン部である。
第3図及び第4図は本考案のl実施例を示すもので、第
2図はクランクシャフトに直結した状態を示し、第3図
は回転子鉄心を構成する回転子鉄板を示し、第4図は回
転子鉄心に嵌合して界磁巻線が巻回される線輪枠体を示
す。 図において、1は発電機保護カバー、2はエンジンのク
ランクケース、3はスリーブ、4はブラシホルダー、5
は冷却ファン、6はスリップリング、9はクランクシャ
フト、11は回転子鉄心、12は界磁線輪、20はクラ
ンクシャフトの細径部・22は絶縁環体、24は線輪枠
体、25はフィン部である。
Claims (1)
- クランクシャフトと、多数の鉄板を積層して構成した回
転子鉄心と、該回転子鉄心に線輪枠を設け、該線輪枠に
巻回されたコイルとを備え、上記クランクシャフトの端
部に、該クランクシャフトの直径よりも細い細径部分を
段壁部を形成ぜしめて設けると共に、当該細径部の先端
に螺子溝を設け、これに該細径部の外径に嵌合する中心
孔を有する回転子鉄心とスリップリングを保持する絶縁
環体が固定されているキャップ状体を挿入し、前記螺子
溝に螺合するナツトと前記段壁部により回転鉄心とキャ
ップ状体を締めつげ固定するようにしたことを特徴とす
る発電機の回転子取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978055662U JPS5939819Y2 (ja) | 1978-04-25 | 1978-04-25 | 発電機の回転子取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978055662U JPS5939819Y2 (ja) | 1978-04-25 | 1978-04-25 | 発電機の回転子取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54157204U JPS54157204U (ja) | 1979-11-01 |
JPS5939819Y2 true JPS5939819Y2 (ja) | 1984-11-08 |
Family
ID=28951758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978055662U Expired JPS5939819Y2 (ja) | 1978-04-25 | 1978-04-25 | 発電機の回転子取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939819Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610950U (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-10 | 三田工業株式会社 | 上下ユニット装置 |
-
1978
- 1978-04-25 JP JP1978055662U patent/JPS5939819Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610950U (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-10 | 三田工業株式会社 | 上下ユニット装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54157204U (ja) | 1979-11-01 |
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