JPS5939466B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPS5939466B2 JPS5939466B2 JP8592081A JP8592081A JPS5939466B2 JP S5939466 B2 JPS5939466 B2 JP S5939466B2 JP 8592081 A JP8592081 A JP 8592081A JP 8592081 A JP8592081 A JP 8592081A JP S5939466 B2 JPS5939466 B2 JP S5939466B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性および成形性のすぐれた耐候性、耐衝
撃性熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
撃性熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
従来、アクリロニトリル−ポリブタジエン系ゴム−スチ
レン三元共重合体組成物(ABS樹脂)は、耐衝撃性の
すぐれた熱可塑性樹脂として、一般に知られている。
レン三元共重合体組成物(ABS樹脂)は、耐衝撃性の
すぐれた熱可塑性樹脂として、一般に知られている。
しかし、ABS樹脂は、主鎖中に、化学的に不安定な二
重結合を多く含有しているため、紫外線などによつて劣
化しやすく耐候性に劣つていることも知られている。こ
のABS樹脂の欠点である耐候性を改良したものとして
、主鎖中に二重結合をほとんど含有しないゴム状弾性体
、代表的なものとしてアクリル系ゴムを使用したものが
知られており、これらに関する多くの提案がなされてい
る。
重結合を多く含有しているため、紫外線などによつて劣
化しやすく耐候性に劣つていることも知られている。こ
のABS樹脂の欠点である耐候性を改良したものとして
、主鎖中に二重結合をほとんど含有しないゴム状弾性体
、代表的なものとしてアクリル系ゴムを使用したものが
知られており、これらに関する多くの提案がなされてい
る。
しかしながら、これらの方法による熱可塑性樹脂には、
実用的に見た場合、いくつかの課題があり、種々改良の
余地が残されている。
実用的に見た場合、いくつかの課題があり、種々改良の
余地が残されている。
その一つは、耐熱性であり、比較的高温において、熱に
よる変形のために寸法安定性が著しく損われる点である
。この耐熱性を改良する試みは、種々なされている。例
えば、樹脂組成物の構成成分として、α−メチルスチレ
ンを導入して耐熱性を改良する方法である。しかし、こ
の方法で製造された樹脂は耐熱性が向上する反面、成形
性が著しく悪くなるという欠点があり、実用上有効な方
法とはいえない。即ち、射出成形において成形温度、成
形圧力を高くしても樹脂の流れが低いため金型への充填
が困難であり、また、いちじるしく高い温度にさらされ
ると熱分解、熱劣化が生じ、実用上成形温度には制約が
ある。一方、この樹脂の成形性が劣る欠点を改良するた
めに、分子量を下げる目的で連鎖移動剤を多く使用した
り、乳化重合に使用する乳化剤量を減らして重合する方
法を用いても満足な結果は得られない。すなわち、樹脂
の流れ性は向上するが、それにともなつて、樹脂の耐熱
性自体が低下してしまうからである。また、樹脂の分子
量を下げないで流れ性を改良する方法としては、滑剤な
どを添加する方法があるが、この場合も、耐熱性の低下
はさけられない。また、α−メチル−スチレンを導入す
ると、衝撃強さが低下する。
よる変形のために寸法安定性が著しく損われる点である
。この耐熱性を改良する試みは、種々なされている。例
えば、樹脂組成物の構成成分として、α−メチルスチレ
ンを導入して耐熱性を改良する方法である。しかし、こ
の方法で製造された樹脂は耐熱性が向上する反面、成形
性が著しく悪くなるという欠点があり、実用上有効な方
法とはいえない。即ち、射出成形において成形温度、成
形圧力を高くしても樹脂の流れが低いため金型への充填
が困難であり、また、いちじるしく高い温度にさらされ
ると熱分解、熱劣化が生じ、実用上成形温度には制約が
ある。一方、この樹脂の成形性が劣る欠点を改良するた
めに、分子量を下げる目的で連鎖移動剤を多く使用した
り、乳化重合に使用する乳化剤量を減らして重合する方
法を用いても満足な結果は得られない。すなわち、樹脂
の流れ性は向上するが、それにともなつて、樹脂の耐熱
性自体が低下してしまうからである。また、樹脂の分子
量を下げないで流れ性を改良する方法としては、滑剤な
どを添加する方法があるが、この場合も、耐熱性の低下
はさけられない。また、α−メチル−スチレンを導入す
ると、衝撃強さが低下する。
この低下した衝撃強さを改良するために、ゴム成分の含
有量を増加させることが考えられるが、この場合、衝撃
強さは向上する反面、流れ性が低下し、耐熱性も低下す
る傾向を示す。本発明者等は、この点に注目し、α−メ
チルスチレンを用いて、如何にして、高い耐熱性を付与
させた上、成形性および耐衝撃性を低下させないかにつ
いて鋭意研究した結果、本発明に到達した。
有量を増加させることが考えられるが、この場合、衝撃
強さは向上する反面、流れ性が低下し、耐熱性も低下す
る傾向を示す。本発明者等は、この点に注目し、α−メ
チルスチレンを用いて、如何にして、高い耐熱性を付与
させた上、成形性および耐衝撃性を低下させないかにつ
いて鋭意研究した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、アクリルゴムを用いて、従来技術
では得ることができなかつた高い耐熱性を有すると同時
に成形性にすぐれ、耐衝撃性にすぐれ、かつ、耐候性の
良好な熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。本発
明は、架橋アクリル系ゴム30〜80重量部の存在下で
、アクリロニトリル10〜40重量%、スチレン30〜
90重量%およびメタクリル酸エステルO〜60重量%
であつて、全体が100重量%になるように配合される
重合性単量体20〜70重量部を共重合させて得られる
共重合体(A)5〜40重量部並びに架橋アクリル系ゴ
ム3〜10重量部の存在下で、α−メチルスチレン40
〜80重量%、スチレン5〜20重量%およびアクリロ
ニトリル10〜40重量%であつて、全体が100重量
%になるように使用される重合性単量体90〜97重量
部を共重合させて得られる共重合体(8)95〜60重
量部を含有してなる熱可塑性樹脂組成物に関するもので
ある。
では得ることができなかつた高い耐熱性を有すると同時
に成形性にすぐれ、耐衝撃性にすぐれ、かつ、耐候性の
良好な熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。本発
明は、架橋アクリル系ゴム30〜80重量部の存在下で
、アクリロニトリル10〜40重量%、スチレン30〜
90重量%およびメタクリル酸エステルO〜60重量%
であつて、全体が100重量%になるように配合される
重合性単量体20〜70重量部を共重合させて得られる
共重合体(A)5〜40重量部並びに架橋アクリル系ゴ
ム3〜10重量部の存在下で、α−メチルスチレン40
〜80重量%、スチレン5〜20重量%およびアクリロ
ニトリル10〜40重量%であつて、全体が100重量
%になるように使用される重合性単量体90〜97重量
部を共重合させて得られる共重合体(8)95〜60重
量部を含有してなる熱可塑性樹脂組成物に関するもので
ある。
本発明において、架橋アクリル系ゴムとは架橋されたア
クリル酸アルキルエステル重合体である。
クリル酸アルキルエステル重合体である。
アクリル酸アルキルエステル重合体の製造に使用される
単量体としては、アクリル酸−n−ブチルが特に適して
いるがアクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル等の炭素
数1〜13個のアルキル基を有するものはすべて単独あ
るいは組み合わせて使用できる。単量体中、アクリル酸
アルキルエステル以外の単量体(例えば、アクリロニト
リル等)が50重量%以下使用されてもよい。又、この
アクリル酸アルキルエステル重合体は、架橋された(交
叉結合した)重合体であることが必要であり、交叉結合
していないものを使用すると、耐衝撃性が低く外観の悪
い成形品しか得られない。このアクリル酸アルキルエス
テル重合体に交叉結合を導入する為にアクリル酸アルキ
ルエステルと共重合可能な2個以上の官能基を有する多
官能性モノマーを共重合させる。これによりゴム弾性の
すぐれた架橋アクリル系ゴムが得られる。この多官能性
モノマーとしてはトリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート、ジビニルベンゼン、トリアクリルホ
ルマール、エチレングリコールジメタクリレート等の多
価ビニル化合物や多価アリル化合物が有効であるが、こ
の中でも特に、トリアリルイソシアヌレートとトリアリ
ルシアヌレートが最もすぐれている。この多官能性モノ
マーの添加量は、0.5〜5重量%が適当であり、0.
5重量%未満では充分な架橋度が得られず5重量%を越
えると架橋度が過剰で、いずれも充分な耐衝撃性を付与
することができない傾向にある。上記アクリル酸アルキ
ルエステル重合体に交叉結合を導入するには、有機過酸
化物により架橋してもよい。
単量体としては、アクリル酸−n−ブチルが特に適して
いるがアクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル等の炭素
数1〜13個のアルキル基を有するものはすべて単独あ
るいは組み合わせて使用できる。単量体中、アクリル酸
アルキルエステル以外の単量体(例えば、アクリロニト
リル等)が50重量%以下使用されてもよい。又、この
アクリル酸アルキルエステル重合体は、架橋された(交
叉結合した)重合体であることが必要であり、交叉結合
していないものを使用すると、耐衝撃性が低く外観の悪
い成形品しか得られない。このアクリル酸アルキルエス
テル重合体に交叉結合を導入する為にアクリル酸アルキ
ルエステルと共重合可能な2個以上の官能基を有する多
官能性モノマーを共重合させる。これによりゴム弾性の
すぐれた架橋アクリル系ゴムが得られる。この多官能性
モノマーとしてはトリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート、ジビニルベンゼン、トリアクリルホ
ルマール、エチレングリコールジメタクリレート等の多
価ビニル化合物や多価アリル化合物が有効であるが、こ
の中でも特に、トリアリルイソシアヌレートとトリアリ
ルシアヌレートが最もすぐれている。この多官能性モノ
マーの添加量は、0.5〜5重量%が適当であり、0.
5重量%未満では充分な架橋度が得られず5重量%を越
えると架橋度が過剰で、いずれも充分な耐衝撃性を付与
することができない傾向にある。上記アクリル酸アルキ
ルエステル重合体に交叉結合を導入するには、有機過酸
化物により架橋してもよい。
上記アクリル酸アルキルエステル重合体を製造するため
の重合法としては、特に制限されることなく、公知の方
法で製造される。
の重合法としては、特に制限されることなく、公知の方
法で製造される。
例えば、乳化重合により得られる。本発明における共重
合体(A)は上記架橋アクリル系ゴム30〜80重量部
の存在下に、であつて全体が100重量%になるように
配合される重合性単量体20〜70重量部をグラフト共
重合させて得られる。
合体(A)は上記架橋アクリル系ゴム30〜80重量部
の存在下に、であつて全体が100重量%になるように
配合される重合性単量体20〜70重量部をグラフト共
重合させて得られる。
ここで、架橋アクリル系ゴム/重合性単量体が重量比で
80/20を越えると本発明に係る樹脂組成物の熱変形
温度が低下し、30/70未満では本発明に係る樹脂組
成物の衝撃強さが低下する。また、重合性単量体中、ア
クリロニトリルが10重量%未満では本発明に係る熱変
形温度が低下し、40重量%を越えると流れ性が著しく
低下すると共に樹脂が黄色に着色してくる。また、スチ
レンは流れ性をよくするために使用され、その使用範囲
はアクリロニトリルに応じて変わる。しかし、スチレン
が30重量部未満になると流れ性が低下するので好まし
くない。また、メタクリル酸エステルが60重量%を越
えると耐衝撃性が低下し、好ましくない。メタクリル酸
エステルとしては、メチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート等のアルキルメタクリレートがある。本発明
における共重合体(8)は、上記架橋アクリル系ゴム3
〜10重量部の存在下に、を全体が100重量%になる
ように配合される重合性単量体90〜97重量部を共重
合して得られるものである。
80/20を越えると本発明に係る樹脂組成物の熱変形
温度が低下し、30/70未満では本発明に係る樹脂組
成物の衝撃強さが低下する。また、重合性単量体中、ア
クリロニトリルが10重量%未満では本発明に係る熱変
形温度が低下し、40重量%を越えると流れ性が著しく
低下すると共に樹脂が黄色に着色してくる。また、スチ
レンは流れ性をよくするために使用され、その使用範囲
はアクリロニトリルに応じて変わる。しかし、スチレン
が30重量部未満になると流れ性が低下するので好まし
くない。また、メタクリル酸エステルが60重量%を越
えると耐衝撃性が低下し、好ましくない。メタクリル酸
エステルとしては、メチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート等のアルキルメタクリレートがある。本発明
における共重合体(8)は、上記架橋アクリル系ゴム3
〜10重量部の存在下に、を全体が100重量%になる
ように配合される重合性単量体90〜97重量部を共重
合して得られるものである。
ここで、架橋アクリル系ゴム/重合性単量体が重量比で
3/97未満であると本発明に係る樹脂組成物の衝撃強
さが低下し、10/90を越えると熱変形温度が低下す
る。
3/97未満であると本発明に係る樹脂組成物の衝撃強
さが低下し、10/90を越えると熱変形温度が低下す
る。
また、重合性単量体中、α−メチルスチレンが40重量
%未満では熱変形温度が低下し、80重量%を越えると
衝撃強さが低下する。スチレンが5重量%未満では流れ
性が低下し、20重量%を越えると熱変形温度が低下す
る。アクリロニトリルが10重量%未満では熱変形温度
が低下し、40重量%を越えると流れ性が低下し、樹脂
の色相も黄色を帯びるようになる。共重合体(自)と共
重合体(8)は(A)/(B)が重量比で5/95〜4
0/60の割合で配合される。
%未満では熱変形温度が低下し、80重量%を越えると
衝撃強さが低下する。スチレンが5重量%未満では流れ
性が低下し、20重量%を越えると熱変形温度が低下す
る。アクリロニトリルが10重量%未満では熱変形温度
が低下し、40重量%を越えると流れ性が低下し、樹脂
の色相も黄色を帯びるようになる。共重合体(自)と共
重合体(8)は(A)/(B)が重量比で5/95〜4
0/60の割合で配合される。
ここで5/95未満では本発明に係る樹脂組成物の熱変
形温度が低下し、40/60を越えると衝撃強さが低下
する。共重合体囚と共重合体(B)は、それぞれのラテ
ツクスを混合し、塩析してブレンドするのが好ましいが
、粉末状態で混合し、混練してもよい。
形温度が低下し、40/60を越えると衝撃強さが低下
する。共重合体囚と共重合体(B)は、それぞれのラテ
ツクスを混合し、塩析してブレンドするのが好ましいが
、粉末状態で混合し、混練してもよい。
なお、本発明における共重合体(自)および(B)を得
るための重合は乳化重合で実施するのが望ましい。重合
触媒としてはキユメンハイドロパーオキサイド、過硫酸
カリウム、過酸化水素等の通常の水溶性重合開始剤もし
くはこれらとレドツクス系を形成する触媒系を用いる事
ができる。この乳化重合の乳化剤としては、アニオン系
界面活性剤、カチオン系界面活性剤、あるいは非イオン
系界面活性剤のいずれを用いてもよく、重合性単量体に
対して0.5〜5重量%使用されるのが好ましい。重合
温度は通常20〜150′Cである。乳化重合が完了す
ると共重合体(自)および共重合体(B)はラテツクス
状態であるが、このラテツクスの状態で混合し、塩析す
るのが望ましい。塩析は塩化カルシウムあるいは硫酸マ
グネシウム等の通常の塩析剤を含む温水に混合されたラ
テツクスを滴下することによつて行なうことができる。
るための重合は乳化重合で実施するのが望ましい。重合
触媒としてはキユメンハイドロパーオキサイド、過硫酸
カリウム、過酸化水素等の通常の水溶性重合開始剤もし
くはこれらとレドツクス系を形成する触媒系を用いる事
ができる。この乳化重合の乳化剤としては、アニオン系
界面活性剤、カチオン系界面活性剤、あるいは非イオン
系界面活性剤のいずれを用いてもよく、重合性単量体に
対して0.5〜5重量%使用されるのが好ましい。重合
温度は通常20〜150′Cである。乳化重合が完了す
ると共重合体(自)および共重合体(B)はラテツクス
状態であるが、このラテツクスの状態で混合し、塩析す
るのが望ましい。塩析は塩化カルシウムあるいは硫酸マ
グネシウム等の通常の塩析剤を含む温水に混合されたラ
テツクスを滴下することによつて行なうことができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
以下、部は重量部を意味する。実施例 1
(1)架橋アクリル系ゴムラテツクスの製造上記配合を
反応容器に入れ窒素気流中60℃で4時間重合させ、つ
いで80℃で3時間重合させて、架橋アクリル系ゴムラ
テツクスを得た。
反応容器に入れ窒素気流中60℃で4時間重合させ、つ
いで80℃で3時間重合させて、架橋アクリル系ゴムラ
テツクスを得た。
(I[)共重合体(自)の製造上記配合を反応容器に入
れ窒素気流中60′Cで5時間重合させた。
れ窒素気流中60′Cで5時間重合させた。
(自)共重合体(B)の製造
上記配合を反応容器に入れ窒素気流中60℃で10時間
重合させた。
重合させた。
(代)共重合体囚と共重合本B)との混合共重合体(A
)のラテツクス 15部(固形分で)共重合体(8)の
ラテツクス 85部(固形分で)上記配合で混合したラ
テツクスを1%硫酸マグネシウム温水溶液中へ滴下して
塩析した後、脱水、乾燥した。
)のラテツクス 15部(固形分で)共重合体(8)の
ラテツクス 85部(固形分で)上記配合で混合したラ
テツクスを1%硫酸マグネシウム温水溶液中へ滴下して
塩析した後、脱水、乾燥した。
得られた粉末を押出機でペレツト化し、物性を測定した
。実施例 2 共重合体(自)と共重合体(8)との混合の配合を共重
合体(自)のラテツクス 20部(固形分で)共重合体
(B)のラテツクス 80部(固形分で)とした他は実
施例1と同じ方法を用いた。
。実施例 2 共重合体(自)と共重合体(8)との混合の配合を共重
合体(自)のラテツクス 20部(固形分で)共重合体
(B)のラテツクス 80部(固形分で)とした他は実
施例1と同じ方法を用いた。
実施例 3
共重合体(自)と共重合体(ト)との混合の配合を共重
合体(A)のラテツクス共重合体(B)のラテツクス 25部(固形分で) 75部(固形分で) とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
合体(A)のラテツクス共重合体(B)のラテツクス 25部(固形分で) 75部(固形分で) とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
実施例 4
共重合体(自)と共重合体(B)との混合の配合を共重
合体囚のラテツクス共重合体(B)のラテツクス 30部(固形分で) 70部(固形分で) とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
合体囚のラテツクス共重合体(B)のラテツクス 30部(固形分で) 70部(固形分で) とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
比較例 1
上記配合で75℃で6時間乳化重合させた。
比較例 2実施例1Z川における共重合体(B)製造時
の配合をとした他は実施例1と同じ方法を用(・た。
の配合をとした他は実施例1と同じ方法を用(・た。
比較例 3実施例1の共重合体(8)の製造で架橋アク
リル系ゴムラテックスを用いない他は、実施例1と同じ
方法を用いた。
リル系ゴムラテックスを用いない他は、実施例1と同じ
方法を用いた。
比較例 4
実施例1のの共重合本B)の製造で、架橋アクリル系ゴ
ムラテツクスを使用せずt−ドデシルメルカプタンの使
用量を2.5部とした他は実施例1と同じ方法を用いた
。
ムラテツクスを使用せずt−ドデシルメルカプタンの使
用量を2.5部とした他は実施例1と同じ方法を用いた
。
比較例 5
実施例1の叫共重合体B)の製造で架橋アクリル系ゴム
ラテツクスを用いず、共重合体(A)と共重合体(8)
との混合の配合を共重合体囚のラテツクス 23.5部
(固形分で)共重合体(B)のラテツクス 76.5部
(固形分で)とした他は、実施例1と同じ方法を用いた
。
ラテツクスを用いず、共重合体(A)と共重合体(8)
との混合の配合を共重合体囚のラテツクス 23.5部
(固形分で)共重合体(B)のラテツクス 76.5部
(固形分で)とした他は、実施例1と同じ方法を用いた
。
実施例 5実施例1の(I[)共重合体Aの製造に際し
、配合をとした他は実施例1と同じ方法を用いた。
、配合をとした他は実施例1と同じ方法を用いた。
実施例 6
共重合体(4)と共重合体(B)(実施例5)との混合
の配合を共重合体(8)のラテツクス 20部(固形分
で)共重合体(8)のラテツクス 80部(固形分で)
とした他は実施例5と同様の方法を用いた。
の配合を共重合体(8)のラテツクス 20部(固形分
で)共重合体(8)のラテツクス 80部(固形分で)
とした他は実施例5と同様の方法を用いた。
実施例 7共重合体囚と共重合体(8)(実施例5)と
の混合の配合を共重合体囚のラテツクス 25部(固形
分で)共重合本B)のラテツクス 80部(固形分で)
とした他は実施例5と同様の方法を用いた。
の混合の配合を共重合体囚のラテツクス 25部(固形
分で)共重合本B)のラテツクス 80部(固形分で)
とした他は実施例5と同様の方法を用いた。
実施例 8共重合体囚と共重合体l(実施例5)との混
合の配合を共重合体▲のラテツクス 30部(固形分で
)共重合体B)のラテツクス 70部(固形分で)とし
た他は実施例5と同じ方法を用いた。
合の配合を共重合体▲のラテツクス 30部(固形分で
)共重合体B)のラテツクス 70部(固形分で)とし
た他は実施例5と同じ方法を用いた。
実施例 9
実施例1の亜共重合体(B)の製造に際し、配合をとし
、共重合体(自)と共重合1)F4.B)(実施例9)
との混合の配合を共重合体囚のラテツクス 20部(固
形分で)共重合体B)のラテツクス 80部(固形分で
)とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
、共重合体(自)と共重合1)F4.B)(実施例9)
との混合の配合を共重合体囚のラテツクス 20部(固
形分で)共重合体B)のラテツクス 80部(固形分で
)とした他は実施例1と同じ方法を用いた。
上記実施例及び比較例で得た組成物の物性を表1に示し
た。
た。
実施例 10
実施例1、2、3および4で得られた樹脂組成物並びに
市販ABS樹脂について促進耐候性試験をおこなつた。
市販ABS樹脂について促進耐候性試験をおこなつた。
その試験結果を表−2に示した。本発明の樹脂組成物で
ある実施例1は同じ配合で一段で製造した比較例1に比
較して、熱変形温度、アイゾツト衝撃強さ共にすぐれて
いる。比較例2、3のように共重合体(8)を製造する
際に架橋アクリル系ゴムラテツクスを本発明の範囲より
多く用いたり、また、全く用いない場合には、流れ性が
低く成形性の劣るものしか得られない。成形性を向上さ
せるため共重合体Uを製造する際に、連鎖移動剤を多く
用いた比較例4では熱変形温度がいちじるしく低下して
いる。表−2に見られるように、本発明の樹脂組成物で
ある実施例1、2、3、4はサンシヤインウエザーメー
タ一で1000時間照射しても、照射前の衝撃強さの9
0%を保持しており、市販ABS樹脂に比較して、耐候
性が著しくすぐれている。
ある実施例1は同じ配合で一段で製造した比較例1に比
較して、熱変形温度、アイゾツト衝撃強さ共にすぐれて
いる。比較例2、3のように共重合体(8)を製造する
際に架橋アクリル系ゴムラテツクスを本発明の範囲より
多く用いたり、また、全く用いない場合には、流れ性が
低く成形性の劣るものしか得られない。成形性を向上さ
せるため共重合体Uを製造する際に、連鎖移動剤を多く
用いた比較例4では熱変形温度がいちじるしく低下して
いる。表−2に見られるように、本発明の樹脂組成物で
ある実施例1、2、3、4はサンシヤインウエザーメー
タ一で1000時間照射しても、照射前の衝撃強さの9
0%を保持しており、市販ABS樹脂に比較して、耐候
性が著しくすぐれている。
Claims (1)
- 1 架橋アクリル系ゴム30〜80重量部の存在下で、
アクリロニトリル10〜40重量%、スチレン30〜9
0重量%およびメタクリル酸エステル0〜60重量%で
あつて、全体が100重量%になるように配合される重
合性単量体20〜70重量部を共重合させて得られる共
重合体(A)5〜40重量部並びに架橋アクリル系ゴム
3〜10重量部の存在下で、α−メチルスチレン40〜
80重量%、スチレン5〜20重量%およびアクリロニ
トリル10〜40重量%であつて、全体が100重量%
になるように配合される重合性単量体90〜97重量部
を共重合させて得られる共重合体(B)95〜60重量
部を含有してなる熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8592081A JPS5939466B2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8592081A JPS5939466B2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57205439A JPS57205439A (en) | 1982-12-16 |
JPS5939466B2 true JPS5939466B2 (ja) | 1984-09-22 |
Family
ID=13872215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8592081A Expired JPS5939466B2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939466B2 (ja) |
-
1981
- 1981-06-03 JP JP8592081A patent/JPS5939466B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57205439A (en) | 1982-12-16 |
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