JPS5939443A - オ−バランニングクラツチのクラツチ筐体製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はオーバランニングクラッチ、特に機開始動装
Ｗ（スタータモータ）に装着されるオーバランニングク
ラッチのクラッチ筐体の製造方法に関するものである。

従来のこの種のクラッチ筐体の製造方法を第１図（ａ）
ないしくｃ）に示す。これらの各図において従来は、合
金鋼からなる棒材を切断加工した素材（１）を、上下方
向から据込み加工して原料素材（２）とし、この原料素
材０）をダイス（３）に装入させ、パンチ（４）により
荷重（Ｆ）を加え、この冷間鍛造加工によシフラッチ筐
体素材（５）を得たのち、この素羽（５）の一点鎖線部
（〜、ω）を削除し、かつカム部（０）を形成するもの
である。

しかして第２図に示すように、オーバランニングクラッ
チ（６）は、前記のようにして得た筐体（７）を用い、
その前記（ｎ）部に形成されたヘリカルスプライン（７
ａ）を、入力回転軸（８）のヘリカルスプライン（８ａ
）に前後方向摺動可能に係合させると共に、クラッチイ
ンチ（９）部のある出力回転軸α〔を、同クラッチイン
チ（９）部がカム部（０）と対向するように、スリーブ
ベアリング（ＩＩ）Ｋよシ枢支させ、さらにカム部（０
）とクラッチインチ（９）間に形成される模形空間には
円柱状のローラ（６）を奮在させ、かつこれをワッシャ
Ｑ３を介しカバー〇匂で押止させて組み立てるのである
。なおａ＄は筐体（７）の外周面凹溝（７ｂ）に遊嵌さ
れるワッシャで４る。

そしてこの構成のオーバシンニングクラッチ（６）では
、図示しない直流電動機によシ入力回転軸（８１がｂ１
定方向に回転駆動されると、この回転はヘリカルスプラ
イン係合されている筐体（７）を経た上で、公知のよう
に一力向回転クラッチを構成するカム部（Ｃ）、ローラ
０り、クラッチインチ（、）部を介して、出力回転軸θ
０から取り出され、併せて出力回転軸α〔に加えられる
逆方向回転の伝達を阻止するのである。

こ＼で前記したように従来のクラッチ筐体は、その製造
が冷間鍛造工程を主体としておシ、かつ鍛造後の削除工
程も多くて材料の歩留シ率か悪いなどの欠点があシ、合
理的な製造方法を検討する必要があった。

この発明は従来のこのような要求を満足させるための新
規なりラッチ筐体の製造方法を提供するものである。

以下、この発明に係わる製造方法の一実か１例につき、
第３図（、）ないしく１）を参照して詳細に説明する。

この実施例方法では、まず第３図（ａ）のように、原利
粁よル素材（１）を切断し、かつこれに冷間鍛造加工に
必要な潤滑処理、すなわちリン酸塩皮膜処理をなしたの
ち、据込み鍛造加工によって、第３図（ｂ）に示す原料
素利■）を得る。ついで第３図（ｃ）のように鍛造加工
によ〕凹溝部（１６ｍ）をもつ加工素材α６）、さらに
第３図（ｄ）のように同凹溝部（１６ａ）の底部を穿孔
して加工素材（１７）を得る。

そしてこの加工素材Ｑ７）に前記と同様に焼鈍後。

潤滑処理を施した上で、第３図（、）の鍛造工程を経て
加工素材０樽を得る。すなわち、この加工素材ＯＱは、
所定形状のダイス０呻に前記加工素材α力を装入させ、
パンチ（ホ）を用いプレス装置によシ加圧力（Ｐ）を加
え１アクシヨン（１工程）で据込み加工されるもので、
これによシ加工素材０樽には、ダイス０！Ｇに与えられ
た形状によシ、前記第１図（１）に示す削除部（Ａ）　
、　（ｎ）が非切削に形成されることになり、併せて鍔
部（１８ａ）と凹溝（１８ｂ）とが図示形状に構成され
、鍔部下端面と凹溝上端面とに距離（Ｄ）が与えられる
。

続いて次にこの加工素材（１８１は第３図（ｆ）の冷間
鍛造工程において、所定形状のダイス（２２１に装入さ
れ、パンチ（ハ）を用いて押圧力（ロ）によシ図示のよ
うに前方、後方同時押出しがなされ、目的とする筐体ブ
ランク０１）が前記と同様に１アクシヨン（１工程）で
成型加工される。すなわち、胴部（２１ａ）は後方（図
示上刃］に押出し加工され、前記第２図に示すヘリカル
スプライン（７ａ）相当の突設部（２１ｂ）は素材の前
方（図示下方）への流れによシ押出し加工されることに
なる。そしてこのとき、突設部（２１ｂ）に流れる素材
の体積は、前工程（第３図（ｅ））での距離（Ｄ）およ
びパンチ（ハ）の外形に等しい外径（Ｆｉ）なる凹溝（
１８ｂ）の体積と同一であって、この条件を満足させた
場合、パンチ（ハ）によって一体加工されるカム部（０
）には、材料のひけ現象が発生することはない。なお、
こ＼で材料のひけ現象は、胴部（２１ａ）が後方（図示
上方）に押出されるとき、鍔部（１８ａ）方向に材料か
流れて、カム部（０）がパンチＣ’３）の表面に沿い構
成されずに間隙を生じ、パンチＱ３の外形々状に一致し
ないカム面ｉ；＃ｉ乍成されて、カム面の入口径が大き
くなることを意味している。

すなわち、これをまとめると、加工素材ＯＦｇの距離（
Ｄ）　ｅ　ｉｔｉ、径（呻なる範囲の素側体稙を（Ｖ）
、突設部（２１ｂ）の体積を（ロ）として、 ９く１　　　　　　　・・・・・・・・・（１）の関係
式を満足すれば、カム部（０）にひけを生ずることなし
に筐体ブランクＱυを製造できる。ついでこの筐体ブラ
ンクＱυは必要な後加工しこ＼でけ旋削加工をなし、か
つ適当な熱処理（焼入れ）を行なうことによυ、前記印
、２図に示すオーバランニングクラッチ（６）の筐体（
７）を得られるのである。

以上のようにこの発明方法によれば、鍔部をもつ筐体ブ
ランクの素材形状をひけ現象の生じないα）式を満足さ
せる構成とし、この累月をダイス。

パンチの金型によシ押出し加工するようにしたので、ブ
ランクの後加工を簡略化でき、筐体を高精度にしかも安
価に製造し得る特長がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）ないしくＣ）は従来例による筐体の製造工
程を順次に示す説明図、第２図れオーバランニングクラ
ッチの構成を示す半裁断面図、第３図（、）ないしくｆ
）はこの発明方法の一実施例による製造工程を順次に示
す断面説明図である。 呻）・・・・オーバランニングクラッチ、（７）＠・・
・筐体、（ト）ないしθ枠・・・・加工素材、（１８ｍ
）・・・・鍔部、（１８ｂ）・・・中間溝、ＨおよびＣ
２々・・・・ダイス、（ホ）および（至）・・・・パン
チ、Ｃ１）・・・・筐体ブランク。 代理人　葛　野　信　− 第１１ （Ｇ）　　　　　（ｂ）　　　　　（ｃ）爵２因 直３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オーバランニングクラッチのクラッチアウタを構成する
   クラッチ筐体の製造方法において、端部に鍔部をもつ加
   工素材を設け、この加工素材の次の工程でパンチによル
   前方押出しされる突設部体積を、前記鍔部を基準とする
   軸方向上部のパンチ押圧部体積よシも大きくシ、仁の加
   工素材を所定形状のダイス内に装入してパンチによシ後
   方押出し加工させ、この冷間鍛造によシカム面を一体加
   工することを特徴とするオーバランニングクラッチのク
   ラッチ筐体製造方法。