JPH0120042Y2 - - Google Patents

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JPH0120042Y2
JPH0120042Y2 JP4131283U JP4131283U JPH0120042Y2 JP H0120042 Y2 JPH0120042 Y2 JP H0120042Y2 JP 4131283 U JP4131283 U JP 4131283U JP 4131283 U JP4131283 U JP 4131283U JP H0120042 Y2 JPH0120042 Y2 JP H0120042Y2
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JP
Japan
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tooth
die
product
forming section
chamfer
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JP4131283U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、チヤンフアー部を有するクラツチギ
ヤーを冷間鍛造または温間鍛造によつて製造する
装置に関する。
従来の技術 従来、例えば自動車用変速機におけるクラツチ
ギヤーの歯形を製造するには、冷間鍛造もしくは
切削加工によつて粗成形品をつくり、ホブ盤また
はピニオンカツターを使用してギヤー部を成形し
たのち、引続いて面取り用カツター等によりギヤ
ー部の端面の面取り加工を行なつているが、工程
数が多くそれに応じて装置も数種類必要であり、
加工速度が遅く、材料のロスが多いため、歩留り
も悪く、非能率的で不経済であつた。
一方、冷間鍛造もしくは温間鍛造は、素材を室
温または再結晶温度以下において、型の中でパン
チにより圧縮、剪断等の組み合わせによつて押し
潰して製品に鍛造成形するものであり、比較的製
品寸法精度、表面あらさ、強度等において優れ、
高い生産性が得られる。しかし、特に冷間鍛造の
場合は、素材を塑性変形させるため、適用を誤る
と十分な性能の製品を得ることができない。
例えば冷間鍛造の一例として、特公昭47−
14696号公報が知られている。この方法は、チヤ
ンフアを入れる工程、歯を軸方向に押圧して歯を
成型して、溝の終端に押出壁を形成する工程、押
出壁を打抜く工程、逆テーパを付ける工程の諸工
程よりなり、多くの装置と時間を要し、かつ軸方
向に押圧して歯を成形しているため欠肉部ができ
易い。
また、特公昭49−11543号公報も知られている
が、この方法はクラツチスプラインの大凡の歯車
形状に成された歯車の肉厚余肉部分を内径方向に
流れるのを防止して長手方向に流れるようにし、
面取り部のみを有する歯に成形する方法であり、
さらに特開昭54−62164号公報も知られているが、
このものは円盤から帽子状のボス部と粗成歯車を
成形し、最後に帽子頂部を打抜いて孔をあけ、剪
断加工、バーリング加工、機械加工によつて製品
歯車を製造する方法であり、いずれも加工時間が
長く、歩留りが悪い等の問題点がある。
特開昭52−103099号公報に記載のものは、筒状
粗材のボス部を軸方向および半径方向の形成と同
時にスプラインのチヤンフアを加工する。加工終
了後別途スプライン歯を加工する。すなわち、チ
ヤンフアとスプライン歯を別に形成しているた
め、加工工数が増え、チヤンフア部とスプライン
歯の間をスリツトするなど特殊な加工機械が必要
である。そして余材は、加工方向に対して下部お
よび直角方向に逃げる。
特公昭37−16159号公報に記載のものは、パン
チ外径を歯底径と同一にして素材を加圧してはす
歯歯車を製造しているが、はす歯歯車にはチヤン
フア部がないため、歯部とチヤンフア部とを同時
に成形するようなことはしない。
構 成 本考案は、以上の従来技術の問題点を解決せん
とするクラツチギヤ製造装置であつて、図面に基
づいて詳細に説明すると、第1図において1はマ
ンドレル、2はダイであり、マンドレル1の上部
中間位置には段部3があつて、上部の径は小さく
なつており、また、ダイの内面には歯形成形部4
と歯形底部にチヤンフア部5が設けられている。
6はマンドレル1と嵌合してダイ2との間で素材
Mを歯形成形部4の方向に押出す作用をする丸型
パンチで、歯底径と同径のものである。7はノツ
クアウトピンである。
第2図は素材Mの断面図を示し、第3図イは塑
性変形後の半製品の断面図、同ロは歯形の拡大正
面図を示し、第4図は製品の断面図を示す。
第1図において中心線より左半分は塑性加工前
の状態を示し、右半分は塑性加工後の状態を示す
ものであるが、まずダイ2内のマンドレル1に素
材Mを嵌合する。素材Mは第2図に示すように、
ボス部8′と歯形部9′よりなり、この素材Mの歯
形部9′はダイス2の歯形4の内径とそれぞれ同
一もしくはそれよりやや小さい外形を有するもの
である。
そして製品の大きさに合せて素材Mの大きさを
適宜に設定し歯底径に相当するパンチ6によつて
押圧すると、ボス部8′はマンドレル1とダイ2
に囲まれた空間にしたがつて変形し、また歯形部
9′はダイ2内側の歯形成形部4とチヤンフア部
5の方向に押出して、歯形部9とチヤンフア部5
並びに段付穴を同時に形成する。更に歯形部9′
の余材は歯形部9の上部に逃げて、余材部10が
形成される。
そしてパンチ6を上昇させ、ノツクアウトピン
7によつて製品を取出す。ついで、余材部10を
機械加工により除去して、第4図の如き製品とす
る。
考案の効果 本考案では素材形状を製品形状に近くしておく
ことによつて、歯成形後の機械加工部分が少なく
てすみ歩留も向上する。また、素材の歯形部をパ
ンチの加圧方向に対して直角方向に押出すように
塑性変形することにより歯形部とチヤンフア部を
同時に形成するため工数が少なく、バリ取りも不
必要である。さらに余材部分を歯形の上向きに逃
がすことにより、成形荷重が小さくなり金型の寿
命が向上するとともに、上記歯形部上面の余材の
影響により、チヤンフア部および歯形部の成形精
度が向上する。
さらに、製品の内径に段付きの穴を成形せしめ
ることが、歯形部を塑性加工するときに同時に行
なうことができ、特別な後工程並びに装置を必要
としない。また、製品の取出しはノツクアウトピ
ンにより簡単に行なうことができる。
本考案は、自動車用のクラツチギヤーのほか
に、農機具、建設機械等における各種歯形を有す
る製品の製造に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の装置の断面図、第2図
は素材の断面図、第3図イは素材を塑性加工した
後の断面図、同ロは歯形の拡大正面図、第4図は
製品の断面図である。 1…マンドレル、2…ダイ、3…段部、4…歯
形成形部、5…チヤンフア部、6…パンチ、7…
ノツクアウトピン、8,8′…ボス部、9,9′…
歯形部、10…余材部、M…素材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 製品の内径に段付穴を形成すべき段部を備えた
    マンドレルの周囲にダイとノツクアウトピンを設
    け、かつ該マンドレルに嵌合し製品の歯底径と同
    径の丸型パンチによつて素材を成形する装置であ
    つて、ダイの内面に歯形成形部とその底部にチヤ
    ンフア成形部とを設け、歯形部とチヤンフア部と
    を同時に成形して、余材部は歯形成形部の上部上
    向きに逃がすようにしたクラツチギヤーの製造装
    置。
JP4131283U 1983-03-24 1983-03-24 歯形を有する製品の製造装置 Granted JPS58175846U (ja)

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JP4131283U JPS58175846U (ja) 1983-03-24 1983-03-24 歯形を有する製品の製造装置

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JPS58175846U JPS58175846U (ja) 1983-11-24
JPH0120042Y2 true JPH0120042Y2 (ja) 1989-06-12

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JPH0734963B2 (ja) * 1990-01-26 1995-04-19 本田技研工業株式会社 歯車素材の製造方法

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JPS58175846U (ja) 1983-11-24

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