JPS5939265Y2 - 取付方向自在な配管接続具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば自動車用冷房装置等の冷媒回路の配管
接続具に関するものである。

この種の配管接続具は、通常コンプレッサ一本体にボル
ト締めにてフランジ接続されるフランジ接続口とエバポ
レータやコンデンサーからくる配管を接続するフレアー
管継手口とを有し、コンプレッサーとエバポレータ又は
コンプレッサーとコンデンサーを接続する機能を有して
いるが、従来品は第１図に示す如くこの接続具が一体化
されている為、フレアー管継手は常に一方向のみに向い
ており、一方エバポレータやコンデンサーからくる配管
の取り回しは冷房装置を取り付ける車の種類により異る
為、接続がやりにくいという欠点を有していた。

本考案は簡単な手段によって上記の欠点を除去し、冷媒
回路の配管の取り回しか多少異っても容易に向きを変え
て接続する事ができ、且つ一旦向きを変えて接続したも
のは容易に向きが変わらない様にしたものである。

本考案の配管接続具を図面に基づいて説明すると、第２
図及び第３図に於いてフランジ■には曲管■の最大外径
Ａより少し大きめの穴■と、この穴より大きくこの穴と
同心の８角形の凹部■をフランジの一面に有してお・す
、一方、曲管■にはフランジ１の８角形の凹部■の深さ
とほぼ同じ厚さで、同じ８角形のつば■を一端に有し他
端部にはフレアー管継手のためのねじ■が設けられてい
る。

上記曲管■はねじ■の部分をフランジの凹部側がら穴■
に通し、任意な位置にて四部とつばとを嵌め込んだ状態
で適宜なパツキン等を介してフランジを相手フランジに
固定するものである。

本考案は、前記の様に構成されている為、フランジ接続
の位置はそのままにして曲管■の向きを４５°のピッチ
で自由に変える事ができる。

又、曲管をある向きのままコンプレッサ一本体にボルト
締めにてフランジ接続した場合、フランジ１の８角形の
凹部■に曲管■の８角形のつば■が嵌合した状態なので
回り止めとなる。

尚、本考案においては、第４図に示す如く、曲管側のつ
ば■の形状を６角とし、フランジ■の凹部■の形状を、
前記６角と、これより３０’位相をずらした状態で６角
つばかはまる１２角形とすることもでき、この場合には
つば■の角数を増やすことなく、３０°のピッチで曲管
の向きを変える事も可能である。

本考案は上記の如く簡単な構造にで角度調整の容易な配
管接続具で実用性の高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の配管接続具の断面図、第２図は本考案に
よる配管接続具の一実施例の断面図。 第３図は第２図に於けるＣ矢視図。 第４図は別の実施例の第３図に相当する図面である。 ■・・・・・・フランジ、■・・・・・・曲管、■・・
・・・・多角形めつば、■・・・・・・多角形の四部、
■・・・・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一方をフランジ締めにて接続する配管接続具に於いて、
   フランジ部■と曲管■を２分割とし、フランジに曲管の
   最大外径より少し大きめの穴■を設けると共に、この穴
   と同心の多角形の凹部■をフランジの一面に設け、この
   凹部の深さとほぼ同厚の同じ多角形かもしくは角数がＸ
   の多角形のつば■を有する曲管を、上記フランジの凹部
   ■とつば■とが埋るように嵌合してなる取付方向自在な
   配管接続具。