JPS5939131Y2 - 内燃機関のマフラ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイ等に使用する内燃機関のマフラ
の改良に関する。

オートパイ用内燃機関のマフラは、車体に沿って細長い
筒状のものが用いられ、大きさ等にも制限を受けること
が多い。

それで、マフラ内に前部にディフユーザ室を設け、後部
に消音室を設ける等の配慮をしている。

しかし、ディフユーザ室で排気ガスが膨張するとき、筒
壁を叩き、透過音を発生する。

これをさけるため、ディフユーザ室内壁ハンチングプレ
ート等の防音板を設けるようにしているが、これでも十
分でない。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

マフラ筒１の前部に、ディフユーザ室２を設ける。

該ディフユーザ室２は、マフラ筒１の内壁に沿って、パ
ンチングプレート等の防音板３が添着しである。

ディフユーザ室２の後方には、隔板４で仕切った消音室
５を設ける。

隔板４は、中央に貫孔６を有し、マフラ筒１の後端から
、多数の小さい横孔７を設けたバッフルパイプ８を挿入
する。

バッフルパイプ８の先端は、ディフユーザ室２の入口９
近くに臨寸せである。

入口９には、排気管１０を連結する。

作用について説明する。

排気管１０を流れてきた排気ガスは、ディフユーザ室２
に入って膨張する。

このとき、一部は、入口９近くに臨芽せたバッフルパイ
プ８に直接入り、その他は、ディフユーザ室２に入る。

このようにディフユーザ室２に入る排気ガス量を少くで
きるので、排気ガスの排気エネルギで、ディフユーザ室
２の壁を叩くことが少くでき、防音板３の防音と相１つ
て、透過音を低減できる。

又、直接バッフルパイプ８に入った排気ガスは、長いバ
ッフルパイプ８を通り、消音室５で干渉消音されて後端
から放出される。

以上説明したように、この考案は、マフラ筒の前部にデ
ィフユーザ室を設け、その後方に隔板で仕切った消音室
を設け、横孔を設けたバッフルパイプをマフラ筒の後端
から隔板を貫通させて設けると共に、該バッフルパイプ
の先端をディフユーザ室の入口近くに臨斗せたので、排
気管からディフユーザ室へ入る排気ガスの一部を直接バ
ックルパイプへ流すことができ、ディフユーザ室内の排
気エネルギを低下させることができる。

従って、ディフユーザ室壁を排気ガスが叩くエネルギが
減少し、透過音を低減できる。

こうして、防音板も薄くできる等少量で済むので、製作
費の低減も計れる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 １−・・マフラ筒、２・・・ディフユーザ室、４・・・
隔板、５・・・消音室、 ７・・・横孔、 ８・・・バッフルパイプ、 ・・・入口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. マフラ筒の前部にディフユーザ室を設け、その後方に隔
   板で仕切った消音室を設け、横孔を設けたバッフルパイ
   プをマフラ筒の後端から隔板を貫通させて設けると共に
   、該バッフルパイプの先端をディフユーザ室の入口近く
   に臨１せたことを特徴とする内燃機関のマフラ。