JPS5939112B2 - 魚肉ブロツクの製造法 - Google Patents

魚肉ブロツクの製造法

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Publication number
JPS5939112B2
JPS5939112B2 JP52058304A JP5830477A JPS5939112B2 JP S5939112 B2 JPS5939112 B2 JP S5939112B2 JP 52058304 A JP52058304 A JP 52058304A JP 5830477 A JP5830477 A JP 5830477A JP S5939112 B2 JPS5939112 B2 JP S5939112B2
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JP
Japan
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meat
fish
mold
fish meat
salt
Prior art date
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Expired
Application number
JP52058304A
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English (en)
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JPS53145947A (en
Inventor
守 朝川
研次郎 西川
真夏 山岸
健一 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissui Corp
Original Assignee
Nippon Suisan Kaisha Ltd
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Publication date
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、適宜切断して所望の形状を得ることができる
魚肉ブロックの製造法に関する。
従来魚肉を原料としてハム状のブロックを製造すること
は一般に行なわれており、たとえば合成樹脂製のフィル
ムに2〜30%以上のつなキ肉を魚肉塊と共存させるこ
とにより肉同志の結着を行なう方法があるが、この方法
においては多量のつなぎ肉を要し経済性の面で大きな問
題がある。
また肉片間に気泡を生じ、外観を損するのみならず、時
に肉片同志が離れるという問題がある。
そこで本発明者らはつなぎ肉を要せず簡便にブロック肉
を製造しつる方法を提供することを目的として種々検討
した結果、内表面が肉糊となる程度に魚肉に食塩を添加
し、減圧下型内に充填、加熱することにより、本目的が
達成されることを見出し、本発明に到達した。
従って本発明の魚肉ブロックの製造法は、生鮮魚又は冷
凍魚より頭、内臓、鰭、骨および鱗を除去した原料をそ
のまま又は適宜切断して5I乃至200gの大きさの肉
塊とし、これに縮合制酸塩および食塩を添加して漬込み
を行ない、澱粉を添加して攪拌混合機で肉塊の内部組織
は損傷させず、表面は塩溶性蛋白質が溶けて肉糊となる
まで緩やかに攪拌混合を行なったのち、減圧状態で型中
に導入充填し、型に入れたまま加熱して凝固させること
により一体化し、次いで型より取外すことを特徴とする
ものである。
本発明によれば、外観、食味共に良好な魚肉ブロック肉
が得られ、これを適宜切断して通常の工程により缶詰、
チルド食品、冷凍食品、燻製品、佃煮等、特に豚、牛、
羊等を原料とする畜肉プレスハム類似品となすことがで
きる。
また本発明によれば、缶詰等の製造にあたり従来20〜
30%も派生し、歩留りを低下させていた微細肉片が派
生せず、原料の利用率を大幅に向上させることができる
のみならず、切断、肉詰等の製品化工程における機械化
、合理化等能率向上が達成される。
本発明に用いられる魚肉原料としては、たとえば、マグ
ロ、サバ、カツオ、イワシ、アジ、タラ、スケソウダラ
、ホッケ、カレイなどがあげられ、その1種単独で又は
2種以上混合して用いることができる。
これらの魚肉原料より頭、内臓、鰭、骨および鱗、所望
により皮を除去してえられた肉塊がそのまま用いられる
か、又は所望により適宜細断して用いられる。
そのままの肉塊又は細断された肉塊は5〜iogから1
00〜200gの大きさのものが不均一に混在した状態
で用いられる。
51以下では落し舟状のためブロック肉の食感が得難く
、本発明では5y乃至200.pの大きさの魚肉を用い
るものとする。
本発明を実施するに際しては、前記魚肉原料に縮合燐酸
塩たとえばピロ燐酸ソーダ、ポリ燐酸ソーダおよび所望
により適宜の調味香辛料を添加したのち食塩を原料魚肉
重量の約1〜3係、好ましくは約2%を添加し、必要あ
れば0〜5°Cの冷臓庫で2〜48時間漬込み、次いで
澱粉を原料魚肉重量の2〜15係、好ましくは5〜7係
以下を添加し、攪拌混合機で肉塊の内部組織まで損傷さ
せず表面に塩溶性蛋白質が肉糊となるまで、攪拌翼の回
転速度20 rpmでたとえば1〜5分間攪拌混合し、
減圧下たとえば100mmH,F以下、好ましくは70
〜80mmH&で適当な形状の型内に充填し、型と共に
80〜90°Cで60〜240分間加熱凝固を行ない、
冷却後型内から取外すことにより魚肉ブロックを得る。
本発明では5g以上の大きさの魚肉を用い、肉塊の内部
組織を損傷させないようゆるやかな条件で処理を行なっ
ているので、ブロック肉の食感を保持した製品をうろこ
とができる。
又、食塩を加えて漬込みし、ゆる↑かな条件で攪拌混合
して肉塊の表面のみを肉糊状とすることによ楓従米経済
性の面その他の難点を有していたつなぎ肉等の結着剤を
別に加えることなく該肉糊によυ簡便に肉塊同士を結着
させ柔軟性ももたせうる上、後に減圧状態で型に充填、
成型するので、肉片相互間に隙間をつくることなく、気
泡の生ずることなく高められた密着性により高い密度に
一体化を行なうことができる。
かくて本発明によれば食感、外観ともに良好な魚肉ブロ
ックを経済的に得ることができる。
得られる魚肉ブロックは、適当な形状に切断して通常の
工程により、缶詰、チルド食品、冷凍食品、燻製品、佃
煮等となすことができる。
実施例 1 メバチマグロより頭、内臓、鰭、皮、骨および血合いを
除去し、これを40〜80gの肉片に切断した。
この原料10kgに対し、ピロ燐酸ソーダ、ポリ燐酸ソ
ーダ各10g、亜硝酸ソーダ20g、白コシヨウIOg
を加え、更に食塩200.pを添加したのち0〜5℃で
48時間放置した。
次に、通常畜肉・・ム混合に使用するミキサーを用いて
攪拌翼の回転速度20 rpmで2分間混合したのち1
20X120mmの底面積を有する角柱状の金属製容器
に80mmH,?の減圧下で充填、密封し、85°Cの
熱湯中で3.5時間加熱した。
冷水中で冷却し、肉温か20°C以下になったのち金属
製容器から取外し、10.2kyの115X115X7
70mmの大きさを有する角柱状をした鮪肉ブロックを
得た。
得られたブロック肉は減圧下に容器充填しているので肉
片間に空気の間隙は全くなく、また塩溶性蛋白が凝固し
た接着部分もほとんど目立たず、接着強度も通常の肉用
スライサーで1朋の厚さに切断しても剥離することはな
い程であった。
上記ブロックを約200gの直方体形に切断し、真空包
装し、85℃の熱湯中で30分間二次殺菌を施し、鮪ハ
ム製品とした。
製品は薄桃色を呈し、身割れもなく良好な外観を呈して
いた。
実施例 2 カツオより頭、内臓、鰭、皮、骨および血合いの一部を
除去し、約100gの大きさに切断した。
この原料10kgに対し、食塩201を添加し、通常畜
肉・・ム混合に使用するミキサーで攪拌翼の回転速度2
0 rpmで2分間混合したのち、120X120ii
の底面積を有する角柱状の金属製容器に75 mmH&
の減圧下で充填、密封し、90°Cの熱湯中で3時間加
熱した。
冷水中で冷却し、肉温か20°C以下になったのち、金
属製容器から抜いたところ、10.2kgの115X1
15x770朋の大きさを有する角柱状カツオ肉ブロッ
クを得た。
このカツオ肉ブロックをスライサーを用いて1.5(1
771角のダイス状とし、醤油、みりん、砂糖の混合調
味液で煮込み、以下常法により瓶詰食品を製した。
この製品は従来の製法による鰹角煮瓶詰と比べ遜色のな
い外観を呈しており、形崩れが見られす、はるかに歩留
が良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 生鮮魚又は冷凍魚より頭、内臓、鰭、骨および鱗を
    除去した原料をそのまま又は適宜細断して5g乃至20
    0gの大きさの肉塊とし、これに縮合燐酸塩および食塩
    を添加して漬込みを行ない、澱粉を添加して攪拌混合機
    で肉塊の内部組織は損傷させず、表面は塩溶性蛋白質が
    溶けて肉糊となるまで緩やかに攪拌混合を行なったのち
    、減圧状態で型中に導入充填し、型に入れたまま加熱し
    て凝固させることにより一体化し、次いで型より取外す
    ことを特徴とする、魚肉ブロックの製造法。
JP52058304A 1977-05-20 1977-05-20 魚肉ブロツクの製造法 Expired JPS5939112B2 (ja)

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JP52058304A JPS5939112B2 (ja) 1977-05-20 1977-05-20 魚肉ブロツクの製造法

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JP52058304A JPS5939112B2 (ja) 1977-05-20 1977-05-20 魚肉ブロツクの製造法

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JPS53145947A JPS53145947A (en) 1978-12-19
JPS5939112B2 true JPS5939112B2 (ja) 1984-09-20

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ID=13080478

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JP52058304A Expired JPS5939112B2 (ja) 1977-05-20 1977-05-20 魚肉ブロツクの製造法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418764Y2 (ja) * 1986-08-01 1992-04-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56131367A (en) * 1980-03-14 1981-10-14 Kibun Kk Preparation of fish meat ham
JPS5819265B2 (ja) * 1980-11-17 1983-04-16 日本水産株式会社 冷凍焼き魚の製造方法

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JPH0418764Y2 (ja) * 1986-08-01 1992-04-27

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JPS53145947A (en) 1978-12-19

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