JPS5938870Y2 - サッシ用飾縁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、家屋等の窓開口部に装着されたサツシの屋
内側に装着する飾縁に関する。

従来、家屋等の窓開口部の周縁枠を構成するまぐさ、窓
台および左右の縦柱の内外方向の幅寸法は一定ではなく
数種類あり、さらに、この周縁枠の周囲に施工される壁
の厚さや、該壁の内壁面側に装着される内装壁材の板厚
も一定でなく種々異なるため、サツシの屋内縁に沿って
装着されかつ内装壁材の木口を遮蔽する木製の木口枠を
、壁厚や内装壁材の板厚などが変わる度毎に、その厚さ
の変動に合せて形成しなげればならず、このため、木口
枠の形成がやっかいとなるばかりです＜内装壁材の木口
仕上げが極めて面倒で著しく手数を要する欠点があった
。

本考案の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、壁厚や内
装壁材の板厚などの変動に追従しかつ内装壁材の木口を
遮蔽して内装壁材の木口仕上げの簡略化を図ることがで
きるとともに室内観にも優れたサツシ用飾縁な提供する
ことにある。

以下、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。

図中、１は窓開口部の周縁枠Ｗに沿って取付けられたサ
ツシＳの屋内側に装着された飾縁であって、同一断面形
状を有する上下の横飾縁材ＩＡ。

１Ｂと左右の縦飾縁材ＩＣ，ＩＤとにより方形状に枠組
されている。

上記各飾縁材１Ａ〜１Ｄは、ともにアルミニウム等の軽
合金材あるいは合成樹脂等を押出成形した型材からなり
、第２図に示すような断面形状に形成されている。

すなわち、その断面において、２は周縁枠ＷＣ図は縦柱
な示す）とサツシＳＣ図は縦枠を示す）の内縁Ｓ１との
間に内外方向へ移動調整可能に挟着された支持脚枠であ
って、該支持脚枠２にはサツシＳを締着する締付ねじＢ
に対し遊嵌状に貫挿される長孔３が第３図に示すように
形成されている。

上記支持脚枠２の屋内端には、周縁枠Ｗの屋内側周縁に
装設された内装壁材Ｐの木口Ｐ１を遮蔽する装飾枠４が
一体に形成されている。

この装飾枠４は中空状の断面略三角形状をなし、その底
辺４Ａは支持脚枠２に対し直角状に形成され、斜辺４Ｂ
は意匠美にすぐれた断面波形状に形成され、さらに、縦
辺４Ｃは底辺４Ａに対し直角状に形成されている。

装飾枠４には、その底辺４Ａの側力に延びる延出部５が
形成されており、この延出部５と装飾枠４との間には、
側方開口する凹部１１が形成されている。

この凹部１１の側方開口部において、延出部５の先端部
表面には弾性な有する補助装飾部材１０の一端と弾性係
合する係止曲片６が形成され、装飾枠４の縦辺４Ｃの屋
内端の一側には補助装飾部材１０の他端と弾性係合可能
で、かつ、第４図に示すように、内装壁材Ｐの木口Ｐ１
の遮蔽も可能の断向り字状の曲片７が形成されている。

なお、８．８は斜辺の内壁面に形＆されたビス受けであ
る。

上記したように形成された各飾縁材１Ａ〜１Ｄは、周縁
枠Ｗの屋内側周沿に沿う長さにそれぞれ形成されるとと
もに、隣接する相互の飾縁材ＩＡ−１Ｄの接合部は第１
図に示すように斜状に切欠き施工されて方形状に枠組さ
れ、飾縁１が構成される。

上記したように構成された本例の飾縁１を周縁枠Ｗに沿
って装着する際、まず、サツシＳを締着する締付ねじＢ
をゆるめた後、第２図に示すように周縁枠ＷとサツシＳ
の内縁Ｓ１との間に支持脚枠２を挿入する。

その後、装飾枠４の底辺４Ａが内装壁材Ｐの屋内面に当
たるまで支持脚枠２を摺動した後、締付ねじｆｌ締着す
ることによって、サツシＳと周縁枠Ｗとの間に飾縁１が
挟着状に装着される。

なお、周縁枠Ｗに対し、装飾枠４の延出部５を、釘９′
＋：介して打着すれば、飾縁１を一層強固に固定するこ
とができる。

また、第４図に示すように、装飾枠４の曲片Ｉの先端を
内装壁材Ｐの屋内面に当てて、同内装壁材Ｐの木口Ｐ１
を遮蔽することもできる。

この施工法においては、装飾枠４の底辺４Ａと縦辺４Ｃ
とをともに削除して軽量化を図ることができる。

以上例示したように、本考案は窓部周縁枠と該周縁枠に
沿って取付けられたサツシとの間に内外方向へ移動調整
可能に挟着される支持脚枠と、該支持脚枠の屋内端に一
体に形成され前記周縁枠の屋内側に装設された内装壁材
の木口を遮蔽し得る装飾枠とを備えてなるサツシ用飾縁
であるから、周縁枠の周囲に施工される壁の厚さや、周
縁枠自体の幅寸法あるいは内装壁材の板厚に変動があっ
ても、支持脚枠を内外方向へ移動調整して、前記各変動
に追従することができ、この結果、支持脚枠の屋内端に
炒成された装飾枠によって内装壁材の木口を遮蔽でき、
内装壁材の木口仕上げを容易かつ手早く行なうことがで
きて内装施工の省力化を図ることができる。

また、サツシと飾縁とが一体観を呈して室内観を向上す
ることができる。

さらに、壁の厚さや内装壁材の板厚が異なっても、同−
必状、大きさの飾縁を用いることができ、飾縁を量産し
てコスト低減を図ることができる。

さらに、また、屋内壁を改装する際、壁厚や内装壁材の
板厚に変動があっても、飾縁な反復使用することができ
る効果もある。

しかも、この考案によれば、装飾枠に形成された延出部
を内装壁材の表面側から釘打ちして強固に固定すること
が可能となる。

さらに装飾枠と延出部との間に形成される側方開口の凹
部に対し補助装飾部材を嵌装することもできるし、内装
壁材の木口を嵌合することもでき、窓開口部の内装の納
まりに対応した施工を選択して行うことができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は飾縁全
体を屋内側から視た正面図、第２図は第１図の■−■線
平線面断面図３図は支持脚枠の長孔を示す側面図、第４
図は飾縁の他の取付状態を示す平断面図である。 １・・・・・・飾縁、２・・・・・・支持脚枠、３・・
・・・・長孔、４・・・・・・装飾枠、Ｗ・・・・・・
周縁枠、Ｓ・・・・・・サツシ、Ｂ・・・・・・締付ね
じ、Ｐ・・・・・・内壁壁材、Ｐｌ・・・・・・木口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓部周縁枠と該周縁枠に沿って取付けられたサツシとの
   間の内外方向へ移動調整可能に挟着される支持脚枠と、
   該支持脚枠の屋内端に一体に形成されかつ前記周縁枠の
   屋内側に装設された内装を材ノ木口を遮蔽し得る装飾枠
   とを備えてなるサツシ用飾縁であって、しかも、前記装
   飾枠には側方に延びる延出部が形成されるとともに、前
   記装飾枠と延出部との間には補助装飾部材あるいは内装
   壁材の木口が選択的に嵌装される側方開口の凹部方形状
   されていることを特徴とするサツシ用飾縁。