JPS5938109A

JPS5938109A - 車輛用換気装置

Info

Publication number: JPS5938109A
Application number: JP14648482A
Authority: JP
Inventors: Hisao Fujimori; 久男藤森
Original assignee: FUJIMORI DENKI SEISAKUSHO KK
Current assignee: FUJIMORI DENKI SEISAKUSHO KK
Priority date: 1982-08-24
Filing date: 1982-08-24
Publication date: 1984-03-01
Also published as: JPS6159924B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、走行車輛の天井に取シ付けて車内の換気を行
う換気装置に関するものである。

電車、バス等の車輛は、限られた内部空間に多数の人を
乗せて運行するために、適時適切な換気が要求されてい
る。最も簡便な換気方法としては、常時窓を開放して空
気の入れ換えをすることであるが、四季による温度変化
や風雨その仲の天候の影響もあって、必ずしも有効な方
法とはいえない。

近時、空調技術の発達に伴ない、冷暖房が重視され、窓
の開放を不能にした密閉タゴプの車輌が多くなシ、車内
の換気は強制換気により、停車中はもとよシ高速走行中
でも十分な換気効果が得られる方法が不可欠となってき
た。そして車輛用換気装置としては、天井取付型換気扇
が多く採用されているが、大きさ、取付方法等限られた
場所で如何に多量の換気が可能であるか否かが一つの命
題となっていた。

電車、バス等の車輛は停止、低速走行、高速走行等その
状態が常に変動し、それに伴い車外の車体に沿って流れ
る空気の流れも車体の形状によって変化することは明ら
かである。

しかるに、従来の天井取付型換気扇の換気能力は、停車
中においては十分に機能を発揮することができたが、高
速走行中には車体内部の圧力分布の関係で前側が負圧状
態となり、車内の空気は常に前側に流れる傾向となシ、
一方車外においては前方からの空気流がフロントガラス
に轟って上方および両側方に押し分けられるために負圧
とな９、核部に取り付けられた全周開放型の天蓋を有す
る換気扇では、排気は可能であるが吸気は不可能となっ
てしまう。また、車体後部天井に取り付けだ場合には、
車体後側面に発生する渦流が後方側面に沿って車体表面
を逆流し、車体内部の空気流との関連もあって、従来の
天蓋を有する換気扇の場合には後部からの排気は不可能
となシ吸気のみが可能な状態となってしまった。このよ
うな欠点を解消するためには、強力なブロワ−等を必要
としたシ、前方換気扇を排気用に後方換気扇を吸気用に
すればよいが、前者は大きなエネルギーを必要とし、後
者では車内の気流状態が不均一になるという欠点は避け
られない。

従って、車輛の天井に取付けた換気装置は、天井の前方
、中央、後方の取付位置によって、換気能力の制約を受
けることがなく、車外の空気流を有効に利用し、省エネ
ルギー的に多量の換気を可能にし、かつ天井面から車外
に露出する部分を出来るだけ空気抵抗の少ない形状のも
のが要求されている。

本発明は、走行中の車外の空気流を合理的かつ有効に利
用して換気能力を向上するに留まることなく、停車ある
いは低速走行中にても車内外の通気口を拡大することに
よって、多量の換気を可能とし、しかも単一の換気装置
で取付位置に関係なシ〈吸、排気を省エネルギ的に円滑に行い得る車輛用換気
装置を提供することを目的とするものである。

本発明は、車体外部に位置される天蓋と該天蓋内と車体
内部を連通させるグリルとからなシ、前記天蓋の少なく
とも車体走行方向の前後を中央方向に傾胴させ、その前
部傾斜面に排気口を、後部傾斜面に吸気口を開口し、さ
らに天蓋両側上面にそれぞれ通句口を開口し、これら排
気口、吸気口および通気口にそれぞれ開閉シャッタを付
設し、さらに前記グリル内前後に少なくとも各１個の正
逆回転可能のファンを併設したことを特徴とするもので
ある。

さらに本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明すれば次の通りである。

第１図ないし第３図示例において、１は車体屋根２に水
切りゴム３をはさみこんで取付はビス４で車体外部に水
密的に取シ付けられるダクトで、それを覆って天蓋５が
車体屋根２に設置された架台６に取付はビス７によって
取シ付けられ、天蓋５の少なくとも車体走行方向（第２
図矢印）の前後を中央方向に傾剰させ、その前部傾斜面
に排気口８を、後部傾斜面に吸気口９を開口し、さらに
天蓋５の両側上面にそれぞれ通気口１０．１０を開口さ
せである。天蓋５の前部傾斜面に開口した排気口８には
排気シャツタ板１１を付設し、天蓋５内に取付板１２で
取シ付けた排気用ギャードモータ１３に連結した排気用
クランク１４と排気シャック連結板１５によって開閉可
能に接続しである。また、天蓋５の後部傾斜面に開口し
た吸気口９にも、吸気シャツタ板１６を付設し、天蓋５
内に取付板１７で取シ付けだ吸気用ギャードモータ１８
に連結した吸気用クランク１９と吸気シャッタ連結板２
０によって開閉可能に接続しである。

これら排気シャツタ板１１および吸気シャツタ板１５の
開閉は、天蓋５の内側へ開閉するようにしてもよいが、
図示例のように各シャツタ板の下部を蝶番２１によって
天蓋１に取り利け、それぞれ外方へ揺動可能とするのが
好ましい。

天蓋１０両側上面にそれぞれ開口した通気口１０．１０
にもそれぞれサイドシャッタ板２２．２２を付設し、そ
の一端を蝶番２１．２１で天蓋１に取υ付け、天蓋５内
にそれぞれ取付板２３．２３で取り付けたサイド用ギャ
ードモータ２４．２４に連結したサイド用クランク２５
．２５とサイドシャッタ連結板２６．２６によって開閉
可能に接続しである。

２７は、排気口８、吸気口９、通気口ｉ　ｏ、ｉ　。

から浸入する雨水を偏向させる偏向板で各開口とダクト
１間に介在させである。

２８は通気路２９を設け、ビス３０にて車体屋根２の内
側に取り付けられたグリルで、ダクト１を介して天蓋５
内と車体内部とを連通させ、グリル２８内の車体走行方
向の前後にそれぞれファン３１．３２を併設する。これ
らファン３１．３２は、グリル２８内に設けた取付足３
３．３３にビス３４．３４にて固定されたファンモータ
３５゜３５に連結し、正逆回転可能とし、正回転の場合
は車内に吸気する吸気作用を行い、逆回転の場合は車外
へ排気する排気作用を行うようにしである。

図中３６は天蓋５の底部に適宜設けた排水口を示す。

また、ダクト１およびグリル２Ｂのファン３１と３２間
を仕切壁３７で区画すると、吸排気作用がさらに円滑化
されるから便利である。

次にその作用を説明すれば、停車又は低速走行中に車内
に空気を導入したいときは、吸気用ギャードモータ１８
を回転させクランク１９および吸気シャッタ連結板２０
を連動させて暖気シャツタ板１６を鎖線の如く外方に開
き、サイド用ギャードモータ２４．２４を回転させてク
ランク２５゜２５およびサイドシャッタ連結板２６．２
６を連動させてサイドシャッタ板２２．２２を開き、同
時にファン３１．３２を正回転させることによって、吸
気口９および通気口ｉｏ、ｉｏから新鮮な車外の空気を
車内に吸引する。また、停車又は低速走行中に車内の汚
れだ空気を車外に排出したいときは、上記と同様に両側
のサイドシャツタ板２２．２２を開き、排気用ギャード
モータ１３を回転させクランク１４および排気シャッタ
連結板１５を連動させて排気シャツタ板１１を開き、同
時にファン３１．３２を逆回転させることによって、排
気口８および通気口１０，１０から多量の汚れた車内空
気を車外に排出することができる。

この場合吸気口９の吸気シャツタ板１６は閉じておく。

次に高速走行中は、車体屋根２に沿う空気の流速が非常
に早くなり、天蓋５上面の圧力分布も低速走行時とは異
なり、天蓋５０両側上面に開口している通気口１０．１
０は空気の早い流速に影響されて表面が負圧となるため
、通気口として有効□に利用することができず、むしろ
前部の排気口８、後部の吸気口９を単独で使用する場合
に対し実害があるから、高速走行中は通気口１０．１０
は開かない。したがって、高速走行中の吸気は後部の吸
気シャツタ板１６を開き、空気流によって生ずる逆流と
シャット板１６の前面による空気流の受は止めによって
吸気口９がら空気を吸引し、同時に７アン３１．３２を
正回転させて多量の新鮮な空気を車内に吸引する。また
、高速走行中の排気は、前部の排気シャツタ板１１を外
方に開き、車体前面よシ後方に流れる高速空気流によっ
て排気シャツタ板１１の裏側に生ずる負圧によって車内
の空気が吸引され、同時にファン３１．３２’を逆回転
することによって多量の車内の汚れた空気を排気口８か
ら車外に排出することができる。

さらに高速走行中に、排気口８および吸気口９を開放し
、前部のファン３１を逆回転、後部のファン３２を正回
転させることによシ、車内への吸気、車内からの排気、
□すなわち換気作用を同時に行うことができる。

以上の吸気、排気、換気操作を、全体の休止状態を含め
、前部ファン（前ＦＭ３１）および後部ファン（４ＦＭ
３２　）の吸気、排気作用（正転、逆転）、排気用ギキ
ードモータ（ＡＧＭ１３）、吸気用ギャード□モータ（
００Ｍ１８）、サイドギャードモータ（ＢＧＭ２４．２
４）の作動と各開閉シャツタ板の開閉状態をまとめると
次表のようただし、×は開閉シャツタ板の閉、○は開閉
シャツタ板の開を示す。

そして、さらに上記各操作を電気的に自動関連制御する
ことができ、その結線図の一例を示せば第４図のように
なる。

す女わち、１ず、車輛のメーンスイッチが入って、操作
スイッチの入力側まで電源が接続された状態として操作
スイッチを停止にした場合は、ファン３１．３２の前Ｆ
Ｍ３５および後ＦＭ３５には電気が流れないので、正、
逆共に回転することはない。又、吸気シャツタ板１６、
排気シャッター板１１、サイドシャツタ板２２．２２は
、すべて閉じるようｒＫ電気回路が構成されているので
、必ず閉じている。

今、操作スイッチを停車及び低速走行時（普通道路用）
の吸気にしたとすれば、ファンモータ３５（前ＦＭ３５
、後ＦＭ３５　）は、正回転すると共に、吸気用ギャー
ドモータＣＧＭ１８が回転し、吸気用クランク１９、吸
気シャッタ連結板２ｏの連動によって、吸気シャツタ板
１６を開き同時に左右両側のサイドギャードモータＢＧ
Ｍ２４．２４も回転し、前記同様にサイド用クランク２
５．２５サイドシャッタ連結板２６．２６が連動して、
左右両側のサイドシャッタ板２２．２２が開かれる。

従って、車外の空気は、最大限に開らがれた吸気口９、
通気口ｉｏ、ｉｏを通ってファンモータ前ＦＭ３５、後
ＦＭ３５の正回転による吸気作用によって、ダクト１に
吸引され、グリル通気路２９を通って車内に清浄な空気
を供給する。

次に、操作スイッチを高速走行時の吸気に指示すれば、
前Ｆ′Ｍ３５、後ＦＭ３５は正回転のま＼運転され、吸
気シャツタ板１６は、開いた状態を持続するが、左右両
側のサイドシャツタ板２２゜２２は両側のサイド用ギャ
ードモータＢＧＭ２４．２４の回転によって閉じられる
。

従って、前述の高速時における天蓋５上の車体外部の空
気流の法則によって、空気は専ら、吸気シャツタ板１６
の前面に沿い、吸気口９を通り、ファンモータ３５．３
５の吸気正回転によって加速されダクト１、グリル通気
路２９を通って多量の空気が車内に導入される。

又、操作スイッチを停車及び低速時（普通道路）排気に
指示すれば、ファンモータ前ＦＭ３５、後ＦＭ３５は、
逆回転して排気方向に回転し、同時に、排気用ギャード
モータＡＧＭ１３が回転し、排霊用クランク１４、排気
シャッタ連結板１５の連動によって、排気シャツタ板１
１を開き同時に左右両側のサイド用ギャードモータＢＧ
Ｍ２４゜２４の回転によシ、前述同様の連動作用によっ
て、左右両側のサイドシャッタ板２２．２２が開かれる
。よって、車内の空気は、最大限に開口された状態とな
り、車内の汚れた空気は、グリル通気路２９、ダクト１
、通気口１０．１０、排気口８を通って、車外に排出さ
れる。

次に操作スイッチを高速走行時の排気に指示すれば、７
フアンモ一タ前ＦＭ３５、後ＦＭ３５は、逆回転のま＼
運転され、排気シャツタ板１１は開いた状態を持続する
が、左右両側のサイドシャツタ板２２．２２は両側のサ
イド用ギャードモータＢＧＭ２４．２４の回転によって
閉じられる。

この状態において、高速空気流は、天蓋５の前面から排
気シャツタ板１１にそって流れる際に排気シャツタ板１
１の内面は、負圧が発生し車内の汚れた多量の空気は、
ファンモータ前ＦＭ３５、後ＦＭ３５の排気回転に加速
されて、グリル通気路２９、ダクト１、排気口８を通っ
て車外に排出される。

一方、操作スイッチを高速走行時の換気にすれば、前側
のファンモータ前ＦＭ３５は、逆回転し、後側のファン
モータ後ＦＭ３５は正回転され、吸気シ、ヤツタ板１６
及び排気シャツタ板１１は開いた状態を持続するが、左
右両側のサイドシャック板２２．２２は閉じられた状態
となる。

この状態において、吸気口９から流入した空気は後部フ
ァン３２の吸気回転によって加速されグリル通気路２９
を通って車内に導入される。他方、前部ファン３１の排
気回転によって車内から汚れた空気が吸引され、排気口
８を通シ、車外の高速空気流の吸引作用によシ、排気作
用が加速されて車外に排出される。この様にして高速走
行時において、吸気排気が同時に行われることによって
、急速な車内換気が可能となる。

以上述べたように、本発明による換気装置は、車輌の停
車中、低速走行中あるいは高速走行中の車外の空気流を
合理的、有効に利用して換気装置としての最大能力を発
揮し、しかも単一の換気装置でその取付位置に制限をう
けることなく、吸気・排気、換気を省エネルギ的かつ円
滑に行うことができ、さらに空気抵抗も少ない等のきわ
めて有益なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

８ｉ’！：１図ないし第３図は本発明の一実施例を示し
、第１図は一部切断平面図、第２図は切断側面図、第３
図は第２図のＡ−Ａ線に沿った断面図で、第４図は電気
結線図の一例を示す。１・・・ダクト、２・・・車体屋根、５・・・天蓋、８
・・・排気口、９・・・吸気口、１０・・・通気口、１
１・・・排気シャツタ板、１３・・・排気用ギャードモ
ータ、１４・・・排気用クランク、１５・・・排気シャ
ッタ連結板、１６・・・吸気シャツタ板、１８・・・吸
気用ギャードモータ、１９・・・吸気用クランク、２０
・・・吸気シャッタ連結板、２２・・・サイドシャツタ
板、２４・・・サイド用ギャードモータ、２５・・・サ
イド用クランク、２６・・・サイドシャッタ連結板、２
７・・・偏向板、２８・・・グリル、２９・・・通気路
、３１・・・前部ファン、３２・・・後部ファン、３５
・・・ファンモータ。手続補正書（自発）昭和５７年１０　月５　日特許庁長官　若杉和夫殿１、事件の表示昭和５７　年　特　許　願第１４６４８４　　　号２、
発明の名称車輛用換気装置３、補正をする者事件との関係　特許出願人東京都豊島区池装本町１丁目１番１０号株式会社　藤森
電機製作所代表者　藤　森　四　部４、代理人〒１０２　　東京都丁−代Ｉｌ１区り番町２番地４５、
補正命令の日付な説明の各欄。のとおり補正する〇（２）　明細書の記載内容の一部を下記のとおり補正す
る。（イ）同書第３頁第１９行の「可能な状態となってしま
った。」　とあるのを、「可能な状態となってしまって
いた。」　と補正する。（ロ）第６頁第１２行の「板１５」とあるのを「板１６
」と、同頁第１４行、第１６行、第１８行の「天蓋１」
とあるのを「天蓋５」とそれぞれ補正する〇（ハ）第９頁第１６行の「シャット板」とあるのを「シ
ャツタ板」と補正する。に）第１０頁第９行の「前部ファン（前ＦＭ６１）」と
あるのを［前部ファンモータ（前ＦＭ３５）Ｊ　と、ま
た同頁第１０行の「ファン（後ＦＭ３２）Ｊ　とあるの
を「ファンモータ（後ＦＭ３５　）Ｊ　とそれぞれ補正
する。２、特許請求の範囲（１）　車体屋根外部に位置される天蓋と該天蓋内と車
体内部を連通させるグリルとがらなり、前記天蓋の少な
くとも車体走行方向の前後を中央方向に傾斜させ、その
前部傾斜面に排気口を、また後部傾斜面に吸気口を開口
し、さらに天蓋両側上面にそれぞれ通気口を開口し、こ
れら排気口、吸気口および通気口にそれぞれ開閉シャツ
タ板を付設し、さらに前記グリル内前後に少なくとも各
１個の正逆回転可能のファンを併設したことを特徴とす
る車輛用換気装置。（２）前記天蓋の前後傾斜面に開口した排気口および吸
気口に設けられた開閉シャッタをその下部を支点として
外方へ揺動可能としたものである特許請求の範囲第１項
記載の車輛用換気装置。（３）前記各開閉シャッタの開閉、ファンの起動、停止
および正逆回転を電気的に自動関連制御すべくしたもの
である特許請求の範囲第１項記載の車輛用換気装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　車体屋根外部に位置される天蓋と該天蓋内と
車体内部を連通させるグ、リルとからなシ、前記天蓋の
少なくとも車体走行方向の前後を中央方向に傾斜させ、
その前部傾斜面に排気口を、また後部傾斜面に吸気口を
開口し、さらに天蓋両側上面にそれぞれ通気口を開口し
、これら排気口、吸気口および通気口にそれぞれ開閉シ
ャツタ板を旧設し、さらに前後グリル内前後に少なくと
も各１個の正逆回転可能のファンを併設したことを特徴
とする車輛用換気装置。
（２）　　前記天蓋の前後傾斜面に開口した排気口およ
び吸気口に設けられた開閉シャッタをその下部を支点と
して外方へ揺動可能としたものである特許請求の範囲第
１項記載の車輛用換気装置。
（３）前記各開閉シャッタの開閉、ファンの起動、停止
および正逆回転を電気的に自動関連制御すべくしたもの
である特許請求の範囲第１項記載の車輛用換気装置。