JPS5938049B2 - 溶接管製造用ストリツプのエツジ加工方法および装置 - Google Patents

溶接管製造用ストリツプのエツジ加工方法および装置

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JPS5938049B2
JPS5938049B2 JP2859675A JP2859675A JPS5938049B2 JP S5938049 B2 JPS5938049 B2 JP S5938049B2 JP 2859675 A JP2859675 A JP 2859675A JP 2859675 A JP2859675 A JP 2859675A JP S5938049 B2 JPS5938049 B2 JP S5938049B2
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JP
Japan
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strip
manufacturing
welded
pressure roll
edge processing
Prior art date
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Expired
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JP2859675A
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JPS51103855A (ja
Inventor
康彦 村岡
巌 中村
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼帯などの金属帯(以下、ストリップと言う)
を円形に曲げ加工しその両エッジ部を溶接して溶接管を
製造する際に溶接強度を向上させると共に溶接部内面側
に生ずるビードの量を少なくしてビードカット処理を容
易にするための溶接管製造用ストリップのエッジ加工方
法および該方法を実施するための種々の厚さ、幅のスト
リップに対処し得る溶接管製造用ストリップのエッジ加
工装置に関するものである。
近年、ストリップを円形に曲げ加工してその両エッジ部
を連続的に高周波抵抗溶接や高周波誘導溶接などの高周
波溶接、TIG溶接、MIG溶接、低周波溶接、エレク
トロンビーム溶接、ガス溶接などの各種溶接法によつて
溶接して製造された溶接管が広く使用されてきている。
かゝる溶接管を製造するには、先ずストリップを所望の
幅にスリット加工し、次いで円形への曲げ加工、溶接、
定形加工、切断仕上の手順を経ていたが、溶接管の製造
過程において溶接強度を左右する重大要因の一つとして
溶接部の突合せ形状がある。この突合せ形状は各種溶接
方法によつて若干の差はあるが、特に近年非常に普及し
てきた高周波溶接法によつて製造される溶接管の溶接部
の溶接強度に及ぼす影響は大きいため、種々の工夫がな
されている。一般に溶接管を製造する際にフォーミング
ロールで円形に曲げ加工された時のストリップエッジ部
の突合せ形状は、ストリップをスリットする際のスリッ
ト角度の差によつて多少の相違があるが、ストリップを
直角にスリットする直角切りを行なうと円形に曲げ加工
されたストリップのエッジ部は第1図に示す如く外周部
が開いたV型の突合せ形状となり、この形状のものを高
LJ波溶接するとストリップの肉厚方向の加熱分布が不
均一で且つアプセツト時のアンバランスから適切な溶接
強度が得られず、特にストリツプの肉厚が2.0m1以
上となるとこの欠点は非常に顕著となる。そこで本出願
人が先に特願昭46−40538号として出願した如き
ストリツプを斜めにスリツトする斜切りを行なうと円形
に曲げ加工されたストリツプのエツジ部は第2図に示す
如くその間隙のないI型の突き合わせ形状が得られるが
、本出願人が先に開示した方法は新らたな設備投資が必
要なため通常は直角切りされたストリツプの両エツジ部
をバイトによつて所定の角度にエツジスカーフする方法
が実施されていた。
しかしながらこのようにバイトでエツジスカーフする方
法はバイトの寿命、切削速度の調整、切削屑の処理など
種種の問題があり、特にストリツプがステンレス鋼や特
殊鋼などの場合には切削が非常に難しく実用に供し得な
い欠点があつた。また、この斜切りを行なつたストリツ
プのエツジ部を溶接すると、溶接された溶接部の両側に
大きな内面ビードおよび外面ビードが発生し、これらの
ビードが切削除去するために多大の手数を要する欠点も
あつた。本発明者らはか\る溶接管製造用ストリツプの
エツジ部の突合せ形状およびその加工方法について鋭意
研究の結果、従来の欠点を除去し且つ簡単な手段で理想
的な溶接部の突合せ部を加工し得る方法を開発し、本発
明を完成した。すなわち、本発明は連続的に供給せしめ
られる溶接管製造用ストリツプの両エツジ部を、肩部が
所定の角度を有する円錐面状を成して突出している加圧
ロールと該加圧ロールに対応した位置に設けられている
受ロールとで連続的に圧下することにより、溶接管製造
時に内周側に位置する該エツジ部を所定の角度の傾斜部
を有する形状にロール加工することを特徴とする溶接管
製造用ストリツプのエツジ加工方法および該方法を実施
するための装置を提供するものである。
以下、図面により本発明に係る溶接管製造用ストリツプ
のエツジ加工方法を実施するための本発明装置の1実施
例について詳細に説明する。
第3図は本発明に係る溶接管製造用ストリツプのエツジ
加工装置の1実施例の説明用正断面図、第4図は本発明
方法によつてエツジ加工されたストリツプを円形に曲げ
加工した状態を示す断面図である。図面中、1は一方の
肩部が所定の角度θを有する円錐面状を成して突設して
いる一対の加圧ロールであり、この角度θはストリツプ
3の幅や肉厚によつて決定されるものである。
2は加圧ロール1に対応した位置に設置され、加圧ロー
ル1との間でストリツプ3を圧下しつつ送り出すための
ものであり、各受ロール2の肩部であつて加圧ロール1
の肩部の円錐面に対応する位置は円錐面のなす角度θと
同角度で切り落とされた円錐面を成していることが好ま
しい。
4は加圧ロール1がそれぞれ回転自在に装着された内筒
に螺合貫通している圧下スクリユウであり、この圧下ス
クリユウ4は中心を境にして互に逆ネジが形成されてい
てこの逆ネジ部にそれぞれ各加圧ロール1を回転自在に
装着している内筒が螺合しているのでこの圧下スクリユ
ウ4の回転により両加圧ロール1間の間隔は調整自在で
ある。
5は受ロール2がそれぞれ回転自在に装着された内筒に
螺合貫通している圧下スクリユウであり、この圧下スク
リユウ5も中心を境にして互に逆ネジが形成されていて
この逆ネジ部にそれぞれ各受ロール2を回転自在に装着
している内筒が螺合しているのでこの圧下スクリユウ5
の回転により両受ロール2間の間隔は調整自在である。
6は各一対の加圧ロール1および受ロール2をそれぞれ
支持している圧下スクリユウ4および5を保持するフレ
ーム、7は両側のフレーム6にそれぞれ設けられている
調整具である。
この調整具7は、圧下スクリユウ4と5との中心軸間距
離を所定の間隔に設定するためのもので、図示した実施
例では一方の圧下スクリユウ4のみを移動させるもので
あるが、中央を境にして逆ネジを設けて圧下スクリユウ
4および5をそれぞれ相異なる方向に移動させるもので
あつてもよく、また移動手段はネジのみに限定されるも
のではなくシリンダやリンク機構など種々の方式が採用
できる。か\る構成より成る本発明方法を実施するため
の本発明装置によつて溶接管製造用ストリツプのエツジ
加工を行なうには、先ず調整具7を操作して加圧ロール
1と受ロール2との間隙をストリツプ3の厚さに等しく
設定し、圧下スクリユウ4および5をそれぞれ回転して
加圧ロール1の円錐面状部の開始点間の距離をストリツ
プ3の幅よりわずかに短く、また受ロール2の円筒部の
両端間の距離をストリツプ3の幅とほぼ同じかわずかに
短く設定し、この加圧ロール1と受ロール2との間にス
トリツプ3を連続的に通板せしめるとストリツプ3は加
圧ロール1の肩部の円錐面状部によつて連続的に円錐面
状部の角度θと同じ傾斜部を有する形状にロール加工さ
れるのである。
このようなロール加工によるストリツプのエツジ加工は
図示した如き本発明装置によれば種々の厚さおよび幅の
ストリツプに対して行なうことができるが、製造する溶
接管が決まつている場合には加圧ロールと受ロールとの
間隔や加圧ロールおよび受ロールの両端間距離が調整で
きない装置を使用することも本発明方法の要旨を変更す
るものではない。以上詳述した如き本発明方法によれば
(1)溶接管製造用ストリツプのエツジ部が、ビードが
突出するとそのビードの切削除去が困難な内面側がビー
ド突出量に適合した空間だけ除去された形状に加工され
るのでビードの発生量が非常に少なくビード除去作業が
容易である(2)ビードの発生が少なく溶接が確実且つ
正確に行なわれる形状に溶接管製造用ストリツプのエツ
ジ部が加工されるため、製造される溶接管の溶接部の癖
接強度が従来の溶接管に比して著しく向上する(3)溶
接管製造用ストリツプのエツジ加工をバイトによる切削
ではなくロール加工で行なうものであるため、従来のバ
イトによる型突合せ部を形成する場合に比して加工に必
要な加圧ロールの材質をダイス鋼などの硬く且つ耐摩耗
性の素材を使用することによつて非常に長時間安定した
作業ができ、その結果保守・管理が容易である(4)溶
接された溶接管にビードの発生量が少ないのでビード除
去を行なうバイトの寿命も長くなる(5)エツジ加工を
ロール加工としたため従来不可能であつたステンレス材
などのエツジ加工も可能となつたなど種々の利点が生じ
、また本発明方法を実施する本発明装置は上記利点の他
に(1)ストリツプの肉厚および幅に対する調整が可能
であるので種々の肉厚や管径の溶接管を製造するための
ストリツプのエツジ加工が可能である(2)加圧ロール
によるストリツプのエツジ加工量を調整することによつ
て溶接管の内外面に生ずるビード量を適当にコントロー
ルすることができる(3)連続溶接管製造ラインにおけ
るストリツプを円形に曲げ加工する前に本発明装置を設
置して良好な溶接管が製造できるなど種々の利点があり
、その工業的価値は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はエツジ部を直角切りされたストリツプを円形に
曲げ加工した状態を示す断面図、第2図はエツジ部を斜
切りされたストリツプを円形に曲げ加工した状態を示す
断面図、第3図は本発明に係る溶接管製造用ストリツプ
のエツジ加工装置の1実施例の説明用正断面図、第4図
は本発明方法によつてエツジ加工されたストリツプを円
形に曲げ加工した状態を示す断面図である。 1・・・・・・加圧ロール、2・・・・・・受ロール、
3・・・・・・ストリツプ、4・・・・・・圧下スクリ
ユウ(加圧ロール用)、5・・・・・・圧下スクリユウ
(受ロール用)、6・・・・″!・フレーム、7・・・
・・・調整具、θ・・・・・・加圧ロール1の肩部の円
錐面のなす角。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 連続的に供給せしめられる溶接管製造用ストリップ
    の両エッジ部を、肩部が所定の角度を有する円錐面状を
    成して突出している加圧ロールと該加圧ロールに対応し
    た位置に設けられている受ロールとで連続的に圧下する
    ことにより、溶接管製造時に内周側に位置する該両エッ
    ジ部を所定角度の傾斜部を有する形状にロール加工する
    ことを特徴とする溶接管製造用ストリップのエッジ加工
    方法。 2 一方の肩部が所定の角度を有する円錐面状を成して
    突出している一対の加圧ロールが中心を境にして互に逆
    ネジが形成された圧下スクリュウによつてその間隔を調
    整自在に該肩部を両端にして設置され、該加圧ロールに
    対応して一対の受ロールが中心を境にして互に逆ネジが
    形成された圧下スクリュウによつてその間隔を調整自在
    に設置されており、該両圧下スクリュウを保持するフレ
    ームに該両圧下スクリュウの中心間距離を自由に設定す
    るための調整具が設けられていることを特徴とする溶接
    管製造用ストリップのエッジ加工装置。
JP2859675A 1975-03-11 1975-03-11 溶接管製造用ストリツプのエツジ加工方法および装置 Expired JPS5938049B2 (ja)

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